2019年11月12日
『桜を見る会』から見える怪
英国ではEU離脱党が、ジョンソン首相率いる保守党が勝利した317選挙区で、候補者擁立を見送る方針を表明しました。保守党が離脱方針でまとまったため、離脱党と票が競合することになる。離脱党としては苦渋の撤退なのでしょう。離脱党のファラージ党首が発表時、浮かべた表情がすべてを物語るのでしょう。
日本では『桜を見る会』への、安倍支持者の正体が問題視されています。二階幹事長など「政治家は支持者のために動いて当たり前」などと、とんでもないことを言いだしていますが、以前から人選が不明なことや、選考方法に疑義があると指摘されてきましたが、ここに来て問題が大きくなったのは、財政負担が拡大することと、貧富の差に国民が敏感になってきたことも影響するのでしょう。明らかに一部の人間への利益誘導であり、安倍首相を支持する人間に対して、税金で優遇される姿は嫌でも国民の目につきます。
しかも、政府はその招待客の名簿について、すでに廃棄したという。例えば遅効性の毒物を打たれ、後に影響がでても捜査できない、ということになります。これがこの国のセキュリティだとすれば、北朝鮮の脅威を訴える前にリスク管理がまったくできていない、と言えるでしょう。あくまで仮定の話として、狂犬病ウィルスは数年かけて発病するケースもあります。握手を求められ、チクッと刺されてもその場で気づかず、1年後に首相が狂犬病で亡くなる。なんて推理小説並みのことが、現実には可能です。以前から、『桜を見る会』の招待状がネットでやりとりされている、ともされるので、正直チェックすらザルなのです。
『桜を見る会』は、もはや『サクラを見る会』です。有名人と、自身の後援会の会員をマッチングして、握手させたり写真を撮らせたり。つまり政治家とコネをもちたい有名人、というサクラを準備する。支持者はそうした有名人とお近づきになれる、という会です。毎年、桜の満開時期ともズレますし、確か昨年などはもう葉桜だったはず。でも、多くの人間が集まるのは、花の桜ではなくサクラをみるためだから、ともいえるのです。前夜祭として安倍氏と会食、などというのもこれがイベント化している証左です。
サクラ、という言葉はパッと咲いてパッと散る。ただで見る、という意味と、場を盛り上げてすぐに去る、という意味が重なってそう呼ばれるものです。しかしそれを呼ぶ側が、パッと咲くどころか長期政権となり、特にその私物化が顕著な人物ですから、この会はすでに形骸となっているばかりでなく、有害となってしまっている。しかも、これはただのムダ遣いではない。国費の私物化という、明確な目的をもった使途であり、悪質であると断罪されるべきものです。山口県の安倍支持者や自民党の推薦枠などが、妬みの対象とされかねず、国民の怒りを買うことにもなりかねないのですから、もっと厳密であるべきなのです。
『桜』という漢字は『櫻』とも書き、貨幣を意味する『貝』の字が二つも並ぶ。後援会の人間には有名人という『サクラ』がみえ、出席者にはこれが『マクラ(営業)』にみえ、この問題を批判しないどころか、正当化するような人間は周りから『メクラ』に見え、自民党にはこれが『票の生る木』に見える。桜が『金の生る木』にみえている人たちにとって、何が見えているかはそれぞれ、ということでもあるのでしょうね。
日本では『桜を見る会』への、安倍支持者の正体が問題視されています。二階幹事長など「政治家は支持者のために動いて当たり前」などと、とんでもないことを言いだしていますが、以前から人選が不明なことや、選考方法に疑義があると指摘されてきましたが、ここに来て問題が大きくなったのは、財政負担が拡大することと、貧富の差に国民が敏感になってきたことも影響するのでしょう。明らかに一部の人間への利益誘導であり、安倍首相を支持する人間に対して、税金で優遇される姿は嫌でも国民の目につきます。
しかも、政府はその招待客の名簿について、すでに廃棄したという。例えば遅効性の毒物を打たれ、後に影響がでても捜査できない、ということになります。これがこの国のセキュリティだとすれば、北朝鮮の脅威を訴える前にリスク管理がまったくできていない、と言えるでしょう。あくまで仮定の話として、狂犬病ウィルスは数年かけて発病するケースもあります。握手を求められ、チクッと刺されてもその場で気づかず、1年後に首相が狂犬病で亡くなる。なんて推理小説並みのことが、現実には可能です。以前から、『桜を見る会』の招待状がネットでやりとりされている、ともされるので、正直チェックすらザルなのです。
『桜を見る会』は、もはや『サクラを見る会』です。有名人と、自身の後援会の会員をマッチングして、握手させたり写真を撮らせたり。つまり政治家とコネをもちたい有名人、というサクラを準備する。支持者はそうした有名人とお近づきになれる、という会です。毎年、桜の満開時期ともズレますし、確か昨年などはもう葉桜だったはず。でも、多くの人間が集まるのは、花の桜ではなくサクラをみるためだから、ともいえるのです。前夜祭として安倍氏と会食、などというのもこれがイベント化している証左です。
