2007年05月18日

スポーツ中継と外来語

日本の正月番組で芸能人ゴルフ・マッチとかいう番組が有りました。 その中で、よくやってた爆笑コーナー『英語禁止ホール!』。 そうです、全ての会話は日本語しか使ってはいけない、英語を言ったら罰ゲームが待ってたり、罰金を払わなければいけなかったりするアレです。

芸能人もマジで必死になって英語(外来語)を使わないようにしようとしてますが、これがなかなか難しい、最後には言葉が出なくなって固まってしまうわけです。

つまり現在の日本語で、特にスポーツにおいては外来語を使わずに話をする事は不可能なわけです。強いて言うならば、日本古来から伝わる武道と呼ばれる、相撲・柔道・剣道あたりは、なんとかならない事もないような感じですが、「スピード」や「パワー」なども禁止となると、さてさて如何なものでしょうか?

そこに来ると中国のアナウンサーはお手の物です。全て国語(中国語)のみの実況解説ですから、一言も外来語は出てきません。しかし元々外国から入って来た競技が殆どですので、つまりは全てを国語に訳した段階を経ているという事になります。

中国が世界に誇れる球技に、卓球と女子バレーボールが有ります。先日、CCTVー5 中央電視体育台で女子バレーを見ていた時にふと気付いた事が有りました。最近の実況解説が日本の解説と同じような感じになってきている事です。 昔の実況の仕方は、ただ単に状況を伝えるアナウンサーのみでしたが、今は解説者が横に座り、戦術や相手の攻撃パターンの分析をしたり、守りの弱点を指摘したりとなかなか専門的になってきました。

さてここで問題になるのは、現在バレーボールの中で使用されている色んな攻撃パターンや用語をどうやって中国語に訳して使っているかです。 日本があみ出した物は日本名が付いています、海外の物は元々英語名が付けられています。これを中国語に訳すには、まず意味で訳す方法と響きで直す方法が有りますが、基本的にはすべて意味で直しているようです。

この手の中国語は一種の専門用語になりますから、中国国語辞典を引いてもなかなか出てきません。つまり一般の中国人はあまり知らないのが基本です。下に昨日私が聞いた用語を書いてみました、書き取りながら思わず微笑してしまうような物も少なく有りませんが、日本人なら理解できる漢字が殆どです。ただ、スポーツ中継には字幕が出ませんので、もしかしたら私が勘違いしている漢字があるかも知れません、今後気付いたら訂正して行きます。まずはバレーボール篇です。

  • 女子排球    女子バレーボール
  • 発球・跳発球   サーブ ・ ジャンピングサーブ
  • 接発球     レシーブ
  • 触網      タッチネット
  • 出界・界外球   アウト
  • 快攻      クイック
  • 進攻      攻撃
  • 強攻      スパイク
  • 後攻      バックアタック
  • 移攻      移動攻撃
  • 攔網得分    ブロックポイント
  • 攔網出界    ブロックアウト
  • 斜線      クロス
  • 直線      ストレート
  • 吊球      フェイント
  • 主攻手     エースアタッカー
  • 一传      第一レシーブ
  • 二传      セッターが上げるボール
  • 技術暫停    テクニカルタイムアウト
  • 交換場地    チェンジコート
  • 二次球     ツーアタック
  • 不到位     セッターにきちんとしたボールが帰ってこない

まぁ〜まだ有るみたいですが、解説者によっても使う言葉が違うみたいなので、本当のとこはどうなんでしょうか?無責任な話でした。



andy_ding07 at 00:30│Comments(0)TrackBack(0)clip!中国語 壱 

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