中古で買った1999Mのゼファー750のクランクケースは左右共にガリ傷と白錆があった。
この手の傷や白錆びはちょっとでもなんかガッカリしちゃう。

研磨前右

ポイントカバーにはガリ傷と白錆び、クラッチカバーは割と綺麗だけど上辺りに白錆び。

これを磨き落とす為には表面のクリア塗装被膜が邪魔となる。
該当部だけ磨いたところでムラになり境目が目立ってしまう。

ってことで初めての体験ではあるがHoltsの剥離剤でクリア層を剥がすことにした。



小瓶に出して刷毛で塗り付けると泡立ち始めた。
たぶんエンジンが冷めていなかったからだと思う。

剥離剤塗布

アップにするとこんな感じ。

剥離剤塗布2

30秒程度待てば剥がれるというのでヘラで削ってみるとたしかに水飴状にふやけたものが剥がれた。
ただ少し問題が。。。
剥がし作業を続けているとだんだん剥がれ難くなってくる。
おいしいタイミングがあるようなので少しずつ塗っては剥がしを繰り返したほうが良さそうだ。
ヘラではしぶとい部分はスチールウールを活用した。

おおよそクリア層が剥がれた時点でこんどは磨き作業。
まずはガリ傷部分をサンダー+サンドペーパーで平らに補修。
その後ガリ傷跡や白錆部は#400、#800、#1000のサンドペーパーを駆使して磨く。
元々綺麗だった部分は#1000で整える程度。

おおよそ表面が綺麗になったらピカール+ウエスでひたすら磨く。
最後にサンダーを使ってバフ掛け。

研磨後右

顔が映るほど・・・とはいかなかったがそこそこ満足できる仕上がりになった。
あえてクリア塗装はしない。
ワックスで保護し、またくすんできたら磨こうと思う。

研磨後左

反対側も同様に作業。
剥離剤はフレームとかに付着すると塗装が剥がれてしまうので本来は単品にバラシてから使うべきなのかな?
面倒だったので今回は完成車状態で作業してしまった。

まだまだアルミステムやカムカバー、キャブレター・・・など
綺麗にしたい部分はたくさんある。
まぁ梅雨時なんだから焦らずやろうと思う。