2008年11月07日

今度は、足が・・・・・、かゆくない!

いやぁ、ご無沙汰してしまいました。
長いご無沙汰の原因は、また後にするとして、
今日は、最近のバーバラさまの様子をお話したいと思います。

最近のバーバラさま、少し長めのショートスティに、
ようやく出かけられるようになっていました。

なので、私も、その間は、自分の時間をゆっくりと過ごし、
自分の好きな事の勉強をしたり、のんびりと生活していました。

ところが、そんな、ある日・・・・・。

ショートスティ先の看護師さんから、1本の電話がかかって来たのです。
(↑・・・・・って、コレ、何かが起こるパターン・・・・・!?)

「あの・・・、バーバラさまの足なんですけど・・・・・、
 多分、水虫だと思うので、1度、皮膚科で診てもらえませんか?」

・・・・・って、また、おかしな病気、キ〜〜〜タ〜〜〜〜〜!!

この看護師さん、なかなか鋭くて、以前、バーバラさまの「疥癬」を
皮膚科の医師より先に見つけてくれた、頼れる看護師さんです。

彼女が水虫だと言うのなら、おそらく水虫なのでしょう。いや、絶対。

この電話をもらった、ちょうど3日後が、主治医の定期検診日だったので、
そのまま、同じ病院内の皮膚科で足の様子も診てもらうことにしました。

そして、久し振りに、また、あの伝説の皮膚科医との対面です。

バーバラさまは、(お腹がつかえて)自分で靴下を脱ぐ事が出来ないので、
で〜〜〜んと、足を投げ出した格好で、ふんぞりかえって座っています。

私は、もう100%、水虫だと思っているので、
「お嫁さん、お母さんの靴下を脱がせて下さーい」
とか指示されたらどうしよう・・・・・と、内心、ドキドキです。

でも・・・・・。

怖くて、私でも素手で触ることが出来ないバーバラさまの靴下を、
そばにいた年配の看護師さんが、優しく脱がせてくれました。素手で。

そして、この伝説の皮膚科医、今回は、今回こそは、
バーバラさまの足を見るなり、迷わず、こう言いました。

「あ〜、コレ、水虫ですね〜。間違いない!」

(・・・・・やっぱり、そうか・・・。)

そして、バーバラさまの白く盛り上った爪を少し切って顕微鏡で覗き、

「あ〜、いるいる。これは完全に爪水虫ですね〜!」と、言ったのです。

今回は、誤診ではなさそうです。

・・・・・それにしても、爪水虫って・・・・・。

糖尿病といい、疥癬といい、水虫といい、
私の家系には、全く無縁な病気ばかり、
どうして、バーバラさまは運んでくるのでしょう。

この人と係わらなければ、どれだけクリーンな生活が出来ていたことか。

水虫と言えば、完治が難しく、治療期間が長く、
永遠に薬を塗り続けなければならないイメージがあります。
それも、バーバラさまは自分の足に手が届かないので、
必然的に、私が塗ってあげることになります・・・・・。

またか・・・・・、と、ため息が漏れた頃に、伝説先生が言いました。

「爪白癬は、塗り薬が効きにくいので、飲み薬で治療しましょう」

えっ?・・・先生、今、何て言いました?・・・飲み薬って言いました!?

キャ〜〜〜!飲み薬なんて、なんて素敵なお言葉なのでしょう!!
初めて、伝説先生がキラキラ輝いて見えました。

私、毎日、薬、塗ってあげなくてもいいの?

念のため、内科のカルテを調べて、現在服用中の薬との飲み合わせを確認し、
問題なし、とのことで、「ラミシール錠125mg」というお薬が処方されました。

ただ、この薬の服用により、稀に、肝機能・・・?だったかな・・・、
(↑この辺りの説明、浮かれてて、あまりよく聞いてなかった
に、障害が出ることがあるので、少し日数をおいて血液検査しましょう、
とのことでした。

それから、足だけでなく、白癬菌は全身どこにでも感染するので、
バーバラさまの介護を行った後は、手洗いを敢行して下さい、と言われました。

いつも通り、会計やお薬の受け取りなどを済ませて、
タクシーで帰宅すると、バーバラさまの機嫌が良くありません。

バーバラさま、まさかの「爪水虫」の診断に、
なかなか納得できず、しきりに首を傾けて、不満顔です。

レディの足から水虫が発見されたことが恥ずかしいのか、
今まで履いていた靴下を全部捨てられたことが不満なのか、
自分は水虫なんかじゃないから、薬も飲まないし、
病院にも行かない!と、言う事を聞いてくれません。

そして、

「第一、足が、全然、かゆくないんだから、水虫じゃない!!」

の、一点張りです。

あまりに頑固に、薬は飲みたくない!と言い張るので、
じゃあ、治療はどうするの?しなくていいの?と尋ねると、

「バケツにお湯を張って、そこに薬用成分のある粉を入れて、
 毎晩、寝る前に足を漬けて、よ〜くあったまる

・・・・・ん?・・・・・・・・・・んん??
バケツ・・・?に、お湯・・・・・?薬用成分の粉・・・???

それに足を・・・・・・って、それ、完全に、足湯じゃ〜〜〜ん!!

じゃあなに?それって、水虫のクセに、寝る前に毎晩足湯に入って、
ぬくぬく、暖ったまって、それで寝ようって魂胆〜〜〜???




