NHKの世論調査とTBSひるおび7−9月期GDP速報値

2017年11月14日

雑感。政治家の発言

希望の小池共同代表が代表を辞任し、サポート役に回るとの方針を示し、両院議員総会にて了承されました。希望では幹事長に古川氏、政調会長に長島氏、憲法調査会長に細野氏が就くなど、党体制がととのったタイミングで…と説明することもできますが、明らかにここ直近でとられた世論調査の影響も指摘できるでしょう。維新や公明並みでしかなく、今後に党の分裂懸念などが囁かれれば、その都度ダメージをうける。つまり、党に関わっていることがすでにマイナスで、距離を置いた方が得策、という判断を下したのでしょう。
党の体制をみても、小池路線の踏襲どころか、発足メンバーが牛耳るという形であり、これでは不満をもつ議員が多数います。希望の遠心力はもう如何ともしがたく、支持基盤のほとんどない政党では生き残りもはかれない。衆院選前には民進から希望へ、という流れが民進に打撃となりましたが、今度は希望から民進へ、という流れが希望への大きな打撃となる。今回の辞任の話も、小池氏が公表する前にメディアに流れていたことも、小池氏にとっては不満でしょう。足立区議選も思わしくなく、都政ですら立ちいかなくなりそう。希望の党は今や、悲報の党として、でてくる情報がネガティブになりかねません。

維新の足立議員が「朝日新聞、死ね」とツイッターに投稿し、物議をかもしています。加計学園をめぐる社説に対して「いつまで名誉棄損を続けるのか。『日本、死ね』も許されるなら、これも許される」とします。朝日の社説は安倍政権に対して説明が足りない、としているもので、私が読む限り、何ら名誉棄損には当たりません。さらに表現としても、制度の不備について不満を爆発させた言葉と、自らの言葉の解釈次第で、個人的な怒りを爆発させるのと、同列にしている時点でおかしな話です。
言論の自由とは、あくまで公共の福祉において許される範囲で認められたものです。朝日新聞の社説は、その意味では言論の自由の範囲です。しかし足立氏の場合、相手を誹謗中傷する目的において為された場合、公共の福祉において認められない。「問題提起だから」炎上する方がいい、としますが、問題提起だとしても自ら名誉棄損を犯していい、という類の話ではなく、炎上目的なら尚のこと名誉棄損が目的であることを鮮明にします。結果的に、公的立場にある人物が不適切な手法を助長している、という意味でも問題のある行為だといえます。

安倍首相が強くもとめ、東アジアサミットへの初参加を表明していたトランプ米大統領が、時間切れで出席できませんでした。今回のAPEC、ASEAN+3、安倍氏は誤算続きといえたでしょう。南シナ海問題については、トランプ氏は仲裁役を買ってでたものの、積極関与については後ろ向き、北朝鮮問題では圧力という方針を示すのは日本だけ。しかも、トランプ氏は中国との対話に満足と伝わり、日米の蜜月どころか、米中の接近により、日本の孤立化がより鮮明になってきた。中国がここに来て、安倍氏にすり寄ってきたのも、米中の親密ぶりへの自信、習近平体制の盤石化、そして安倍政権の弱体化、という事態により良い条件が得られやすい、とみて中国側が方針転換したものです。
唯一の成果が、自身の弱体化により得られた日中の関係改善、というのが皮肉でもあるのでしょう。ギリシャでは、古い神ほど名前の最初に『ア』がつきます。アルテミス、アポロン、アテナなどで、神系譜上あらわれるそれ以外の者は、言葉から生み出されたり、便宜上つくられた存在が多い。しかし日本では最初に『ア』のつく存在は、むしろ問題児が多い、ともいえそうです。安倍氏、足立氏、そこに朝日新聞も加わるのか? それは個々の判断にもよりますが、『ア』は洋の東西を問わず、文字の最初におかれていることが多い。神話上、地域によって価値が逆転することはよくあることですが、まさに日本では『ア』のつく存在に、問題が多く散見されることだけは間違いないのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:35│Comments(8)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 一般

この記事へのコメント

1. Posted by 通りすがり   2017年11月14日 23:56
余計なことかもしれませんが、足立区議選ではなく葛飾区議選ではないでしょうか?
2. Posted by 管理人   2017年11月15日 00:03
通りすがり さん、コメント有り難うございます。

ご指摘ありがとうございます。その通り、葛飾ですね。足立氏のことを取り上げようと思っていたので、何の気なしに足立区としてしまっていたようです。最近、少し疲れてもいたので、少し眠ってからブログを書こうと思ったら、30分のつもりが1時間以上寝てしまい、慌てて書いたせいかもしれません。自戒のため、記事としてはこのままにしたいと思います。
3. Posted by 通りすがり   2017年11月15日 00:19
このタイミングで辞任のニュースがメディアが先行して流されたのは加計隠しの目的があるような気がしてなりません。
それにしても区議選ですが、大選挙区制度と言うのですか? 区全体を一つの選挙区で一つの政党から複数の候補者が出る形の選挙方式だと
基盤やしっかりとした組織の無いところは支持者の条のコントロールがうまくいかず
一人の候補者に票が集中しすぎてて無駄になったり、逆に票が分散しすぎて共倒れになったりして不利になりますよね?
そういう点においては希望の党は最初から分が悪かったと思えるのですが
4. Posted by いろはのい   2017年11月15日 00:41
なぜ足立議員が執拗に加計学園をかばうのか、よくわかりません。

