2016年07月28日

【News=速報】 コゼット役に乃木坂46の生田絵梨花を抜擢、日本初演30周年の2017年版「レ・ミゼラブル」に新キャスト続々(2016)

 日本初演30周年を迎える2017年5月から10月にかけて東京・福岡・大阪・名古屋で上演されるミュージカル「レ・ミゼラブル」の主要キャスト(プリンシパル)が発表され、コゼットに乃木坂46の生田絵梨花、エポニーヌに唯月ふうかと松原凜子、フォンテーヌに二宮愛、マダム・テナルディエに鈴木ほのかと女性の登場人物を中心に新たなキャストが登場することが分かった。男性もマリウスに内藤大希が加わるのをはじめ、さまざまな舞台で人気の橋本じゅんがテナルディエに扮することになり、話題満載の「レ・ミゼラブル」となりそうだ。東宝が7月28日に発表した。

★エントレNews

 生田は従来から、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の大ファンであることを公言しており、夢が叶ったことになるが、「レ・ミゼラブル」の場合は、どんな大俳優、人気俳優でもオリジナルバージョン製作陣をまじえた厳しいオーディションを受けて選ばれなければ出演することはできないため、生田は自らの手で夢の入口にたどり着いたことになる。乃木坂46の歌唱パフォーマンスでもピアノ演奏を披露したことがあるほどの音楽的才能に恵まれており、来年の舞台での演技や歌声が楽しみだ。

 演じるコゼットは、主人公のジャン・バルジャンが獄中の生活から逃れ、努力を重ねて市長となっていた時代に、自らが経営する工場で働いていた女工のフォンテーヌが生んだ娘で、フォンテーヌが貧困のために死んでいったのをふびんに思って、ジャン・バルジャンが預けられていた強欲なテナルディエ夫妻から連れ戻して養女として育てた女性。そのためにジャン・バルジャンは市長の職を投げ捨てたが、「逃亡犯」である我が身のこともあって、外の世界とはほとんど接触を持たずに育ててきたコゼット。しかしそんな父のことが疑問で、コゼットはよりによって革命に身を投じた青年マリウスと恋に落ちてしまう。そこからジャン・バルジャン、コゼット、マリウスの怒濤のような人生が始まる。生田は可憐な容姿に加え、革命の犠牲になる危険が高いにもかかわらず学生闘士マリウスへの思いを決してあきらめなかったコゼットの芯の強さを表現する若手女優としては、かなり的確性が高いと思われ、早くも期待の声が高まっている。

 テナルディエ夫妻の実の娘で悪事に身を染めるエポニーヌとコゼットは対照的に描かれる。そしてよりによって同じマリウスを好きになってしまうが、エポニーヌは心がちぎれそうな選択をする。そのため、コゼットが若手女優の入門的な役柄だとしたら、エポニーヌ役には高い演技力が求められ、活躍中の高畑充希から「ピーターパン」を継いだ唯月ふうかと、東京藝大声楽科出身で4オクターブ超えの声を持つ松原凜子という2人の起用はなかなかのグッドチョイス。

 フォンテーヌに起用された二宮愛は、圧倒的な歌唱力で知られており、マダム・テナルディエに起用された鈴木ほのかも数々の人気ミュージカルで活躍中だ。

 マリウスに抜擢された内藤大希は幼いころから舞台に上がり、その後ミュージカル「テニスの王子様」(テニミュ)でも活躍した逸材。
 そしてなんといっても注目なのが、橋本じゅんである。劇団☆新感線での活躍はよく知られているところだが、テレビ、映画でも引っ張りだこ。コミカルな演技は実証済みだが、ずるがしこく、そしてたくましく生き残っていくテナルディエの生命力の表現にも期待がかかる。

 新キャストを含めた主な役の配役は以下の通り。

★ジャン・バルジャン=福井晶一 / ヤン・ジュンモ / 吉原光夫
★ジャベール=川口竜也 / 吉原光夫 / 岸祐二
★エポニーヌ=昆夏美 / 唯月ふうか / 松原凜子
★ファンテーヌ=知念里奈 / 和音美桜 / 二宮愛
★コゼット=生田絵梨花 / 清水彩花
★マリウス=海宝直人 / 内藤大希
★テナルディエ=駒田一 / 橋本じゅん / KENTARO
★マダム・テナルディエ=森公美子 / 鈴木ほのか / 谷口ゆうな
★アンジョルラス=上原理生 / 上山竜治

 ミュージカル「レ・ミゼラブル」は2017年5月25日〜7月17日に東京・丸の内の帝国劇場で、8月には福岡市の博多座で、9月には大阪市のフェスティバルホールで、9月と10月には名古屋市の中日劇場で上演される。5月21〜24日はレビュー公演となる。

 チケットの発売は2017年早春。


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【インタビュー 】 ジェリー・ミッチェル 「キンキーブーツ」演出・振付(2016)

 2013年に開かれた2012年の舞台作品を対象とする米演劇界の最高の栄誉「トニー賞」でミュージカル部門の作品賞に選ばれただけでなく、作詞・音楽を手掛けた日本でもおなじみの歌手シンディ・ローパーがオリジナル楽曲賞を受賞したのをはじめ、計6部門受賞という快挙を成し遂げたブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」が、この夏から秋にかけて、日本人キャスト版と来日版が立て続けに上演される。両方の版で演出を手掛けているジェリー・ミッチェルは慌ただしい日本滞在期間中にもかかわらずインタビューに応じ、小池徹平や三浦春馬らによる日本人キャスト版を「とてもセンセーショナルで誠実な出来具合」と満足げな表情。来日版とも合わせ「このようなメッセージ性の高い作品を通して、他者を重んじながら自分自身をも受け入れるということの大切さを感じてもらえたらうれしい。ぜひとも観ていただきたいですね」とほほえんだ。

★「トレッドミル(ベルトコンベア)のシーンを作るだけで6カ月もかかったんだ」と話すブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」演出のジェリー・ミッチェル(撮影・阪清和)
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★ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版公式サイト

 もともと2005年に公開された映画『キンキーブーツ』がもとになっている。脚本のハーヴェイ・ファイアスタインと演出のジェリー・ミッチェルは、このハートフルな実話に基づくコメディーを見事にショーアップし、楽しいミュージカルに仕立てた。
 野放図な経済成長などからはとうに見放されてしまった世界の先進国の人々にとって、この作品が発するメッセージは大きなヒントとなるばかりではなく、人と人との絆や、マイノリティーたちの生きざまも生き生きと描かれ、映画に続いてミュージカルも大ヒットした。今年2016年は、ファースト・ナショナル・ツアー・カンパニーによる来日公演が10月5〜30日に東京・渋谷の東急シアターオーブで、11月2〜6日に大阪市のオリックス劇場で予定されているが、それに先だっての日本人キャストによるミュージカル「キンキーブーツ」の上演となった。来日キャストと日本人キャストの別々の上演を近接した日程で見られるのは極めて珍しい機会とも言え、ともに注目を浴びているというわけだ。

 初日を無事に開けた小池と三浦にはいたく感心したようで「彼らも素晴らしい仕事ぶりを発揮してくれた。僕はもうすぐ日本を発たなければならないけれど、千秋楽には富士山の高さにも匹敵するような成長が見られると思うよ」とファンにはうれしい「予言」を。
 観客の反応も新鮮に映った様子で、「お客さんもナンバーごとに手拍子をしてくれて、笑いもたくさんあった。反応が聞こえてきたのが何より嬉しかったよ」と上々のスタートとなったことをうかがわせた。「カーテンコールが何回もあって、退場、退場と促すほどだったよ」と冗談めかし、芯から喜びを感じているようだ。

★ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版の一場面(Kinky Boots National Touring Company. Photo: Matthew Murphy)
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 ジェリー自身はこの作品の「人間愛」が好きだという。「別々の世界に住んでまだ分かり合ってはいないチャーリーとローラの2人が探り合っていくうちに共通するものを持っていることが分かるところ。そして課題がありハードルを乗り越え、みんなが一体となったときに初めて乗り越えられる。そこが一番気に入っているね」と分析してみせた。

 作詞・音楽のシンディとは旧知の仲というジェリー。「彼女にはこちらからアプローチをかけたんだ。自分のためにはたくさんの曲を作っているけれど、登場人物の心を理解して作ったことはなかった。そこだけが分かっていなかったけど、アウトローな人々に心を寄せることができる彼女だからこそ、キンキーブーツの登場人物の心情を理解した楽曲が作れたのだと思う」とシンディの新たな功績を讃えた。
 振付も担当するジェリーにとって、ダンサー・振付家としての自分をよく知っているシンディの存在は大きかったようだ。「シンディはダンスができるものを提供してくれた。とてもファンタスティックなものに仕上げてくれたよ」と強いきずなが成功に導いた様子。

★ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版の一場面(Kinky Boots National Touring Company. Photo: Matthew Murphy)
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 ミュージカル化された映画の中で映画にないものは、ミュージカルオリジナルの楽曲部分。「それはストーリーの一部を歌ってくれるもので、それはセンセーショナルでなくてはならない。作曲家との密な連携が必要で、どこをそうやって置き換えるかがポイント」と実際の映画のミュージカル化にあたっての重要な点を指摘した。

 お気に入りのシーンを問われると、ジェリーは「難しい質問だね」と一考した後、「トイレに閉じこもったローラをチャーリーが迎えに行くシーン」を挙げた。「ここは特に登場人物たちの気持ちが一つになる、核とも言える場面だからね」とその理由を付け加えた。作詞・音楽のシンディや、脚本のハーヴェイ・ファイアスタインとも一致した点だという。

★ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版の一場面(Kinky Boots National Touring Company. Photo: Matthew Murphy)
 Photo Matthew Murp

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 エンターテインメントの面で最大の見せ場になる、靴を運ぶベルトコンベアの上でのダンスのシーン。この印象的なシーンについてジェリーは「まずコンベアの上で踊れたら楽しいだろうなと思ったんだ。そのとき思い出したのが、米国のバンド「OK Go」の歌う『Here It Goes Again』のミュージックビデオ。それをセットデザイナーらに見せ、OK Goのような地上ではなく、トレッドミル(コンベア)をテーブルの高さに出来ないか相談したんだ。自分で上に乗ってみたら、うぉーと体を持って行かれて何度もこけたよ。それで工房に手すりをつけてもらったり、スピードを変えてもらったりして調整を重ねたんだ。このシーンを作るだけで6カ月もかかったんだ」と多くの過程を経ていることを明かした。
 「初めてプロデューサーに見せたら、『ここはとてもいい場面だからもっと長い尺にできないか』と相談を受けるくらい気に入ってくれた。うれしかったよ」とジェリーにとっても忘れられないシーンになったようだ。結局「もう少し見たいと思う当たりで寸止めにした方がよい」との鉄則に従い、尺を伸ばすことはしなかったようだが。

 日本で上演する来日版を見る必要性についてジェリーは「もう2年間もツアーを回っているから、2年分の成長が見える。このツアー・カンパニーには驚愕させられたし、3年半続いているブロードウェイよりもすごいと思ったこともある。ずっと一緒にツアーを回っているので、本当に一体感があると思う」と語った。

★ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版の一場面(Kinky Boots National Touring Company. Photo: Matthew Murphy)
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 実はシンディと日本人はとても親密な関係で、阪神大震災では多くの支援をしてくれたし、東日本大震災では多くのコンサートが中心になる中で地震や福島第1原発事故の発生からわずか5日後に予定通りコンサートを開いてくれるなど、固いきずなで結ばれていると言っても過言ではない。その点についてジェリーは「彼女が日本大好きなのは知っているよ」とほほえんだ上で、「シンディの楽曲は彼女がいかに広い心を持っているかを如実に表している。ドアを閉じてそのまま去ってしまうことの出来ない人。いつでもそこにいたいという人。あれだけの大スターなのにスター然としたそぶりを見せない。とても人間的。みんなに対する愛にあふれている。彼女のそういったところが、この作品を特別なものにしたと思う」と、慈悲にあふれた博愛の広い心が「キンキーブーツ」という作品自体にも大きな影響を与えていることを強調した。
 日本公演、日本人キャスト公演が相次いで実現したことについて、シンディにメールで報告すると、彼女からは「本当に良かった、良かった」という反応がすぐに返ってきたことも付け加えてくれた。

★ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版演出のジェリー・ミッチェル(撮影・阪清和)
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 ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版は10月5〜30日に東京・渋谷の東急シアターオーブで、11月2〜6日に大阪市のオリックス劇場で上演される。

★チケット情報(東京公演大阪公演)=残席状況は各自でお確かめください。

 当ブログ「SEVEN HEARTS」では、今後インタビュー記事も始めてまいります。今回のジェリー・ミッチェルがその第1号です。話題の人物がなるべく多く登場するように努力を続けてまいります。「SEVEN HEARTS」でしか読めない単独インタビューも徐々に増やしていきますので、よろしくお願いいたします。


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2016年07月27日

【Topics】 米芸能人や芸能関係者の民主党への肩入れ傾向例年より強く、「反トランプ」で結束(2016)

 米ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催された米民主党全国大会では、ポール・サイモン、ボーイズ・ツー・メン、デミ・ロバートが次々に壇上に上がり、民主党大統領候補に指名されたヒラリー・クリントン前国務長官の応援演説を行うとともに持ち歌を熱唱。女優のメリル・ストリープも応援コメントを披露した。一方、米国の女優ジェーン・フォンダら100人以上の芸能関係者が米国時間7月26日、共和党の大統領候補に指名された実業家、ドナルド・トランプ氏の当選を阻止する活動を展開すると発表。もともと民主党支持者の多いハリウッドなど芸能界では、移民排斥や米国第一主義を唱えるトランプ氏への嫌悪も手伝って、例年以上に民主党への肩入れ傾向が強くなっている。

★JIJINews

 時事電によると、民主党全国大会2日目の26日に登壇したメリル・ストリープは、「皆さんは11月の大統領選で歴史をつくる。ヒラリーは私たちの初めての女性大統領になる」と訴えた。またポール・サイモンは党の結束を訴えたという。

 さらに26日に発表された活動には、女優パトリシア・アークエットやヒップホップ音楽プロデューサーのラッセル・シモンズらが参加。twitterやFacebookを活用し、「反トランプ」運動を展開する計画だという。参加者らがインターネット上に掲げた声明では、「われわれはトランプ候補を敗北させるために結束する」と発表。トランプ候補の発言や政策について、黒人やイスラム教徒、アジア系などマイノリティー(少数派)を排除し、「時代を逆戻りさせる」と批判している。

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【News=速報】 「天国への階段」盗作裁判で原告が上訴(2016)