もう、お願いだから、一生、湯治から帰って来なくていいですよ。

anatanoashiha at 17:54|PermalinkComments(6)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年09月30日

1日3回、コントの時間。

どうして、こう毎日、嫌になっちゃうのでしょう?

バーバラさまと私、相変わらずな日々が続いています。

食事・インスリン・投薬管理・着替え・オムツ交換(排泄介助)・
口腔ケア・身体の清拭・衣類・寝具の洗濯・部屋の掃除など・・・。

でも・・・・・。
そんな変わらない生活の中にも、ひとつだけ、新しい事がありました。

メディセーブミニ

↑実は、血糖値の測定器、新しいものに替わりました。

今まで使っていたものに比べると、吸血時に失敗が少なく、
測定時間も、ほんの10秒程度で測れます。

さっそく、新しい器具に慣れてもらうため、
バーバラさまの特訓(?)が始まりました。

やる事と言えば、測定器の電源を入れて、キャップを外し、
チップを付けて、測定する。
終わったら、チップを外し、電源を切って、キャップをする。

ただ、これだけの事なのですが・・・・・。

バーバラさま、写真入りの説明書を睨みながら、悪戦苦闘・・・。

まず、電源を入れることが出来ません・・・・・。
電源ボタンを必要以上にギュ〜ッと押し続けるので、
せっかく入った電源も、また切れてしまったり・・・・・。

そうかと思えば、偶然、指が当たって電源が入ったり、
普通に持っているだけなのに、指が当たって、電源が切れたり。

チップを付けるのにも、真っ直ぐ差し込むだけなのに、
強く、押したり引いたり、クルクル回したり・・・・・。
そうしてる間に、偶然、チップを外すためのイジェクターに
指が当たってしまい、突然、チップが勢い良く飛び出したり・・・。
(そしてそれが、見ている私の顔に当たったり・・・・・!)

もう、まるで、コントを見ているようです。

電源を入れて、キャップを外し、チップを付ける・・・・・。
たったこれだけの作業に20分かかり、やっと血糖値の測定が出来ます。

そして、測定後、チップを外し、電源を切り、キャップをする。

これでまた、20分かかります。

さっきは、勢い良く私の顔に発射できたチップの外し方も、
いざ、必要な時には全く出来ません・・・・・。
そして、最後にキャップをするのにも、
何故か、必ず、上下さかさまにキャップを付けます。
(1/2の確率なのにね・・・・・!)

ホントに、毎回毎回、同じ事の繰り返しで、
バーバラさま1人で出来る日が来るのかな・・・と、
何だか、少し、不安になってしまいます。

・・・・・と、こうして書いている間に、
何やら、バーバラさまのお部屋から、香ばしいニオイが漂って来ました。
ちょっと、様子を見て来ます。

     ・

     ・

     ・

バーバラさま、本人はもちろん、布団や、着ていた衣類まで、
ウン様まみれになって、立ち尽くしていました・・・・・。
見ると、ウン様の付いた手で、いろいろ触ったらしく、
あちこちに茶色の汚れが付いています。
これは、清拭・着替え・オムツ交換・洗濯・掃除の、
フルコースになりそうです。

お昼ごはんの後、これを書き始める前に、
しっかりオムツ交換したのですが、まあ、仕方ないですもんね。

そういうわけで、これからまた、ひと仕事して来ます。
本当は、もう少し、書きたい事もあったのですが、
それはまた、後日と言う事で・・・・・。

anatanoashiha at 16:11|PermalinkComments(8)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年09月09日

何気なくテレビをつけたら。

「高齢者のおむつ」について放送していました。

内容は、「尊厳ある高齢者介護」を目指し、
不必要なオムツは外していこう、と言うものでした。

番組では、ある病院で行われている、
「オムツ外しトレーニング」を取り上げ、
訓練を受けた患者さんの内、約3割の方が
オムツを外す事に成功している、と紹介していました。

実は、この「オムツ外しトレーニング」、
番組とは違う病院ですが、バーバラさまも受けた事があるんです。

でも、結果は、トレーニング前と何も変わりませんでした。

膀胱内の尿量はかなり溜まった状態なのに、
トイレ誘導しても1滴も排尿できず、
お部屋に戻ると失禁する・・・。この繰り返しです。

バーバラさまの場合、完全に尿意(便意)が無い上に、
今、この瞬間に排尿している事にも気が付きません。

また、排尿(排便)後の、オムツの不快感も分かりません。

訓練してくれた看護師さんは、大変な苦労だったと思います。

そして、番組内の病院では、退院後、家庭での、
布製のトレーニングパンツの使用を勧めていました。
布製のパッドが付いているので、多少の尿では漏れないそうです。

そして番組が進んでいくと、今度は、400種類以上ある、
高齢者用オムツの中から、いかに介護される側が快適なものを
選んであげられるか、実際に介護者がオムツを使用してみたり、
排泄に関して、知識のある人材を育てようと言う取り組みが
少しずつ進んでいる事、などが放送されました。

もちろん、バーバラさまのオムツが外れたら、
それはそれは負担が軽くなるだろうと思いますし、
毎日のストレスも少しは軽減されると思います。

介護される方の人権も、もちろん守らなくてはいけません。

けれども。

どうも私には、その意欲が、取り組みが、考え方が、
介護問題を抱える個々の家族を置き去りにした、
空回りな取り組みに思えて仕方ありません。

第一、バーバラさまに、オムツを外そう!という、
意識もありませんし、本人も望んでいません。

さらに、自分や周囲の環境について、
少しでも良くして行こう、という向上心もありません。

最近の傾向として、
「介護は自宅で、家族が愛情を持って行いましょう」
とか言われています。

しかし、残念ながら、
全ての家族が愛情を持って介護できるわけではありません。

最初は持っていた愛情も、介護が続けば、
次第に枯れて来てしまいます。愛情は無限ではありません。

毎日毎日、待ったなし、で繰り返される介護の中で、
その生活に疲れ果て、たとえ、たった1滴漏れただけの、
布製パンツでさえ、もう洗いたくない心境の家族だっています。

