多くの先生方から伺うお話の一つに、
「障害の可能性のあるお子様の話題を、保護者が受け入れてくれない事が多い」
というのがあります。
今日は、その対処法のヒントをお伝えしたいと思います。
考えてみれば、可愛いわが子をやっと幼稚園や保育園まで入園させることができた、
というのに、先生から急に「わが子に障害がある可能性がある!」なんていう話は、
にわかには受け入れたくないものです。
ポイントは「にわかに」です。
「障害の可能性」という、健康であれば本来ありえないことが、
親にとっては「急にふってわいたように」その「言葉が」先生から
伝えられるのです。
冷静ではいられません。
では、先生はどのように伝えたらよいのか。
私は、そのような事態が発生してから(障害の可能性が発見されてから)
伝えるのではなく、入園後できるだけ早い時期に、
全員に伝えておくことをお勧めします。
事例として「エイズ」をあげましょう。
日本では、かつてエイズが日本に入ってきたということで、
政府は大キャンペーンを行いました。
エイズを伝えるミニパンフレットを全国的に制作し、
学生たちにばらまきました。
このキャンペーンで、エイズという病気が身近にあるものだということを知らされました。
(※ただし、このエイズキャンペーンは、当時血液製剤によるエイズ患者が多数発症していたことを隠し、薬害から国民の目を逸らすために行っていたとする説があります。)
このエイズキャンペーンを障害の伝え方に応用するとどうなるでしょう。
一人一人の園児に可能性が発見されたときにはじめて話すのでなく、
入園後、最初の保護者会などで、
1.これだけの人数がいれば、必ず一定の割合でなんらかの障害を持つ場合があること
2.障害がある可能性がある場合、できるだけ早期に正しい対応をすることが、よい成長につながること
3.幸せな大人になって欲しいから、今できることをしてあげることが、私たちや保護者の使命であること
4.なんらかの不安をお持ちの場合は、遠慮なくご相談頂きたいこと
5.園でも気づいた場合は、率直に保護者にご相談させて頂くこと
以上を、事前告知しておくのです。
いきなり個別に呼ばれて、直接爆弾宣告されるよりも免疫もできるというものです。
先生のお役にたてば幸いです。
幼稚園を元気にするコンサルタント 安堂達也
追伸
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