スター
2017年01月07日
【Report】 ミュージカル界のスター集う、「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート2017」がリハ公開（2017）
年末、そして新年のこの時期、クラシック音楽界では風物詩となるほどニューイヤーコンサートが花盛りだが、そのミュージカル版である「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」のリハーサルが１月７日からの開幕を前にした５日、公演会場となる東急シアター・オーブの一室で行われ、一部が報道関係者に公開された。「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役として世界的に知られるロベール・マリアンや「オペラ座の怪人」のファントム役を世界で最も多く演じているハワード・マクギリンといったベテラン俳優から、「ノートルダム・ド・パリ」のカジモド役で絶賛を浴びたマット・ローランや今年「キンキーブーツ」で初来日したばかりの若手アダム・カプラン、数多くのミュージカルに顔を出し、その実力が注目されているジーナ・クレア・メイソン、ティール・ウィックスという６人がそろい踏みする豪華な顔ぶれとあって、熱のこもった中に神々しいまでのハーモニーが響くリハーサル風景が垣間見られた。「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」は１月７〜９日に東京・渋谷の東急シアターオーブで、１月１１日に大阪市のフェスティバルホールで開かれる。大阪公演では、宝塚歌劇出身の湖月わたるが特別参加する。
★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」の出演者。上段左からアダム・カプラン、ロベール・マリアン、ハワード・マクギリン、マット・ローラン、下段左からジーナ・クレア・メイソン、ティール・ウィックス（撮影・阪清和）
【写真転載・無断使用厳禁】＝ダウンロードできません
★★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」公式サイト
リハーサルではキャスト６人が全員参加し、「ＲＥＮＴ」の第２幕のオープニング曲「SEASONS OF LOVE」と、「クレイジー・フォー・ユー」の「I GOT RHYTHM」の２曲を披露した。時折顔を見合わせたり、高らかに歌い上げたり。ハーモニーの響きを楽しんでいるような表情をする時もあれば、役柄の思いが心にしみたのか苦悩する表情に変わるキャストも。２曲とも親しみやすく、よく知られた曲だけに、観客もすぐに入り込めるような予感を感じさせた。
★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」リハーサル風景。左からアダム・カプラン、ジーナ・クレア・メイソン、ロベール・マリアン、ハワード・マクギリン、ティール・ウィックス、マット・ローラン（撮影・阪清和）
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公演では「王様と私」「サウンド・オブ・ミュージック」「南太平洋」「雨に唄えば」「ウエスト・サイド・ストーリー」など古くから演じられてきた作品や「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」など比較的新しいミュージカルの定番作品から、誰もが知る楽曲を披露する予定で、期待は高まるばかりだ。
★熱唱する「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」出演のハワード・マクギリン（撮影・阪清和）
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リハーサル後、場所を変えて開かれた記者会見では、ロベール・マリアン、マット・ローラン、アダム・カプラン、ハワード・マクギリン、ティール・ウィックス、ジーナ・クレア・メイソンの６人のキャスト全員が集まり、今回の公演にかける思いや、パフォーマンスに関する質問に回答。ミュージカルとコンサートの違いやそれに対応する心の持ちようやテクニックなど、歌唱をめぐる深い話にまで発展した。
今回が初来日となったティールは、「ウィキッド」のエルファバ役でブロードウェイデビューした後、「ジキル＆ハイド」や「ファインディング・ネバーランド」でも評価された逸材。「作品によっては特定の場所や時代を背景にしているのもあるので、国の訛りを出さなければいけないこともある」など登場人物として歌うミュージカルと違い、「自分らしさを出せる」というコンサートの面白さを挙げたが、「背景となる物語がないわけですから、時として難しいんです。歌との結びつきを自分の中から出さなければいけません」とコンサートならではの苦悩も明かし、一転して笑顔になると「でもとても楽しい！」と叫んだ。