 英国のロックバンド「レッド・ツェッペリン」の名曲「天国への階段(Stairway To Heaven)」のオープニングコードが米バンド「スピリット」の「Taurus」からの盗作だと訴えられた裁判で、ロサンゼルス連邦地裁の陪審が著作権侵害には当たらないとの評決を下したことを受け、原告側が上訴したことが分かった。裁判所の文書で明らかになったとロイター電が伝えている。ロイター電によると、口頭弁論は来年まで行われない見通しだという。CNNによると、評決を受けてレッド・ツェッペリンは「私たちの主張が認められ、「天国への階段」の出所についての疑問に終止符が打たれたことに感謝する」との声明を出していたが、裁判は続くことになった。

★REUTERSNews

 上訴したのは、1960年代に活動していたロサンゼルスの5人組サイケデリックバンド「スピリット(Spirit)」のメンバーだった故ランディー・クレイグ氏(すでに他界、ランディ・カリフォルニア)の遺産管財人マイケル・スキッドモア氏。「天国への階段」のメランコリックなギターによるイントロは、それより4年前にリリースされたスピリットのデビューアルバムのインスト曲「トーラス(Taurus)」の盗用だとして、レッド・ツェッペリンのボーカル、ロバート・プラント(Robert Plant)とギタリストのジミー・ペイジ(Jimmy Page)を訴え、クレイグを共同制作者に加えるよう要求していた。
 「天国への階段」の全体の作曲はプラントとペイジの共作。イントロのギター部分はペイジの作曲とされている。


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【舞台】 キンキーブーツ(2016)

 つぶれかけの靴メーカーが、大量生産や安売り合戦で競ってみても、勝てるわけはない。全体のパイは多くなくても、確実に買ってくれる層の心をがっちりとつかみたい。しかしそれにはその層にいる人たちの要望や事情をしっかりと把握し、他のどこにも作れないものを作らなくてはならない。それには互いを深く理解することが何よりも重要だ。そんなまるで経済の教科書を見ているような設定の中に、人間の感情やプライドや夢が弾け、とびっきり演劇的な空間に彩られている。だからミュージカル「キンキーブーツ」は単なる夢物語ではない経済の原理にしっかりとした基礎を置いたエンターテインメントであり、なおかつ性別や、マジョリティーとマイノリティーの壁を越えていけるだけの跳躍力を持った作品。実力派集団が結集した話題のミュージカルで鍛えてきた小池徹平と三浦春馬がダブル主演で初めて出会ったこのミュージカルはまさに2人にとっての「運命」だといって差し支えないだろう。

★ミュージカル「キンキーブーツ」の一場面。前列中央左が小池徹平、右が三浦春馬(撮影・引地信彦)
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【写真転載・無断使用厳禁】=ダウンロードできません

★ミュージカル「キンキーブーツ」日本人キャスト版公式サイト

 もともと2005年に公開された映画『キンキーブーツ』がもとになっている。脚本のハーヴェイ・ファイアスタインと演出のジェリー・ミッチェルは、このハートフルな実話に基づくコメディーを見事にショーアップし、楽しいミュージカルに仕立てた。
 野放図な経済成長などからはとうに見放されてしまった世界の先進国の人々にとって、この作品が発するメッセージは大きなヒントとなるばかりではなく、人と人との絆や、マイノリティーたちの生きざまも生き生きと描かれ、映画に続いてミュージカルも大ヒット。ついに2013年に開かれた2012年の舞台作品を対象とする米演劇界の最高の栄誉「トニー賞」でミュージカル部門の作品賞にミュージカル「キンキーブーツ」が選ばれ、合わせて作詞作曲を手掛けた日本でもおなじみの歌手シンディ・ローパーがオリジナル楽曲賞を受賞したのをはじめ、6部門受賞という快挙を成し遂げた。

 今年2016年は、ファースト・ナショナル・ツアー・カンパニーによる来日公演が10月5〜30日に東京・渋谷の東急シアターオーブで、11月2〜6日に大阪市のオリックス劇場で予定されているが、それに先だっての日本人キャストによるミュージカル「キンキーブーツ」の上演となった。来日キャストと日本人キャストの別々の上演を近接した日程で見られるのは極めて珍しい機会とも言え、ともに注目を浴びているというわけだ。

 物語の主な舞台は、英国中東部のノーサンプトン。代々続く老舗の靴メーカー「プライス&サン」の現在の社長は若いチャーリー(小池徹平)だが、就任早々頭を抱えている。実は父親の思いに反して靴メーカーを継がず、ロンドンに出ていたが、父親の急死を受けて社長となったチャーリーは、返品の山に直面することになる。
 従業員は解雇し、商品はディスカウントに流してなんとかわずかながらの利益を確定させるしかなかったが、そんな夜に出会ったのは、妖しく美麗なドラァグクイーンのローラ(三浦春馬)。「彼女」はでかい体でヒールを履く女装男子ならではの苦労を語り、プリンスに「丈夫なブーツをつくる」というヒントを与える。奇抜な発想に見えたが、折れないヒールが欲しいのは女性も同じ。従業員たちも意見を出し合い、いつになく積極的だ。
 しかし試作品はローラやその同志「エンジェルズ」たちを失望させた。色はあずき色でヒールもイマイチ。何もかもすべてが「女の子」たちの思いを分かっていない証拠だった。それを必死で説くローラたちの熱意に、チャーリーは、この超「ニッチ(すき間)」な市場に果敢にも打って出ることを決意する。

 物語はしかし容易には進んでいかない。女装男子を受け入れようとしない昔気質の行員が立ちはだかるかと思えば、屈辱的な日々に壊れそうなローラの動揺もひどい。チャーリーはと言えば、世界屈指のバイヤーが集まるミラノのショーに向けて焦りばかりが前に出て空回りが続く。従業員たちもだんだんばらばらになっていく。
 こんな状態で、思いっきりご機嫌な「キンキーブーツ」など作れるのか、果たしてミラノのショーの顛末は?
 最後までハラハラドキドキさせながら、物語はハイテンポで進んでいくのだった…。

★ミュージカル「キンキーブーツ」の一場面。全員(撮影・引地信彦)
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 登場人物の心情を歌う部分は当然のこと、説明的な内容まで、歌で盛り上げていく楽しさ。前半は冒険的すぎるニッチ市場への進出や、数々の衝突に対する不安までも激しく歌い上げ、後半は一転して数々の障害にぶつかる彼らの姿を、お芝居の部分も重要視しながら、描いていく。実にバランスのとれた構成で観客はぐいぐいと舞台に引きつけられていく。

 なにしろ作詞と作曲を含む音楽を担当するのは、もう何十年もの間、女性シンガーソングライターとして世界を魅了し続けているあのポップディーバ、シンディ・ローパーだ。とにかく耳当たりがよく極度にキャッチーで、とても初めて聞く作品だと思えない。特にディスコ調のアップテンポな楽曲と、バラードで一言では説明できない心情を心の底から歌い上げる楽曲との対比が素晴らしい。

 しかしながら、この舞台、小池の演技力と三浦の表現力がすべてをけん引していると言っていい。
 小池はこの作品に生きた経済を感じさせるためになくてならない存在で、前半のあきらめからビジネスマンとしての勘の冴え、後半の挫折とそこからの一発大逆転、それは彼の確かな演技力があってこそ感じられるものである。
 三浦は、クールなヒーローから人なつっこい現代的青年まで幅広く演じてきたが、とびきり奇抜な役柄を今回まかされたことへの重圧は相当なものだったはずだ。単なる女装好きな男性という役ではなく、ドラァグクイーンとしてナイトクラブの客や工場の行員たちに圧倒的なパワーとオーラを感じさせ、なおかつエンターテインメントとしても一級品のショーにする必要性があり、なおかつ、彼女たちが抱くおそれとプライドを同時に感じさせなくてはならない役だからだ。

★ミュージカル「キンキーブーツ」の一場面。中央が三浦春馬(撮影・引地信彦)
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 話題作が目白押しの映像作品だけではなく、並行して続けてきた舞台作品への出演が、今回の難役のための土台となっている。今回の上演台本を手掛けた岸谷五朗らが率いる地球ゴージャスの「星の大地に降る涙」「海盗セブン」でのはじけた演技と、劇団☆新感線の「ZIPANG PUNK〜五右衛門ロック!!!」での演技者としての外皮を一枚も二枚も引きはがすような表現、それがあったからこそ、今回のような飛び抜けた表現が可能だったのだろう。
 小池も、周囲からは歌手活動の延長線上に見られていたミュージカルへの出演が「デスノート THE MUSICAL」「1789 バスティーユの恋人たち」と進むにつれ、極めて本格的な覚悟をミュージカルに対して抱いていることを小池に感じ始めたことでも分かるように、明らかにミュージカルスターとしての才能が開花し始めていることを誰もが認めざるを得ない段階に来ている。

★ミュージカル「キンキーブーツ」の一場面。ブーツを掲げているのが小池徹平(撮影・引地信彦)
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【写真転載・無断使用厳禁】=ダウンロードできません

 二人の実力のぶつかり合いが、この記念すべき「キンキーブーツ」によって新たな爆発を誘発し、最高にノリの良いミュージカルとして上演されていることは、実に素晴らしいことである。

 工場内にあるベルトコンベアーを使ったダンスや身体表現など、一見ミュージカルとは無縁そうな無機質で殺風景な工場を一瞬にして人生の舞台にしてしまうアイデアも含め、演出や振付にも数々の見どころがあることにも触れておきたい。

 ミュージカル「キンキーブーツ」日本人キャスト版は8月6日まで東京・初台の新国立劇場中劇場で、8月13〜22日に大阪市のオリックス劇場で、8月28日〜9月4日に東急シアターオーブで上演される。

 上演時間は、約2時間25分(休憩20分含む)。

★チケット情報(大阪公演・東京シアターオーブ公演)=残席状況は各自でお確かめください



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2016年07月26日

【News=速報】 「ハリー・ポッター」正統続編の演劇戯曲が発売前からベストセラーに、米で予約殺到(2016)

 世界的な人気ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの正統続編とされる演劇戯曲「ハリー・ポッターと呪われた子ども」の台本が、米国時間7月31日の米国での発売前の予約段階で既にベストセラーになっていることが分かった。書店チェーン大手バーンズ・アンド・ノーブルが25日明らかにしたとロイター電などが伝えた。舞台は既にプレビュー公演が開かれていて、7月30日から本公演が開幕する。

★REUTERSNews

 今回の舞台版「ハリー・ポッターと呪われた子ども」は小説版の最終編「ハリー・ポッターと死の秘宝」から19年後のハリー、ロン、ハーマイオニーを描いている。魔法省に勤務しているハリーは仕事に追われる日々。息子アルバス(Albus)は偉大なハリーを父に持つことの重責に苦しめられているという物語だ。

 バーンズ・アンド・ノーブル社は、既にこの戯曲で今年最大の売り上げを見込んでいるという。

 リトル・ブラウン社の公開資料からの情報としてAFP電がかつて報じたところによると、ハリーはさまざまな出来事があった過去を断ち切ろうと奮闘するが、一家伝来の怨念に満ちた宿命を末っ子のアルバスが受け継いでしまい、重荷に苦しめられるという全体ストーリーのようだ。

 J・K・ローリングは、シリーズ最終巻とされている第7巻の発刊以降も、完全に物語を終わらせるつもりはないようで、2014年7月に、魔女のジャーナリストによるコラムという形で、クィディッチ(空を飛ぶ魔法の箒に載って行う架空のスポーツ)のW杯を観戦しに来た34歳のハリーの様子を描写した文章を発表したり、ハロウィンの時期には、ドロレス・アンブリッジの過去を一部明かす文章を掲載したりするなど、ハリポタサーガをさらに細かく広げていく試みを続けている。さらに2014年12月には、さまざまな登場人物についての秘話や別展開物語を綴った短編も発表しているが、特に本編の筋に大きな影響を与える物語ではなく、本格的な続編のスタートを待つファンにとってはもどかしい時期が続いていたが、今回の舞台が、ローリングによる正統な「続編」と位置づけられたことで、小説版の再開や映画のシリーズ再開への期待が高まることは必至だ。ポッター役の俳優ダニエル・ラドクリフの成長に伴ってシリーズの続行は不可能だとみられていたが、アルバスが新たな主人公となり、父のポッターがそれを補佐する物語が舞台で成功をおさめれば新たな子役を起用しての映画化の可能性も出て来るだけに、突破口になる可能性もある。

 さらに映画に関しては、J・K・ローリングが初めて映画のために原作・脚本を書き下した初のスピンオフ映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(邦題として確定済み、原題Fantastic Beasts and Where to Find Them=直訳すると『幻の動物とその生息地』)」が今年11月18日に北米地区で公開される。(日本公開は11月23日)。


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【News=速報】 『トレインスポッティング』続編の予告編映像を公開(2016)

 1996年に公開され「現代的な痛々しい青春の名作」として大ヒットした『トレインスポッティング』の続編の予告編映像が英国時間7月25日に公開された。ロイター電などが報じた。監督はダニー・ボイル(Danny Boyle)、俳優もユアン・マクレガー(Ewan McGregor)、ユエン・ブレムナー(Ewen Bremner)、ジョニー・リー・ミラー(Jonny Lee Miller)、ロバート・カーライル(Robert Carlyle)ら前作のオリジナルキャストが再び集結するというファンにはたまらない続編となっているだけに、2017年初めとされている米英での封切り日が待ち遠しくなるばかりだ。日本での公開は未定。

★『トレインスポッティング』続編の予告編映像=YouTube


★AFPBBNews

 『トレインスポッティング』は、作家アービン・ウェルシュ(Irvine Welsh)が英国の文学賞「ブッカー賞」を受賞した小説を映画化したもので、スコットランドを舞台に、ヘロイン中毒の若者たちの怠惰で退廃的な日常をダニー・ボイル一流のスタイリッシュな映像で描いたもの。まったくほめられたものではない毎日だが、底辺にいても、もがきながら新しい自分を見つけようとする若者たちの姿が鮮烈に印象に残り、世界的な規模で大ヒットした。
 主演のユアン・マクレガーをはじめ、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル、ユエン・ブレムナーは瞬く間にスターとなり、彼らのキャリアの中では出世作となった。

 今回はボイル監督が主導権を握って製作が企てられてきた。続編は前作同様、ジョン・ホッジの脚本。ウェルシュが出版している続編小説「ポルノ」の要素を取り入れつつも、独自の物語となっているという。予告編映像も含めて『T2』という仮のタイトルで呼ばれている。
 映画.comのかつての報道によると、ボイル監督は米ハリウッド・レポーターのインタビューの中で、続編の製作費を2000万ドル以下に抑える考えを示した。これは前作が200万ドルという低予算で撮影したことで勝ち得たテイストを守るためだという。製作費の調達を上層部や大企業に頼むことで、自分たちが映画のコントロールをできなくなることを恐れたためとみられている。
 ただし、これは撮影開始前の発言。現時点でどうなっているかは不明だ。

 twitterのオフィシャルアカウントで公開された予告編映像は約41秒間。列車が通過し終えると、レントン、スパッド、シック・ボーイ、ベグビーが駅のプラットホームに立っているのが見える。みんなそれぞれに20年の年齢を重ねているが、イギー・ポップの「ラスト・フォー・ライフ(Lust for Life)」がバックに流れる中で、いたずらっぽい不良中年の雰囲気があふれ、期待感充分の仕上がり。ダニー・ボイル節が聞こえてきそうな映像のタッチとなっている。
 ただし、続編の設定は、オリジナルから9年後となっていて、それぞれの登場人物を俳優が重ねた年齢より11歳ほど若返らせる必要がありそうだ。

