五輪の延期と経済五輪延期を主導した安倍政権が払う『ツケ』

2020年03月24日

株高と安倍政権の醜聞と

今日も日の丸株式防衛隊がテイクオフです。売買の少ない夜間取引から上昇させ、朝方の先物市場は8時45分から開きますが、そこでも上昇。日中も買いまくる、といった形で日経225は1200円高です。一部でソフトバンクG(SBG)を買わせるために、連動性の高い日経225を買った、ともされますが、SBGの時価総額が下がると不測の事態が起きかねない、ということを矢継ぎ早の対応と、露骨な介入で露呈してしまった、といえるでしょう。国内金融機関は大きくSBGに貸し込んでおり、これまでは返済も確かな上客だった。なので額も膨らんだ。いざ危なくなると、それこそリーマンショック級の金融破綻さえ引き起こしかねません。これまでTOPIX型を重視し、日経225には目もくれていなかった金融機関が、巨額の買い支えを入れる現状は、日本の危うさしか映していない。今日の株価上昇は、断末魔の悪あがきという気がしてなりません。
そんな中、年金積立金管理運用独立法人(GPIF)が、4月から外国債の運用比率を25%に上げます。つまり日本国債の運用比率を、35%から25%に低下させる、ということ。つまり当面、売り方に回ります。そしてこれは円安を促しますが、貿易赤字が定着した今、日本経済にはさらに打撃となるでしょう。しかも米国債とて10年物で0.7%の利回りしかない現在、大きな効果も望めません。日銀が大量に買いまくるから、GPIFは国債市場を縮小するというのか? 逆にヘリマネの行使を見据えて、今のうちに運用比率を変えようというのか。いずれにしろ、今回の動きの後ででてくることには、要注意ということになるのでしょう。

東京五輪を1年延期要請、という話題で一色ですが、森友問題で自殺した財務省職員の手記、そして妻の手紙がでてきて、安倍首相は「発言が原因」、麻生財務相は「私の言葉を捻じまげ」、「この2人は調査される側」と痛烈です。まさか、とは思いますが、安倍政権が五輪延期を容認に傾いたのも、この報道から目を逸らすためでは? ともされます。つまりもう通常開催は難しく、どのタイミングで発表するか、コトを起こすかといった段階ででた醜聞だけに、目くらましにちょうどいいと判断してここで動いた、ということです。
本当は、年度が切り替えてからの発表を狙っていた。来年度の業績悪化は確実、さらに五輪延期となったなら、株価は目も当てられなくなる。しかし先週の文春砲をうけ、今週仕掛けると決め、日系の証券会社には相場下支えをするよう指示。日銀は金利ゼロで3.4兆円を金融機関に貸し付け、資金繰りをバックアップ。SBGも大量の自社株買い発表で、日経225先物を下支えする動きをみせた。何だかここ数日の動き、実に辻褄が合っているのです。GPIFも円安を促す策を提示し、株高期待を醸成させる動きをバックアップします。

ただ注意すべきは、セリングクライマックスもなく切り返したので、これは騙しに終わる可能性が非常に高い。特に、来年度への期待すら低下する中で、先物のパワープレイだけで戻せば反動安への警戒が強まります。森友問題は決裁文書の改竄でしたが、株式も粉飾をしようとするのが、安倍政権の本質ということでもありそうです。ナゼ最近、先物の買い方にずらっと日系の証券会社が並ぶ機会が異常に増えたのか? 考えるまでもなく、日の丸株式防衛隊に命令、指示をだしている誰かがいる、ということです。売りそびれた人は、この防衛隊が機能している間に売る、という選択肢もありそうです。大本営がおかしな作戦を展開し、総討ち死にとなりそうな今、個人は自分で身を守るしかなくなってきてもいるのでしょう。まさに、安倍政権は様々な問題に関して「調査される側」にいる、ということは間違いないのでしょうね。

analyst_zaiya777 at 22:23│Comments(4)このエントリーをはてなブックマークに追加 経済 | 政治

この記事へのコメント

1. Posted by hayate   2020年03月24日 23:33
本日、地元でも感染者が出てしまいました。しかも感染経路不明との事。我が家は高齢の両親がおり病院通いをしているので心配です。オリパラの延期、1年程度とのことですが、安倍の総裁任期が9月末で衆議院が10月末だったはずですから、今年年末か来年年明けに解散総選挙でしょうかね。それとも、オリパラが完全に終了になる時期を9月に設定すると、梅雨時期をさけて来年4~5月に開催なのかな?いずれにしても安倍の任期中での開催なのでしょう。今年の都知事選も自民党は候補者擁立を見送るとの報道もありますから、小池の再選も裏で確約済みか。
2. Posted by 管理人   2020年03月24日 23:51
hayate さん、コメント有り難うございます。