サクラ、という言葉はパッと咲いてパッと散る。ただで見る、という意味と、場を盛り上げてすぐに去る、という意味が重なってそう呼ばれるものです。しかしそれを呼ぶ側が、パッと咲くどころか長期政権となり、特にその私物化が顕著な人物ですから、この会はすでに形骸となっているばかりでなく、有害となってしまっている。しかも、これはただのムダ遣いではない。国費の私物化という、明確な目的をもった使途であり、悪質であると断罪されるべきものです。山口県の安倍支持者や自民党の推薦枠などが、妬みの対象とされかねず、国民の怒りを買うことにもなりかねないのですから、もっと厳密であるべきなのです。
『桜』という漢字は『櫻』とも書き、貨幣を意味する『貝』の字が二つも並ぶ。後援会の人間には有名人という『サクラ』がみえ、出席者にはこれが『マクラ(営業)』にみえ、この問題を批判しないどころか、正当化するような人間は周りから『メクラ』に見え、自民党にはこれが『票の生る木』に見える。桜が『金の生る木』にみえている人たちにとって、何が見えているかはそれぞれ、ということでもあるのでしょうね。
この記事へのコメント
1. Posted by いろはのい 2019年11月13日 21:31
二階氏の発言は、この件で首相をかばうのは無理だ、
もう、いい加減にしてくれよ、という投げやりな感じが窺えるのですが。
と思ったら菅氏が、サクラの会は来年から中止、と。
是非、二階さんに感想をお聞きしたい(笑)
もう、いい加減にしてくれよ、という投げやりな感じが窺えるのですが。
と思ったら菅氏が、サクラの会は来年から中止、と。
是非、二階さんに感想をお聞きしたい(笑)
2. Posted by 管理人 2019年11月13日 22:34
いろはのい さん、コメント有り難うございます。
二階氏は、以前から自分たちの都合が悪くなると凄む、という形が多いですが、今回も「政治家は利益誘導するもの」といった後、質問をした記者に「何が悪い」とばかりに凄んでいました。だからそれは公選法違反に当たるのでは? と記者がやり返さないのも不自然なのですが、現場にいると、あの凄みに負けるのでしょうね。
菅氏が発表して、安倍氏が「判断した」とする桜を見る会の中止ですが、だからその判断の理由を説明しないといけない、ということです。二階氏が語るように「問題ない」のなら、来年も堂々とやればいい。周りが批判しようと、法律に抵触しないのなら、やめる理由もないのですね。なので、逆にこれは安倍氏にとって重しにもなってくるのでしょう。
あべ晋三事務所が、詳細が分からないのでコメントできない、としますが、要するにまだ戦略が立っていないのでイイワケできない、というのと同じです。それなのに、中止の方が先に決まった。つまりまだ戦略としては立っていないけれど、影響を抑えるために中止とした。ただそれが、逆に安倍政権を苦しめることにもなってくるのでしょう。二階氏が、「この状況で選挙などできるか!」と怒った、との話も伝わりますが、二階氏とて「利益誘導するのが当たり前」発言で、過去の西松建設からの献金問題など、痛い腹を探られるかもしれない。それに、辞めた菅原前経産相と河井前法相も、地元民への過剰な贈り物、といった公選法違反が疑われる。自民にとって、かなり厳しい局面を迎えたといえるのでしょうね。
二階氏は、以前から自分たちの都合が悪くなると凄む、という形が多いですが、今回も「政治家は利益誘導するもの」といった後、質問をした記者に「何が悪い」とばかりに凄んでいました。だからそれは公選法違反に当たるのでは? と記者がやり返さないのも不自然なのですが、現場にいると、あの凄みに負けるのでしょうね。
菅氏が発表して、安倍氏が「判断した」とする桜を見る会の中止ですが、だからその判断の理由を説明しないといけない、ということです。二階氏が語るように「問題ない」のなら、来年も堂々とやればいい。周りが批判しようと、法律に抵触しないのなら、やめる理由もないのですね。なので、逆にこれは安倍氏にとって重しにもなってくるのでしょう。
あべ晋三事務所が、詳細が分からないのでコメントできない、としますが、要するにまだ戦略が立っていないのでイイワケできない、というのと同じです。それなのに、中止の方が先に決まった。つまりまだ戦略としては立っていないけれど、影響を抑えるために中止とした。ただそれが、逆に安倍政権を苦しめることにもなってくるのでしょう。二階氏が、「この状況で選挙などできるか!」と怒った、との話も伝わりますが、二階氏とて「利益誘導するのが当たり前」発言で、過去の西松建設からの献金問題など、痛い腹を探られるかもしれない。それに、辞めた菅原前経産相と河井前法相も、地元民への過剰な贈り物、といった公選法違反が疑われる。自民にとって、かなり厳しい局面を迎えたといえるのでしょうね。