★映画『トレインスポッティング』DVD


★映画『トレインスポッティング』Blu-ray



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2016年07月25日

【Web-Culture】 『ゴーストバスターズ』出演の黒人女優中傷のユーザーをtwitter社が永久追放(2016)

 日本では8月19日に公開されるSFコメディー映画のシリーズリブート版最新作『ゴーストバスターズ』に出演している黒人女優レスリー・ジョーンズに対してネット上で人種差別的な嫌がらせが相次いだため、米twitter社は米国時間7月19日に、嫌がらせをした多数のユーザーのアカウントを永久に閉鎖。同時に、twitterを利用した中傷行為を厳しく取り締まり、中傷を繰り返すユーザーの利用を阻止する取り組みを強化すると発表した。ロイター電などが報じている。ジョーンズが18日に「あまりにも中傷がひどすぎる」ためにtwitterの利用をやめると表明したことに対する措置とみられる。

★REUTERSNews
★TechCrunchJapanNews

 ロイター電によると、利用を禁止されたユーザーには、米ニュースサイト「ブライトバート」の編集者で、挑発的ツイートで知られるマイロ・ヤノポロス氏が含まれるという。

 『ゴーストバスターズ』リブート版は、前作で全員男性だったバスターズを全員女性に一新して新たに作り直された。中傷はまずそのことに対する批判から始まったが、それは監督や製作会社に対してするものであり、ジョーンズを標的にするのはまったくのお門違い。
 しかも3人の女優のうち、攻撃が激しくなったのは、ジョーンズだけであり、明らかに人種差別的な意図があるものとみられる。

 TechCrunchJapanによると、ジョーンズは中傷メッセージだけではなく、写真やコラージュなども送り付けられたようだ。twitterに報告後も攻撃は続いたという。その結果、「涙と悲しみに満ちた心で、今夜Twitterとお別れします」という書き込みを最後にジョーンズはツイートすることをやめたのだという。

 他のSNSに比べて、嫌がらせやいじめに対する対処がゆるい、ぬるいと言われているtwitterにとっては、極めて大きな問題と言え、今後の対応が注目される。日本でも個人攻撃社会への暴走が続いているだけに、早急な対策が求められていると言えそうだ。

andyhouse777 at 02:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★Web-Culture 

【舞台】 執行の七人(2016)

 演劇の場所、というのが確実にある。もちろんそれは演劇が上演されている場所という意味ではない。現代の矛盾や、時代のゆがみが如実に表れている場所、今という時間の厳しさにさらされている場所。つまり演劇で採り上げるべきテーマや人々の営みが凝縮した場所のことだ。劇作家たちは毎日、その場所を求めて自分の頭の中でさまよっているといってもいいだろう。そんな場所を「PTA」にしたらどうだろう。あまりにも身近すぎて、あまりにも実務的すぎて、演劇的な場所ではないのではないかと不安を抱く方もいるかもれない。しかしこのほど大阪に拠点を置く「劇団Φ太陽族」が2年ぶりに再演した舞台「執行の七人」を見ると、作劇の繊細さでは屈指の実力を誇る主宰、岩崎正裕の丁寧な筆致もあって、その疑問はものの見事に氷解するだろう。そこはまさしく社会の諸相の交差点。それに公立の小学校であれば、子どもたちの性格も様々ならば、親の経済的な階層も様々。まさにカオスのような場所なのだ。教職員と保護者の高度な話し合いや学び合いによる円滑な学校運営を目指してGHQによって戦後日本にもたらされたPTAは、かつては名士や教育ママのような意識が高いか名誉に関心が高い人々が役員におさまっていれば事足りたが、年々細分化、増大化する業務の処理や教育現場に求められる事柄の複雑化、そして学校長・教育委員会との微妙な関係などさまざまな問題にさらされ、さらには任意加入であるのに強制的なものと思わせるような運営への不信感や、不正経理や不倫の温床化などの内部的な問題もあり、報道機関がキャンペーンを打つほどの深刻な状況。そして近年何よりも問題なのが、役員や会長などの重職のなり手がいないということ。「子どものためになんとか貢献したい」と考える親たちが多いにもかかわらず、共働きや介護のためにPTAに割ける時間が年々減っているのが現状だ。そんな社会の変化に大きくさらされてきたPTAの実情を、あくまでも普通の人間同士のぶつかり合いの中で描いていくこの作品は、岩崎の言う「他者に対して不寛容な社会」へとものすごいスピードで傾斜している日本社会の縮図ともなり、ますます生きづらい世の中の空気を映し出していて秀逸な戯曲である。

★舞台「執行の七人」の一場面(劇団Φ太陽族提供)
太陽族_執行の七人cさすまた

【写真転載・無断使用厳禁】=ダウンロードできません

★舞台「執行の七人」公演情報=公演はすべて終了しています

 劇団Φ太陽族は1982年に大阪芸大舞台芸術学科1年生を中心に結成され、劇団大阪太陽族、199Q太陽族を経て「劇団Φ太陽族」となった。
 オウム真理教事件後の一般的な信者とそれを取り巻く人々の姿を描くことによってその当時の日本人の心のありようと社会のさまよいを切り取ってみせた「ここからは遠い国」などで高い評価を受け、以後も人と人との関係を繊細に描きながら、現代の諸問題を批評精神豊かに表現し続けている。大阪に拠点を置き、東京、名古屋のほか、さまざまな土地で公演を開いている。
 岩崎は2014年に、長野県上田市が立ち上げた「実験的演劇工房」の担い手として選ばれ、市内のすべての高校の演劇班の生徒たちとワークショップを重ねて舞台作品を作り上げた。その経緯もあって、今回、拠点の大阪以外で唯一となる上田公演が実現したと言えよう。

 舞台「執行の七人」は、新たな年度に発足したある小学校のPTAの第1回の話し合いの場が舞台だ。新会長以下、役員は7人。主婦もいればキャリアウーマンもいる。ひとりだけ男性がいる。子どもたちの数や学年はさまざま。
 考え方がばらばらなのは当然のことなのだが、PTA本来のやり方のはずである「論議を重ねる」ことによる合意形成がなかなかできない。それはPTAが任意加入のはずなのに、子どもが入学すると自動的に加入させられてしまう問題(地域差あり)など、今日の議題とは関係のない入り口論。それにボランティア精神でPTAに参加することなどはとうていできないという現代の親の時間の少なさや精神の欠如もあらわになる。
 会社のように合理的に決めたい人や、さっさっと片付けてしまいたい人、会議の進め方だけでもさまざまな意見があるのは、第1回ということもあるだろう。しかし入り口でもめて進め方でもめる典型的な停滞パターンに陥ってしまう姿は鮮明だ。
 男性はなにかというと、学校やPTA制度の矛盾に話を向け、そのうちには学校に侵入する刃物を持った不審者を押さえつけるために職員室に常備されている道具の矛盾や欺瞞にまで論理を進め、議論を根本からまぜっかえす。
 女性たちもまたさまざまな問題にとらわれている。教師の不備など学校側の弱点ばかり気になる人もいれば、ケアが必要な高齢者を家に残していてしょっちゅう電話がかかって来る人もいる。くだんのキャリアウーマンは論議の遅延にあきらかにいらだち、そのことで壊さなくてもいい自分を壊してしまう。

★舞台「執行の七人」の一場面(劇団Φ太陽族提供)
太陽族_執行の七人a全員

【写真転載・無断使用厳禁】=ダウンロードできません

 せりふによる会話自体が、日本のPTAについての問題提起になっていて、その議論を聞いているだけでも、「なるほど、でも私はこんな意見だ」と観客はそれぞれの胸の中で考えるために、例えそのまま(会議は踊ってはいるものの)論議が続いても、そしてそのまま終わっても、とても見応えのある内容になっている。
 しかし作劇の妙を知る岩崎はもちろんそのままでは終わらせない。再演を重ねていくであろう作品だけに詳しく紹介するとネタバレにつながるので記せないが、岩崎はこの延々と続く議論にさまざまなギアチェンジやフックをかけていく。

 ひとつは時折、PTA役員が集まる教室をのぞきに来る警備員の老人。劇の上でも様子をうかがってから入室するなどタイミングをはかっている様子があるので、人生の大ベテランなりの入りどころを心得ているとみられる。毎年、こうしたPTAのさまよう議論を見聞きしているのかもしれない。この、8人目の登場人物の来訪によって、空気はがらっと変化する。
 そしてもうひとつは、合唱だ。かみ合わない議論でぎくしゃくする人間関係はあるものの、PTAが披露するために練習している合唱が時折挟み込まれ、この時ばかりは、みんな清らかに和を保っている。ひとつにならないと決して成立しない合唱だけに、これは議論の行方に対して大いなる示唆を送っているともとれる。もちろん舞台空間は静かだが華やかな空気に満たされ、この作品もまたエンターテインメントなのだということを感じさせてくれる。
 さらに、最も演劇的な効果を上げているのが、登場人物たちの精神の高ぶりである。だれがというところは避けて書くが、議論によって、自らの矛盾点をつかれ、自分を見失ってしまう登場人物や、議論そっちのけに自分の言説にはまり込んでいってしまう登場人物など、観客の目を何度も見開かせる効果を上げている。感情の激しい起伏はまさしく演劇そのものである。

★舞台「執行の七人」の一場面(劇団Φ太陽族提供)
太陽族_執行の七人b会長中心

【写真転載・無断使用厳禁】=ダウンロードできません

 明らかに社会的な問題に斬り込んでいるのだが、岩崎はそれを決して代理戦争のようにこの市井の登場人物たちに戦わせているのではない。彼らの自然な感情の発露によって、社会的な問題があぶり出されてくるのだ。血の通った物語、ぬくもりのある登場人物を通して描かれるからこそ、観客たちは、自分たちの問題として考えることができるし、例え何一つ決まらず先が思いやられる会議あるいは組織であったとしても、かすかな希望のようなものもまた胸に抱くのである。

【キャスト】
 森本研典、岸部孝子、篠原裕紀子、前田有香子、佐々木淳子、中西由宇佳、韓寿恵、伊佐山信一郎

【スタッフ】
 ★舞台美術/今井弘 ★照明/徳田芳美、(有)アート・オー ★音響効果/金子進一。(T&Crew) ★舞台監督/河村都(CQ) ★衣裳/植田昇明(kasane) ★作曲/橋本剛 ★歌唱指導/塩崎有妃子 ★殺陣指導/映見集紀(B.E.A.T) ★宣伝美術/下東英夫 ★制作協力/尾崎雅久、尾崎商店 ★協力/イズム、シアトリカル應典院など

 舞台「執行の七人」は6月16〜19日に大阪市のシアトリカル應典院で、7月16〜17日に長野県上田市のサントミューゼ上田市交流文化芸術センター大スタジオで上演された。

 上演時間は、約1時間30分(休憩なし)。


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2016年07月24日

【News】 オリバー・ストーン監督がポケモンGO現象に強い警戒感(2016)

 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(Pokemon Go)」の世界的なブームが続いているが、これまであまたの映画で現代社会に対する警句を発してきた映画監督のオリバー・ストーン(Oliver Stone)が米国時間7月21日、この現象を「(全体主義に導かれ得る)新たな段階の侵略」と表現。「監視資本主義のより大きな文化の一環だ」と述べ、強い警戒感を示した。AFP電が、米サンディエゴで開催中の「コミックコン2016」の中で米国家安全保障局(NSA)の元職員エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者をモデルにしたストーン監督の新作映画の討論会での発言として伝えた。

★AFPBBNews

 AFP電によると、ストーン監督は「そこにあるのは新しい形態のロボット社会だ。そこでは、皆さんがどのように行動したがっているのかが把握され、その行動に合わせたモックアップが用意・提供される。いわゆる全体主義というものだ」と警鐘を鳴らしたという。


andyhouse777 at 03:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★News | -----ストレート

2016年07月23日

【News】 ストーンズ、ハリソンもトランプ氏に強い抗議、米共和党全国大会での楽曲無断使用問題が拡大(2016)

 米大統領選の共和党候補に指名されたドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が米国時間7月21日に米オハイオ州クリーブランドで開かれた共和党全国大会で、ビートルズの楽曲「ヒア・カムズ・ザ・サン(Here Comes the Sun)」を無断使用したことに対し、作曲者である故ジョージ・ハリスン(George Harrison)さんの遺産管理団体が、また「You Can’t Always Get What You Want」を無断したことに対しザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が相次いで非難する声明を発表した。前日までには、故ルチアーノ・パバロッティの遺族とクイーンが同様の無断使用に対してトランプ氏陣営を非難する声明を発表しており、トランプ氏の知的著作権の保護に対する挑戦的な態度に批判の声が大きくなっている。

★NMENews
★AFPBBNews

 AFP電によると、ハリスンの遺産管理団体はtwitterに「ハリスンの遺産管理団体の遺志に反する不快な行為だ」とする声明をツイートした。同団体はハリスンさんの別の曲「ビウェア・オブ・ダークネス」(Beware of Darkness、暗闇に気を付けろ)の題とかけて「『腹黒さに気を付けていたならば、許可していたかも。#TrumpYourself(トランプおまえのことだ)』と投稿した。「ビウェア・オブ・ダークネス」はAFP電によると、1970年代にハリスンさんが発表したヒンズー教の影響を受けた作品で、物質的な執着を警告し「欲深いリーダーたちに気を付けろ、奴らはあなたを行くべきではないところへ連れて行く」と歌っているという。

 トランプ氏陣営による楽曲使用をめぐっては、これまでにも、「R.E.M.」やアデル(Adele)、エアロスミス(Aerosmith)、ニール・ヤング(Neil Young)なども同様の声明を出して使用しないよう求めている。


andyhouse777 at 19:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★News | -----ストレート

2016年07月22日

【活動報告】 「真田丸」インタビューなどで「エンタメOVO」のアクセスベストテンを初めて独占しました(2016)

