日銀の政策決定会合雑感。安倍政権考

2016年12月21日

来年の政局について

来年の政局について、少し考えてみたいと思います。まず1月解散はかなり難しい。1月半ばから安倍氏は外遊日程を組んでおり、後半には就任直後のトランプ米次期大統領との会談を申し入れしています。トランプ氏がうける確証はありませんが、逆にそれを断られた上で解散はできませんし、受けてもらえるなら1月末しか解散のタイミングはありません。しかしそうなると早くて3月にならないと通常国会が開けない。予算案の年度内成立はほぼ絶望的、かつ5月まで成立できなければ、通常国会はほぼ予算審議で終わります。
しかし安倍政権はその日程でも強引におしすすめる可能性があります。それは先の臨時国会で、カジノ法案を通した手法のように、ほぼ審議せずに予算案を通してしまう、という禁じ手です。予算審議は国会の花形、ほとんどテレビ中継もされますし、どんな形で政権を追及してもいい。通常は100時間程度の審議時間を確保する必要がありますが、逆からみれば政権には疎ましい時間です。そこでカジノ法案のように、大した審議もせずに通過させてしまう。落ちない支持率、それに安住する安倍政権では、野党が猛抗議しようと痛くない。そうして解散をしても、通常国会で3月末に予算を通してしまう、異例の手法をとってくる可能性は残されています。

というのも、来年はそこ以外で解散権がつかえないからです。夏には都議選があり、都議会公明が自民都連との決別を果たしたことからも、都議選にフル回転する創価学会婦人部の協力が得られず、自民議員が苦戦する可能性が高い。少なくとも前後3ヶ月は、解散権が事実上封印されるのです。来年の年末解散も想定されますが、その頃には選挙制度改革がすすみ、区割りも変更となることから、有権者への周知徹底という意味でも選挙は事実上できない。安倍氏の政界の力でもある解散権は、1月末しかつかえません。
その前提は、26日からのハワイ訪問と1月末のトランプ氏との会談を成功裏に終えること、です。しかし日露首脳会談以後、安倍政権への風当たりは変わった。安倍氏が頼みとしてきた米国ルートは知日派、本来は共和党系ですが、トランプ共和党候補に反対した点をみても、オバマ政権寄りのスタンスをとっていました。そのオバマ政権の不興を買ってまで日露首脳会談に臨んだ安倍氏を見限った感があります。その米知日派と密接につながる読売が、オスプレイの運行再開で、沖縄の反発に対して『政権苦慮』という見出しをつけたのです。これまで『苦』や『悪』という字を政権に対してつかってこなかった。イメージが悪化するためですが、カジノ法案から明らかに安倍政権への態度が変わり、こうしたネガティブな言葉でも用いるようになった、米知日派としても安倍政権に気をつかうより、新たにトランプ政権との繋がりをもとうと、必死になってきたのかもしれません。

ではその知日派がどういう手を打つか? 政権人事も判明しつつありますが、共和党との人脈があまりない。なので、知日派としても何とかしてコネをつくりたいところです。そこで日本を叩いて、トランプ氏に都合よい提案を日本からさせる。例えば工場の移設や、インフラ投資に日本も拠出、などですが、そのために1月末の日米首脳会談をセットさせたのではないか? 安倍氏としても、トランプ氏との交情をむすびたいところですが、先の自宅訪問後、顔に泥を塗られたこともあり、何らかの手土産が必要との認識がある。米知日派と、安倍政権の意図はこの点で合致しており、何らかの条件をもっていく可能性が高いのです。
しかしここまで滅茶苦茶な外交をすれば、安倍氏の国内での人気はがた落ちでしょう。朝貢外交の批判も免れません。そして米知日派は、安倍政権を見限り、次の政権によるトランプ政権との新たな関係を模索、つまりそのとき知日派が必要となってくるのです。つまり日本のことをよく知る自分たちでないと、新たな政権のことが分からない、そうアピールしてトランプ政権に接近する口実ができることになるのです。