身内の高齢者の近くで感染がでると、本当に心配ですよね。私の母のところでも感染があり、一応経路は分かっている形だったので、特に生活を変えることもなかったようですが、今の検査体制だと必ず抜けがでているはずなので、どこでどう感染するかも分かりませんね。

私の読みでは、本当は五輪開催前、もしくはパラ終了後の秋に解散、と考えていましたが、今のままならコロナ収束と同時に解散、というシナリオが濃厚です。そのタイミング次第で臨時国会の前なのか、後なのか、それとも通常国会に雪崩れこむか、が決まるのかもしれませんね。二階幹事長が総裁任期延長をみとめなくなったように、今の党内は安倍氏は3選まで、ですから、どこかでその流れを変える必要に迫られるでしょう。本来は、五輪で花道…というシナリオもありましたが、景気悪化でそれも頓挫したといえます。安倍ノミクスが明確に失敗した形になっていますからね。

五輪は、正直来年に延ばしても秋ごろかと考えます。4、5月だと世界陸上、世界水泳にかぶりませんが、選手としてはどちらかにしか注力できなくなるでしょう。動いてきた五輪が邪魔をする形になると、何かとトラブルにもなりそうですからね。それに4、5月が本当に収束できているのか? 恐らく先進国ではもうピークアウトをしているでしょうが、新興国ではまだ継続している可能性があり、その前に特効薬でもみつかればよいですが、春だと薬の開発も微妙でもあるのですね。事前の準備も必要なので、最低3〜4ヶ月前には収束していないといけない。再延期はしない、ということなので、春だと余計に微妙なのですね。多分、秋だと安倍氏の日程に間に合わない。ますます解散の意思だけは高まっているのでしょうね。
3. Posted by payoku   2020年03月25日 21:30
もし、「日本式」の対応で新型コロナを運良くやり過ごすことができたとしても、数十年後あたりに発生するであろう次の感染症は、今回の悪しき成功例のせいで手遅れになりそうですね。戦時中の大本営発表などもありますし、現実を直視して対策を練ることができない、というのは国民性なんですかねえ....
4. Posted by 管理人   2020年03月25日 23:11
payoku さん、コメント有り難うございます。

今日、東京都が「重大局面」などとしましたが、恐らく感染は止められず、その「重大局面」は序章となりそうです。大体、週末の不要不急の外出を控えたら、どうして感染が止まるのか? 平日は自宅で勤務、などと言ってみたところで、人の動きを完全に止めない限りは感染拡大は防げませんからね。一時的に少なくなることはあっても、どこから入ってくるか分からない。中国が再侵入を恐れるように、コロナ対策はずっと、延々とつづけないといけないのですね。それこそ治療薬がでてくるまで。

日本式の、検査数を少なくして感染している人が少ない、と思いこませたとしても、こればかりはどうしようもないのでしょうね。恐らくそれは、多くの人が何をすべきかよく分かっていない、それは為政者から何から、ということでもありそうです。日本式、の最大の問題は、新聞やテレビの情報を信じやすいこと。しかしその新聞やテレビが正しいことを伝えている、なんて今や悪い冗談にしかなっていない。大本営発表にしろ、日本人は権威に弱い、という面はあるかもしれませんね。

もう一方で、ネットの情報も信じやすいように、人は騙され易い、ということが様々な心理実験でも判明していますが、そういう騙され易い自分を客観的にみられない人、が多いこともあるのでしょうね。自分が騙され易い、と思っていたら、危機感をもってコトに当たりますが、自分は大丈夫、と思っている人が多い。そういう人に限って、パニックになってトイレットペーパーを買い漁る、ということでもあるのでしょう。これは人間の性、一定程度はそういう人がいても仕方ないのかもしれませんが、それが確実に増えているのが、厄介な点なのかもしれませんね。

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