『桜を見る会』から見える怪7-9月期GDP速報値

2019年11月13日

嘘をつく政治家と、イイワケと

トランプ米大統領の弾劾公聴会、公開で行われるために最初のヤマ場ともされます。民主党はここで疑惑を深めれば世論が高まり、共和党からも造反者がだせる。前回、弾劾開始の審議では共和党議員が一人も造反せず、結束の強さを示しました。ただしここにきて、ボルトン前大統領補佐官が「シリアからの米軍撤退は、トランプファミリーがトルコで行っている事業を円滑にすすめるため、トルコに特権を与えた」と新たな疑惑を語りだしました。トランプ氏がトルコへの制裁に消極的だったのも、頷ける話です。ボルトン氏は保守重鎮、保守層にもトランプ氏への疑念が広がる可能性があり、支持層の行方も気がかりです。

森田千葉県知事への文春砲、森田氏が「自宅」と語ったところは別荘であると証拠を並べてきました。説明に嘘が含まれていた、となるとダメージも大きく、しかもその別荘はプレイルームなどが備えられた遊び場、というのですから尚更です。つまり台風15号の被害が拡大する中、公務を途中で切り上げて遊んでいた、となる。それは「自宅」と言い張りたくもなり、かつそこには留まっていない、自分の車で視察、などとトンデモ発言もしたくなるのは、そういった事情もありそうです。嘘の代償は大きいのでしょう。
そして安倍政権、安倍首相自ら「桜を見る会への人選には携わっていない」としていた答弁が、虚偽であった可能性が一斉に報じられました。それは『あべ晋三事務所』が取りまとめておいて、秘書が勝手にやりました、は通用しない話です。しかも、人選に問題があるから来年度は開催を見送り、ということは問題があると認めたことになる。一体、その問題とは何か? ただ「私が決断して止めた」ではなく、開催しない理由を説明しないといけません。どんな問題があったか? なぜ来年は開催できないか? を説明しないと、すでに概算要求も終わったこの段階で、大きすぎる影響に対して無責任との批判も上がるでしょう。

この問題の根っこには、年金減額やら社会保障費の負担増が議論されるように、安倍政権は元々、経済成長をして財政健全化をめざす『上げ潮』路線で、歳出の拡大を正当化してきた側面があります。しかし既知のとおり成長は低位で、歳入の伸びは限定的、社会保障の伸びを補うにはほど遠い…どころか、国民は負担増を余儀なくされ、給付は減らされる一方です。そんな中で、自分の選挙区の有権者のために国費をつかっていた、優遇していた、とバレたのですから、来年度は開催できなくなったのです。公選法違反も指摘されますが、自分のお金ではなく、財政が厳しいはずの国費をつかっていたから、より深刻なレベルなのです。
むしろ安倍ノミクスが成功し、財政に余裕ができて国民負担のないままでいたら、いつものトンデモないイイワケで、スルーできたかもしれない。しかし安倍ノミクスは失敗し、社会保障の増大を賄えない。国民が傷みを感じるようになり、政治の無駄遣いが赦せなくなってきたのです。つまり安倍政権がこれまでついてきた嘘、その虚実が詳らかになってきて、国民が「(森友・加計問題を始めとして)まぁ悪いこともしているけど、自分たちに利益を与えてくれるから」と大目に見てきたものが、ここにきて通用しなくなった、ということなのです。自民の甘利税調会長が「経済対策6兆円超を」と訴えることも、もはや嘘くさく聞こえる。結局それは、自分たちと繋がりのある企業、団体に消えるのではないか? これだけ国費を無駄遣いしてきた政治家たちが、ここから襟を正せるのか? 誰もが疑念の目をむけることになったのでしょう。『桜を見る会』から始まった流れ、実は安倍政権と『サヨナラをする会』といった形になってきたのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 22:20│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 政治 | 一般

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