つまりその日程からすると、安倍政権をあるタイミングで失脚させる必要があり、それが1月末解散で自民党が大敗。かつ過半数は維持というシナリオです。それで自民内で政権を交代させ、自分たちの出番となる。安倍氏がそのシナリオに乗るか、それは分かりませんが、政権をつづければつづけるほど、メディアによる安倍政権への攻撃が、苛烈となっていくでしょう。これまで、媚米の態度を貫いてきたのも、そうした米側の裏工作を仕掛けられたくなかったからですが、それがトランプ政権の誕生とともに、日露首脳会談で変わったのです。この変化、今は小さいですが、来年にはもっと激しくなるでしょう。安倍氏にとって最も厄介な、米国による安倍下ろし、それを起こさせないための日米首脳会談だと思っていたら、そこが罠になる。これはあくまで仮説ですが、このシナリオ通りにすすむのなら、安倍氏は本当に外交手腕がない、ということにもなってくるのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:44│Comments(26)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | アメリカ

この記事へのコメント

1. Posted by ジニ―銀河   2016年12月21日 23:57
安倍政権の支持率ががた落ちするとは思えないですけどね。ただ心配なのは、自民党
と公明党と維新の選挙協力が心配です。最近は維新にいろいろ協力してもらっていますからね。
2. Posted by hayate   2016年12月22日 00:51
米国内のパワーバランス移行に基づき、安倍降ろしの確率は高いでしょうし、自民党内での看板の掛け替えをしてくると予想しています、つまり安倍はお役御免という事ですね。

読売は生粋の米国(CIA)下部組織ですし、産経のように2軍ではないでしょうから、微妙な方向転換は信憑性があるとみています。おまけに朝日/毎日も3軍になり維新くらいの働きは出来るようになったでしょうから産経を放置して暴走させるかもしれません。この2紙の論調が両極端になり始めるか要注意ですかね。
昨日のメシ会にも産経だけは出席していないようですが、例の暴力団への利益供与が発覚したからだけではないのかもしれません。

もし解散総選挙になるとすれば自民党閣僚のスキャンダルが出てくるかもしれませんので、それがシグナルかもしれませんね。
3. Posted by Pasta   2016年12月22日 00:54
森元首相とその一味が追い続けてきたとみられる利権を挙げてみると、厚生年金資産利権、郵政資産利権、東京オリンピック利権、新幹線延長利権、著作権利権、北朝鮮開発利権、それとロシアのガスパイプライン利権などが思い起こされます。ちなみに今回の日ロ交渉において二島返還交渉などは眼眩ましであって、パイプライン設置に関する諸設備に対する投資は絶対に行われる手筈であったと思います。話を戻しますが最後のロシアのガスパイプラインを日本に引き込む件については米国の西太平洋の安全保障環境や石油製品のドル決済についての利害関係にとって好ましいものではないのは明らかです。安倍政権はロシア軍と自衛隊の2+2の幹部協議をも開始するとしています。韓国の朴政権が中国と相互軍事情報協定を結ぼうとした途端に追い落とされたように、日本のロシア接近は安倍政権を含む森本首相の勢力である自民党清和会をどのように潰すのか米国から画策される段階になってきたのではないでしょうか。
4. Posted by 管理人   2016年12月22日 01:13
ジニー銀河 さん、コメント有り難うございます。

まずメディアの協力が得られなくなること、それが支持率に大きく関係しますが、もう一つは米国からの圧力で、政権の不正が暴かれることを想定しています。これは最近、話題になることも多い田中角栄氏もはまった罠ですが、安倍政権はあまりに怪しい行動が多すぎる。叩けば埃のでる体であり、選挙戦に突入してからでも、そんなネタがぽろぽろ出てくるかもしれません。それは米大統領選でもそうですが、ヒラリー氏へのネガティブな情報が、ネットで大量に拡散したケースもあります。つまり安倍氏も怖れていたのは、米国の尾を踏むとネット情報などの操作が、これまでとはまったく異質になりかねないのですね。安倍政権ではネットに親安倍派を放ち、それで政権へのネガティブ報道を消していました。あくまで推察ですが、それは官房機密費などをつかって行っていたのでしょう。しかし米国が本気になれば、その倍どころでは済まない勢力をつかって、安倍政権叩きをはじめる。これは止めようがありません。

米知日派だけで、そこまでの力はない。ただし、トランプ氏が安倍氏をどう評価するか? そこを考えると、今のオバマ政権の動きが参考になる。それこそオスプレイの再開など、安倍政権の意向を無視する動きをはじめたことが、トランプ政権での行動を示唆する、ともいえるのですね。

維新の基底層ははっきり言って少ないですし、もう橋下氏の影も消えかかり、国政の場では消滅の方向でしょう。自民としては、公明支持層が気がかりですが、ネガティブ報道が増えると創価学会の動きも鈍る。それが衆院3分の2割れ、を誘引するともいえるのでしょうね。
5. Posted by 管理人   2016年12月22日 01:30
hayate さん、コメント有り難うございます。