400種類以上あるオムツの中から、やっぱり、
自分が、介護者が、使いやすいオムツを選んでしまう、
その気持ちだって、分かって欲しいのです。

だって、お店から、大量のオムツを重い思いをして、
せっせと買って来るのは介護者なんですよ。

毎日毎日、1日に何度も、オムツ交換するのは、
やっぱり介護者なんですよ。感謝もされないのに。

理想は、自宅で、家族の愛情に囲まれながら、
家族が介護される方の健康や環境、感情にまで気を使い、
最後の時を迎えるまで、家族の愛情の中で生きていく、
というのが、理想なのでしょう。

でも、その場合、介護者の生活は、人生は、人権は、
一体、誰が保証してくれるのでしょう。

介護について、何も分かっていない人が多すぎます。

まずは、オムツを外すことより、
介護問題を抱える家族の、心のケア、
それから、どんな状態・状況であっても、
平等に介護サービスが使えるように改善していくこと、
そちらの方が、よっぽど大切で、有り難い事だと、私は思うのです。


(※あくまでも個人の感想であり番組の批判ではありません)

anatanoashiha at 21:02|PermalinkComments(8)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年09月08日

2人っきりの毎日。

「あ〜ぁ、もう生きてるのが嫌になっちゃった!」

これは、退院後のバーバラさまの口癖です。

バーバラさま、入院中、お部屋から1歩も出る事を許されず、
自分で小指1本動かす事の無い生活を送っていたためか、
だいぶボケッとした状態で退院して来ました。

そして、何を勘違いしているのか、まるで自分が、
生死を分けた大病だったかのように思い込んでいます。
きっと、完全防御な格好で出入りする看護師さんたちを見て、
自分はもう不治の病に違いない、くらいに思ったのでしょう。

しかし、命に何ひとつ別状の無い疥癬だったバーバラさまは、
あっさりと、予定通り、たった2週間で退院させられました。

そして。

あっさりと退院させられた後のバーバラさまの生活は、と言うと、

まだ、2週間後の検査の結果が出るまでは、はっきりと、
「疥癬は完治しました!」と胸を張って言える状態ではないので、
自宅で出来る限りの治療?療養?をしなくてはなりません。

まず、朝起きたら、シーツを交換し、身に着けていた衣服は
全て取り替え、湿疹のできている部分には、
オイラックス軟膏を丁寧に塗り込みます。

また、オムツの交換も、ゴムの部分に湿疹ができていたので、
今まで以上に1日に何度も交換して、清潔に保つようにします。

そして、汗をかくと痒みが強くなるだろうと思い、
マメに体を拭いて、その都度、肌着も取り替えてあげます。

バーバラさまは食事以外、寝て過ごす事が多いので、
多い日には、1日に4回、着替えをすることも・・・。

その他、食事やインスリン、投薬は、いつもの通り。

・・・・・・・・・・どうですか?

何だか、こうして文字にしてみると、
私のやってる事、大した事じゃない様に思えてきますね。

でも、夜中に勝手に取り替えて、何の機能もしていない
丸まった尿取りパットから、大量に沁み出した尿が、
茶色に変色し、異臭を放ったシーツやパジャマ、とか。

気分転換に、と、一緒に出かけた先で、オムツ交換のために
一緒に入ったトイレの個室で、私の目の前で便を漏らし、
そのお尻を拭いてキレイにし、オムツ交換をすること、とか。

盛り付けた量よりも、明らかに増え、具が微妙に細かくなって、
皿にたっぷりと残っている料理(要するに吐いたんですね)と、
口元からダラダラと何かを垂らしながら、
薄ら笑いを浮かべるバーバラさま、とか。

ダニが潜んでいるかもしれない、大量の洗濯物とか。

・・・・・やっぱり、大した事じゃないと思いますか?