 当ブログでお知らせしているNHK大河ドラマ「真田丸」のインタビューシリーズは今年1月から豪華なラインアップでお送りしていますが、このほど、掲載元であるエンタメ総合サイト「エンタメOVO(オーヴォ)」のアクセス数をもとにしたランキングで、ベストテンをすべて「真田丸」のインタビューなどで独占しました。これまでも半数以上を「真田丸」のインタビューが占めることは何度もありましたが、瞬間的とはいえ、ベストテンをすべて埋めたのは初めてです。三谷幸喜さんの絶妙な脚本と、堺雅人さんをはじめとした俳優陣の奮闘によって絶好調のまま快走を続ける「真田丸」の勢いがそのまま表れたかっこうです。1位になったコラムは私の文章ではありませんが、後はすべて私がやらせていただいたインタビューです。こちらからのリンクで読んでくださった方もたくさんいらっしゃると思います。ありがとうございました。
「エンタメOVO」では出演者のインタビューをこれからもまだまだ続々とお届けしていくことになると思います。当ブログでもその都度ご紹介してまいります。ご期待ください。

★2016.07.21の「エンタメOVO」アクセスベストテン=現在はばらけています
ベストテン独占DSC_0571




andyhouse777 at 20:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★活動報告 

【News】 クイーン、パバロッティが強く非難、トランプ氏がまた楽曲無断使用(2016)

 米大統領選共和党指名候補の座を獲得した実業家ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、米オハイオ州クリーブランドで連日開かれている共和党全国大会の中で無許可で楽曲を使用したとして、英国の人気ロックバンド「クイーン」とイタリアのオペラ歌手故ルチアーノ・パバロッティ(Luciano Pavarotti)の遺族が英国およびイタリアの現地時間7月21日に、トランプ氏の陣営を強く非難するとともに、今後の選挙運動で使用しないよう求める声明を相次いで発表した。CNNやロイター電、AFP電が伝えた。問題となった曲は、クイーンの代表曲である「伝説のチャンピオン」と、プッチーニ(Giacomo Puccini)のアリア「誰も寝てはならぬ(Nessun Dorma)」。いずれも「We are the champions(われわれはチャンピオンだ)」「Vincero!(私は勝つ!)」といった勇壮な言葉が含まれていることからトランプ氏陣営のお気に入り曲になっているが、本来、前者は「世界中のひとりひとりがチャンピオンだ」、後者は「私は(トゥーランドットの愛を)勝ち取ってみせる」という意味合いで、勝負ごとに勝つ王者という意味とはかけ離れており、トランプ氏陣営が語感だけで選んでいることは濃厚。そもそも許可を得ていない楽曲を、大統領候補を選ぶという公的な大会で使用するのは言語道断で、特にパバロッティの遺族は、「パバロッティが芸術家としてのキャリアを通して表現した兄弟愛や連帯への価値観は、トランプ氏が打ち出す世界観とは全く相容れないものだ」とトランプ氏の政治姿勢をばっさりと切り捨てており、その怒りの強さがうかがえる。

★CNNNews
★AFPBBNews
★REUTERSNews

 CNNによると、クイーンは7月19日に「われわれの意思に背いて無断使用された」とtwitterにツイート。広報業務を担っている企業「ソニー/ATVミュージックパブリッシング」は声明で、トランプ氏陣営が曲使用の承認を求めたことはないと主張しているという。一方、全国委員会の広報担当幹部はtwitterで「共和党全国大会は曲の使用料を支払っている」と述べており、かみあっていない。
 今年6月にもこの曲の使用が発覚し、クイーンのリードギタリスト、ブライアン・メイが不快感を表明していた。

 AFP電によると、「誰も寝てはならぬ」はトランプ氏の選挙集会ではしばしば使用されていきたという。パバロッティは2007年に病気で亡くなっており、遺族は「本人の意思にそぐわない」として、使用中止を求めてきた。 

 トランプ氏陣営による楽曲使用をめぐっては、これまでにも、「R.E.M.」やザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)、アデル(Adele)、エアロスミス(Aerosmith)、ニール・ヤング(Neil Young)なども同様の声明を出して使用しないよう求めている。

andyhouse777 at 14:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★News | -----ストレート

【News】 ワン・ダイレクションのリアム・ペインがソロデビュー決定(2016)

 現在活動を休止している英国の男性アイドルグループ「ワン・ダイレクション(One Direction)」のメンバー、リアム・ペイン(Liam Payne)がソロデビューすることが明らかになった。リアムが英国時間7月21日にtwitterにツイートして発表したとAFP電が伝えている。ワン・ダイレクションをめぐっては、ゼイン・マリク(Zayn Malik)が脱退しているほか、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)も、バンドが所属するコロンビア・レコードとレコーディング契約を結んだと報じられソロ活動開始が近いとされていて、活動休止前から本人たちが否定し続けている解散に向かう流れが加速するのではないかとの観測が出始めた。

★AFPBBNews

 AFP電によると、リアムはキャピトル・レコードとソロアルバムの契約を交わしたと発表。「ワン・ダイレクションはこれからもずっと僕の家であり家族だけど、この新たな章がどんなものをもたらしてくれるか、とてもわくわくしている」と語っているという。

 ワン・ダイレクションは昨年11月に5枚目のアルバム「メイド・イン・ザ・A.M.(Made in the A.M.)」のリリースしたのと同時に、無期限の活動休止期間に入っている。



andyhouse777 at 13:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★News | -----ストレート

2016年07月21日

【News】 ポケモンのハリウッド実写映画化が決定、第1弾は「名探偵ピカチュウ」(2016)

 人気アニメ「ポケットモンスター」のハリウッド実写映画化を推進する製作会社が『GODZILLA ゴジラ』『パシフィック・リム』などで知られる米カリフォルニア州の大手スタジオ、レジェンダリー・エンターテインメントに決まり、第1弾として、今年2月に発売されたニンテンドー3DS用ゲーム「名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜」をベースとした作品が製作されることになった。「Deadline」や「Hollywood Reporter」など米国の複数のメディアが報じている。今月先行配信が開始されたスマホアプリゲーム「ポケモンGO」が世界規模で大ヒットし、各国で社会現象化する最中での実写映画化の決定となり、大きな話題を呼びそうだ。来年2017年から製作が始まる予定だという。公開時期は未定。

★yahooNews=シネマトゥデイNews

 日本の映画情報サイト「シネマトゥデイ」によると、日本以外の国ではユニバーサルが配給を担当。日本は東宝が配給を担当するという。

 第1弾として映画化される『名探偵ピカチュウ〜新コンピ誕生〜』は、ゲーム版では、人とポケモンが共存する街・ライムシティを舞台に、少年ティムと名探偵ピカチュウが知恵と行動力を駆使していろいろな事件を解決する物語になっている。映画版のストーリーは不明。

 ピカチュウも実写になるかどうかも分かっていないが、人間が実写で、ピカチュウや背景がCGで描かれる可能性もある。

andyhouse777 at 19:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★News | -----ストレート

【舞台】 シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ(2016)

 わたしたち地球人の中には自分たちが宇宙人であることを認めない人たちがいる。しかしこの人たちを偏屈だというにはちょっと無理がある。なぜなら過半数ははるかに超えて、大多数がこの考え方をもっているからだ。しかし地球のほとんどすべての材質は宇宙の誕生とその後の活発な活動によってもたらされたものだ。私たち人間だって例外ではない。宇宙と地球はひとつなのだ。普段はそんなことは考えもしないが、ふとした時に見た映画や演劇や小説やドラマで、その果てしない宇宙の理(ことわり)に触れることがある。音楽座ミュージカルが、今年3月に永眠した劇団のファウンダー、相川レイ子の追悼公演として上演したミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」は、そんな理を思い出させてくれるに十分で、なおかつその物語は単なるSF的な味付けとしてそうした要素を使っているというだけでなく、宇宙の摂理と理は、分かちがたく地球の人々の営みとつながっているのだということに思いを至らせてくれるとても大きく、なおかつ細やかな物語なのだ。音楽座ミュージカルが旗揚げ公演として上演した記念すべき原点となる作品でもあり、劇団が拠点を置く東京都町田市の音楽座ミュージカルファンの方々がしみじみとかみしめるようにひとつひとつのシーンを味わっていたのがとても印象的な公演になった。

★ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」のカーテンコールのもよう。スペシャルイベントに参加した土居裕子と佐藤伸行も加わっているので、佳代と悠介が2組います(音楽座ミュージカル提供)
シャボン玉カーテンコール

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★ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」公式サイト

 音楽座ミュージカルは、「和製」そして「オリジナル」のミュージカルづくりにこだわってきた。華々しいダンスシーンや心情を歌い上げる楽曲もふんだんに取り入れられているが、音楽座ミュージカルはストーリー、そして人間に営みに徹底して視線を向けてきた創作集団である。
 「リトル・プリンス〜星の王子さまより〜」や「メトロに乗って」「泣かないで」「ラブ・レター」などその歴史において数々の名作レパートリーを持つ音楽座ミュージカルだが、「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」は、旗揚げ公演の演目であることを別にしても、最もヒューマンで温かみに満ちた作品と言える。つまり音楽座ミュージカルの原点なのだ。

★ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」の一場面(音楽座ミュージカル提供)
シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ4

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 物語の根っこにあるものはシンプルだが、さまざまなフックがあって、細かく見ていくと複雑な要素であふれている作品だ。
 三浦悠介(渡辺修也)は好青年だが、おとなしくて純朴な青年。シャイなことも手伝って彼女ができる様子はほとんどなく、アルバイト先の喫茶店「ケンタウルス」のマスター夫妻も気になって仕方がない。隣の理髪店の夫婦も客そっちのけで様子を見に来る始末だ。
しかし悠介には恋はともかくとして、はっきりとした夢があった。プロの作曲家になることだ。

 業を煮やしたマスター夫妻の段取りで、ある日悠介は遊園地にデートに出掛ける。とんまなことに悠介はそんな大事な時にスリに遭ってしまう。しかもデートに来てくれた相手とはなんだかうまく行かず、とても成功とは言えない結果に。

 喫茶店に戻ってきたとき、アルバイトに応募してきた女の子、折口佳代(高野菜々)と出会った。悠介は思わず声を上げる。遊園地の迷路でスリ騒ぎがあったとき、なぜか近くにいた女の子だったからだ。実は、佳代は遊園地の「迷路」でスリとして生きる娘。大阪の梅田駅に捨てられていた捨て子だったが、スリの親分に拾われ、一人前の女スリに育て上げられていたのだ。
若い者同士、そしてお互いに素直な心を持った二人。作曲への思いを語る悠介の姿にいつしか佳代は恋をしていた。出会いが生んだ幸運だろうか、悠介には作曲家として生きていくための大きなチャンスが訪れる。
 しかし彼女には、自身も知らない重大で壮大な秘密があった。そのカギは宇宙に隠されていた。
 一見順調に見える二人にはさまざまな影が近付いていた…。

★ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」の一場面(音楽座ミュージカル提供)
シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ1

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 物語は、スリの親分まで巻き込んだ佳代の過去との対峙、佳代の体の秘密を握る宇宙人たちとの涙と笑いの交流、そして悠介の身に起きる残酷な運命とさまざまな起伏を経ながら、誰もが目を見張る奇跡のような物語へと導かれていく。

 作曲家・小説家として知られる筒井広志の小説「アルファ・ケンタウリからの客」を音楽座ミュージカルの前身の音楽座がミュージカル化し、1988年に初演。当時音楽座の劇団員だった土居裕子が佳代役を演じた。土居は以降1991年までと1993年に同じ役を主演し、この上演によって1990年に第40回文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞を受賞。「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」自体も高い評価を受け、盤石のレパートリーへと成長していったのだ。

 ここまで見てきてもうお分かりだと思うが、「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」は決してただ明るいだけのミュージカルではない。観客にとっては受け入れがたい悲劇や死をも目の前に突きつけられ、人間の罪と罰についても深く考えさせられる。宇宙人たちの
姿をみていると、地球の人々がこれからどれだけ科学を発展させ、宇宙で自由に生きていけるようになっても、それはそれでまた新たな苦労と苦悩が待っているということも示唆している。
 それでもこの作品が人々の心に深く深く入っていくのは、人はいつでも、いくらでも変われるということを教えてくれるからだろう。そしてまた夢というものがどれだけ人を成長させるかということも示してくれる。どちらも日常の生活の中で誰かが言ったら、ややいぶかし気にその人を見てしまいそうな言葉だが、この作品にはそれがきっちりと大切なこととして位置づけられている。なんのてらいもなく観客の心に響くのだ。
 そして宇宙人たちをも変えてしまう地球の人々の人が人を思う心の温かさをしっかりと伝えてくれる。宇宙人たちは全編ややコミカルに描かれているものの、地球のむしろ低い方の文明に合わせてくれる優しさを感じさせて、なかなかに秀逸だった。

★ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」の一場面(音楽座ミュージカル提供)
シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ2

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 お芝居がしっかりと組み込まれているためにミュージカルといえども、全編楽曲と歌というわけではない。しかし、それぞれのキャラクターが感情を強く印象付けたり、外に向けて放出したりしたくなる場面では惜しげもなく、その心情がまるごと歌い上げられ、洗練されたダンスによって、大きな広がりを描いていく。

 小さなブロックをさまざまに動かすことによって次々と変化する遊園地の迷路を表現するなど、豊富なバリエーションを生み出していたのが印象的で、照明の巧みな使い方とも相まって、物語のスピーディーな展開を助けていた。
 また最も印象的なシャボン玉の使い方にも、目を見張らせるものがあった。

★ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」の一場面。初演時のキャスト、土居裕子と佐藤伸行によるスペシャルイベントのようす(音楽座ミュージカル提供)
シャボン玉スペシャルイベント1

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 今回のホームタウン町田市での公演は、音楽座ミュージカルの全12作品を創作した相川レイ子の追悼公演とあって、初演時に佳代を演じた土居裕子と、悠介を演じた佐藤伸行が、本編の終了後に、2人の心を最初に結び付けた「公園のシーン」を演じるというスペシャルな趣向もあり、たくさんのファンを堪能させていた。

 それはファウンダー相川レイ子への感謝の儀式であるとともに、新たに生まれ変わるぐらいの覚悟を持って音楽座ミュージカルが前に進んでいかなければならないことを劇団員や運営者自らが心に刻み付けている儀式のようでもあり、感慨深いものを感じさせた。

 今回は広島と町田で2公演ずつの合計わずか4作品。初演から長く演じ継いでいるとはいっても、これほどのレベルの作品をわずかな人にしか見ていただけないのはとてももったいないこと。音楽座ミュージカル自身の努力はもちろんもっと必要だろうが、全国の公共・民間ホールの運営者や、小中学校の担当者・教職員になんとかこの作品の良さを知ってもらえないか。どんなに手厳しい評論家や記者にもそのことにだけは賛同してもらえるはずだ。

★ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」の一場面。初演時のキャスト、土居裕子と佐藤伸行によるスペシャルイベントのようす(音楽座ミュージカル提供)
シャボン玉スペシャルイベント2

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 ミュージカル「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」は7月1〜2日に広島市の上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)で、7月9〜10日に東京都町田市の町田市民ホールで上演された。