書き忘れましたが、その産経が『1月解散見送り』を紙面に載せてきた。読売が書かないスクープを、産経がとった、ということは考え難いので、これも誘導という見立てをしています。つまり「ないよ」と言っておいてのサプライズ解散ですね。さすがに1月初旬の解散は、外遊日程的にも、外遊先にも悪いでしょうから出来ないでしょうが、1月下旬解散の可能性は、むしろ高くなってきたのかもしれませんね。

そして米国を敵に回せば、醜聞まみれにされる可能性も高い。これまで、メディアの追求がほとんどなかったことも異常なのですが、その逆噴射をおこせば、一気にメディアも書き立てるでしょうからね。これまで書けなかったことも噴出するでしょう。あまりに安倍氏は会食など、記者と懇意にしてきたため、そのときの発言の一々などもでてくるのかもしれませんね。メディアの協力が得られなくなったら、そもそも安倍政権は弱い。やっていることが滅茶苦茶ですから。まともな判断力が働けば、批判の嵐になるようなことばかりしているのですね。今の支持率が「他よりよい」であるので、「他より悪い」となると、一気に支持率も落ちていく。それがガタ落ちにつながるのでしょうね。

来年は、この解散があるかどうか、で決まってくるような気もします。もしそこで解散をしないなら、安倍政権はジリ貧、ネガティブ報道が吹き荒れることになるかもしれません。今でさえ、また健康不安説が流れますし、ゴルフに行くことさえ「不謹慎」と云われかねなくなる。そうなったら、安倍政権は終わり、となるのでしょうね。
6. Posted by 管理人   2016年12月22日 01:39
Pasta さん、コメント有り難うございます。

個人的には、清和会をつぶすというより、森元首相、安倍首相を引退させて、また清和会から首相をだしたいのではないか? と考えています。さすがに人材不足を露呈しつつありますが、米知日派にとっては自分たちの息のかかった相手がいい、という事情もありますからね。そのときはガスパイプラインなども含め、今回の共同経済開発の各項目でさえ、頓挫させることになるでしょう。一方の政権が代わってしまえば、事情が変わり、外交方針も大きく転換する。米国の怒りが感じられる以上、自民も変えざるを得なくなりますからね。

トランプ政権になっても、日露平和条約を好感するみこみもない。なぜなら、そんなものを結ばずとも、日本がカネさえだせばよいのですからね。何も米国をとびこして、日露で仲良くすることを暖かい目で見守らなくてもよいわけです。むしろ米国がいないと何もできない、と思い知らせるためにも、大いに邪魔をしてくる可能性の方が高いですから、今後もそうした米国の嫌がらせ、的な動きはつづくでしょう。

安倍政権の失敗は、まんまとプーチン氏に乗せられ、支援を先にだして見せてしまったこと。むしろ条件交渉の材料として、支援の約束はしても、内容については伏せておくべきでした。そして騙されたことに気づいた。その途端、これまで米国の忠告を無視してきたことが、急に怖くなったのかもしれません。これまで安倍ノミクスが正念場、という報道も多かったのですが、これからは安倍政権が正念場を迎えることになるのでしょうね。
7. Posted by ストロン   2016年12月22日 01:40
マスコミとの癒着は安倍政権の命綱と屋台骨を兼ねていると思っていますので、管理人さんの予想が的中してマスコミの論調が今までと変われば支持率激減は普通に起きると思いますね。
ちなみに以前から産経新聞は他社に比べると会食に呼ばれる回数が少ないように思います。
わざわざ懐柔しなくても着いてくるだろうと思われているのかもしれませんね。
8. Posted by hayate   2016年12月22日 01:45
返信無用です

日経の記事

麻生氏/岸田氏が会談

21日夜、都内で会談した。会合には両派幹部が2人ずつ同席。出席者によると麻生氏は「元は同じところでやってきた。これからも会合を重ねよう」と呼びかけ、岸田氏も賛同した。

なんとも言えないタイミングの記事ですが、麻生の岸田潰しなのか、共闘なのか?二階と菅も牽制しあってるようですし...
チョット面白くなりそうかも。
9. Posted by 管理人   2016年12月22日 02:09
ストロン さん、コメント有り難うございます。