現在、ブロードウェイで開かれている「ウィキッド」にグリンダ役で出演しているジーナ・クレアも初来日。今回のコンサートについて「広範囲の作品を網羅していて素晴らしいですね。いろんな物語、ジャンル、異なる時代をひとつのコンサートで皆さんに披露できますからね」と、パフォーマー自らも胸躍る機会であることを強調。「子どものころから知っているナンバーばかりなんですもの。いつか歌いたいと願っていたナンバーをオケ（オーケストラ）をバックに歌えるんですよ！」と喜びを爆発させた。
★熱唱する「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」出演のジーナ・クレア・メイソン（撮影・阪清和）
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「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役として知られるロベールは「ノートルダム・ド・パリ」公演で２０１３年に来日した経験を持つ。「コンサートは自分を表現する一方で初対面の方々とも交流できるものなんです」とベテランらしい受け答え。ミュージカルの魅力について「音楽を持ってくることによって見ている人の感情を高ぶらせ、単なるストレートプレイを見るより引き込まれる力があると思います」と話した。
★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」リハーサル風景。熱唱するロベール・マリアン（撮影・阪清和）
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「ノートルダム・ド・パリ」の主人公カジモド役は既に１０００回以上を数えるマットは、初対面のキャストが３人いることに触れ、「でも、それぞれのトーン、エネルギーのレベルがどの程度か探りながら合わせていく作業が楽しいです。そして最終的に歌う時にはマジックを作り出せるわけですから、そこが素晴らしいですね」と微笑み、新しいメンバーで新しいものを創り上げていく面白さを語った。６人のうち、唯一「ブロードウェイでの出演経験がない」ことを明かしたが、「私にとってこのコンサートは本当に特別な機会になったと思います。『ブロードウェイが逆に来てくれた、それも東京で！』と、すごく楽しい体験をしています」と彼にとっても今回のコンサートが大きな出来事であることを示した。
★インタビューに答える「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」出演のマット・ローラン（撮影・阪清和）
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昨年１０月の「キンキーブーツ」来日版での熱演の印象もまだ記憶に新しいアダム。「数カ月前に日本に来て感じたことなんですけど…」と来日経験を踏まえて語り出したのは「言葉の壁があったとしても音楽というのは普遍的なものなんだなと思いました。どこにいても音楽を通して気持ちや感情は伝わるんだっていうことが分かりました」と音楽が世界共通の「言語」であるということ。「楽曲を自分の体験や思い出に結びつけることができることがミュージカルの魅力。私は個人的には、指揮者のダウンビートで音楽が始まったとき、観客の皆さんが『あ、あの曲！』と分かって反応する瞬間を見るのがすごく好きなんです」とキャスト側からの意外な楽しみ方を明かし、観客の心理・感情と一体になる喜びを語った。
★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」リハーサル風景。熱唱するアダム・カプラン（撮影・阪清和）
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ミュージカル界での絶対的な評価を持つハワードは「ブロードウェイでは絶対に歌えない楽曲が披露できることは、こうしたコンサートでの素晴らしい体験ですね。僕は決してブロードウェイでは『シスター・アクト（天使にラブソングを）』なんかにはキャスティングされないわけですからね。すごく楽しいですよ」といたずらっぽく微笑んだ。そして「日本に招待していただき、舞台で歌えて音楽の喜びをみんなでシェアできる。それはすごく幸運なことだと思います」と結んだ。
★インタビューに答える「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」出演のハワード・マクギリン（撮影・阪清和）
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「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」は１月７〜９日に東京・渋谷の東急シアターオーブで、１月１１日に大阪市のフェスティバルホールで開かれる。大阪公演では、宝塚歌劇出身の湖月わたるが特別参加する。
★チケット情報（東京公演・大阪公演）はこちら＝残席状況は各自でお確かめください
★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」の出演者。上段左からアダム・カプラン、ロベール・マリアン、ハワード・マクギリン、マット・ローラン、下段左からジーナ・クレア・メイソン、ティール・ウィックス（撮影・阪清和）
