安保法制の議論について2月の米雇用統計について

2015年03月06日

雑感。閣僚の醜聞

ECBが量的緩和の詳細を発表。-0.2%までのマイナス金利にある国債までを買い入れる、としたことで安心感が出て、世界各国でユーロ安、株高の動きとなっています。しかし現実問題として、ECBが月額600億€とした買い入れ額を達成するためには、また欧州主要国の国債がすでにマイナス金利であることからも、マイナス金利の国債を受け入れざるを得なかった、と言うのが真相です。実はこの金額の大きさ、短期で急速に膨らむECBのバランスシート、という面が昨今の欧州圏における経済指標の改善を促しており、逆にそれが達成できなければECBショックが起きる、と囁かれます。つまり金融相場の今、ECBのQE実現はそれだけ重視されているということです。

安倍政権でまた問題発生です。中川農水政務官と、自民党・門議員との不倫疑惑です。中川氏は夫・昭一氏の死去に伴い、地盤・看板・カバンを引き継いでいることもあり、夫を裏切る行為とみられかねず、また門氏は妻子ある立場。中川氏は入院しましたが、今の時代は某女性タレントをみても分かりますが、世論は不倫に厳しい面があります。対応に失敗すると地盤を失いかねません。農水大臣が交代し、またTPP交渉が大詰めのこの時期、どんな大病があって入院しているかは分かりませんが、この程度で心身のバランスを崩すようなら政治家の資質に欠けます。
下村文科相の問題は、答弁が二転、三転しており、ついに「経理担当のミス」と事実上、寄付をお願いしていたことを認めました。取材拒否メールを送ったことも認め、疑惑のほとんどが事実だったことになります。ミスばかりでなく、取材拒否メールや任意団体とされるものが、本来は政治団体として届け出が必要なのでは? との疑惑は残り、さらにミスだから修正すれば済む、という政治資金規正法上のザルぶりにもうんざりしますが、それ以上にこんなお金の管理しかできない人間が、国家予算の多くを決裁していることに不安を感じさせます。

美濃加茂市の市長が贈収賄に問われ、無罪判決が出ています。このとき裁判では、証人である贈賄側の供述が二転、三転し、信用できないとの判断がありますが、まさに下村文科相も同じです。疑惑が報じられてから、何日も経ってミス、と認めるような人間に信はおけません。よく閣僚の辞任ドミノがおきると政権がもたない、と報じられますが、第二次政権になってからすでに3人、もうドミノは始まっています。その論調が正しいなら、すでに退陣を余儀なくされているはずです。そうならないのは、メディアがすぐに火消ししてしまうから。安倍首相への補助金還流の記事が出てくるのと同時に、民主党の岡田代表の醜聞も合わせて報じるなど、メディアも必死で政権側の醜聞を潰します。これがドミノでも退陣しない理由でもあるのです。
今日は啓蟄です。春となり、土の中に隠れていた虫たちが出てくる頃。株式市場にも、水準をブレークしたことで19000円を狙った仕掛けてきな買いが入ったように、来週のメジャーSQに向けて、色々な虫が動き出しました。政治の世界でも、悪い虫たちが税金に集り、補助金をつけて還流するビジネスやら、政治資金すらきちんと管理できないのに、政治家をしている人たちが多くいます。啓蟄の『蟄』という字は、計らずも『蟄居』にも使われ、それは路チューで入院した人にも適用できます。さらに『執政』という字も、今や悪い虫たちによって行われているなら、『蟄』で代用できるのかもしれません。ちなみに『執』という字は、手かせを嵌められ、跪く人の象形文字という説もあります。かつては政治家は、政治に傾注し、それこそ奴隷のように働くという意味だったのかもしれませんが、今では本当なら違反で逮捕されてもおかしくない人たちが行うもの、という認識の方が、的を射ているのかもしれませんね。

analyst_zaiya777 at 22:59│Comments(4)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 一般

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この記事へのコメント

1. Posted by ジニー銀河   2015年03月06日 23:14
日経平均が意外に早く19000円目前まで来ました。20000円は…どうでしょうか?
2. Posted by 管理人   2015年03月07日 00:08
ジニー銀河 さん、コメント有り難うございます。

正直にいうと、金融相場では誰もいつ、どの水準まで上がる、という確信的な話はできません。テクニカル的だったり、チャート上の話をする人もいますが、現状のような金融緩和の状態は誰も経験したことがないため、何か材料をみつけてそう述べているに過ぎないのですね。

実際、PERでみると割安感はありませんし、外国人投資家もそれをわかっているのか、先物しか買って来ない。先週は少し現物も買いましたが、これまで減らした分、先物買いの分とみると、まだ不足しています。この先物優位の商状では、水準感もその時期も語れません。恐らく3月末はドレッシング買いも増えるため、配当権利落ち後の動きとして、20000円を狙うのでは? ということぐらいしか、ほとんど占いレベルの話となりますが、できないのが現状です。しかし以前も述べていますが、外国人投資家が先物のポジションを落とした時点で、この上昇の局面は終わってしまいます。生憎、ギリシャによる債務返済期限も3月末に迫っており、実態との乖離をつづけるか? それとも悪材料が克つのか、その綱引きは今後もつづくのでしょうね。
3. Posted by ひまわり   2015年03月07日 02:00
今の自民党、どうかしてるよと思ってしまいます。下村大臣の件もどうして届け出をしないのか、理解できない事だらけ。
いま、ダウはマイナス160ドルです。雇用統計が良くて利上げ観測からでのマイナスみたいです。金融緩和で世界中で実態経済とは逆流した異常な株高にどこまで上がるの?って。ただ昨日もアメリカの経済指標で製造業関連の発表が有りましたが、新規受注がイマイチでなんかすでにピークアウトしているのではと思えてしまうほど最近の経済指標の良くない気がしますが、どうなんでしょう?イエレンさんは、市場を気にしすぎて利上げタイミングを逃してしまうのではと思えるほどです。
4. Posted by 管理人   2015年03月07日 23:48
ひまわり さん、コメント有り難うございます。

自民党政治の限界は以前から露呈していますが、政治にはお金がかかる、と言い出し始めた段階から、規制と実体とが合わなくなっているのでしょうね。政治資金に透明性が求められ、それを規制する法律が出てくるのに、政治家がまったくそれに対応し切れていない。対応しようとすると、活動に支障がでる。そればかりか、私腹を肥やすことばかり考える人も多く、結果として規制を守っていてはそれができない。あれだけザルな政治資金規正法でさえ守れない、という人が増えているのは、その証拠でもあるのでしょうね。

米製造業では冬場の停滞感がでていますが、今回ちょっと驚いたのが、建設業の雇用が増えていたことです。記事にも示しましたが、中国の投機マネーによる買いを期待し、つくるだけつくっている、というのが実態かもしれません。製造業も若干、雇用が増えていますが、輸出が増えているわけでもなく、シェール革命における設備投資増でもないため、もしかしたら住宅増に伴う家具、建築資材などが活況なのかもしれません。だとすると、米国の雇用の好調は不動産市場にかかっている、と言えますが、価格の二極化も目立つので、投機マネーが転換するときが、米国の転機になるのかもしれませんね。

イエレン議長はハト派とされますし、今の投票権のある理事もハト派が多いのですが、早期に利上げはすると考えます。ただ、最低賃金の引き上げで覿面に効果が出る、ということは、逆からみればそれだけ最低賃金のレベルで働いている人が多い、ということ。質の問題が改善しない以上、どんどん利上げしていく状況ではないので、引き締めペースはかなり緩やかにならざるを得ないのでしょうね。

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