メディアの動き、今後も要注意なのでしょうね。実はきっかけは他にもあって、露国支援において、企業が犠牲を払うようだと、経済界からも安倍ブーイングが出始めます。今回の円安をまったく放置している件も、一部の業界では疑問視されていますし、別に輸出企業だけが日本の産業ではないはずなのに、これほど急激な円安を放置する安倍政権、というのは、やはり政権にふさわしくない、という目でみられる。

またまさかの電通つぶし? ともとれる動きも重なっていますから、広告宣伝媒体から、安倍政権が極めて不都合な存在になっているのですね。つまりここに来て、一気に安倍政権にとっての逆風、メディアにとって本来の立ち位置にもどらせる、いくつもの要因が重なっている、ともいえるのです。実際、経団連会長への風当たりも強くなっていますし、もう財界ですら安倍政権のことを疎ましく思い始めています。

産経が呼ばれないのは、背景が薄っぺらい面もあるのでしょうね。読売なら米知日派など、背後に見え隠れする組織もありますが、産経はどうしてもその部分は弱い。また保守層はにぎっているため、あえて産経にすり寄る必要がない点もあるのでしょうね。しかしその産経も、カジノ法案では反対に回った。こうした風向きは少しずつ、少しずつ方向を変えていき、いずれ一気に大きな動きを引き起こすこともあります。来年はそうした動き、現実になるのかもしれませんね。
10. Posted by ジニ―銀河   2016年12月22日 06:07
そもそもメディアが安倍政権にやさしいとは私には思えません!
アメリカからすれば強い安定した自民党は歓迎だと思います。なぜ安倍政権を潰さねばならないか?理解できません。安倍さんは反米ではなく、明らかに親
米政権ですからね。フィリピンも反米政権です。だのにわざわざ親米の強力な安倍政権を潰すとは思えないです。
11. Posted by 通りすがり   2016年12月22日 08:23
まぁ信者にとってはフジ産経すらも「安倍総理への賛美が足りない批判的」だそうですからね
どうしてそう思うのか?
と尋ねたら
あきらかだ 中国が韓国が民主党はどうだと
歯を剥き出しに食ってかかれました
12. Posted by 不自由民主党総裁   2016年12月22日 11:26
ここにきて安倍総理の体調悪化情報がでています。確かに顔色悪そう。日ロ交渉が失敗に終わり、支持率が下落してストレスも強いのかもしれませんね。
1月解散断念と書いてある記事を見ましたが、騙し討ち解散もあると思います。管理人さんはどうお考えでしょうか?
先延ばしにすればするほど野党共闘が進む・南スーダンに派遣された自衛隊に何かあったら・経済の悪化。仮に今解散して過半数は獲っても3分の2を失う・先延ばしにすれば政権を失う可能性も高くなると考えます。安倍総理が選ぶ道はどの道なのか?
来年は安倍総理にとって厳しい一年になると考えます。耐えることができずに9年前の出来事が起きるかもしれませんね。
13. Posted by ジニ―銀河   2016年12月22日 19:20
まぁ余りにもタラレバが多すぎて、そのように都合よくいくのか?大いに疑問というほかはありません!

14. Posted by 不自由民主党総裁   2016年12月22日 19:36
ジニーさん。気に入らない意見に返信するの好きなんですか?あなたのコメントを見ているとそんな気がするのですが?
15. Posted by ジニ―銀河   2016年12月22日 19:42
お互い様でしょう?
16. Posted by 不自由民主党総裁   2016年12月22日 19:51
かもしれませんね。他にも質問したいことはありますが、この辺にしときます。ありがとうございました
17. Posted by いろはのい   2016年12月22日 19:57
>メディアが安倍政権に「優しい」状態
→安倍首相の言うことは全部正しい。
 首相を批判する人間は全部悪。
 失敗をあからさまに指摘してはいけない。
すべて別の言葉に置き換える。
 言ってることが180度ひっくり返ったら、
すぐにこちらも態度を豹変させる。(例.TPP、他多数)
 この世に間違いを犯さない人間などいないが、
安倍首相の間違いは全部スルーする。

こんな感じでしょうか?