もちろん、私が何をしている間でも、
バーバラさまは、ボケッと立ったまま、
小指1本、髪の毛1本、動かしません。
自分は、生死に係る重病患者だと信じていますから。

そして。

バーバラさまと2人、長かった2週間が過ぎ、
いよいよ、退院後の検査の日がやって来ました。

バーバラさまは、まるで死の宣告でも受けるかのような
暗い、浮かない表情をしています。

そして、また、あの、伝説の皮膚科の医師の登場です。

退院時の話では、また、湿疹ができている皮膚を少し削って、
顕微鏡でダニの有無を確認して、判断をすると言う事でした。

・・・・・しかし、この医師・・・・・。

バーバラさまのお腹の辺りをチラッと見ただけで、
堂々と、高らかに、「疥癬完治宣言」をしたのです。
その診察所要時間、わずか1分です。

そして、
「やったね!私!さすがだ!私!!」のような主旨の事を言い、
自分で自分を褒め、さっさと診察を終わりにしてしまいました。

一体、何だったのでしょう・・・・・!?
今さら、この医師に、何も言う事は無いのですが・・・・・。

一応、疥癬は完治しました、と言う内容の診断書を
この、皮膚科の医師から書いていただき、
停止していた介護サービスは使える様になりました。

結果、「生死を彷徨う重大な病気」ではなくなったバーバラさまは、
健康になった自分に少しガッカリした様子で、
渋々、ショートスティに出かけて行きました。

なので今は、やっと、少しずつですが、
バーバラさまと離れた時間を持てる様になって来たところです。

実は、バーバラさまと2人っきりで過ごしていた間、
何度もPCの前に座り、何度も記事を書こうとしました。

しかし、どうしても最後まで書くことが出来ず、
途中で気力が無くなり、消去してしまう繰り返しでした。

けれども、更新の無い私のブログを訪問してくれる方がいる事、
カウンターを見るたびに、何だか気持ちが切なくなって、
申し訳なく思うのと同時に、どこか励まされたりもして、
何とか、バーバラさまの完治まで頑張ることが出来ました。

毎日、気にして覗きに来て下さった皆さま、
本当にありがとうございました。

嬉しかったです。


そして。
恐れていた私への感染も、
今のところ、大丈夫みたいです

anatanoashiha at 20:26|PermalinkComments(7)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年08月12日

人の話は、聞かない・さえぎる・拒絶する。

病院から電話がかかって来たのは、
バーバラさまが入院して、ちょうど1週間が過ぎた頃でした。

「退院の日時を決めたいんですけれど?」と。

・・・・・えっ?・・・あれっ・・・・・?
確か、退院って、2回目のストロ・・・ナントカ・・の投与が済んで、
また1週間後に検査して、それでヒゼンダニが見つからなければ、
それで、退院って話じゃなかったっけ?
まだ入院して1週間なのに、もう、退院の話ですか???

予想外に早かった退院話に、一抹の不安を感じた私とバーボンさんは、
2回目のストロメクトール後の検査で、何も見つからなかった場合でも、
念のため、さらにもう少し入院して経過を診てもらうように、
病院側に、お願いをするつもりでした。

そして、話し合いの場には、バーボンさんが行きました。

約束の日。
バーボンさんが病棟の廊下で待っていると、
その皮膚科の医師は、
約束の時間を1時間18分遅れてやって来ました。

そして、席に座るなり、あと数日のうちに退院する様に勧めてきたのです。
もう、完全に、ヒゼンダニの成虫も幼虫も卵もいないからと。
(この段階では、まだ検査前です・・・・・。)

そこで、バーボンさんが、完全に治るまでは、
念のため、このまま経過を診て欲しい、と申し出ると、
この医師、バーボンさんの話を最後まで聞かず、
こう、言い放ったのです。

「何か、勘違いされているみたいですが、
 はっきり言いますけど、うちは老人ホームじゃないんでね。」

(別に、そんな事は分かっています。早々に自宅に戻って、
 また疥癬がぶり返したら大変だからお願いしているのです。)

「病院としては、こういう(疥癬の)患者には、
 なるべく早く出て行ってもらいたいんですよ!」

(そんな言い方ってあるでしょうか。感染の恐れのある、
 手のかかる患者は自宅で看病しろってことですか?)

普段、穏和なバーボンさんも、さすがにカチンと来たようで、
そもそも、最初に内科で診察を受けた時、確かにこの皮膚科の医師も
バーバラさまのお腹の湿疹をを診ているわけで、
その時に、ただの発疹だからと、ステロイド剤を処方しなければ、
もう少し軽症で済んでたわけで、バーボンさんが、その辺りの話を
チクリ、と切り出すと、今度は、この医師、またまた、
とんでもない発言を始めたのです。

「そんな過去の話を、今更されてもね〜、困るんですよ。」

「私は、内科の先生に呼ばれて、遠〜くから見ただけですから!」

(いやいや、あなた、ガッツリ診てましたよ・・・・・。)

「だいたい、疥癬なんて、虫刺されと同じなんですから!
 そっくりで見分けがつかないんですよ!!」

(えっ?そうなの??でも、あなたの診断、汗疹でしたよ。)

「疥癬なんて、1回目で見つかることなんて、まず無いんですよ!!」

(もう、皮膚科の看板、下ろしたら・・・・・?)

「疥癬なんて病気はね、家族みんなで協力して、
 自宅で治していく病気なんですよ!」

(へぇ〜、家族みんなで協力してね〜。
 うちの場合、バーバラさまの介護、私1人なんですけど。
 それに、じゃあ、病院って何のためにあるのかな?)

そして最後に、バーボンさんが、
同居する家族や介護者の感染について質問すると、

「どこか、痒くなったら来て下さい!」

(えええっ〜〜〜!それってもう、完全にうつってるよね!?
 話を総合すると、家族みんなで治療して、家族みんなで感染して、
 症状が出たら病院に行って、また自宅で治療して・・・・・って、
 それ、家族全員が完治するのに、一体、何年かかるんだろう?
 1人感染者が出たら、もう何年もず〜っと、
 私たちは疥癬家族のままってこと?そう言う事でOK???)

