アエネーイス (下) (岩波文庫)


ウェルギリウスのローマ建国叙事詩『アエネーイス』をついに読了した。飽きっぽくすぐ別の本を同時進行で読みがちな私が珍しく集中して読んだ。

下巻はイタリア半島での戦闘場面が多く、血みどろで生々しい。矢がどこに刺さって血の流れようがどうだとか、うっ、という場面が多いのだ。あらあ、そういうものだったのか、と思う。

そして、読みながら、これは日本文学でいうなら軍記物のような雰囲気があると感じたのは、訳文が七五調なのもあるからだと思う。『平家物語』の「よっぴいてひゃうと放つ」風な戦闘描写の数々が続く。

話は大まかにわかった。しかし、登場人物の名前が多すぎて覚えられない。