安倍首相のイラン訪問安倍首相の「悪夢」発言

2019年06月14日

年金の財政検証の公表遅れ

昨日の日本所属のタンカーが攻撃された事件、米国はイランの革命防衛隊が仕掛けたとして、映像を公表しました。船体に機雷をつけて爆発させるリムペット・マインだと。しかし所有会社が機雷を否定、飛来物によるものとします。実は飛来物だと、あの海域に展開する米艦艇が探知していないはずがない。しかも機雷だと、もっと舷側に凹みがでているはずですが、公開された写真をみても船体に穴が開いているだけで凹みが少なく、まるで貫通弾の跡のようにもみえます。米側の公表の速さも気になりますし、もし安倍首相にイラン訪問を促した米側の真意がこれだとすれば、安倍外交は失敗以上の問題を抱えたことになります。

年金2000万円不足問題で、健全性を5年に一度チェックする財政検証の公表も遅れています。専門委員会の最終会合があってから、過去2回は3ヶ月後に公表しましたので、今年は3月7日に会合が終わっており、通例ならもうでてもおかしくない。それを参院選後に先送りするなら、よほど不都合な内容になると予想される。重要なのは、この財政検証を経て保険料や給付のあり方が見直される。そして今回、恐らくほぼ確実に給付水準が引き下げられることでしょう。そうなると、2000万円どころでは足りない、となってきます。
麻生財務相は「2000万円ないと生活できない、とは言ってない」としますが、それは爪に火を灯すぐらいに生活を切り詰めれば、生きていくことはできるかもしれない。しかしそれが文化的で健康な水準か? というと疑問があります。資産をもつ麻生氏はもらっているかどうか知らない、という年金ですが、年金だけで生活する人にとっては死活問題で、麻生氏に何らその厳しさが分かっていない、というのが問題です。

例えば18年度末は、日経平均だけをみれば250円安ですが、TOPIXをみると125pt安。10分の1以下の規模のTOPIXですから、その下落率の大きさが分かります。では13年度末と18年度末のTOPIXを比較してみると、390pt高です。プラスじゃないか、というと、その間の14年10月に基本ポートフォリオを見直し、国債51→35、日本株17→25、外国債11→15、外国株16→25としており、まさに高値掴みをしている。つまり単純計算するよりは、確実に増えていないということになります。そして最大の問題は、日銀によるマイナス金利です。
日本国債にマイナス金利がついたのは14年から、16年1月に当座預金にマイナス金利を導入。同年9月にイールドカーブコントロールを導入、日本国債はそれ以後、長短含めてマイナス金利になることが増えています。マイナス金利の問題は、償還まで保有すると価値が目減りすること。年金のように、一度買ったら満期まで保有する主体は確実に資産を減らすことになる。運用比率を減らしたとはいえ、35%の資産が削られていくのですから、たまったものではありません。しかも基本ポートフォリオの見直しで、海外の運用を増やしたタイミングは円安、円高になっている現状はここも運用が厳しいとみられます。

年金の財政検証は5年に一度、年間の上下動に一喜一憂するのではなく、長期の運用で何が最適かを見極める場であり、かつ給付と負担の割合についても見直される、大事なものです。その公表が遅れている時点で、これは大変なことが起きている、ということが明白なのです。参院選後に締結ともされる日米貿易協定もふくめ、参院選後の日本には火種ばかりがくすぶることは間違いないのでしょう。2000万円どころか、一体どれぐらい年金が足りなくなっているのか? 「足りない年金問題」は、自民党の脇腹を貫通するほどの威力がある弾丸なので、安倍政権は「嫌い(機雷)」だと言い張り、無視しようとするのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:09│Comments(3)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 年金

この記事へのコメント

1. Posted by 介護福祉士・時々カメラマンの立憲民酒党代表   2019年06月15日 19:28
 やはり予算委員会を開かず逃げましたか…身体は大人・頭脳は幼稚・都合が悪いとすぐ逃げる!その名は逃げ犬シンゾー!…都合が悪いとすぐ逃げれるなんて羨ましいですね。俺だって嫌な事から逃げたいですよ。でも逃げずに向き合う!のが私のモットーですから、絶対逃げません。
 野党にしっかりとした対案・政策があれば年金問題を争点にして戦えるんですが…期待できそうにないですね…立憲と国民の醜い争い・共産党が嫌・小沢が嫌…これなんとかせんと勝てないよ!子供みたいに駄々こねるなよ!真剣に国民の事を考えてんのかよバカヤロ〜!と野党に言いたいです。
 
 
 
2. Posted by 介護福祉士・時々カメラマンの立憲民酒党代表   2019年06月15日 19:40
 また安倍が悪夢の民主党政権と発言…確かに民主党政権は酷かったです。でも安倍政権はそれ以上に悪夢の政権ですよ。民主党より酷い悪夢の安倍政権はもういらない!一部の者しか幸せにしない安倍政権・大多数の国民を苦しめて不幸にさせる安倍政権を崩壊させ、大多数の国民が幸せになれる!そんな政権を誕生させたい!それが立憲民酒党代表の願いです。
3. Posted by 管理人   2019年06月15日 23:44
介護福祉士・時々カメラマンの立憲民酒党代表 さん、コメント有り難うございます。

あくまで推測ですが、安倍氏は幼いころから親の愛情がうけられず、精神的に脆くなってしまったのでしょう。小さいころに守ってくれる、といった安心感もなく、寄る辺すらなく、乳母に泣きついていたようですから。そのケースでは、自ら強くなろうと奮起するか、脆さを抱えたままになるかどちらかですが、安倍氏は後者だったのでしょうね。

今日の記事でも取り上げましたが、年金問題に関しては蓋をして、衆参ダブルに挑むと考えています。それを覆すために、野党としては厚労省や日本年金機構から精緻なデータを集めておく必要があります。将来の試算、などというのはどうとでも改竄が可能。逆にいえば、将来の人口動態の見通しと、年金財源についての現状。政府の示す見通しは、かなり楽観的な内容をふくむのであり、それで将来も大丈夫といった試算をだしてきます。今の与党、安倍政権がどれだけ信用がおけるのかを、きちんと国民に伝えて、自分たちが正しい試算をだす、といったぐらいのことをしないとダメなのでしょうね。

働き方改革などといって、給与に制限がかかると、結果的に将来の年金の受給にも影響してくる。非正規ばかりでなく、正社員の将来もらえる年金とて、安倍政権の下で危機的状態にあります。つまり安倍政権は、国民から年金を奪い続けてきた政権であり、そのために働き方改革もあった、と考えるべきなのですね。それをきちんと伝えることができれば、選挙になったら大きな風になるのですけれどね。

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