もう、話になりません。

バーボンさん曰く、この医師、人をさんざん待たせておいて、
すみません、の1言も無く、話の雲行きが怪しくなると、
看護師さんたちを呼び集めて同意を求め、挙句の果てには、
「あなたじゃ話にならない!」と話を切り上げたそうです。

も、バーボンさん、プンプンのグツグツですよ。
あんな病院、2度と行かない、と言っています。

で、結局。
後日、私が病院側と話をする事になりました。

この日現れたのは、その皮膚科の医師ではなく、
いつもお世話になっている内科の主治医と、MSWの2人。

事前に説明された話では、入院中の血糖値が不安定なので、
少し様子を見たほうが良い、と言う事でした。
それだったら、退院日に、現在の個室から一般病棟へ移して、
このまま、血糖コントロール入院させて欲しい、と
お願いしたのです。それなら私も安心です。
(この病院には緊急性の低い患者が入る療養病棟があります。
 以前、バーバラさまも血糖コントロールで入院しています。)

しかし、主治医の答えは、こうでした。

「感染の恐れのある患者を、一般病棟に入れる事は出来ない。」

・・・・・・・って、・・・・・・・・・えっ?

でも、もう完全に治っているから退院なんですよね?
確か、ダニの赤ちゃんも卵も、もう、いないんですよね!?
それなら、一般病棟に移っても、何も問題ないのでは???

それとも、まだ、感染の疑いが残ってるってこと?
それなら退院させないで欲しいんですけど?
もし、私にうつったら、バーバラさまと2人、
永遠に疥癬のキャッチボールになってしまいますよ???

それに、血糖値が不安定だっていう話は?
改めて聞いたら、血糖値は安定してるって言うし・・・。
もしかして、私を誘い出す釣りだった!?

・・・・・何だか。
病院の言っている事、少し、おかしくないですか?

だいたい、同席したメディカル・ソーシャル・ワーカー?
って言うんですか?
その人、何の機能もしてないし・・・・・。

あまりの病院側の言い分に、もう、どうでも良くなって、
これ以上の話し合いは無駄だと告げて席を立とうとすると、
最後に主治医の先生、ポツリとこう言いました。

「ま、矛盾しているけどね・・・・・。」って。

なーんだ。自覚あるんじゃん・・・・・。


結局、2週間で退院したバーバラさま。
現在は自宅で療養中?・・・・・です。
退院後2週間で、もう1度、ダニの有無を検査するそうです。
(もう、いないから退院したはずなのに。
 要するに、現在は、グレーゾーンってことですか?)

まだ介護サービスは再開出来ないので、
バーバラさまの生活の全てを、私が担っています。
今まで以上に、手間のかかる状態が続いています。
これでもし、検査でまたダニが見つかったら・・・と思うと、
正直、自分の精神状態に自信が持てません。

ちなみに、バーバラさまの入院費用ですけど、
2週間で、36万位かかりました。
今まで使用していた肌着類、パジャマ、タオルなど、
直接、肌に触れる衣類は、念のため処分して、
新しいものを用意しました。
それでまた、すごくお金がかかりました。

本当に疥癬って病気は、手間がかかるし厄介ですよ・・・。
皆さまも、くれぐれも気をつけ下さいね。
どこから貰ってくるか分かりませんから。
万が一うつったら、介護者や家族は大変な思いをしますよ・・・。

疥癬の潜伏期間は、1ヶ月間だそうです・・・・・。
私にうつらないことを祈るばかりです。
ホント、怖い、怖い・・・・・・・・・・。
病院も・・・疥癬も・・・バーバラさまも・・・・・。

anatanoashiha at 17:52|PermalinkComments(8)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年08月01日

ちょっと、ひといき。

今日は、少しだけ、息抜きを・・・・・。

いつも優しく励まして下さる、miyoさんのところから、
脱力系な、お遊びをいただいて来ました。

〜信長の、君への想い〜
(名前を入力するだけの、簡単占いです)

↓ さっそく、私もやってみました。

シェリー

・・・・・いやいや、謝って済む問題じゃないでしょう・・・!?

↓ ついでに、このお方も。

バーバラ

・・・・・やっぱり、信長様でも臭いましたか・・・・・。

そして。

↓ 最後は、この人。

バーボン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!

信長様、ダメ〜〜〜!!そこ行っちゃ、絶対、ダメ〜〜〜〜〜!!!

ダ〜〜メ〜〜〜だ〜〜〜〜か〜〜〜〜〜ら〜〜〜〜〜ぁ〜〜〜!!!

anatanoashiha at 15:41|PermalinkComments(2)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年07月30日

バーバラさま、入院しました。

そして、入院当日。

入院の手続きを済ませ、バーバラさまと2人、
1階の待合室で待っていると、病棟の看護師さんが迎えに来ました。
でも、何故か、手には薄手の手袋・・・・・、そして、
バーバラさまには手も触れず、荷物も持ちません。

私は・・・・・?・・・・・と思いながらも、
看護師さんの後を歩いて行くと、バーバラさまには、
病棟のいちばん端の、個室が用意されていました。

そして、バーバラさまをお部屋に案内すると、
そそくさと(でも、念入りに)何か、準備を始めたのです。

そして、それは、私にも「同じ様にして下さい」との指示が。

まず、頭には、紙製のシャワーキャップ?のようなもの、
そして、顔にはマスクを着用、手には、薄〜いゴム製の手袋、
体には、青いビニール製の予防衣を着て、靴にも、ビニールを
すっぽりと被せて、しっかりゴムで止めて履いて下さい、とのこと。

も、完全な、ガウンテクニック・・・・・・・・!

これからは、バーバラさまのお部屋に1歩でも入る場合は、
必ず、この格好をしなければいけません。

そして、その、完全防御な、「誰?」っていう格好のまま、
入院生活についての説明を受けました。(汗だくになりながら!)

