4.4から新たなランタイムが搭載されたので
試してみました。 

 
4.3以前のバージョンではランタイムにDalvikが使用されていました。
ランタイムとはAndroidのアプリを実行する仮想マシンで
これまでは『Dalvik』が使用されてきました。
これのおかげでCPUアーキテクチャなどに依存せずに
様々な端末でアプリ動作を動作させられるようになっています。
しかし、その半面動作が遅くなるという欠点がありました。

ARTはGoogleが以前から開発を行っていたもので
Android4.4からようやくの搭載になりました。
これはアプリの実行速度、バッテリー寿命の向上が追及され、
よりよい物になっています。



しかし普通に使っていても通常はDalvikのままなので
自分で変更する必要があります。
これについて今回は紹介します。


以降の画像はARTにした後なので、
表記は違っているところもあります。



まず開発者向けオプションを表示します。
設定の端末情報からビルド番号を7回押して
デベロッパーモードにします。

これにより設定の項目に開発者向けオプションが追加されます。

開発者向けオプション


次に開発者向けオプションからランタイムを選択を選びます。

ランタイムを選択

するとDalvikかARTかを選ぶことになるので、
ARTを選んでみます。

選択確認

再起動を促されるのでOKで再起動します。

再起動するとOSのアップデートのようにアプリの更新が行われます。
これには10分ほどかかります。

起動するとランタイムがARTになります。
4.4が元から高速なのでそれほど変化はわかりません。

これからしばらく様子見です。


ちなみにQuadrant Standardでベンチマークを測定したので
その結果について示しておきます。

Nexus5購入直後(Dalvik)

Dalvikのベンチマーク

これでも9000近くあるので数値的にはすごいです。

次にARTに変更した直後のベンチマークです。

ARTのベンチマーク1

7000に減ってしまいました。
ただこれはアプリの更新でCPUが高温に
なっていたことと起動直後だからだと思われます。

しばらくして安定してからの測定をしてみました。

ARTのベンチマーク2

12000を超えました。Dalvik+3000です。

一応さらに時間を置いてもう一度測定してみました。

ARTのベンチマーク3

やはり12000を超えます。
これがARTにしたからなのかは不明ですが、
その前後で変化したことから影響は大きいようです。



今回紹介したARTはまだまだ試験用のようです。
気に入らなければ逆の方法でDalvikに戻したらいいです。

そして問題はroot端末には必須のTitaniumBackupが
ARTでは起動できないことです。
このネタは非root端末でもできるので
当然その人には無縁の問題ですが。
自分はARTの様子が見たいのでしばらく我慢します。



ランタイム変更の方法は以上です。