安倍政権が親米でも、潰さない理由はありませんね。
別の親米政権を作ればいいんですから。
代わりはいくらでもいるでしょう。
18. Posted by ジニ―銀河   2016年12月22日 20:27
憲法改正が可能になるほど強力な安倍政権は、戦後最強でしょう!その戦後最強の自民党安倍政権を潰すでしょうか?もったいない!
19. Posted by いろはのい   2016年12月22日 21:58
安倍政権が戦後最強だなんて、そんな
おじいさんの顔を潰すようなことを言ってはいけませんね。
そもそも、おじいさんのおかげで政治家になれたのだから、
自分のほうが上だなんて、こんな無礼で傲慢な態度はよくありません。

それにしても安倍信者のひとたちは、同じ自民党の政治家も全部
安倍氏より下だと見下しているのでしょうか。
その異常な自信はどこからくるのでしょうね?

そんなことを言ったら、憲法無視してイラクに派兵した
小泉氏が怒りだすでしょう(笑)
20. Posted by 管理人   2016年12月22日 23:56
ジニー銀河 さん、コメント有り難うございます。

これまでも多くの矛盾、疑問を抱えながら政権運営をしてきたのに、メディアはまったく追及してこなかった。追及すべきでない、と思う人にとっては「優しくない」と見えても、本来は追及すべきものがこれまでも山ほどありました。

米国は日本に強い政権など、誕生して欲しくありません。今回のように増長して米国の意に沿わず、勝手なことをし始めるからです。まさに日露首脳会談はその一つですね。改憲もそうです。政権運営に汲々としつつ、米国に頭を垂れてくる政権を、米国は一番望んでいるのです。安倍氏は必死にトランプ氏に頭を下げに行きたいところですが、さて当のトランプ氏に、親日的な傾向はない。だから安倍氏がこれまでのように媚米的な態度をとろうとすると、朝貢外交になるしかないのです。なぜなら、そうすることでしか関心が買えないからですね。

そして安倍政権では改憲はできない。それこそ米国の頚木を離れて、独自路線を歩む象徴的な動きにもなるからです。これまで親米的だった政権の、それは裏切りとも映るでしょう。比国のドゥテルテ大統領のように、初めから嫌米的な態度でそのポジションを確立していれば、安倍政権も改憲にまっしぐら、となれたでしょう。しかしそうでない。むしろ安倍氏にとっては、この3分の2の議席、憲法改正ができてしまう議席数は、なぜ改憲にむけて動かないのか? と日本会議側の突き上げをくらう数、ということにもなり、その板ばさみの中で、今は苦しんでいることでしょうね。
21. Posted by ジニ―銀河   2016年12月23日 00:15
衆議院では自公で、参議院では自公維で、三分の二を獲得して憲法改正が現実味を帯びてきました!これは戦後発だと思います。だから戦後最強です。
22. Posted by 管理人   2016年12月23日 00:19
通りすがり さん、コメント有り難うございます。

そう主張する人は、基本的に日本人も「敬愛する安首領、マンセー」と言いながら涙を流さないと、気が済まないのでしょうね。何でもかんでも褒めないといけないのでしょう。もうそうなると信仰心に近いのですが、宗教に嵌った人がそうであるように、本人は気づかないのでしょうね。

日本会議には神道政治連盟がかかわっていますが、まさに安倍氏のことを神扱い、ということでしょうね。現代に入っては神格化される人物もいませんが、もしかしたら、そうした人物はやがて安倍氏が祀られるべき、と言いたいのかもしれません。それは明治天皇がそうであったように、神道では実在した人物を神にすることが、往々にしてありますからね。ただ、安倍氏がそのように神格化されるのは、むしろ菅原道真のように、祟り神としてなのかもしれません。安倍政権の在任中なのか、退陣後なのか分かりませんが、日本に悪いことがおこる、それだけのタネをばら撒いていますからね。
23. Posted by 管理人   2016年12月23日 00:33
不自由民主党総裁 さん、コメント有り難うございます。

安倍氏としては、これまで拘ってきた財界との関係、米国との関係など、これまでの政権がどういう態度をとり、どういう末路をたどったか、をしっかりと研究した上で今回の政権に挑み、良好な関係を保ってきました。それが日露首脳会談は父親の悲願、北方領土の返還だから、として財界や米国を金繰り捨ててまで、山口会談に挑んだ。その結果、まさかのゼロ回答でしたからね。

露国としては当たり前の外交戦術に、きれいに安倍氏が嵌ってくれた、というだけのことなのですが、安倍氏にとってはこれまで温室育ち、騙されたこともなかったので、よほどショックだったのでしょうね。特に日露関係は、安倍氏とプーチン氏との個人的な付き合いの深さ、が成果につながると喧伝されてきたのに、それが齟齬にされたのですから、単なる安倍氏が勘違い野郎、という結末になってしまった。これで平気な顔をしていたら、大した政治家なのでしょうが、そうはならないのでしょうね。

