いい演奏のCDを見つけると、会心。バッハの宗教声楽曲の中でも好きなマニフィカトニ長調、ヘンデルの同ジャンルの中で好きな「主は言われた」、この二曲が収録されて、しかも演奏も魅力的。ソロイストの中には以前からいいなあと思っているフランスのカウンターテナー、フィリップ・ジャルスキーがいる。

他の演奏者のCDも一部視聴して確かめたりしたのだが、今回はこれがよさそうだと思って選んだ。指揮者もオーケストラもよく知らないのだけれど、テンポの取り方など、とても躍動感に満ち溢れて気分が高まる。

トランペットとティンパニが華やかに鳴り響く曲で始まるバッハのマニフィカト、アルトとテノールの切ない二重唱や切り刻むような旋律のテノールのアリアなども挟まれ、とても面白く感動的だ。

ヘンデルの「主は言われた」は20代の若きヘンデルが書いた荒々しいまでに大胆な曲調で、以前、最初に聞いた時はちょっと作曲の仕方が雑じゃないのかと思ったものの、しかし同時に凄く惹かれる曲でもあり、このCDもその良さを十分引き出してくれる。