 上演時間は、2時間15分(休憩15分含む)。


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2016年07月20日

【News】 「スター・ウォーズ」次回作は「フォースの覚醒」のエンドから時を空けず直後からスタートへ(2016)

 2017年12月に公開される人気SF映画「スター・ウォーズ 」シリーズの次回作「スター・ウォーズ/エピソード8」は、これまで前作から少なくとも1年後の設定だった慣例を破って、最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の直後から始まることが分かった。ロンドンで行われていた毎年恒例のファンイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」で次回作のライアン・ジョンソン監督が明らかにしたとロイター電が報じた。

★REUTERSNews

 ロイター電によると、ジョンソン監督は「飛ばして先に進めたくなかった。(エピソード)7の最後のシーンから次に何が起こるのか知りたい」と語ったという。

 「フォースの覚醒」はある重要人物が登場する崖のシーンがエンディングで、この人物がエピソード8以降の物語の中心に据えられるのであろうことを予感させて、終わっている。

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【News=速報】 ゲイリー・マーシャル監督が死去 「プリティ・ウーマン」が大ヒット(2016)

 映画『プリティ・ウーマン(Pretty Woman)』などで知られる映画監督のゲイリー・マーシャル(Garry Marshall)が米国西部時間7月19日、米ロサンゼルス郊外のバーバンクの病院で死去した。81歳だった。バラエティなどの米メディアをはじめ、AFP電やロイター電が伝えている。

★REUTERSNews

★AFPBBNews

 1934年、米ニューヨーク州生まれ。ジャーナリズムを専攻し、ニューヨークの新聞社で記者として勤務後、1960年代に入ると、コメディアン向けに書いたジョークのアイデアが評価され、テレビのコメディー番組の脚本家に。1982年に、「病院狂時代」で映画監督デビューし、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツを主演に迎えた1990年の監督作『プリティ・ウーマン』が大ヒットして、スター監督の仲間入りをした。
 以降は『プリティ・ブライド』(99年)や『プリティ・プリンセス』(01年)などで人気を博し、近年は『バレンタインデー』(2010)や『ニューイヤーズ・イブ』(2011年)などいくつもの恋愛が同時進行する群像劇の流行を受けて、再びマーシャル監督の手腕に注目が集まっていた。今年に入って『プリティ・プリンセス』シリーズ第3作の製作が報じられるなど、第二の黄金期を迎えたばかりだった。

 映画『基地潜入』『プリティ・リーグ』『25年目のキス』などでは俳優としても活躍した。女優で映画監督のペニー・マーシャルは実妹。

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【活動報告】 橋本マナミさんインタビューが「エンタメOVO」に掲載されました(2016)

 NHK大河ドラマ「真田丸」のインタビューシリーズ第30弾として、豊臣家の有力大名でありながら徳川家康(内野聖陽)についた細川忠興の妻で、明智光秀の娘の玉(細川ガラシャ)を演じている橋本マナミさんのインタビュー記事が、エンタメ総合サイト「エンタメOVO(オーヴォ)」にアップされました。インタビュー記事は同時にyahoo!、exite、infoseek、biglobe、ameba、livedoor、ameblo、mixiなどのニュースサイトをはじめ、複数のウェブサイトに配信されています。
 なお、テレビ総合雑誌「TVfan」のWeb展開サイト「TVfanWeb」は今年4月1日から、「エンタメOVO(オーヴォ)」に名称変更されています。サイトのURLなどに変更はありませんが、情報発信サイト「OVO」のインタビューコーナー(http://ovo.kyodo.co.jp/interview/a-804046)で読むこともできます。

【エンタメOVO】橋本マナミさんインタビュー

 橋本マナミさんは、1997年にコンテストで演技部門賞を受けて芸能界入り。グラビアやテレビドラマなどで活躍していましたが、近年は「愛人キャラ」を自ら積極的に名乗り、バラエティー番組にも引っ張りだこ。もともと高い評価を受けていた演技にも本格的に目覚め、彼女にしかできない役柄を次々とものにしています。「真田丸」では愛人キャラとは一転して、夫の細川忠興への一途な愛とバテレン追放令下でのキリスト教への強い信仰を持った玉こと細川ガラシャを彩り豊かに演じています。その熱演ぶりをぜひ「真田丸」の放送でご覧ください。
 NHK大河ドラマ「真田丸」は今年1月10日から放送が始まり、NHK総合テレビで毎週日曜日午後8時から放送されています。脚本は三谷幸喜さん。「エンタメOVO」では出演者のインタビューをこれからもまだまだ続々とお届けしていくことになると思います。当ブログでもその都度ご紹介してまいります。ご期待ください。

 わたくし阪清和は、日本映画ペンクラブの正会員として、また日本記者クラブに個人D会員として所属し、エンタメ批評家・ブロガーとして、毎日更新の当ブログなどで映画・演劇・ドラマ・音楽・漫画・ウェブカルチャー・現代アートなどに関する作品批評や取材リポート、稽古場便り、国内・海外のエンタメ情報・ニュース、受賞速報などを多数執筆する一方、エンタメ関連の各種審査員や審査投票委員などを務めています。
 さらにインタビュアー、ライター、ジャーナリスト、アナウンサー、MCとして雑誌や新聞、Web媒体、公演パンフレット、劇場パブリシティ、劇団機関紙、劇団会員情報誌、ニュースリリース、プレイガイド向け宣材、演劇祭公式パンフレット、広告宣伝メディア、公式ガイドブック、一般企業ホームページなどで幅広く、インタビュー、取材・執筆、アナウンス、企画支援、文章コンサルティング、アフタートークの司会進行などを手掛けています。現在、音楽の分野で海外の事業体とも連携の準備を進めています。今後も機会を見つけて活動のご報告をさせていただきたいと思います。わたくしの表現活動を理解していただく一助になれば幸いです。お時間のある時で結構ですので、ぜひご覧ください。

 なお、エンターテインメント関連で私がお役に立てることがありましたら、下記のアドレスまでなんなりとご用命ください。速やかにご相談の連絡をさせていただきます
sevenhearts@spa.nifty.com

 なお、今回は私は取材・執筆には参加していませんが、大河ドラマ「真田丸」の世界をもっと楽しむためのガイド本が出ています。前・後編とも、ぜひ手にお取りください。
【amazon】「真田丸 後編(NHK大河ドラマ・ストーリー)」(NHK出版)=5/20発売


【amazon】「真田丸 前編(NHK大河ドラマ・ストーリー)」(NHK出版)



andyhouse777 at 01:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★活動報告 

2016年07月19日

【Report】 平野紫耀を抜擢し博多・大阪で「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」上演へ(2016)

 2012年から東京の帝国劇場で上演されてきた、舞台「ジャニーズ・ワールド」(ジャニー喜多川作・構成・演出)が、今年は「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」と題して、初めて福岡・博多座(9月19〜30日)と大阪市の梅田芸術劇場(10月8〜25日)で上演されることになり、7月19日、都内で製作発表記者会見が開かれた。これまで滝沢秀明や山田涼介、中島健人&佐藤勝利が務めてきた主演にジャニーズJr.の平野紫耀(ひらの・しょう、19歳)を抜てき。博多公演では小学生から高校生までで構成されたブレイクダンスグループ「九州男児新鮮組」など九州の子どもたちが出演し、大阪公演では関西ジャニーズJr.が総出演するなど、趣向が盛りだくさんで、新たな演出も加わることから、フレッシュな魅力にあふれた公演となりそうだ。製作発表記者会見には内博貴のほか、平野が属するMr.KINGとともにユニット「Mr.KING VS Mr. Prince」を組むPrinceの神宮寺勇太、岩橋玄樹、岸優太も登壇した。

 平野紫耀は、2012年にジャニーズ事務所に入所し、2015年7月に結成されたジャニーズJr.内の新ユニット「Mr.KING VS Mr.Prince」のうち、「Mr.KING」の一員に選ばれた逸材。
 その平野、「座長」という輝かしい響きにやや緊張気味で「めちゃめちゃ緊張します。今までSexy ZoneさんやHey!Say!JUMPの方がやってきたところに僕が入るとなると大丈夫かなって思います」と目をさまよわせたが、「でも負けないように頑張りたい」と最後は力強く意気込んだ。

 その平野から「隣にいてくれるから安心する」と頼りにされているのはプロデューサー役の内。役柄同様、30歳の先輩アイドルとして範を見せるが、さすがは大阪出身の関西人。「座長になったら、キャストとスタッフ全カンパニーを引き連れてご飯をおごる『座長会』をやらなきゃあかん」と平野に座長の重責についてプレッシャーをかけるように熱烈指導。「いやいやいや〜」と早くもお金の心配をし始めた平野をさらに追い込んでいた。
 平野はなおも「大阪・博多(公演)で1回ずつ」と言われ「1回で済ませたらダメなんですか? キャストの方、なかなか若くて食べ盛りなんでお金が…なるべくナシにしたい」と弱音まで吐いて会場を笑いの渦に巻き込んでいた。

 博多座での公演は、熊本、大分を中心に震災で大きな被害が出た4月の熊本地震から5カ月たっての被災地近くでの公演となるが、平野は「被災された方が本番のころにどれだけ日常生活を取り戻せているか分かりませんが、ひたすら勇気、感動、笑いで勇気づけられるような舞台を皆さんにお届けしたい」とひときわ意気込んだ。そして「それでも来られない方々もいらっしゃるわけで、(そういう方々には)新聞や雑誌などで僕らの笑顔を見て『明日から頑張ろう』という気持ちにしたいですね」と、被災した土地やファンを含む九州に強い思い入れがあることをうかがわせた。

 会見会場では、関西ジャニーズJr.から本場のたこ焼きが差し入れられたのをはじめ、写真撮影では、博多座から差し入れられた熊本産のスイカを持っての撮影となった。

 「ジャニーズ・フューチャー・ワールド」は9月19日〜30日に、福岡市の博多座で、10月8〜25日に大阪市の梅田芸術劇場で上演される。大阪公演では西畑大吾、大西流星、向井康二、室龍太、浜中文一ら関西ジャニーズJr.が総出演する。


andyhouse777 at 20:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★Report 

【News=詳報】 第155回芥川賞は村田沙耶香の「コンビニ人間」、直木賞は荻原浩の「海の見える理髪店」に決定(2016)

 日本文学振興会は7月19日午後5時から、東京・築地の「新喜楽」で第155回芥川賞・直木賞(平成28年度上半期)の選考会を開き、村田沙耶香の「コンビニ人間」、直木賞は荻原浩の「海の見える理髪店」を選んだと発表した。

●村田沙耶香「コンビニ人間」(文學界6月号)
 1979年8月14日生まれ。千葉県印西市出身。玉川大学文学部卒業。2003年に「授乳」で群像新人文学賞優秀作を受賞。2008年に「ギンイロノウタ」で野間文芸新人賞受賞。2012年「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島由紀夫賞受賞。
 候補作「コンビニ人間」は、現実社会で居心地が悪い主人公の女性が、コンビニという「居場所」を見つけ、店員になることでそこに居続ける道を見出す物語。人気小説家になった今でもコンビニで実際にアルバイトし続けているという村田の観察眼とコンビニ考が活きた作品だが、全編を現代の生きにくさが貫く問題作。

★「コンビニ人間」掲載の「文學界」2016年6月号=amazon


●荻原浩「海の見える理髪店」(集英社)
 1956年6月30日埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業。広告制作会社、フリーのコピーライターを経て、1997年に「オロロ畑でつかまえて」で小説すばる新人賞を受賞してデビューした。2004年に「明日の記憶」が山本周五郎賞受賞。2005年に「あの日にドライブ」で初めて直木賞候補となり、2014年には「二千七百の夏と冬」で山田風太郎賞を受賞した。
 候補作「海の見える理髪店」は、俳優や名士が通う伝説の床屋に予約を入れた「僕」と店主の不思議な物語である表題作を含む短編集。

★荻原浩「海の見える理髪店」(集英社)単行本=amazon


★ORICONSTYLENews
http://www.oricon.co.jp/news/2075322/full/

 両賞は1935年に制定された文学賞の代表的存在。
 芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。

 今回の選考委員は以下の通り(敬称略・五十音順)。
【芥川賞】小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、村上龍、山田詠美
【直木賞】浅田次郎、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき

<芥川賞の候補作は次の通りだった(敬称略)>
★今村夏子「あひる」(たべるのがおそいVol.1)★高橋弘希「短冊流し」(新潮1月号)★崔実「ジニのパズル」(群像6月号)★村田沙耶香「コンビニ人間」(文學界6月号)★山崎ナオコーラ「美しい距離」(文學界3月号)の5作品。

<直木賞の候補作は次の通りだった(敬称略)>
★伊東潤「天下人の茶」(文藝春秋)★荻原浩「海の見える理髪店」(集英社)★門井慶喜「家康、江戸を建てる」(祥伝社)★原田マハ「暗幕のゲルニカ」(新潮社)★湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(光文社)★米澤穂信「真実の10メートル手前」(東京創元社)の6作品。

 そのほか今回は受賞に至りませんでしたが、粒ぞろいだった候補作をぜひ手にとってください。次の芥川賞作家・直木賞作家はこの中から出る可能性大です。

【芥川賞候補=落選組】
●今村夏子「あひる」(たべるのがおそいVol.1)
 1980年、広島市生まれ。2010年に「あたらしい娘」(現在は「こちらあみ子」に改題されている)で太宰治賞を受賞。2011年に「こちらあみ子」で三島由紀夫賞受賞。「あひる」は福岡市の出版社・書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)が発行した「たべるのがおそい」創刊号に掲載された。九州の雑誌から同賞候補作になるのは1996年に故・福島次郎さんの「バスタオル」が載った「詩と真実」以来、20年ぶり。
 候補作「あひる」は、自宅でアヒルを飼うことになったある家族の情景を描いている。アヒルは近所の子どもたちの人気者になり、この家の親たちは子どもたちをもてなすようになる。それがだんだんエスカレートしていく様をこの家の娘の視点で描いた作品だ。
★「あひる」掲載の「たべるのがおそい」Vol.1=amazon


●高橋弘希「短冊流し」(新潮1月号)
 1979年12月8日青森県十和田市生まれ。文教大学を卒業後、2014年に「指の骨」で第46回新潮新人賞を受賞している。
 候補作「短冊流し」は、ひきつけを起こして救急車で運ばれた幼い娘と、彼女を病院で看病する父が描かれている。深刻な娘の症状に、自分の弱さと闘う父。そしてもうひとりの娘を連れて別居中の妻と共にベッドの娘の回復を願う中で芽生える感情などについて綴られていく。
★「短冊流し」掲載の「新潮」2016年1月号

●崔実「ジニのパズル」(群像6月号)
 1985年9月6日生まれ。2016年「ジニのパズル」で群像新人文学賞を受賞。同作品も収録された「ジニのパズル」でデビューした。
★「ジニのパズル」掲載の「群像」2016年6月号=amazon