森友問題では地元大阪で、籠池氏とも家族ぐるみの付き合いがあったようですが、
加計グループとはどういう付き合いがあるのか ?
何か直接的な利害関係があるのでしょうか。

大阪維新も加計学園をかばって何か得があるのか、わかりません。
(森友学園では、松井知事が直接的に関係していたようですが)
5. Posted by 管理人   2017年11月15日 00:59
通りすがり さん、コメント有り難うございます。

加計学園を隠そうとしたのか、むしろ逆に希望の党役員人事を見計らって、自民党が狙って認可の話をここにもってきたのか、それとも両方なのか。いずれにしろ、足立氏が騒いだことで、より加計学園のことにスポットが当たったので、むしろヒットだったのかもしれませんね。

葛飾区議選は大選挙区制で、この方式だと確かに基盤、地盤のない政党は大変でしょうね。ただし、地方選ではその地域にあった手法が採用されているので、葛飾区はあくまで政党政治の下請け、といったら言い過ぎかもしれませんが、政党ありきの選挙制度を採用している、という面があるのですね。それを都民ファは、小池旋風頼みだったところが、期待は一気に剥がれてしまった。希望の失速からみても当然の結果ですが、選挙制度の問題があったとしても、ここで三つは議席を押さえておかないと、都民ファの地盤固め、ひいては希望の組織づくりさえままならないことになり、それが小池氏の失速をより印象付けた、という形なのでしょうね。
6. Posted by 管理人   2017年11月15日 01:06
いろはのい さん、コメント有り難うございます。

今のところ、維新との直接のつながりは確認できませんが、加計氏は日本会議とのつながりも指摘できるので、構図としては『日本会議に参加していた籠池氏』と、『日本会議に支援されている加計氏』という構図の中で、維新は応援しているのかもしれません。ただし籠池氏は、政権も日本会議も切ったので、維新としても見限った。あくまで上との接点がある加計氏のことは最後まで庇う、という態勢なのかもしれませんね。ただし上記したように、逆に加計学園により注目が集まる形となり、足立氏のしたことは寝た子を起こす、といった効果はあったかもしれません。

維新にも日本会議の影がチラつく以上、この構図は安倍氏を頂点とする、日本会議系の策動といった面が強く、維新もそのコマの一つかもしれません。朝日の社説自体、特に目立ったことも、新規の情報もなく、これまでの経緯と政権側の説明のなさを糾弾しているだけですが、それすら過剰反応してしまうほど、この案件は絶対に通す、という面があったのだとしたら、むしろ日本会議の資金源、タニマチとしての加計氏への期待、という面が見えてくるのかもしれませんね。
7. Posted by いろはのい   2017年11月15日 17:28
なるほど。そういうことですかね。

そうなると維新は、国会質問も「与党側」でないとおかしいですね。
(加計を追求する気がない、と明言しているのだから)
「自維」が与党側で、最近自民と距離を置きつつある公明は、
質問せず、でいいんじゃないですかね。

ならやっぱり与党2、野党8でいいのに。
8. Posted by 管理人   2017年11月15日 23:21
いろはのい さん、コメント有り難うございます。

維新も本当は野党色をださないと、このままでは埋没懸念から、縮小消滅へとまっしぐらなのですけれどね。橋下氏がツイッターで「野党は安倍政権打倒をめざすのではなく…」といった発信をしていますが、この辺りにも維新の困窮ぶりが表れていて、安倍政権との対峙をしないで野党として支持を高める、など到底ムリです。成果はすべて安倍政権に奪い取られ、協力すればするほど議席を落とすジレンマ。それでも、橋下氏の背後関係から考えると、そう主張して安倍政権の援護射撃をせざるを得ない。維新を野党として組みこんでおくのは、以前からかなり無理があるのでしょうね。

公明はむしろ質問をすれば、政権の距離感と、創価学会の距離感に悩むことになりますから、質問はしたくないでしょうね。ただし、こちらも国会での存在感をなくすと、さらに創価学会の会員が離れていく。むしろはっきりと安倍政権との距離感をださないといけませんが、失敗すれば与党関係がぎくしゃくする。最も難しい立ち位置でしょう。

今日の文科委員でも自明なように、自民に質問を割り振ったところで、悪質な時間稼ぎや意味のない質問のくり返しにしかならない。逆に、与党の質問を増やしたら与党のアラが目に付くことにもなるので、自民が自爆する形にしかならないでしょうね。

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