まず、疥癬の治療について。
・ストロメクトール錠を、1週間の間隔を空けて2回投与し、
 2回目の投与から、約1週間後に、もう1度ダニの有無を検査する
・顔から下の全身に、オイラックス軟膏を塗る

それから、生活について。
・シーツ・肌着・パジャマは毎日交換
・入浴は2日に1回
・血圧計や食器は、バーバラさま専用のものを使用
・バーバラさまは、お部屋の外に出る事は出来ない

その他、持病の糖尿病について、普段、服用している薬について、
摂取カロリーの制限について、など、疥癬以外の説明がありました。

それから、洗濯物は、病院では洗濯できないので、
マメに取りに来て下さい、とのことでした。

一応、入院期間は、2週間を予定していて、
2回目のお薬を飲んでから、約1週間後に行う検査で、
ダニや卵が1匹も見つからなければ退院できるそうです。

お互い、汗だくになりながら、ひと通りの説明が終わると、
私は、看護師さんにバーバラさまをお願いして、病室を後にしました。

これで、安心して、バーバラさまも治療できるわけですが、
私は、どこか、釈然としません。モヤモヤした気持ちが残ります。

あの、完全なまでの防御スタイル、個室での隔離、
バーバラさまが触れたもの、(シーツや着替えなど)に対する、
処理の徹底ぶり・・・・・・・・・など。
病院で、そこまでしなくてはいけない患者を、
果たして、家庭で、それも、家族1人で看病出来たのでしょうか?
それも、要介護3の高齢者ですよ・・・・・?
(お風呂だって毎日って言ってたのに、2日に1度って・・・!)

もちろん、院内感染を防ぐ、という観点から、
防御も隔離も、必要なことだと、十分、理解しています。
でも、昨日、皮膚科の先生に指示された通りの看病を、
私が毎日、1ヶ月間、付きっきりで看病していたら、
間違いなく、私にも、疥癬、移ってましたよね!?

その場合、バーバラさまの世話って、誰がしてくれるのでしょう?
介護サービスも停止している状態で・・・・・。

何だか、今回の先生の対応は、少し、無責任な気がしています。

今、思えば、最初、糖尿病の定期検診で発疹を診てもらった時、
皮膚科の先生もしっかり診ているわけで、あの時、はっきりと
疥癬だと診断されていれば、そして、処方されたステロイド剤を、
塗り続けなければ、もっと、症状が軽くて済んだかも知れません。

疥癬にステロイドって、やっちゃいけないんですよね、確か。

そんな、少しの不安(不満?)を感じつつも、
バーバラさまの入院生活が始まったわけですが、
その不安は、その後、大きな不信感へと変わっていくことになるのです。

それも、バーボンさんを巻き込んで・・・・・・・・・。



anatanoashiha at 17:55|PermalinkComments(4)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年07月28日

治らない湿疹の正体。

そして、この日も、私とバーバラさまは病院にいました。
皮膚科で、前回より広がってしまった湿疹を診てもらうためです。
もちろん、毎月の定期検診でお世話になっている病院の皮膚科です。

この日の皮膚科はとても混んでいて、2時間以上待って、
やっと、バーバラさまの名前が呼ばれました。

疲れた足取りで、バーバラさまと診察室へ入って行くと、
そこには、見覚えのある先生が座っていました。
前回、主治医と一緒に、バーバラさまのお腹を診てくれた先生です。
(この病院に、皮膚科の先生は1人しかいません)

お腹や足、腕の内側に広がった湿疹を見せながら、
処方された塗り薬があまり効いていないことを伝えると、
先生は、「なんでだろう?」と言いながら、
バーバラさまの身体のあちこちを、観察し始めたのです。

そして、「もしかして!?」と、バーバラさまの指の間や、
お腹の湿疹から、ゴシゴシと皮膚を削り取り、
顕微鏡で覗き始めたのです。
「ダニを探してますよ〜」と言いながら。


そして。


ついに、その時がやって来たのです。


「ギャ〜!ダニがいた〜!!・・・ショック〜!!!」


診察室に、先生の声が響き渡りました。

そして、ついに、この治らない湿疹の正体が明らかになったのです。

先生の口から告げられた病名は、なんと、「疥癬」でした。

「疥癬(かいせん)」とは、「ヒゼンダニ」という小さなダニが
人の皮膚の最も外側の角質層に寄生して起こる病気で、
人から人へうつる感染病です。

そして、先生から、家庭での看病について、説明がありました。

・シーツ、パジャマ、肌着は、毎日取り替える
・布団は、毎日、日に当てる
・洗濯は、50℃以上のお湯で10分以上熱処理をしてから行う
・毎日、入浴する
・毎日、首から下全身に、オイラックス軟膏を塗る
・1週間間隔で、ストロメクトール錠を2回服用する
・介護者は手袋を着用する
・介護サービスは、一切、使えなくなる・・・・・・・・など。

先生は、この間にも、「大変だ!大変だ!」と慌てながら、
看護師に、診察室の掃除を指示しています。

そんな慌ただしい診察室の中で、
何故か、私だけが、何も考えられず立ち尽くしていました。

そして、半ば、強制的に診察室から廊下に出され、
しばらく経った頃、やっと、落ち着いて考える事が出来ました。

まず、今回、「疥癬」と診断されたことで、
これからの生活が、何もかも変わってしまいます。
もちろん、ショートスティにも行けませんし、
介護ヘルパーさんにも来てもらえません。
要するに、バーバラさまの生活の全てを、
私1人が看ることになるのです。

朝、起きた瞬間から、介護と看病が始まります。
起きたらまず、着替え・オムツ交換・シーツ交換・布団干し・
洗面・食事準備・血糖値測定・インスリン注射・朝食・
後片付け・熱処理→洗濯・食事準備・血糖値測定・インスリン注射・
昼食・後片付け・オムツ交換・昼寝後のシーツ交換・食事準備・
血糖値測定・インスリン注射・夕食・後片付け・入浴・全身塗り薬・
着替え・オムツ交換・就寝・・・合間に掃除機での掃除・・・・・。


・・・・・・・・・・これ、私1人でやるのですか・・・・・?
・・・・・・・・・・それも、毎日?・・・・・・・1ヶ月間?