●山崎ナオコーラ「美しい距離」(文學界3月号)
 1978年9月15日福岡県北九州市生まれ、埼玉県さいたま市に転居。國學院大學文学部日本文学科卒。「人のセックスを笑うな」で文藝賞を受賞して、2004年から作家デビュー
 候補作「美しい距離」は、がんに冒され回復の見込みがない40代の妻と、彼女を介護し見守る夫の物語。いわゆる闘病ものではなく、妻の意外な人間関係に驚いたり、母親たちとの関係のユニークさを発見したり、医療へや病院への思いをめぐらせたり、看取る側の思考と感情の事どもを繊細に綴る。死とその後の心理描写も巧みだ。
★「美しい距離」掲載の「文學界」2016年3月号=amazon


【直木賞候補=落選】
●伊東潤「天下人の茶」(文藝春秋)
 1960年6月24日神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、IT企業など外資系の会社の要職を経て、2007年にデビューした。10年より専業作家となる。2011年に「黒南風の海 加藤清正『文禄・慶長の役』異聞」で第1回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞、同年「城を噛ませた男」で初めて直木賞候補に。2012年に「国を蹴った男」で吉川英治文学新人賞受賞。2013年には「巨鯨の海」で山田風太郎賞受賞。2014年に「峠越え」で中山義秀賞を受賞している。
 候補作「天下人の茶」は、戦国時代の終わりに天下人となった秀吉が真の勝者なのか、茶の湯を確立しながら秀吉に切腹に追い込まれたものの、多くの大名や弟子の心をつかんで離さなかった千利休が結果として勝者だったのかを問う長編時代小説。
★伊東潤「天下人の茶」(文藝春秋)単行本=amazon


●門井慶喜「家康、江戸を建てる」(祥伝社)
 1971年11月2日群馬県桐生市生まれ。栃木県宇都宮市出身。1994年に同志社大学文学部文化学科文化史学専攻卒業。2003年に「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞受賞。2006年に単行本デビューを果たした。2015年に「東京帝大叡古教授」で初めて直木賞候補に。同年、「マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代」で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞した。
 候補作「家康、江戸を建てる」は、北条家を滅ぼした後、その関東の領地を与える代わりに三河や駿河などの本領を差し出させた秀吉の失礼極まりない申し出をあえて受け、江戸の基礎をつくった徳川家康の物語。
★「家康、江戸を建てる」(祥伝社)単行本=amazon


●原田マハ「暗幕のゲルニカ」(新潮社)
 1962年7月14日東京都生まれ。関西学院大学文学部と早稲田大学第二文学部美術史科を卒業後、伊藤忠商事、森美術館と経験を積み、ニューヨーク近代美術館(MoMA)派遣員に選ばれた。2002年にキュレーター、ライターとして独立し、2006年作家デビュー。同年、「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞受賞。2012年に「楽園のカンヴァス」で初めて直木賞候補に。同作で山本周五郎賞を受賞した。
 候補作「暗幕のゲルニカ」は、ピカソの反戦思想の象徴である「ゲルニカ」のタペストリーが本来飾ってある国連本部から姿を消した事件をめぐるサスペンス小説。
★「暗幕のゲルニカ」(新潮社)単行本=amazon


●湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(光文社)
 1973年広島県因島(現・尾道)市生まれ。武庫川女子大学家政学部卒業。2007年に「聖職者」で小説推理新人賞を受賞、2008年に「告白」で本屋大賞受賞。以降、「贖罪」「Nのために」「夜行観覧車」「往復書簡」「境遇」「サファイア」「白ゆき姫殺人事件」などが軒並み大ヒット。その多くが映像化されていることでも知られる。2013年に「望郷」で初めて直木賞候補に。「望郷、海の星」は日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。2015年発表の「ユートピア」で山本周五郎賞を受賞した。
 候補作「ポイズンドーター・ホーリーマザー」は、自分の意のままに娘をコントロールしようとする母親のために頭痛に悩まされている娘を描く「ポイズンドーター」など6編を収録したミステリー。
★「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(光文社)単行本=amazon


●米澤穂信「真実の10メートル手前」(東京創元社)
 1978年岐阜県生まれ。2001年に「氷菓」で角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビュー。2011年には「折れた竜骨」で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。2014年に「満願」で山本周五郎賞を受賞した。「満願」は初めての直木賞候補作でもある。
 候補作「真実の10メートル手前」は、高校生の心中事件を追う週刊誌記者とジャーナリストの物語。
★「真実の10メートル手前」(東京創元社)単行本=amazon



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【News=速報】 第155回芥川賞は村田沙耶香の「コンビニ人間」、直木賞は荻原浩の「海の見える理髪店」に決定(2016)

 日本文学振興会は7月19日午後5時から、東京・築地の「新喜楽」で第155回芥川賞・直木賞(平成28年度上半期)の選考会を開き、村田沙耶香の「コンビニ人間」、直木賞は荻原浩の「海の見える理髪店」を選んだと発表した。

●村田沙耶香「コンビニ人間」(文學界6月号)
 1979年8月14日生まれ。千葉県印西市出身。玉川大学文学部卒業。2003年に「授乳」で群像新人文学賞優秀作を受賞。2008年に「ギンイロノウタ」で野間文芸新人賞受賞。2012年「しろいろの街の、その骨の体温の」で三島由紀夫賞受賞。
 候補作「コンビニ人間」は、現実社会で居心地が悪い主人公の女性が、コンビニという「居場所」を見つけ、店員になることでそこに居続ける道を見出す物語。人気小説家になった今でもコンビニで実際にアルバイトし続けているという村田の観察眼とコンビニ考が活きた作品だが、全編を現代の生きにくさが貫く問題作。

★「コンビニ人間」掲載の「文學界」2016年6月号=amazon


●荻原浩「海の見える理髪店」(集英社)
 1956年6月30日埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業。広告制作会社、フリーのコピーライターを経て、1997年に「オロロ畑でつかまえて」で小説すばる新人賞を受賞してデビューした。2004年に「明日の記憶」が山本周五郎賞受賞。2005年に「あの日にドライブ」で初めて直木賞候補となり、2014年には「二千七百の夏と冬」で山田風太郎賞を受賞した。
 候補作「海の見える理髪店」は、俳優や名士が通う伝説の床屋に予約を入れた「僕」と店主の不思議な物語である表題作を含む短編集。

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 今回の選考委員は以下の通り(敬称略・五十音順)。
【芥川賞】小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、村上龍、山田詠美
【直木賞】浅田次郎、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき

<芥川賞の候補作は次の通りだった(敬称略)>
★今村夏子「あひる」(たべるのがおそいVol.1)★高橋弘希「短冊流し」(新潮1月号)★崔実「ジニのパズル」(群像6月号)★村田沙耶香「コンビニ人間」(文學界6月号)★山崎ナオコーラ「美しい距離」(文學界3月号)の5作品。

<直木賞の候補作は次の通りだった(敬称略)>
 ★伊東潤「天下人の茶」(文藝春秋)★荻原浩「海の見える理髪店」(集英社)★門井慶喜「家康、江戸を建てる」(祥伝社)★原田マハ「暗幕のゲルニカ」(新潮社)★湊かなえ「ポイズンドーター・ホーリーマザー」(光文社)★米澤穂信「真実の10メートル手前」(東京創元社)の6作品。


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【活動報告】 中島亜里沙さんインタビューが「エンタメOVO」に掲載されました(2016)

 NHK大河ドラマ「真田丸」のインタビューシリーズ第29弾として、遊郭での最高地位にあり、秀吉をも袖にするほどの美貌と短歌や俳諧、経済にも通じている文化人としてのプライドを持つ才色兼備の名妓、吉野太夫を演じている中島亜里沙さんのインタビュー記事が、エンタメ総合サイト「エンタメOVO(オーヴォ)」にアップされました。インタビュー記事は同時にyahoo!、exite、infoseek、biglobe、ameba、livedoor、ameblo、mixiなどのニュースサイトをはじめ、複数のウェブサイトに配信されています。
なお、テレビ総合雑誌「TVfan」のWeb展開サイト「TVfanWeb」は今年4月1日から、「エンタメOVO(オーヴォ)」に名称変更されています。サイトのURLなどに変更はありませんが、情報発信サイト「OVO」のインタビューコーナー(http://ovo.kyodo.co.jp/interview/a-803066)で読むこともできます。

【エンタメOVO】中島亜里沙さんインタビュー

 中島亜里沙さんは、2003年に宝塚歌劇団に入団。「羽桜しずく」という名で娘役スターとして活躍し、2009年、月組在籍時に退団しました。2011年から現在の中島亜里沙として新たに芸能活動を始めています。テレビドラマで女優として活躍するほか、「日立 世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターを務めたことも。大河ドラマには「八重の桜」で出演経験があります。「真田丸」では芸事のすべてに通じ、当時の文化人とも付き合いのあった吉野太夫をあでやかに、そしてあくまでも誇りを持って演じています。秀吉ら武将とのやり取りも含め、その熱演ぶりをぜひ「真田丸」の放送でご覧ください。
 NHK大河ドラマ「真田丸」は今年1月10日から放送が始まり、NHK総合テレビで毎週日曜日午後8時から放送されています。脚本は三谷幸喜さん。「エンタメOVO」では出演者のインタビューをこれからもまだまだ続々とお届けしていくことになると思います。当ブログでもその都度ご紹介してまいります。ご期待ください。

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 さらにインタビュアー、ライター、ジャーナリスト、アナウンサー、MCとして雑誌や新聞、Web媒体、公演パンフレット、劇場パブリシティ、劇団機関紙、劇団会員情報誌、ニュースリリース、プレイガイド向け宣材、演劇祭公式パンフレット、広告宣伝メディア、公式ガイドブック、一般企業ホームページなどで幅広く、インタビュー、取材・執筆、アナウンス、企画支援、文章コンサルティング、アフタートークの司会進行などを手掛けています。現在、音楽の分野で海外の事業体とも連携の準備を進めています。今後も機会を見つけて活動のご報告をさせていただきたいと思います。わたくしの表現活動を理解していただく一助になれば幸いです。お時間のある時で結構ですので、ぜひご覧ください。

 なお、エンターテインメント関連で私がお役に立てることがありましたら、下記のアドレスまでなんなりとご用命ください。速やかにご相談の連絡をさせていただきます
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 なお、今回は私は取材・執筆には参加していませんが、大河ドラマ「真田丸」の世界をもっと楽しむためのガイド本が出ています。前・後編とも、ぜひ手にお取りください。
【amazon】「真田丸 後編(NHK大河ドラマ・ストーリー)」(NHK出版)=5/20発売


【amazon】「真田丸 前編(NHK大河ドラマ・ストーリー)」(NHK出版)



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2016年07月18日

【Break】 連休中は長野県上田市を取材中です(2016)

 連休中は、長野県上田市で、大河ドラマ「真田丸」関連の取材と、大阪時代からおつきあいのある関西が拠点の劇団「劇団Φ太陽族」の上田公演を取材してきました。

★信州上田真田丸大河ドラマ館
IMG_9236大河ドラマ館補正済み


 ドラマの主な舞台が、信州から大坂に移ったこともあって、上田のにぎわいはやや落ち着いていましたが、これから夏休み、さらには「真田丸」の中でも、再び信州が舞台になる第二次上田合戦が描かれますので、またまたファンの目が上田などに向くことになりそうです。

★上田城跡の緑
IMG_9233上田城緑


 これから、関ヶ原の戦い、大坂冬の陣、夏の陣といよいよ「真田丸」はクライマックスに向かって大きく動き出します。
 私も大河ドラマインタビュアーとして、「真田丸」の豪華な出演者のインタビューを次々とご紹介していますが、これからも、話題のタイミングを着実にとらえて、皆さんのもとに、出演者やスタッフの熱い思いをお伝えしていきたいと思います。


★舞台「執行の七人」が上演されたサントミューゼ
DSC_0560サントミューゼ補正済み


 一方、劇団Φ太陽族は1982年に大阪芸大舞台芸術学科1年生を中心に結成され、劇団大阪太陽族、199Q太陽族を経て「劇団Φ太陽族」となった劇団です。
 オウム真理教事件に題材を得た「ここからは遠い国」などで高い評価を受け、以後も人と人との関係を繊細に描きながら、現代の諸問題を批評精神豊かに表現し続けています。
 大阪に拠点を置き、東京、名古屋のほか、さまざまな土地で公演を開いています。

 今回、大阪と上田で上演された「執行の七人」はPTAを題材にした作品の再演。現在、劇評を執筆中で、近日中に当ブログやfacebookページなどにアップする予定です。
 今しばらくお待ちください。

 

andyhouse777 at 20:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★Break 

【舞台】 ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン(2016)

 ここ数十年の間に中東や西アジアで起きたさまざまな出来事をずっと見てきた私たちにとって、もうそれらの国と日本が無関係だなどと言ったり思ったりすることは決してできなくなっている。かの国で起きていることと、日本にある矛盾や欺瞞は確かな地下水脈を通じてつながっているのだ。微妙なずれやのっぴきならないおふざけ、過剰なデフォルメで観客を幻惑しながらも、その笑いには毒々しい批判精神がうずまき、油断ならない世界を作り上げてしまう松尾スズキの世界が最新舞台「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」によって、またまた大きな飛躍を果たしている。かの国の不条理を描きつつも、日本や日本人の精神の行方を暗喩するようなその不気味な視点には、戦慄を覚えざるを得ない。邦楽とダンスの融合的でカオスなぶつかり合いにも目を見開かされる、驚きに満ちた作品になった。

★舞台「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」公式サイト

 名作の誉れ高い「キレイ―神様と待ち合わせした女―」(2000年上演)の印象が強烈だったからであろうか、意外にも松尾スズキがシアターコクーンに書き下ろしたのは、2008年の「女教師は二度抱かれた」以来8年ぶり(「キレイ」は2005年、2014年にも再演)。ずいぶん時がたっているのだ。
 松尾は、自らが率いる劇団「大人計画」から阿部サダヲ、宮藤官九郎、荒川良々、三宅弘城、近藤公園、正名僕蔵、皆川猿時、杉村蝉之介、星野源、平岩紙、猫背椿、宍戸美和公ら多くの人気俳優を輩出する名伯楽としての評価も高まっているが、自ら俳優としても唯一無二の存在感を武器にさまざまな役柄に挑戦。また劇作家や演出家としても、若手を含む多くのクリエイターとの共同作業を積み重ねている。芥川賞候補にも選ばれるなど小説家としての充実ぶりはつとに有名だ。この8年間はまさにそんな松尾のマルチな才能が広さの方向にも深さの方向にもいっそう凄みを増した時間と言っていいだろう。

