安倍首相の「悪夢」発言政治の安定も株式市場の安定も、どちらも問題

2019年06月16日

雑感。投資に失敗する農水省の官民ファンド

大阪吹田市で、警官が襲撃されて銃を奪われた事件。本当に最近、こうした事件が増えていると感じますが、くり返されるということは対策ができていない、ということ。犯人の目的も分かっていませんが、計画的犯行の可能性もあり、けん銃強奪を狙ったとしたら、次の犯罪も考えられる。何でも厳罰化すればいい、というものではありませんが、日本は本当に安全で安心な国なのか? 疑う事例が枚挙に暇ありません。

農水省所管の官民ファンドが92億円の累積赤字を抱えており、しかも今年度から投資額を9倍とし、8年で700億円を投入するみこみです。約5年で319億円の元手を減らしまくった挙句、さらにその倍以上をつぎ込むというのですから、気が狂っているとしか思えない。しかも、役員には満額の退職金を支払うというのですから、何のためにつくったかは容易に想像できる。役員の経歴は分かりませんが、恐らく元官僚なのでしょう。これが年金2000万円不足の問題をやっている最中ですから、尚更問題です。官僚には年金が不足しない。こうして退職金がどんどん上乗せされるからであり、失敗しても何ら責任をとることもないからです。
日経などは2000万円の不足を「独り歩きする平均値」としますが、その平均の上には元官僚がごっそり並ぶことを考えると、多くの国民は平均以下を強いられることになるのです。官僚ではない国民は、大半が2000万円すら貯められず、老後は生活費にすら困る。それこそ70までと言わず、ずっと働きつづけなければいけない。働き方改革でさえ、年金受給の段階になるとマイナスの項目が多いことを、忘れてはいけません。

しかしこの農水省の件は、これまで何度もみてきたことです。安倍政権のために嘘をつき、政権を守った官僚は退職しても、次の職が約束されるし、恐らく次の職場でも退職金ももらえるでしょう。それは森友、加計問題ばかりでない。省庁に不祥事が起こる、セクハラやパワハラが判明し、早めに引責辞任した官僚にもその後の生活を約束してきたからこそ、安倍政権は元官僚による暴露を抑えてきた、といえる。その分、税金がつかわれ、元官僚の老後の生活は安泰となってきた。日本は安倍政権と、それを守る官僚にとっては非常に安全、安心な国になってきた、とさえいえます。その一方、国民の安全や安心が脅かされてきた6年です。
高齢ドライバーの事故とて、すでに各国では対策が始まっているのに、日本ではまだ。G20エネルギー・環境相会合で、日本はやっとレジ袋有料化を来年4月から、としますが各国はもう対策を打っている。警察官が襲撃されたり、子供が狙われたり、そうした事件でも安倍政権の対応の遅さと、対策の誤りによってまったくこの国に安全も安心も訪れていないことが分かるのです。世界ではもう何らかの対策がはじまっているのに、日本はまだなのですから。それは上記した、官僚との関係でも明白です。余計なことをした金融庁は疎まれ、国会でも次官が平謝りです。官僚は余計なことをしないようになり、政治家の顔色をうかがい、その指示にしか従わない。自分で何か動くことをやめており、その政治家が無能なので、対策がすべて後手後手になって世界から見劣りしてしまう、というくり返しが安倍政権なのです。環境問題でレジ袋を有料化する前に、損をした役員にはそれなりに責任をとらせるなど、本当に必要なところからお金をとらないと、国民の安全、安心どころか、生活すら守れないことになりかねないのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 23:14│Comments(2)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 一般

この記事へのコメント

1. Posted by いろはのい   2019年06月17日 00:13
「独り歩きする平均値」……金融庁のデータでも
65歳夫婦の金融資産は「平均で」約2200万円ある、
としていますが、これもインチキなんですよね。
こう聞くと、日本人の半数は約2千万円の資産を持ってるんだから、
それくらい貯めておくのが「普通」ですよ、みたいに
思われがちですが、実は「普通」の人は2千万円も持ってない。
持っているのは実際三分の一程度で、残りの三分の二の人間は
2千万円以下しか持っていません。それは記事にもある
官僚などの超金持ちが平均値を押し上げているからで、
その平均値を独り歩きさせて「普通」に見せかけようとしている
金融庁の報告書は悪質としか言いようがありませんね。
(たしかに「嘘」は書いてないですが)
2. Posted by 管理人   2019年06月17日 22:31
いろはのい さん、コメント有り難うございます。

平均値ですから、数十億、数百億円の資産をもっている人も含まれると、平均で2200万円あるというのは、実は多くの人がそんなにもっていない、となるのですね。例えば、今日の記事でとりあげた黒田日銀総裁が、マンション購入などで資産運用、という記事が以前週刊誌にもでていましたが、官僚が渡りによって天下り先を転々とし、資産を蓄えていくことで、平均値は押し上げられてしまっているのですね。

不足すれば、それだけ高齢者の生活が厳しくなっていく。あのWGのリポートは、あくまで収入があるときの生活をつづけたら、ということでもあり、必ずしも2000万円が不足するわけではありませんが、高齢になると不意の病も増える。それは人間が元々、100歳まで生きるようにできていないからで、病気によって老後の生活など、すぐに破綻してしまう可能性もでてきます。私の父もガンで亡くなりましたが、高額療養費の補填がなければ、借金になっていたところです。結果的に、そういうことがなく、平和で健康的に暮らせて始めて老後の生活が成立する、というのがもう破綻しているといっても過言ではないほど、なのですね。

平均値や確率など、数字に騙されないことは基本ですが、それを日経が騙す方向でつかっている、というのがもうこの国のメディアの信用を損なっているといえるのでしょうね。ミスリードもメディアとして行ってはいけないことの一つのはずですが、安倍政権に都合よい方向だと容認されるのが、現状なのかもしれませんね。

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