韓国における入国拒否問題麻生財務相の舌禍

2013年07月31日

雑感。公演中止とデータ改ざん

『誓い〜奇跡のシンガー』の舞台が中止になった問題、原作者と製作者の主張が真っ向から対立する事態になっています。しかし、こうした問題は今に始まったことではなく、フジテレビが『海猿』の原作者ともめ、続編がつくれないなど、枚挙に暇がありません。これは製作者側の驕り、誠実さの欠如から、原作者とのトラブルに発展するケースが多い、とみられますが、実は最近、日本全体でこうした問題が頻出しています。確認もとらずにすすめ、後にトラブルや事件になるケースです。
最近では権利について、多くの人が考えるようになり、きちんと契約書なりの書面でかわすケースが増えています。しかし一部で、慣例、従来のやり方、として物事を推し進めようとする。結果、後に大きな問題を抱えます。契約までの手法が猥雑化し、それを省こうとする、もしくはそもそも契約までの手順を知らない。古い人間は新しい手法に馴染まず、新しい人間は新しい手法があること自体、理解していない。世代間断絶と、順応性のなさ、がそうさせるのでしょう。芸能に携わる人間は、総じて慣習を重視するとも言われますが、製作者側の会見で「ラストシーンを主演がいう通りに変えてやった」などと、上から目線で発言している時点で、このケースの問題もうかがい知れます。

ノバルティスファーマ社の降圧剤ディオバンの問題が拡大しています。京都府立医大につづき、慈恵医大でもデータ改ざんが発覚、元社員が解析者として、データの捏造にかかわったとされます。ノバ社は関与を否定、しかし臨床データをとった医師に、高額の研究費を渡すなどしており、それは謝礼であったとしても、突出した額には違和感があります。海外で確認されていない状況が、日本の臨床研究として発表されたことで、問題発覚につながっていますが、逆に企業からみれば、そんなデータを発表してくれた人間を称賛、買収とは言わないまでも心づけだったことは事実でしょう。
こうした不正をなくすためには、行政命令として同一の効果がある降圧剤との差額分、それを企業の責任において患者に返金させる、とするのが効果的でしょう。一見、厳しいようですが、患者の命に関わる問題になる恐れもあり、データを捏造したい企業の誘惑を断ち切るためには、一罰百戒の対応が必要です。そして大学側には、研究者に対して臨床研究への業務停止、大学側にはデータの保管、管理を義務付ける。つまり甘い審査を下し、企業から多くの臨床研究の業務をうけたい、という教授の欲求を防ぐ意味でも、また学内でチェック機能を働かせる仕組みづくりが必要です。

日本は奇妙なところで馴れ合い、暗黙の了解、といった関係性がみられますが、確固とした契約やデータの正確さ、といった点では不都合極まりないものでしかありません。それこそ、TPPで市場解放になれば、契約社会の米国流が導入されるため、トラブルだらけになるでしょう。
そして上記の2例とも、特殊な閉鎖された世界の中で起こった、ということが問題です。そしてその閉鎖世界には、特権階級意識がつきまとう世界でもあります。仕組みを自分たちで決め、後から入ってくる者にも、慣例や慣習だから、とその特殊なやり方を押し付けたり、ごり押して物事をすすめようとする。まずそうした意識を捨てて、データをすべて開示する、閉鎖性をなくすところから始めないといけないのでしょう。コンプライアンス意識の低下、これが常態化すると、日本が世界から信を失うことにもなりかねません。行政も改善にむけた施策を打っていく必要があるのでしょうね。


analyst_zaiya777 at 23:24│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 社会 | メディア

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