 アジアのある架空の国ジャワンガスタンを舞台にしているのに、物語が砂漠の焦燥感やひからびた人間関係だけに絞られていかないのは、物語の中心に、夫婦愛というやや湿り気を帯びた物語が横たわっているからだ。しかしそこに展開するのは、浪花節的な夫婦愛ではなく、かの国で展開する物語の波瀾万丈ぶりのために、なかなか出会えない夫婦の姿である。すべてがずれている。いかにも松尾らしい出発点と言える。

 ベストセラー作家・永野(阿部サダヲ)はアジアの小国ジャワンガスタンに潜入したまま行方不明になった先輩を救出しようと、危険を冒してまで入国する。非合法の男性売春が横行している、という真偽不明の情報もあり、ルートをたどって、先輩の足取りを追う。永野はあるクラブで、観光客には結構知られた存在の「ゴーゴーボーイ」と呼ばれる美しい少年ダンサーたちと出会う。少年売春のにおいがした。
 しかし永野は調査の過程である宝石を見つけてしまう。ゴーゴーボーイの一人「トーイ」(岡田将生)は日本で言うところの「イケメン」などという領域をはるかに超えた危険なかおりのする美しさを持った少年。永野はすっかり彼に骨抜きになり、以降、この混沌とした不条理な国でさまざまなアクシデントに巻き込まれていく。
 一方、日本で永野の帰りを待つのは元女優の妻、ミツコ(寺島しのぶ)。若い男と浮気をしている様子。女優としての再起がかかる仕事の準備に忙殺されていたが、夫が向かったはずの国で行方不明になった今、自分は「悲劇のヒロイン」。現地行きを決めた。

 こうして物語は、かの国での永野とトーイとの危なっかしげな逃避行、ゴーゴーボーイズたちの主体性を奪われた悲しみの日々、小国にありがちな主流派と反乱軍の戦い、そしてあらゆる出来事に阻止されまくる永野と妻のすれ違いなどを軸に、はちゃめちゃに展開していく。
 観客は目標がはっきりしているのにただ単に翻弄されているだけではない。夫婦の愛も少年たちの命もトーイの美しさの落ち着き先もなにひとつ分からないまま、ふらふらとさまよっている。行き着く先さえ不透明なのだ。
 異郷でだれもが味わう、いい加減さや、なぞの人物の存在。自分が自分であることがなんとも難しいかの国での情けなさもたっぷりと描かれていく。
 そのなぞの人物の代表格が、松尾スズキ演じるゲイのインテリアデザイナー、アンディ・ジャー。ゴーゴーボーイズを操る男だ。その目的は売春なのか、それともアートなのか。

さらには、変幻自在のアーティスト、吹越満がヤギ感満載で熱演するなど、贅沢なキャスティングを怒涛のように使い切る松尾の狙いがものの見事にはまっていく。
 寺島は映画での活躍が目立っていたが、近年は舞台で毎年のように衝撃作を生み出し、いまや演劇での表現において怖い物なしの状況だ。一種空虚でその実ぬくもりが感じられる夫婦の心情をしっかりと物語の中央にしつらえる実力を持ちながら、さまざまなところに笑いの、そしてお色気のトラップを仕掛けていく様はまさに縦横無尽の活躍と言える。
 阿部はこれまでの作品と比べ、トリッキーな部分がほとんどない「普通の」男。ベストセラー作家なりの常識も持ち合わせているが、それでもその普通ぶりが逆に危うさにみえてくるのだから、彼の表現力は並大抵のものではない。
 逆に皆川猿時は今回も予想不能な壊れぶりを発揮。今回は松尾も放し飼いを決めているようだ。

 大人計画から池津祥子、宍戸美和公、村杉蝉之介、顔田顔彦、近藤公園、平岩紙らをはじめ、劇団「ハイバイ」主宰で劇作家・演出家として注目の岩井秀人が俳優として出演しているのも演劇界の話題だ。

 さらに、ミュージシャン、伊藤ヨタロウによる楽曲と、女性邦楽ユニットの<綾音>が繰り出す、ロックと邦楽の融合(いや、もしかしたら融合など拒否してどこまでも対立しながら対峙し続ける緊張感が私たちに、新たな旋律を響かせているのかもしれない)も見もの、聞きもの。浄瑠璃のように語られる物語は異郷が放出しているある種の全世界性と宇宙の彼方でリンクしているのかもしれない。まだまだ実験の入口にあるような表現もたくさんあるが、それが既にして一級品を思わせるのは、まさに松尾の手腕と言っていいだろう。

【スタッフ】
作・演出:松尾スズキ 美術:二村周作 照明:大島祐夫 音楽:伊藤ヨタロウ 音楽監督:門司肇 音響:藤田赤目 音楽音響コーディネイター:澤井宏始 衣裳:戸田京子 ヘアメイク:大和田一美 振付:振付稼業air:man 映像:上田大樹 演出助手:大堀光威/佐藤涼子 舞台監督:二瓶剛雄

【キャスト】
阿部サダヲ、岡田将生、皆川猿時、池津祥子、宍戸美和公、村杉蝉之介、顔田顔彦、近藤公園、平岩紙、岩井秀人、阿部翔平、井上尚、掛札拓郎、高樹京士郎、中智紀、古泉葵、伊藤ヨタロウ、松尾スズキ、吹越満、寺島しのぶ
<邦楽演奏:綾音> 
ヴァイオリン:磯部舞子/鹿嶋静(日替り出演 7/16・23)
キーボード:門司肇/塩野海(日替り出演 7/9・16・23・30)

 舞台「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」は7月31日まで東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで、8月4〜13日に大阪市の森ノ宮ピロティホールで上演される。

 上演時間は、約3時間10分(休憩15分含む)。

★舞台「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」チケット状況(東京公演大阪公演)=残席状況はご自身でお確かめください=(7/17現在で東京公演・大阪公演はほぼ完売、大阪公演立見は若干枚数あり)