公明にとっても、強すぎる自民が面白くない。次に解散をしても、恐らく創価学会はそれほど積極的に自民を支持はしないでしょう。年末の維新と、安倍氏との会合など、公明党の嫌がることばかりしている安倍氏に、もう公明も付き合いきれなくなってきたのでしょうね。それが次の議席数に大きく響いてくる。下手をすれば、維新を含めて半数確保、といったことも想定できるぐらいになってきているのでしょうね。
24. Posted by 管理人   2016年12月23日 00:44
いろはのい さん、コメント有り難うございます。

議席数だけみれば、確かに多いことになりますが、そもそも自公連立ですからね。自民党だけに限ってみれば、今と匹敵するぐらいの議席をとっていた頃もありますし、その連立先の公明が改憲に反対しているのですから、改憲できる、といってみたところで、その通りにコトがすすむ可能性は少ないのでしょうね。

それに、これまでの自民は多数になると、大抵は自民党内が分裂して、おかしなことになっていましたが、今は下野したことがよほど堪えたのか、そうした動きにならない。それだけのことで、強かったころのイケイケの自民と比べれば、圧倒的に熱量が足りなくなっています。印象として、最強といわれても首をかしげてしまうのは、結局は弱い自民の上に乗っかっている貧弱な首相、ということしか思い浮かばないためでしょうね。自民党自体が弱体化している、もう党を割る元気もない、そんな政党だからこそ、安倍氏が長期政権を担える。安倍氏の次、と考えると、誰もが首をかしげてしまう。だから「他よりよい」でしかないのが現状でしょうね。
25. Posted by いろはのい   2016年12月23日 20:30
安倍氏が現人神ですか、それは面白いですね。
現人神には二つあって、
,海寮い某祐屬了僂鬚靴童修譴真澄覆佞弔Δ賄傾帖
⊃原道真のように祟りをなす御霊神。荒人神ともいう。

安倍氏は天皇家と無関係ですから、△里曚Δ任靴腓Α
この場合、道真はなぜ神様になったかというと
「不幸な死に方」をして現世に恨みを抱き、
自分に害をなした人間に復讐したから、です。
道真は自分を九州に流した人間に対し、雷で殺したり
病死させたりしています。
それを恐れた当時の人間が道真を神にまつりあげ、
どうかお怒りをお鎮めください、とやったわけです。

従って、安倍氏が神にまつりあげられるとしたら、
「不幸な死に方」をして、それを恨みに思い、
日本を滅茶苦茶にしてやろうとして関東大震災等の
災厄を引き起こした場合に限られます。

安倍氏を神様扱いしたい人は、そういうことがわかっているんですかね。

以上、このブログの趣旨とは離れていますが、
知識を披露したくて(笑)
26. Posted by 管理人   2016年12月24日 00:41
いろはのい さん、コメント有り難うございます。

菅原道真は、天神様ともよばれ、『とおりゃんせ』や『どれにしようかな、天神様のいう通り』などと、童謡にもなるぐらいに怖れられましたからね。それこそ死後に太政大臣にまでなったのは、菅原道真ぐらいかもしれません。日本の三大祟り神、といえば後は早良親王と崇徳上皇ですが、早良親王は桓武天皇を祟り、その結果、崇道天皇と諡号されていますし、崇徳上皇も死後に崇徳院と追号されています。祟り神になると、出世するというのが興味深いところで、もしかしたらそれを狙っているのかも…。(笑)

政敵に追い落とされて、非業の死を遂げること。もしかしたら政局がきな臭くなる兆候なのかもしれませんね。早良親王も、崇徳上皇も、どちらも政局的にみれば敗れた側です。崇徳上皇は一時期天皇位にもついていましたが、本人の意向を無視して退位させられ、最終的には乱をおこしています。一強などともされますが、今は引き摺り下ろそうという動きこそありませんが、政治とは別の分野では安倍氏のことを疎ましい、と感じる人間が増えてきた。来年辺りは、その動きが爆発することになるのかもしれません。それが乱になるのか、それとも強引な退位という形になるのか、どういう形にしろ、安倍政権そのものが正念場を迎えることになるのかもしれませんね。

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