MAGNA HISTORIA

The Life and Opinions of Ando Rei 安藤麗の生活と意見

カテゴリ: 西洋古典

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ヘーシオドス 仕事と日 (岩波文庫)
著者:ヘーシオドス
販売元:岩波書店
発売日:1986-05
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読了。

このところ興味と必要とでギリシア・ローマ文学を読むことが多い。多いってったってたかがしれているけれども。

で、ヘシオドスの『仕事と日』或いは『仕事と日々』。ギリシア語原題では「日」は複数形。

このタイトルは地味そうであまり面白くなさそう、と、昔は思っていたのだが、いざ読んでみると、これは単調な神話のまとめにも感じられる『神統記』(*1)よりも、実生活が滲み出ていて面白いんじゃないか、と思った。

父の遺産をヘシオドスの弟が悪い方法で奪おうとするものだから、戒める内容だったり、下ネタに走ったり、古代の風習を事細かに記したり、そんな内容。随分と昔のギリシア人は迷信深いというか信心深いというか、ここまで厳密な儀礼があったとはねぇ。

1.
神統記 (岩波文庫 赤 107-1)
著者:ヘシオドス
販売元:岩波書店
発売日:1984-01
おすすめ度:5.0
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1
アイスキュロスの劇、読了。
縛られたプロメーテウス (岩波文庫 赤 104-3)
著者:アイスキュロス
販売元:岩波書店
発売日:1974-01
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こんな感じだったっけか。山場が無い。ギシリア悲劇。悲劇なら悲劇としての山場があるはずなのだが、この作品にはそれが無い。ソフォクレスの『オイディプス王』(*1)で、クライマックスに禁断の秘密が次々暴露されていくあの背筋も凍る恐ろしさのような場が無い。均一に巨人族のプロメテウスがゼウスを呪う。

でも、この雰囲気がこの作品の特徴的なところと解説には書かれている。

ふむ。

(1)
オイディプス王 (岩波文庫)オイディプス王 (岩波文庫)
著者:ソポクレス
販売元:岩波書店
発売日:1967-01
おすすめ度:4.5
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1
神統記 (岩波文庫 赤 107-1)

ヘシオドスの『神統記』を読了。これは割りと読み易い訳文で、解説も丁寧でためになる。

『神統記』は全体そんなに長くない。長大な叙事詩ではない。行数にして1000行ちょっと。

ところで、読み易いとは書いても、別にギリシア神話の神々の系譜をすらすら覚えて読んでいるわけではない。誰と誰の娘が誰の息子の誰との間に生まれた子が誰で、なんて覚えきれない。だから、そこはある程度割り切って読む。とりあえずメジャーなところを押さえつつ読む。

最近ギリシア・ラテン文学への興味が高まってきた。私が。

いいタイミングでいい入門書が出た。
はじめて学ぶラテン文学史 (シリーズ・はじめて学ぶ文学史 7)
はじめて学ぶラテン文学史 (シリーズ・はじめて学ぶ文学史 7)

『はじめて学ぶイギリス文学史』とか『はじめて学ぶアメリカ文学史』とかを出しているミネルヴァ書房がラテン文学篇を出してくれた。よくぞラテン文学など取り上げて下さった。

体裁は今までのシリーズと同じように、全体的な解説の後に個別作家の解説と原文と訳が付いている。この時代の作家と作品、傾向などを知るのに便利そうな一冊だ。

次は、『はじめて学ぶギリシア文学史』とか出るのだろうか。古典ギリシア語の原文付きで?いやぁ……、ついていけませんけれど。
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アエネーイス (下) (岩波文庫)


ウェルギリウスのローマ建国叙事詩『アエネーイス』をついに読了した。飽きっぽくすぐ別の本を同時進行で読みがちな私が珍しく集中して読んだ。

下巻はイタリア半島での戦闘場面が多く、血みどろで生々しい。矢がどこに刺さって血の流れようがどうだとか、うっ、という場面が多いのだ。あらあ、そういうものだったのか、と思う。

そして、読みながら、これは日本文学でいうなら軍記物のような雰囲気があると感じたのは、訳文が七五調なのもあるからだと思う。『平家物語』の「よっぴいてひゃうと放つ」風な戦闘描写の数々が続く。

話は大まかにわかった。しかし、登場人物の名前が多すぎて覚えられない。
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1
アエネーイス (下) (岩波文庫)

トロイアでの戦争から逃れ、イタリア半島に渡ってエトルリア人と戦いイタリア建国へと向かう『アエネーイス』の下巻。結構血なまぐさいねぇ……。特に下巻の中の第9巻の戦闘場面はもう血みどろ。うう、ちょっと……。ダンテの『神曲』地獄編よりも描写がきつい。
神曲 上   岩波文庫 赤 701-1
神曲 上 岩波文庫 赤 701-1
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