MAGNA HISTORIA

The Life and Opinions of Ando Rei 安藤麗の生活と意見

2011年08月

The Monsters: Mary Shelley and the Curse of FrankensteinThe Monsters: Mary Shelley and the Curse of Frankenstein
著者:Dorothy Hoobler
販売元:Back Bay Books
(2007-08-20)
販売元:Amazon.co.jp
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メアリ・シェリーを中心にして、その周辺人物をも描く伝記を読んでいる。改めてがっつり読むと、伝記って面白いですね。メアリ・シェリーの周辺人物はかっとんだ人間ばっかりで、子供は幼くして次々と亡くなり、ポリドリや夫のパーシー、バイロンといった頭のおかしな文学者は次々死ぬし、伝記として興味深い要素はてんこ盛り。本書はこれをフランケンシュタインの呪いとして描いている。

パーシーにしろバイロンにしろ、本当に人間としてはどうしようもないですね。酷すぎる。メアリ・シェリーまともだわ。

さて、それと関係した英詩とゴシック文学の案内。
http://www.ync.ne.jp/reservation/kouza_view.php?center%5B0%5D=&term=term04&genre=&subgenre=%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6&keyword=%E5%B8%82%E5%B7%9D%E3%80%80%E7%B4%94
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短歌研究 2011年 09月号 [雑誌]短歌研究 2011年 09月号 [雑誌]
販売元:短歌研究社
(2011-08-22)
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『短歌研究』最新号、いつもの書店に置かれていなかった。入荷しなくなってしまったのだろうか。それは短歌を詠む人間としては由々しき事態だ。廃れてほしくない。

さて、9月号ですが、「短歌研究新人賞」の発表。私は、ε-(ーдー)ハァ、予選通過に留まりました。佳作以上を取りたかったのですが、残念。予選通過者の作品は二首収録されています。あと、私のは「うたう☆くらぶ」にも一首載っていますので、よろしかったらご覧ください。
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デリダ (ちくま学芸文庫)デリダ (ちくま学芸文庫)
著者:ジェフ コリンズ
販売元:筑摩書房
(2008-06-10)
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これはまた読み直して勉強したい一冊だった。原本のイラストのセンスはあまりいいとは思わんが。でも、デリダの入門書としてはいいと思う。

ただ、巻末の年譜で「准教授」が「準教授」になっていたり、「カルチュラルスタディーズ」が「カルチャラルスタディーズ」という表記が見られた。
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ああ、色々書類を書かねばならないのが面倒くさい!書かずに済むなら書かないが、書かずには済まないのだ。

コミケかぁ……。
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文系大学院残酷物語修士篇

chikumaonlineさんのこの文章、色んな方に読まれたらいいと思うよ。
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もともとピアノは独学で弾いていたが、チェンバロを始めて1年半ぐらいが経つ。

一時は平均律クラヴィーア曲集のせいでバッハが嫌いになりそうだったが、じっくり練習しているうちに面白みを感じてきた。第1番ハ長調の4声のフーガが難しいのだが、それだけに弾き応えもある。

平均律の名の下に、調性を変えながら同じ形式の曲がひたすら並んでいるということが、どうも一つ一つの曲に個性を感じられなかった要因で、私を平均律嫌いにさせていた。でも、少し食わず嫌いだったかもしれない。

曽根麻矢子さんの平均律のCD、いいですね。演奏の参考になる。
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
アーティスト:曽根麻矢子
販売元:エイベックス・エンタテインメント
(2007-09-26)
販売元:Amazon.co.jp
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チェンバロの楽譜であるが、平均律に関してはベーレンライター版を使っている。ベーレンライター原典版49 バッハ 平均律クラヴィーア曲集1ベーレンライター原典版49 バッハ 平均律クラヴィーア曲集1
販売元:全音楽譜出版社
(1998-12-10)
販売元:Amazon.co.jp
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チェンバロ用の楽譜というのは、有名なものであれば原典版として出版されているものを使う。バロック時代の曲もピアノ用に出版されている楽譜があるが、それらはピアノで弾き易いように強弱記号や装飾音符、スラーなどが記載されていることがある。そういったものを廃した、元の形の楽譜を使うのである。
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A Sicilian Romance (Pocket Penguin Classics)A Sicilian Romance (Pocket Penguin Classics)
著者:Ann Radcliffe
販売元:Penguin Classics
(2010-01-28)
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アン・ラドクリフの『シチリアのロマンス』読了。最後は盛り上がる。物語最初に謎として提示される謎の光や音の正体が明かされ、幽閉、毒殺事件など、次々と見せ場が登場して、結末へ向かう。

最後は確かに盛り上がるが、そこに至るまではやや平板だった。ラドクリフで一番作風が引き締まっていると感じるのは『イタリアの惨劇』。
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夏らしいこと、してみたい。

ただ、8月中に仕上げなければならない書類が幾つかと、9月中に仕上げなければならない原稿が一つある。

8月中に仕上げるものはある程度機械的に書けるのだが、9月末までに出すものは創造的な能力が必要で、これがうまく書けずに困っている。私はもうつぶれてしまったのだろうか。何にも問題意識が浮かばないのだ。嗚呼、嘆きの夏。

デリダみたいに革新的なことをバリバリ書ける人間だったらなあ。嗚呼。
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The Life and Correspondence of M. G. Lewis V1: With Many Pieces in Prose and VerseThe Life and Correspondence of M. G. Lewis V1: With Many Pieces in Prose and Verse
著者:Matthew G. Lewis
販売元:Kessinger Publishing
(2007-07)
販売元:Amazon.co.jp
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『マンク』という傑作ゴシック小説を書いたマシュー・グレゴリー・ルイスの初期の伝記みたいなものなのだが、この出版社のリプリント版、さすが、日本と違ってひでぇ。貴重な文献のファクシミリ版みたいのはよくあるけども、その複写がもういい加減で。複写した人間の指が写っているという。そんないい加減さで作った本ならもっと安くしてほしいね。或いは値段に見合った中身にしてもらいたい。
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ランボー詩集 (新潮文庫)ランボー詩集 (新潮文庫)
著者:ランボー
販売元:新潮社
(1951-10)
販売元:Amazon.co.jp
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ランボー詩集を読んでいるが、ランボー時々下品ですね。で、特に感動するところもあまりなく、面白みを感じるところもあまりなく。嗚呼、何かいい詩集がないかしらん。私の感性が腐っているのですかね。

最近、本当に自分は文学なんて向いているのか疑問に感じる。読書が好きかと聞かれれば、それは本によるし、読みたくない本も一杯ある。詩が好きかと聞かれると、あまり好きな詩っていうのは多くない。小説もものによる。

そういうわけで、集合名詞的に「文学」というものに興味があるかというと、そうでもないのかもしれない。文学と呼ばれるものの中の、ほんの一部のものにしか興味はないのだろう。

音楽だってそうである。全ての音楽が好きな人なんてあまりいないだろう。私が好きな音楽も、一部のジャンルの一部の楽曲だけだ。
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