元型論元型論
著者:C.G. ユング
紀伊國屋書店(1999-05)
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今までユングに関しては、錬金術について調べていた時に参照したりしていたが、彼の中核的な思想をきちんと読んでいなかった。

今『元型論』を読んでみて、彼の思想の一端に触れ、中々興味深いと感じている。

遺伝的に受け継がれる、本能のような人類共通の集合的無意識。そこには元型と呼ばれるいくつものパターンが存在する……

フロイトとは無意識の捉え方が全然違う。夢の中の表象の捉え方も全く違う。フロイトは精神分析学者と呼ばれて、ユングは心理学者と呼ばれるが、確かに後者の考え方は精神分析の取る手法とは全く違う。

ところで、この本は原注と訳注と二つの注が付いていて、充実しているのだけれど、両方とも巻末にまとめて付いている。この本のように大きなハードカバーの本だと、章ごとにまとめられていたほうが読みやすいように思う。