こうして文字で書いてみると、ひとつひとつは、
大したこと無い様に思うかも知れません。

でも。

例えば、バーバラさまが、1人で着替えられるのなら、
自分で、首から下の全身に、薬を塗れるのなら、
オムツではなく、トイレで用を足してくれるのなら、
何かに掴まって、少しの間でも、立っていられるのなら、

私も、こんなに途方に暮れることも無かったでしょう。

私には、毎日、糞尿+ダニにまみれたシーツや肌着の洗濯や、
私より重い体重を、全て受け止めながらの入浴、
そして、何より、病気に対して、全く自覚の無いバーバラさまを
毎日、付きっきりで看病できる自信が全くありません。

「疥癬」と診断され、何回も病気について説明をしたのに、
バーバラさまは、平気で私にしがみつき、腕にぶら下がってきます。
さっき、ダニが見つかったばかりの、その手で。
そして、「汗疹じゃなくて良かった〜!」と、喜んでいます。

でも、私、もう、手遅れかな、とも思っています。
今日まで、さんざん、素手で、バーバラさまに接して来ましたし。
疥癬の潜伏期間は、およそ1ヶ月間だそうです。

私も発症した場合、一体、誰がバーバラさまの看病をするのでしょうか?

診察室の廊下で、本当に、色々な事が頭を駆け巡りました。

そして、悩んだ結果、病院に、ひとつのお願いをする事にしたのです。

それは、「入院して疥癬の治療をしてもらえないか?」と言う事です。

もしかしたら、もう少し、バーバラさまの介護の状態が軽かったら、
私1人でも頑張れたかも知れません。
もしかしたら、他に協力してくれる家族が1人でもいたら、
一緒に頑張れたかも知れません。
でも、とっくに心が折れてしまっている私には、もう限界でした。

何とか入院で治療できないか?とお願いすると、
皮膚科の先生は、あくまでも、自宅での治療を勧めました。
でも、1人の看護師さんが、こちらの事情を良く聴いてくれて、
何とか、翌日から入院できる事になったのです。

今思うと、その時の私の顔、鬼気迫るものだったのかも知れません。
後で鏡を見たら、右目が真っ赤に結膜下出血してましたから・・・。

そして、翌日から、入院による疥癬の治療が始まったのです。

anatanoashiha at 15:26|PermalinkComments(10)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年07月25日

おなかが、かゆい・・・。

話は、少し、さかのぼります。

その、ショートスティ先から衝撃の電話がかかってくる、
約2週間前、私とバーバラさまは、月に1度の、
糖尿病の定期検診に、病院を訪れていました。

いつも通り、尿検査・血液検査・血圧・身長・体重を測定し、
順番を待ち、呼ばれるまま、内科の診察室へ。

そして、血糖値ノートを見ながらの問診など、
これまた、いつも通りの診察・・・・・。

ところが。

お薬の必要量などを確認し、診察室を出ようとした時、
今まで、全く自分の身体に無関心だったバーバラさまが、
突然、先生の前で、穿いていたズボンを下ろし始めたのです。

「先生、お腹がねぇ、痒くて痒くて・・・・・」

(あら、バーバラさまったら、積極的〜

なんて。

内心、ドキドキしながら、バーバラさまのお腹を見てみると・・・。
ウエストの辺りから、お腹、そして足の付け根まで、
赤い発疹がたくさん出来ていました。

先生は、う〜ん・・・と唸りながら、あっちからこっちから、
バーバラさまのお腹を観察すること、数分が経過・・・・・。

そして、場所が場所だけに、オムツかぶれか、汗疹か、
もしかしたら、帯状疱疹かも知れない、と言う事で、
わざわざ、皮膚科の先生を呼んで来てくれたのです。
(バーバラさまの主治医は、内科です。それも、糖尿病専門です。)

呼ばれた皮膚科の先生も、う〜ん・・・と唸りながら、
バーバラさまのお腹を観察すること、数十秒・・・・・。

結局、皮膚科の先生が下した診断は、「湿疹(汗疹)」と言う事でした。

ただ、湿疹が広範囲に出ているので、
少し強めのステロイド外用薬を処方しましょう、
ということで、この日は、いつもの内服薬やインスリンに加えて、
「トプシム軟膏」という、皮膚の炎症や痒みを抑える
塗り薬をいただいて、家に帰りました。

家に帰り、さっそく、バーバラさまのお腹に薬を塗ってあげると、
よっぽど痒かったのか、とっても嬉しそうでした。

そして、私も、一安心です。
何故なら、その翌日から、例の、新しく契約した施設での、
少し長めのショートスティが始まる予定だったからです。
やっぱり、良い体調で送り出してあげたいですもんね。

