2007年04月18日

中国語学習の為の耳

他国の言葉を学習する為のポイントにいくつかのヒントが有る。小さな10歳ぐらいまでの子供は、その国で2年間ぐらい生活すると、すぐにその国の言葉を聞き分け話せるようになり、5年ぐらい経つとネガティブそのものの所謂バイリンガルになってしまう。

ではなぜ大人はそれが出来ないのか?特に40歳過ぎ位から始めると、まずかたことの会話までが精一杯である。もっとも言葉に限らず、何か新しい事をしようとしてもなかなか記憶に残らない年齢でも有るのだが。

私は現地で中国語を学習されている学生さんや社会人の皆さんに、よくあるアドバイスをする。しかしなかなか取り入れてくれないのには残念である。しかしこれから書く事が、私自身もやってきた事ですし、理論的にも大変合理性が有る事なので、是非、試して続けて頂きたいと思います。

カラオケを歌っている人の中に、「五音不全」(ド音妬)と呼ばれる人がいますが、端から聞いていると、音程もそうですがリズム感もまったくない。よくそこまで音を外せるものだと関心すると同時に、なぜ音やリズムが会っていないのに気付かないのかと不思議になります。ここに、すでに母国語を持ってしまった大人が他国の言葉を学習する時のヒントが有ります。

歌がうまい人は、比較的言語を学習する才能が有ると言われています。つまり音を聞き分け脳で判断する才能に恵まれているとでも言うのでしょう、要は耳がいい人が語学には向いているという事です。ここで言う言語とは、読み書きではなく、主に会話能力の事を示します。会話が出来るのならば、後は努力しだいで読み書きは自然出来る様になります。

注音符号(台湾式)にせよ、ローマ垪音にせよ、37から成る基本の発音と日本語の「あいうえお」との違いを聞き分ける耳を作る事が、もっとも中国語をマスターする為の近道であり、最低限必要とされる努力目標です。

先生が言う言葉の後に続いて何回発音しても、違うそうじゃないと言われます。本人は耳から入って来た情報を脳で判断して、その通りに発音しているつもりですが、なかなかOKが貰えない。最後には、先生はワザと違うと言って苛めてるんじゃないかと錯覚するぐらいです。

これには、勿論発音方法がわからないというのも有りますが、ポイントは音を聴き分ける耳がが出来ていないという事です。この耳が有れば、少なくとも自分の発した音と、先生が発した音との違いには気付くはずです。正しい発音に成らなくてもこの違いに気付く事が出来れば、後は慣れと日頃の練習で、その音に近づけていけばよいわけです。

中国語を聴き取る『耳』を作るには、まず日本語を聞かない事です。4ヶ月程中国語ばかりを耳に入れていると、自然と微妙な発音の違いが聞こえてくるようになります。もちろん中国語圏でしかこの学習方法は取れませんが、極力中国語を耳に入れる努力はしなければらりません。無理やりにやろうとしても限界が有ります。そこで一番良い方法は、中国語の歌を覚えCDに会わせて一緒に歌う事です。今はMP3付き携帯等が有りますから、イヤホンで聞けもっと便利になっています。

適当に、気に入ったあまり速度の速くない曲を1つ選び、毎日毎日、曲にあわせ歌い続けます。この時、全ての歌詞の発音記号はキッチリ調べなければなりません、いい加減ではだめです。この作業一つが大変重要な学習であり、学校の教科書には出て来ないものもたくさん有ります。発音は歌手が歌って教えてくれます。しかしそれでは四声がわからない!などと屁理屈を言う人は、言葉を学習する思考的才能が無いと私は言い切ります。なぜなら、中国人は歌を聞き、その歌詞の意味を十分把握できます、四声なる物が無てもです、そうでしょう〜、つまり語学力が上がれば自然に理解出来る様になるんです。

大きな声で曲に合わせ歌っていると、そのうち『何か違うなぁ〜?』という部分が聴こえ出します。もう一度発音記号を確認し、繰り返しその部分を聞いて下さい。又、別の歌手が歌っている曲に同じ歌詞が使われていたら、そっちも聞いてください、だんだんと分かってきます。

レパートリーが10曲程になったら、新しい曲も辞書無しである程度歌えるように成ってきます。さらに歌手による微妙な発音の違いや、意識的に発音をいじる事がカッコいいとされる、現在のラップ系の歌い方等、色々な発見が出来ます。

この方法は、勿論『耳』を作るという意味も有りますが、舌や口のあけ方を習慣付ける、さらには、正しく発音する為に発音記号を調べなければならない、よって自然と漢字の発音が身に付く、さらにはなによりやってて楽しい事が一番でしょう。そんな事をしていても、来月の試験には何も役に立たない?そうです、これは試験の為の学習方法では有りません。しかし、一年過ぎる頃には、同じくらいに学習し始めた人とのレベルには大きな差が付く事となるでしょう。

学校の先生がしゃべる正確な分かりやすい中国語以外でも、一般の人がしゃべるナマリが入ったような言葉も自然と聞き分けられるようになれば、他人から一目置かれる事間違い無しです。人間の耳は素晴らしい能力を持ってます、それを引き出せるかどうかは、工夫と努力にかかっています。

聴く事が出来なければ絶対話せません!聴く事が出来れば話す事は自然と後から身に付いてくるものです。話せる事がうまい事ではなく、聴く事が出来る人こそが上級者なのです。



andy_ding07 at 18:04│Comments(0)TrackBack(0)clip!中国語 壱 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