andyhouse777 at 03:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote ★舞台 | ----ストレートプレイ
★★仕事のご依頼は★★
 2014年1月をもって正式にフリーランスとなりました。映画、演劇、音楽、ドラマ、漫画、現代アート、ウェブカルチャーなどエンターテインメント全般に関する批評、インタビュー、取材、記事執筆、司会進行、ナビゲート、企画などでお役に立てることがありましたら、ぜひとも声をかけてください。      仕事依頼専用アドレスは    sevenhearts@spa.nifty.com
ページ別順位(2014年8月4日現在)=直接リンクはされていませんので、各ページへ行くには、タイトルをコピーして下かトップ右の記事検索欄にペーストして検索してください
<01> Endless SHOCK 2014(21907)
<02> 太陽2068(9402)
<03> Endless SHOCK 2013(8821)
<04> なにわ侍 ハローTOKYO!!(8399)
<05> 直木賞芥川賞2013前期候補作決まる(5734)
<06> ソング・ライターズ(4968)
<07> 第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞にリリー・フランキー(4586)
<08> MIWA(3890)
<09> 「そして父になる」に世界から熱視線(3590)
<10> 「カッコーの巣の上で」舞台版が小栗旬主演で開幕(3316)
<11> 抜目のない未亡人(2862)
<12> マーガレット(2641)
<13> PLAYZONE → IN NISSAY(2550)
<14> 高校中パニック!小激突!!(2213)
<15> ストリッパー物語(2132)
<16> ダディ・ロング・レッグス=2014(2059)
<17> 刑事ドラマの殉職特集を放送(2049)
<18> 殺風景(1952)
<19> 今ひとたびの修羅(1818)
<20> ムサシ ロンドン・NYバージョン(1791)
<21> ムサシ ロンドン・NYバージョン=2014(1791)
<22> 「レ・ミゼラブル」と「アルゴ」にGグローブ賞(1760)
<23> かもめ(1725)
<24> 頭痛肩こり樋口一葉(1693)
<25> レディ・ベス(1665)
<26> イン・ザ・ハイツ(1637)
<27> 私が黄金を追う理由(1593)
<28> ジャック再び降臨「24」最新シリーズ放送開始(1592)
<29> 木の上の軍隊(1522)
<30> 国民の映画(1517)
<31> 2013前期芥川賞に藤野可織、直木賞に桜木紫乃(1315)
<32> ショーシャンクの空に(1280)
<33> ジャニーズ2020ワールド(1228)
<34> A.B.C座2013 ジャニーズ伝説(1178)
<35> サ・ビ・タ〜雨が運んだ愛〜=2014(1116)
<36> DREAM BOYS JET(1113)
<37> 「愛の渦」映画化(1087)
<38> 「ピトレスク」の稽古場公開(1085)
<39> 「レディ・ベス」世界初演ついに幕開け(1065)
<40> BACK STAGE(1047)
<41> 金閣寺(1028)
<42> シスター・アクト(990)
<43> レ・ミゼラブル(958)
<44> THE BIG FELLAH(953)
<45> 「天才執事ジーヴス」でウエンツと里見が名コンビに(952)
<46> 半沢直樹(923)
<47> もらとりあむタマ子(918)
<48> ザ・ワーズ 盗まれた人生(875)
<49> Holidays 休暇(862)
<50> ロスト・イン・ヨンカーズ(816)
<51> ミュージカルベストテンの選考投票に参加(804)
<52> ロンサム・ウエスト(787)
<53> 花嫁と父つなぐピアノ、盛岡のCMが話題(785)
<54> クリプトグラム(779)
<55> うかうか三十、ちょろちょろ四十(761)
<56> 奇跡の7人「THE BIG FELLAH」に集う(755)
<57> シレンシオ(695)
<58> アルトナの幽閉者(652)
<59> 筧利夫が世界最新演出版の初回を無事完遂(637)
<60> ネクスト・トゥ・ノーマル(635)
<61> ザ・ビューティフル・ゲーム(624)
<62> 私のダーリン(618)
<63> LOVE CHASE !!(599)
<64> SHOCK1000回達成(591)
<65> つか版・忠臣蔵〜大願成就討ち入り篇〜(589)
<66> 第86回日本アカデミー賞主演女優賞に真木よう子(575)
<67> 天翔ける風に(574)
<68> 愛の渦(572)
<69> 恋と音楽(569)
<70> モンテ・クリスト伯(551)
<71> ストロベリーナイト(549)
<72> 半沢直樹 その2(530)
<73> 第86回日本アカデミー賞主演男優賞に松田龍平(520)
<74> ベネチア金獅子賞に「サクロ・グラ」(513)
<75> 第86回日本アカデミー賞助演女優に真木よう子(498)
<76> 韓国版「家政婦のミタ」はチェ・ジウ主演(494)
<77> 米経済紙が半沢直樹特集、英語で倍返しは?(493)
<78> 第150回芥川賞直木賞候補作決まる(492)
<79> ライクドロシー(477)
<79> エニシング・ゴーズ(477)
<81> 太鼓たたいて笛ふいて(475)
<82> マイ・フェア・レディ(465)
<83> 屋根の上のヴァィオリン弾き(458)
<84> 秋のソナタ(450)
<85> ABC座2014ジャニーズ伝説(439)
<86> 「ミス・サイゴン」世界最新演出版の稽古場公開(437)
<86> 「ミス・サイゴン」世界最新演出版の稽古場公開(437)
<88> 渇いた太陽(436)
<89> 雨と夢のあとに(435)
<90> マンマ・ミーア!(429)
<91> 晩餐(426)
<91> マイケル・ジャクソンの新曲8曲入り新譜発売へ(426)
<93> 声(423)
<94> Tribes(417)
<95> ジェニファー・ローレンスがショートヘアーに(408)
<96> Paco〜パコと魔法の絵本〜from『ガマ王子vsザリガニ魔人』(403)
<97> 名もない祝福として(396)
<98> テンペストを白井晃演出で(395)
<99> ジャニーズ・ワールド(390)
<100> 半沢直樹 その3(383)
<101> 「シェルブールの雨傘」5年ぶり再演へ(378)
<102> 音のいない世界で(375)
<103> テイク・ディス・ワルツ(369)
<104> 組曲虐殺(364)
<104> 春琴(364)
<106> 「レ・ミゼラブル」は6/21発売(361)
<106> 「国民の映画」再演決定(361)
<108> ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(348)
<109> レ・ミゼラブル新演出版(347)
<110> 関数ドミノ(346)
<111> NO MORE 映画泥棒新バージョン(342)
<112> ピアフ(339)
<113> 海辺のカフカ◆archive◆(338)
<114> 007ファッション南青山で公開(334)
<114> 北島三郎、座長公演も最後と表明「引退ではない。歌い続ける」(334)
<116> 野田秀樹の「MIWA」に豪華俳優が集結(331)
<117> ロンドンでマティスの切り紙絵展始まる(330)
<118> ハリウッド白熱教室(322)
<119> リトルマーメイド(320)
<120> ぴんとこな(316)
<121> トガニ 幼き瞳の告発(313)
<122> カンヌバルムドールに「アデルの人生」(309)
<123> 脳男(305)
<124> トニー賞は「キンキーブーツ」(301)
<125> 赤鬼(299)
<126> BRAVE HEARTS 海猿(293)
<127> 「レディ・ベス」開幕前にトークイベント(291)
<128> 「オペラ座の怪人」完結編ついに日本初演へ(290)
<129> 第86回日本アカデミー賞作品賞に「舟を編む」(286)
<130> 取材・執筆した「殺風景」PR記事が掲載されました(281)
<131> ナタリー・ウッド事故死ではない可能性(278)
<131> 第86回日本アカデミー賞監督賞に石井裕也(278)
<133> 「海辺のカフカ」再演決定(277)
<134> 真夏の方程式(273)
<135> ハーベスト(269)
<135> 第21回読売演劇大賞は森新太郎(269)
<137> 4 four(268)
<137> 日の浦姫物語(268)
<139> iSAMU(258)
<140> ウルトラマリンブルー・クリスマス(254)
<140> 「風立ちぬ」公式上映で瀧本美織が存在感を発揮(254)
<142> トニー賞2014Ms作品賞(251)
<142> 進化するミス・サイゴン7月から世界最新演出で日本公演(251)
<144> ワイルド・スピード EURO MISSION(249)
<145> 半沢直樹第2回は21.8%で大台乗り(245)
<146> 小さいおうち(244)
<147> てんぷくトリオのコント(243)
<148> 「スクルージ」開幕、市村正親が意欲(242)
<149> 第67回カンヌ国際映画祭が開幕、長澤まさみも登場(241)
<150> アジア温泉(230)
<151> スター・トレック イントゥ・ダークネス(229)
<152> 「シスター・アクト」に個性派ずらり(226)
<152> 河瀬直美「2つ目の窓」公式上映で12分の鳴り止まぬ拍手(226)
<154> 片鱗(225)
<155> ジョン万次郎の夢(223)
<156> 白い夜の宴(221)
<157> 台湾の超美形ボーカルバンド人気、日本に到達(216)
<157> 野田秀樹の「赤鬼」気鋭の演出家・俳優で上演中(216)
<159> ウィズ〜オズの魔法使い〜(215)
<160> ビトレスクキャスト陣一体感強調(214)
<160> 戦隊ヒロイン「女子ーズ」にときめく5女優集結(214)
<162> GODZILLA ゴジラ(212)
<163> 第151回芥川賞直木賞候補作決まる(211)
<164> マクベス(207)
<164> ムーミン生んだトーベ・ヤンソン生誕100周年迎える(207)
<166> サウンド・オブ・ミュージック(205)
<167> テレ東が「不明者」を大捜索中(202)
<167> 「エッグ」再演決定、初の海外パリ公演も実現(202)
<169> 舟を編む(201)
<170> 蝋燭の灯、太陽の光(199)
<170> アナ雪の「スリラー」ダンス映像が大反響(199)
<172> 満天の桜(196)
<172> レッド・ツェッペリンがリマスター版収録の未発表曲2曲公開(196)
<174> ジェーン・エア=映画(193)
<175> さいあい シェイクスピア・レシピ(188)
<175> トニー賞2014Ms助女賞(188)
<177> ダディ・ロング・レッグス追加公演決定(181)
<178> 図書館戦争(180)
<179> KREVAの音楽劇再演、各界から逸材結集(179)
<180> ザ・フルーツ(178)
<181> 八月の鯨(176)
<182> 魔女の宅急便(173)
<182> 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」ミュージカル日本初演へ(173)
<184> G・グローブ賞録画放送(172)
<184> 100回泣くこと(172)
<186> プラチナデータ(170)
<187> テルマエ・ロマエ供168)
<187> 第86回アカデミー賞のノミネート作決まる(168)
<189> オブリビオン(167)
<189> キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(167)
<191> あなたがここにいればよかったのに(166)
<192> ジェーン・エア=舞台(162)
<192> さよならドビュッシー(162)
<194> 華麗なるギャツビー(161)
<194> 藁の楯(161)
<194> ポール・ウォーカー急逝の波紋広がる(161)
<197> 異国の丘(160)
<197> 8月31日〜夏休み最後の日〜(160)
<197> 追悼 大瀧詠一(160)
<197> 安室奈美恵の洗練されたマッシュアップ映像が話題(160)
<201> ホロヴィッツとの対話(159)
<201> ヒトミ(159)
<203> 半沢直樹第6回も29.0%と好調維持(158)
<203> 初音ミクオペラにパリが熱狂(158)
<203> 中古LPからマービン・ゲイのパスポート発見(158)
<206> エッグ(156)
<206> 「ショーシャンクの空に」舞台化決定(156)
<208> J・K・ローリングの新作に34歳のハリー・ポッター登場(155)
<209> サビタ稽古場イベント(154)
<210> 風立ちぬ(151)
<210> 村上春樹、2013年のノーベル文学賞逃す(151)
<210> 追悼 やしきたかじん(151)
<213> 半沢直樹第5回は29.0%と続伸(150)
<214> The Library of Life まとめ*図書館的人生(上)(146)
<215> さよなら渓谷(145)
<215> WILCO(145)
<217> 新国立劇場2014-15ラインナップ発表(144)
<217> 「メリー・ポピンズ」の裏側描く映画初上映(144)
<219> トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンpart2(143)
<220> 半沢直樹最終回は42.2%とミタ超え、関西は歴代最高(142)
<221> ダチョウ課長の幸福とサバイバル(141)
<222> ベネチア女優賞(140)
<223> 中学生円山(139)
<224> 大事なはなし(138)
<224> 「I'll be back」で大論争(138)
<224> 宮本亜門がドンペリPartyのショー演出(138)
<227> ナミヤ雑貨店の奇蹟(137)
<227> ケイティ・ペリーが着物パフォーマンス(137)
<227> 県庁おもてなし課(137)
<230> カンヌ審査員にキッドマンと河瀬直美ら(135)
<231> 任侠ヘルパー(134)
<231> レディー・ガガ、涙の訳はマネージャーとの決別?(134)
<231> 鬼才ラース・フォン・トリアーの最新作は超過激 !(134)
<234> 客家(133)
<234> その夜の侍(133)
<236> トニー賞2014Ms主女賞(131)
<237> 半沢直樹第3回は22.9%で今年ドラマトップ(130)
<237> DREAM BOYS(130)
<237> 米ゴールデン・グローブ賞ノミネート作決まる(130)
<240> 第39回菊田一夫演劇大賞にレミゼのキャスト&スタッフ(129)
<240> 海峡の光(129)
<242> 悪霊(128)
<243> シェイクスピア生誕450年記念上演始動、ハムレットは北朝鮮にも巡演へ(126)
<244> トニー賞2014MsRV作品賞(125)
<245> ミス・サイゴン(124)
<246> ザ・スーツ(123)
<246> フィリップ・シーモア・ホフマンが急死(123)
<246> 陽だまりの彼女(123)
<246> 共喰い(123)
<246> 「ドラえもん」英語吹き替え版は日米文化研究に興味深いヒント数々(123)
<251> 半沢直樹第4回は27.6%に急伸(122)
<251> ベルリン金熊賞(122)
<251> ミス・サイゴン=2014(122)
<251> 南京錠の橋ポン・デザール一部崩壊(122)
<255> 思い出を売る男(121)
<256> ダディ・ロング・レッグス(120)
<257> ずっと二人で歩いてきた(119)
<257> 横道世之介(119)
<259> 新・幕末純情伝(118)
<260> カウラの班長日記sideA(117)
<261> 無明長夜(116)
<261> ガラパコスパコス(116)
<263> 第86回米アカデミー作品賞に「それでも夜は明ける」(115)
<264> 半沢直樹に幻のラストシーン、DVD&Blu-rayに収録へ(114)
<264> 虚像の礎(114)
<264> 渡辺謙が「王様と私」でブロードウェイデビューへ(114)
<267> 大奥〜永遠〜【右衛門佐・綱吉篇】(112)
<268> 半沢直樹第9回は35.9%とさらに上昇(111)
<268> 地獄でなぜ悪い(111)
<268> トニー賞2014Ms助男賞(111)
<268> ピンク・フロイド10月の20年ぶりのアルバム発売を正式発表(111)
<272> ハムレット(109)
<272> ロックアウト(109)
<274> アカデミー助演女優賞はアン・ハサウェイ(108)
<274> 闇金ウシジマくん(108)
<274> 授業(108)
<274> 東京国際映画祭サクラグランプリは「ウィ・アー・ザ・ベスト!」(108)
<278> トニー賞2014PRV作品賞(107)
<278> トニー賞2014Ms主男賞(107)
<278> リチャード3世の墓と断定(107)
<378> 鍵泥棒のメソッド=舞台版(107)
<282> 半沢直樹第7回は30.0%と壁突破(105)
<282> ソチの脱出ヒーローまたも閉じ込め(105)
<282> 東京タワーはGW特別ライトアップ中(105)
<285> サ・ビ・タ日本版来春再演決定(104)
<285> 米アカデミー賞最注目は9歳の少女(104)
<285> 日本舞台美術家協会が7年ぶり展覧会開催(104)
<288> エンロン◆archive◆(103)
<288> つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語(103)
<288> そして父になる(103)
<291> みなさん、さようなら(101)
<292> レミゼ衣装を東京3都市で展示(100)
<293> アルゴ検証番組日本初放送(99)
<294> 「荒野の七人」新吹き替え版放送(97)
<294> 五輪色の東京タワーを月も見に来た?(97)
<296> キングコングの巨大ロボ公開(96)
<296> 手のひらの砂漠(96)
<296> 第151回芥川賞は柴崎氏、直木賞は黒川氏(96)
<299> 釣りバカ全作品をWOWOWが一挙放送へ(95)
<299> アナと雪の女王(95)
<301> ラ・マンチャの男(94)
<302> ジャニス・ジョプリンがハリウッドの殿堂入り(93)
<302> 初めてなのに知っていた(93)
<304> るろうに剣心(92)
<304> THEMANZAI2013優勝はウーマンラッシュアワー(92)
<304> トニー賞2014P主男賞(92)
<304> ピンク・フロイドが10月に20年ぶりのアルバム発売か(92)
<308> ベネチア最終盤情勢(91)
<308> 獣の柱まとめ*図書館的人生<下巻>(91)
<308> 第86回米アカデミー賞総まくり(91)
<308> SONG&DANCE60感謝の花束(91)
<312> 夢売るふたり(90)
<312> アカデミー主演女優賞はジェニファー・ローレンス(90)
<312> 建てましにつぐ建てましポルカ(90)
<312> 半沢直樹DVD&Blu-ray発売は12/26(90)
<312> 赤塚不二夫のココロ展〜2015年は生誕80周年なのだ!〜(90)
<312> 地下室の手記(90)
<312> 昭和レストレイション(90)
<312> チェ・ジウとクォン・サンウ、11年ぶり共演ドラマ「誘惑」スタート(90)
<320> 撫で撫で(89)
<321> 僕等がいた(89)
<322> 集金旅行(88)
<323> リトルマエストラ(88)
<323> ワイルド・スピード第7作の製作休止へ(88)
<323> ベルリン女優賞に黒木華(88)
<323> カンヌ女優賞はジュリアン・ムーア(88)
<323> 東京タワーがサムライブルーに(88)
<323> ワイルド・スピード第7作撮影再開、急死のポール部分は実弟2人で補充(88)
<329> 日本記者クラブ個人D会員になりました(87)
<329> インポッシブル(87)
<331> 鍵泥棒のメソッド=映画版(86)
<331> ルビー・スパークス(86)
<333> トニー賞2014P作品賞(85)
<334> 其礼成心中(84)
<334> キャロリング(84)
<336> ヘルタースケルター(83)
<336> 魔女とたまごとお月様(83)
<337> 第20回全米映画俳優組合賞はアメリカン・ハッスル(81)
<338> 「スター・ウォーズ」6作を一挙放送へ(80)
<339> カンヌグランプリにコーエン兄弟(79)
<339> 日本アカデミー賞作品賞は桐島、(79)
<339> メモリーズ・コーナー(79)
<339> 凶悪(79)
<339> 自動改札やスマホで光るネイル発売へ(79)
<344> 半沢直樹第8回は32.9%とさらに上積み(77)
<344> 第67回カンヌ国際映画祭まもなく開幕(77)
<346> 来訪者(76)
<346> AKB48総選挙2014渡辺麻友が初の1位指原は2位に陥落柏木3位(76)
<348> カンヌ監督賞にアマト・エスカランテ(74)
<348> ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク・バージョン(74)
<348> ベネチア銀獅子賞(74)
<348> 未成年モデル保護法案が米上下院通過(74)
<348> ツナグ(74)
<348> 最も稼いだ女優はアンジョリーナ・ジョリー(74)
<348> 東京震度5弱、都心は無事です(74)
<348> ユーミンの音楽×演劇コラボ、第2弾は比嘉愛未とW主演(74)
<356> ヴィンセント・ギャロが日本映画に出演(73)
<356> 暗いところからやってくる(73)
<358> カンヌ男優賞にブルース・ティーン(72)
<358> 世界の名刑事が大集結(72)
<358> 新しい靴を買わなくちゃ(72)
<358> キャプテン・フィリップス(72)
<358> 三鷹で昭和の名優作品続々上映(72)
<363> スター・ウォーズ最新作にハン、ルーク、レイアの3俳優出演決定(71)
<364> 最強のふたり(70)
<364> 大島優子が紅白でAKB48卒業宣言(70)
<364> 傷心のミック、復活待つ世界(70)
<364> 錬金術師(70)
<364> 当ブログのFBページいいね2000件達成(70)
<369> プロメテウス(69)
<370> スターウォーズ新シリーズ公開は再来年12/18(68)
<370> ポール・ウォーカーが事故死(68)
<370> トニー賞2014P主女賞(68)
<373> トム・ハンクスの陪審員まさかの強制終了(67)
<373> 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(67)
<375> ロバート・プラントがツェッペリン再結成を完全否定(66)
<375> 無欲の人(66)
<375> 宇宙兄弟(66)
<378> アカデミー作品賞はアルゴ(65)
<378> ライフスタイル体操第一(65)
<380> ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。(64)
<380> 「風と共に去りぬ」の続編について作者が手紙で返答していた(64)
<382> 臨場 劇場版(63)
<382> カンヌ最終盤情勢(63)
<382> ウィリアム・シェイクスピア(63)
<382> 多彩に変化する東京の空(63)
<382> マイティ・ソー、10月から性別を変更へ(63)
<387> ジェーン・エアその2(62)
<387> ヤバレー、虫の息だぜ(62)
<387> 東京家族(62)
<387> ポール・マッカートニー5月に再来日屋外ライブ(62)
<387> 三鷹市芸術文化センター星のホール(62)
<392> アカデミー主演男優にマシュー・マコノヒー(61)
<392> ブルージャスミン(61)
<392> 「アメリカントップ40」の名DJケーシー・ケイサムが死去(61)
<395> モンスターズクラブ(60)
<395> ダークナイト・ライジング(60)
<395> カンヌ女優賞にベレニス・ベジョ(60)
<398> バイトショウ(59)
<398> サ・ビ・タ〜雨が運んだ愛〜(59)
<400> アウトレイジビヨンド(58)
<400> タランティーノ脚本流出に怒り次回作中止?(58)
<400> 第150回直木賞に朝井と姫野、芥川賞に小山田(58)
<400> トニー賞2014P助男賞(58)
<404> 黄金を抱いて翔べ(57)
<404> ベネチア審査員大賞(57)
<404> ロンドンの劇場で天井崩落(57)
<404> マン・オブ・スティール(57)
<404> カンヌ2014審査委員長はジェーン・カンピオン監督(57)
<404> ハリソン・フォード宇宙に帰還(57)
<409> 潜水艇ボンドカー、8600万円で落札(56)
<409> ストーンズが豪NZツアー無期限延期(56)
<411> ザ・マスター(55)
<411> 世界にひとつのプレイブック(55)
<411> 「B・ジョーンズの日記」最新小説は恋するシングル・マザー(55)
<411> 学士会館(55)
<411> ビートルズの公式ドキュメンタリーを44年ぶりに制作へ(55)
<416> Gグローブ賞作品賞(54)
<417> のぼうの城(53)
<417> 芸劇リニューアル(53)
<417> セックス・ピストルズの心暖まるX'mas映像放送へ(53)
<420> モンティ・パイソン再結成へ(52)
<420> 三人姉妹(52)
<420> I’M FLASH !(52)
<420> カルティエのX'masアニメ公開(52)
<424> グッモーエビアン!(51)
<424> 日本レコード大賞はEXILE(51)
<424> アカデミー主演女優賞にケイト・ブランシェット(51)
<427> リンカーン(50)
<427> Gグローブ主演女優賞(50)
<427> プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ(50)
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