当日、午前中に迎えに来た職員の方と一緒に、
車椅子に乗って、バーバラさまはご機嫌で出かけて行きました。

そして。

何事も無く、時は流れ、

私も、やっと、自分の時間が持てる様になった頃、
ショートスティ先の看護師さんから、その電話がかかって来たのです。

「実は、発疹がかなりヒドく、範囲も広がっていて、
いただいたお薬が、全く、効いていません」

「もう1度、皮膚科を受診していただけませんか?」とのこと。

私は、正直、この時は、まだ軽く考えていました。
どうせ、暑さに鈍感になって、実際は汗びっしょりなのに、
それが分からず、厚着をして寝ているのだろう・・・と。
実際、去年の夏は、そうでしたし。

私は、看護師さんに、バーバラさまには薄着をさせ、
湿疹の出ている部分は、なるべく清潔に保って、
次の定期検診まで様子を見て欲しい、と伝えました。

ところが、看護師さんは1歩も引きませんでした。
とにかく、皮膚科を受診して下さい!の繰り返し・・・・・。
今思うと、「何か」を確信していたのかも知れません。

私は、渋々、皮膚科へ連れて行くことを約束し、電話を切りました。

そして、この時、
看護師さんが確信していたであろう「何か」は、
この後、決定的な事実となって、私とバーバラさまの前に
姿を現すことになるのです。

anatanoashiha at 19:08|PermalinkComments(3)TrackBack(0)バーバラな日々 

2008年07月24日

竜宮城から帰って来ました。

またまた、竜宮城に遊びに行って来ました。
海の底では、たった1週間位だったのに、
海上ではもう、あれから3ヶ月も過ぎてしまったのですね。

前回の更新から、今日まで、色々なことがありました。

まず、介護保険の認定調査の結果ですが、
無事、「要介護1」→「要介護3」になりました。

バーバラさまの状態に対して、
やっと妥当な結果が得られた様な気がします。

そして、この要介護度が「3」になったことで、
バーバラさまの周囲に、少しの変化がありました。

今までも、私たち夫婦の希望は、
バーバラさまの「特別養護老人ホーム」への入所であり、
そのお話は、ケアマネさんにも伝えてありました。

しかし、どこの施設も「入所待ち」の状態で、
申し込みさえ出来ない状態が続いていました。

なので、仕方なく、自宅からは少し遠い、
送迎範囲外のショートスティ専用施設へ、
自分たちで送り迎えして利用していたのです。

ところが、「要介護1→3」を伝えた数日後、
ケアマネから、自宅から程近い「特別養護老人ホーム」内の
ショートスティ利用を紹介されました。
(以前は、「満員」だと、断られていた施設です)
もちろん、送迎もしてくれます。

自分たちでの送迎に、少し疲れも感じていたので、
さっそく、お話を伺ってみることにしました。

何でも、ショートスティの定員に空きが出来たとかで、
今すぐにでも入所出来ます、とのこと。

しかも、何ヶ月かショートスティで利用した後、
「特養」にも申し込みが出来ます・・・との説明が・・・。

・・・・・う〜ん・・・・・う〜〜ん・・・・・・・

そんなもんなのでしょうか・・・・・?

これが、「要介護1」のままだったとしても、
この話は飛び込んで来たのでしょうか・・・・・?

う〜〜〜ん・・・・・う〜〜〜〜〜ん・・・・・

そんな、介護の世界の裏事情は、私には分からないけれども、
ありがたい話であることは間違いないので、
さっそく、契約することにしました。

おかげで、バーバラさまは、6月から、
その新しいショートスティ先に通っています。
私たち夫婦も、バーバラさまの送迎をしなくてよい分、
少し、負担が軽くなった様な気がします。

何度か面会に行きましたが、個室でトイレ付きですし、
とても広くてキレイで、介護職の方たちも明るく、
清潔感のある、とても良いところです。

なので、ショートスティ利用で何ヶ月か様子を見て、
そのまま「特養」の方へ入所出来れば良いなぁ・・・、
なんて、少し甘い夢を見ていたのですが・・・・・、
まさか!本当に、夢で終わってしまうことになるとは・・・・・!

さすが、何事も順調には進めさせてくれないバーバラさまです。
今回も、本当にタイミング良く、
あり得ない事件を起こしてくれたのです。

本人は、もちろん、悪気があるわけではありません。
しかし、悪気もないけど、自覚もありません。

やっと、平穏な生活の入り口が見え始めたとたんに、
「特養」どころか、ショートスティも、ディサービスも、
ヘルパーさんも、介護保険サービス全てが停止してしまう様な
それはそれは恐ろしい事件が、私たちを待っていたのです。

バーバラさまという存在は・・・・・、
どこまで私たち夫婦から、体力や精神力、気力、感情などを
吸い取ったら気が済むのでしょう・・・・・。
今回の出来事は、私から、最後の力も奪い去って行きました。
私は途方に暮れ、涙も枯れ果て、右目が「結膜下出血」になり、
ペンキを塗ったように真っ赤になり、人前には出られなくなりました。
でも、それでも、バーバラさまは、私の腕にすがり付いて来ます。
振り払っても振り払っても、すがり付いて来ます。

もう、私の目は、実家ではなく、もっと遠い先を見ていました。
いや、もう、何も見えていなかったかも知れません。

そんな、私に大打撃をもたらした出来事は、
ショートスティ先からの、1本の電話から始まったのです。

anatanoashiha at 15:42|PermalinkComments(5)TrackBack(0)バーバラな日々 


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