安倍首相の火事の例え話日経による英FTグループの買収

2015年07月23日

森元首相の会見について

ソユーズ宇宙船の打ち上げが成功し、油井宇宙飛行士がISSに到着しました。米国では大見得なのか、何かはよく分かりませんが、火星移住計画なども語られますが、人類が宇宙へと飛びだすためには、高い放射線被曝の問題と向き合わなければなりません。また火星移住となると、地球とは重力が異なりますので、生殖活動でさえ影響があるかもしれません。無重力では種の誕生が困難ともされますが、重力と被曝の問題は、地球環境に適応した人類にとって、それ以外の環境にどう順応していくのか? 宇宙開発を考える上では極めて重要な課題ともなってくるのでしょう。

東京五輪・パラリンピック組織委員会会長である森元首相の会見が、昨日行われました。自己弁護に終始し、新国立競技場とは一切ノータッチ、という説明ですが、スポーツ利権をずっと握っていた森氏が、五輪招致でも動いていないはずはなく、無関係とすることで逆に関与が強く疑われる形となりました。つまり、すべてをグレーゾーンとしたことが、逆にふれられたくない部分が多い、と自ら証明してしまったのです。「クラウンに乗っていたら、五輪というセンチュリーがやってきて、一緒に乗りなさいと言われて乗ったらパンクして、ラグビーだけ下ろされた」と述べていますが、そのクラウンにもセンチュリーにも『森』という同じエンジンが積まれており、文科省という車輪で走っていたら、世論というトゲにパンクさせられた、と言いたいのかもしれません。
森氏はまた「五輪でつかう施設を総合すると、国が一番安い」と述べましたが、新国立競技場一つが、他のいくつもの施設より高かったら、よほど問題です。しかし東京都の見積もりも、お手盛りだったことが続々と発覚しています。地盤改良が必要、道路も敷設が必要、水光熱の整備や今ある施設を撤去する費用など、見積もられていないものばかりで、当初計画から3倍近くになっている、とされます。現段階でこれなら、少なくともおよそ倍近くはさらに費用負担が増えるのでしょう。コンパクト五輪どころか、予算面に関してはインパクト五輪になっています。

舛添都知事が、新国立競技場の協議に都の職員をおくりこむ、と意気込んでいますが、東京都のこのお手盛り予算をみせられると、どこがエキスパート? と疑問に感じます。ここぞと文科省叩き、下村文科相叩きをしていますが、舛添氏とて厚労相時代、記者の前で自説をひけらかした挙句、コンセンサスがとれていない、として周囲を唖然とさせた逸話のもち主です。有言不実行の人物であり、五輪の競技場を見積もったタイミングでは都知事でなかったとはいえ、このお手盛りで五輪招致に成功した、その後始末には今後の手腕が問われている、ともいえます。
さらに関東全域にばら撒かれた放射性物質が雨に流され、東京湾に溜まっている可能性も指摘されます。東京湾は内海で、海流の循環もない。さらに富栄養の状態であるため、微生物が多く、体内に溜めこんでいるともされます。海底に溜まっていれば、かき混ぜなければ大丈夫、とは環境省も用いる説明ですが、事前に台風が来たら? ボートでかき混ぜられたら? 実はよく分かりません。海底をすべて攫って線量の確認をすれば、安全と宣言してもよいのでしょうが、現状ではそれもない。埋立地では環境汚染物質の調査も、再度必要となるかもしれません。

今回、五輪の問題で露呈しているのは、日本が随分といい加減で、平気でウソをつく。ムダ遣いをしても誰も責任をとらない、そんな無責任な体質です。宇宙空間でも、五輪でもそれは人々にとって『夢』を与えるものでなければなりません。それがこうした人間たちの我欲に塗れた光景を見せられると、夢が壊されるというものです。クラウンも、センチュリーも高級車ですが、多人数は乗車できない車です。そんな高級車にのって、金銭感覚すら庶民とは大きく乖離した少数の人間たちが、物事を決めているといった状況が、この国の問題として浮かびあがってくるのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:05│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 一般

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この記事へのコメント

1. Posted by ジニー銀河   2015年07月23日 23:22
東京都のお手盛りと言うよりは…ニュースを見た限りでは全くの素人の建設計画だと思いました。必要になる改修工事等が抜けているのですからね…。 東シナ海の中国のプラットフォームの軍事利用が問題になっています。日本も日本側にプラットフォームを建てて 場合によっては軍事利用してはどうでしょうか?
2. Posted by 管理人   2015年07月24日 00:46
ジニー銀河 さん、コメント有り難うございます。

素人というか、あえて本体工事のみ、細かい予算を抜くことで、五輪招致を成功させようとした面がないか? 結局それがここにきて露呈し、東京都も泡を食っているのかもしれませんね。むしろほとぼりが冷める頃、出す気だった。舛添氏の強気の態度が、これでどう変化するのか? そちらの方が今後の動きとしては重要かもしれませんね。

東シナ海の問題は、まずあの海域で日本の海底調査がすすんでおらず、どこに施設を建てるのか、すら検討もされていないでしょう。そもそも、あの地域のガス田から掘削される量は、建設費とペイしない、つまり少ないとされています。だから中国は軍事目的としてあれだけの数を建てたのでは? と言われるのですね。しかし逆にみれば、中国のレーダー網がまだまだだから、より国境線に近い位置、今回は日中境界線に近い位置に立てなければならなかった、という事情も垣間見えます。

しかし人工衛星で監視できるのなら、今や潜水艦でさえある程度の深度までは覗き見られるので、東シナ海に建てる必要はないのかもしれません。それに、台風のたびにあの海域は荒れて、その都度監視能力が落ちます。日本の戦略潜水艦が、ディーゼル方式なのは気がかりですが、原潜であればあの海域を抜けることは可能です。コスト対効果の面でみても、設備の建設、維持からして必要性には疑問が残りますね。それこそ日常監視には向きませんが、ソナーブイを浮かべた方が、よほど監視には適しています。そのうち中国が、軍事目的でこれらの施設を使うことがあるかもしれません。そのときは、老朽化が深刻なのでしょうね。日本はこれみよがしな対策より、インテリジェンスを高める方策は別にあるので、そちらに注力した方が、よほど相手にプレッシャーをかけられるのでしょうね。

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