金融庁の「年金に頼るな」報告書トランプ大統領の訪日と相撲観戦

2019年05月26日

トランプ大統領の来日

トランプ米大統領が国賓として来日、下へも置かぬおもてなしを受けています。思えば米大統領選で、クリントン陣営にベットした安倍政権が、トランプ氏の勝利に慌て、大統領就任前に面会するといった奇策で対応した。恐らくそのとき、安倍氏は自らが考える政治帝王学を惜しげもなく授けたのでしょう。政敵をつくれ、または国外に敵をつくって強い自分を演出しろ。株価対策は大切、そのために中央銀行に協力させろ。嘘をついてでも失敗、過ちをみとめるな、自分は正しいと言い続けろ。支持層は大切に、中間層は所詮動かないのだから、支持層を喜ばすことだけしていればいい。まだまだ他にいくつも教唆し、トランプ氏はそれに従って政権運営をしている。だから安倍氏とトランプ氏の政治手法は似るともいえます。
最近、安倍支持系の一部の雑誌は『日米同盟を強固に!』の大合唱です。しかし戦後、岸信介元首相が駐留米軍の支配を継続して受け入れる、と決めて以来、日本が駄々をこねない限りは米従属関係は何も変わらない。米側からそれを壊すことはしてこないので、米国の致命傷になるようなことは日本からできない仕組みなのです。そして安倍氏が対米追従だからこそ、安倍支持系の雑誌も右へ倣え…むしろ彼らは右でも保守でもないので、安倍へ倣え、としてそうした主張が強くなってきたのでしょう。いつの間にか、米国から押し付けられた憲法を変えろ、戦後からの脱却も言わなくなったのが、その証拠とも言えます。

トランプ氏がTweetし「多くのことは参院選が終わるまで待つことになる。そこでは大きな数を期待している」としました。参院選後に先送りした理由が、日本が大きな妥協をすると約束したためだ、と認めた形です。消費税増税と合わせ、日本の秋には崖が待つ。日本の農畜産業がさらに打撃をうけることでしょう。トランプ氏は農畜産業への1.7兆円の支援を約束しており、補助金をだして自国製品を優遇すると明言しています。そんな国と、日本の農畜産業がどう対応すればよいのか? 勝負になるはずがありません。
しかも『数』と明言しているので、数量目標が設定されるかもしれない。あくまで『期待』なので、そうでない可能性もありますが、米農畜産業を満足させない限り、大統領選で再選がないことは知っている。そして、政治の世界の先輩として指南した手前、安倍氏としてもトランプ氏に再選してもらわないと困る。自分が否定されたことになってしまうからで、しかも落選したらトランプ氏からどんなTweetがとんでくるか分からない。「これをすれば再選できるといったではないか!」などとされたら、政治手法がバレるばかりか、自分が裏でどんなことをしていたのかもバレ、政治生命すら終わりかねないのです。

表向きは友好ムードの演出、とされますが、むしろ表だってここまで媚米の態度を示せば、宗主国である米国様には逆らうこともできない、との印象をより強くしました。戦後レジームからの脱却、という言葉も使わなくなった安倍氏。むしろ戦後レジュメを踏襲する安倍氏にとって、もはや自らの地位の延命にのみ興味ある、といったところなのかもしれません。安倍氏のおもてなし、むしろ面(おもて)を保つために行われたとするなら、国民にとってそれは裏を切る、つまり裏切りということにもなるのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:04│Comments(2)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 一般

この記事へのコメント

1. Posted by いろはのい   2019年05月27日 20:42
トランプさん、昨日(26日)のツイッターで、選挙後の7月に大きな発表がある、
と言ってます(Julyと明記してる)
で今日は、8月に素晴らしい発表、に変わりました。
そもそも、選挙が7月ってすでに決まってるのでしょうか?
でもトランプさんはそれを日本側から聞いたはず
(でないと知ってるわけがない)
トランプさんに漏らした人は、あとで処罰されたりしないのかな?

あとアメリカ人に対しては、発表を7月から8月に変更した
という事実が残ったわけで、それをトランプさんは
どこかで説明しないといけないはずです。
たぶんツイッターで、なぜ7月から8月に変わったか
説明すると思うのですが、そこでどんな事実が暴露されるのか
今から楽しみです(笑)
2. Posted by 管理人   2019年05月27日 22:49
いろはのい さん、コメント有り難うございます。

選挙日程は決まっていませんが、今回は参院選であるため、任期切れは決まっており、今のところ7月が有力ですね。6月末が会期末なので、7月第3週か、4週が投開票日となるでしょう。そして安倍政権が代わらない、と考えているから、そんなことも約束できてしまう。通常、選挙をまたぐ場合は約束などできないはずで、いくら参院選といっても安倍政権は安泰だと考えているから、そんなことを米国と約束できてしまうのでしょうね。

選挙が7月と漏らした、というより、選挙後も安倍政権が継続し、それ以前から交渉していた内容をただ8月に発表する、というのが最悪なのでしょう。安倍氏に有利となるためだけに、これだけの歳費をかけておもてなしをして、ウィンウィンの関係どころか、トランプ氏が満足する条件で妥結するのが、選挙前から決まっているのですから。もし農畜産業界が、これに怒りを覚えなければ嘘、となるのでしょう。

そもそも今回の訪日で、日米貿易協議は決着するはずだった。それを2、3ヶ月延ばしたのは、それこそトランプ氏をこれだけおもてなししたから、となります。トランプ氏は米農畜産業に対して、日本が満額回答をしてくれるから、先延ばししたと説明するでしょう。安倍政権の考える国益とは、やはり自分が首相の座にあることだけ、というのがよりはっきりしたのでしょうね。

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