MAGNA HISTORIA

カテゴリ: 映画

私はあまり映画を見なくて、映画館もあまり行かないのだが……

この前「アナザースカイ」で山本美月様がドイツを紹介しているのを見た時、以前出演されていた実写映画の「黒執事」の映像が流れ、これはかっこいいと思ったのであった。



そして、折しも渇ききった心を潤したいところ、大層胸キュンな映画が美月様主演で上映されると知って、この度見たのが「ピーチガール」であった。



私もそろそろいい年の男なので、最初は嗚呼、いかにも少女マンガっぽいノリがこっぱずかしいなあと思いつつ見ていたのだが、結構凝った話であり、次第に馴染んできて、面白く最後まで見た。主人公ももの友人さえが犯罪レベルで非常に恐ろしい策略を次々と巡らせ、一難去ってまた一難、二難、三難、と続く。このさえの企みはあまりにも悪辣であった。やり過ぎじゃないかというくらい。

さて、ほぼ山本美月様目当てな感じで見に行ったのだったが、そう、少女マンガの主な読者層を考えれば、見る者をときめかせるのは主人公よりも、主人公を魅了する男子達である。きゅんきゅんする対象は主人公ではなく、主として対照的な二人の男子であろうから、魅力的に描かれているのは後者なのだ。そういえばそういう原理であることに、後から気づかされたのだった。それはそれでいいのだけれど。

それで、初めはいかにもチャラい感じのカイリが実は凄くいいやつで頑張っていて、嗚呼、これはとても魅力的な人物造形だなと思った。結局、この映画の中では彼が一番魅力的に描かれている人物なんじゃないのか、と個人的には思ったのであった。上映中、彼の努力によってももが救われるシーンが出てくる度に「よくやった!よくやってくれた!」と思った。

面白く見ました。
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現代のゴシック表象のうち、吸血鬼ものはなぜか耽美的な演出を施されて、女性に人気があったりするのだが、私は吸血鬼よりもエクソシストの方に興味を惹かれる。

というわけで、「ザ✝ライト エクソシストの真実」を観た。

昔の映画「エクソシスト」と比べ、一応事実に基づいて翻案した話らしいので、恐怖度が減って物語として見るにはどうかな、と最初は思ったのだが、徐々に恐怖が高まっていく。結果、結構怖い映画だと思った。
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やっと見た、「アメリ」。
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おすすめ度:4.5
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こんな映画だったのか・・・これが大ヒットしていたのか・・・

確かに飽きはしない。アメリも可愛い。しかし、話はしょーもないことじゃないか。恋愛奥手のアメリが青年に恋をして、という流れだけれども、二人ともやってることが変態チックなことばかり。それをお洒落な雰囲気に演出して映像化しているように思える。でも、実質お洒落なことでもなんでもない。

恋愛に奥手な人間がそれを克服して・・・という話なら「電車男」の方が個人的にはハマれる。かっこ悪いもの、ダサいと思われてしまうものをそのまま隠さずに提示している「電車男」と比べると、あまりにアメリは美化し過ぎのように思える。美化することで視点を引かせ、笑いを引き起こすというわけでもなく、そこがいまいち賛同できない。

それと、登場人物がやたら神経症的な感じがする。アメリ自身、冒頭から幼児期のトラウマ描写に徹しているし、ナレーションはやたらと数字に執着する。アメリが恋する青年も、強迫観念でもあるのか、他人の捨てられた証明写真を集めて切り貼りし続ける。なんなんだこれは。

とりま、アメリは可愛いけどね。あの髪型も慣れるといいね。
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以下、観た感想なので、まだ観てない方はご注意ください。

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旧作『エヴァンゲリオン』を焼き直し、書き直した印象だった。といっても、そういう風に作られている。でも、そのような改作を公式にやってしまうことが、個人的にはなんだかなぁと思ってしまう。リアルタイムで旧エヴァをテレビで観た私にしてみれば、10年経って再会するエヴァは、懐かしいエヴァとぴったり重ねることができなくて、微妙な変化が加えられた故に若干の違和感のあるヱヴァなのだ。

公式のエヴァには2パターンある、と捉えればよいのだろうか。

ところで、あの挿入歌は効果としてどうなんだろう。どう?わざとらしくない?

レイのデレの部分が少し多く出ていたが、個人的にはもっと少ない方が好みである。

泣けると聞いていたので、泣くことを期待していたのだが、涙よりむしろ疑問点が沸いて出てきてしまった。
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ナンシー・ケリー/悪い種子
ナンシー・ケリー/悪い種子


半世紀前のアメリカ映画。最近までこの作品は知らなかった。この時代特有の大げさでやかましいBGMはああ、まさに大時代的という感じがしたのだが、これは見ていて段々怖くなってきますね。

外面のいい少女ローダが微塵も罪悪感を感じることなく惨酷な行為に出てしまう話なのだが、この映画ははっきりと心理学問題としてこの少女の行為を描いている。この映画を見て、ローダはいわゆるサイコパスなのだ、と分析できるのだが、映画内でも既に心理学的説明が饒舌に施されているのだ。だから、これは一種の症例を映画化したもの。

普通に考えて、ローダみたいな人間がいたら巻き込まれる周りの人間は困るのだ。しかし、矯正のしようが無いとなれば、物語はローダをどう最終解決するか。あの結末は唐突でデウス・エクス・マキーナの感があるけれども、理不尽な状況を解決するための致し方ない方策だったかもしれない。
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