三菱一号館美術館で開催されている「ラファエル前派の軌跡」展に行ってきた。

ラファエル前派の絵というと、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの絵の印象が強く、私はどうもあの女性像の顔つきが苦手なのだが、何もラファエル前派=ロセッティの絵の女性モデルではない。けれども、今回の展示の広告はそんなロセッティの「ウェヌス・ウェルティコルディア」を前面に出しているので、やはりこの印象が強い。

けれども、今回は色々見てみようと思い立っていた。今回の展示の前半ではラスキンの描いた作品が非常に多く、こんなに色々描いているんだな、と。ターナーの水彩画、良かった。

ラファエル前派周辺の画家で一番個人的な好みに合うのは、ミレイかなと、全体通して見た上での感想。今回の中では「結婚通知――捨てられて」が特に。多分、画風はアカデミー寄りなんだろうけれど。

それと、以前、クリスティナ・ロセッティの童話風の作品『不思議なおしゃべり仲間たち』の挿絵を描いた画家として少し気になっていたアーサー・ヒューズの油彩もいくつかあって、それも見られてよかった。


ヒューズは「音楽会」という絵が青い色で妙に強く訴えてきた。

その他、中世趣味のファンタジー世界のような画題も多かった。

物販コーナーでポストカードとかも見たのだが、私が気に入った絵はそこに含まれていなかったのが少し残念。

ともあれ、展示点数が結構多く、満足できた。