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★★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」公式サイト
リハーサルではキャスト６人が全員参加し、「ＲＥＮＴ」の第２幕のオープニング曲「SEASONS OF LOVE」と、「クレイジー・フォー・ユー」の「I GOT RHYTHM」の２曲を披露した。時折顔を見合わせたり、高らかに歌い上げたり。ハーモニーの響きを楽しんでいるような表情をする時もあれば、役柄の思いが心にしみたのか苦悩する表情に変わるキャストも。２曲とも親しみやすく、よく知られた曲だけに、観客もすぐに入り込めるような予感を感じさせた。
★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」リハーサル風景。左からアダム・カプラン、ジーナ・クレア・メイソン、ロベール・マリアン、ハワード・マクギリン、ティール・ウィックス、マット・ローラン（撮影・阪清和）
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公演では「王様と私」「サウンド・オブ・ミュージック」「南太平洋」「雨に唄えば」「ウエスト・サイド・ストーリー」など古くから演じられてきた作品や「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」など比較的新しいミュージカルの定番作品から、誰もが知る楽曲を披露する予定で、期待は高まるばかりだ。
★熱唱する「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」出演のハワード・マクギリン（撮影・阪清和）
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リハーサル後、場所を変えて開かれた記者会見では、ロベール・マリアン、マット・ローラン、アダム・カプラン、ハワード・マクギリン、ティール・ウィックス、ジーナ・クレア・メイソンの６人のキャスト全員が集まり、今回の公演にかける思いや、パフォーマンスに関する質問に回答。ミュージカルとコンサートの違いやそれに対応する心の持ちようやテクニックなど、歌唱をめぐる深い話にまで発展した。
今回が初来日となったティールは、「ウィキッド」のエルファバ役でブロードウェイデビューした後、「ジキル＆ハイド」や「ファインディング・ネバーランド」でも評価された逸材。「作品によっては特定の場所や時代を背景にしているのもあるので、国の訛りを出さなければいけないこともある」など登場人物として歌うミュージカルと違い、「自分らしさを出せる」というコンサートの面白さを挙げたが、「背景となる物語がないわけですから、時として難しいんです。歌との結びつきを自分の中から出さなければいけません」とコンサートならではの苦悩も明かし、一転して笑顔になると「でもとても楽しい！」と叫んだ。
現在、ブロードウェイで開かれている「ウィキッド」にグリンダ役で出演しているジーナ・クレアも初来日。今回のコンサートについて「広範囲の作品を網羅していて素晴らしいですね。いろんな物語、ジャンル、異なる時代をひとつのコンサートで皆さんに披露できますからね」と、パフォーマー自らも胸躍る機会であることを強調。「子どものころから知っているナンバーばかりなんですもの。いつか歌いたいと願っていたナンバーをオケ（オーケストラ）をバックに歌えるんですよ！」と喜びを爆発させた。
★熱唱する「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」出演のジーナ・クレア・メイソン（撮影・阪清和）
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「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役として知られるロベールは「ノートルダム・ド・パリ」公演で２０１３年に来日した経験を持つ。「コンサートは自分を表現する一方で初対面の方々とも交流できるものなんです」とベテランらしい受け答え。ミュージカルの魅力について「音楽を持ってくることによって見ている人の感情を高ぶらせ、単なるストレートプレイを見るより引き込まれる力があると思います」と話した。
★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」リハーサル風景。熱唱するロベール・マリアン（撮影・阪清和）
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「ノートルダム・ド・パリ」の主人公カジモド役は既に１０００回以上を数えるマットは、初対面のキャストが３人いることに触れ、「でも、それぞれのトーン、エネルギーのレベルがどの程度か探りながら合わせていく作業が楽しいです。そして最終的に歌う時にはマジックを作り出せるわけですから、そこが素晴らしいですね」と微笑み、新しいメンバーで新しいものを創り上げていく面白さを語った。６人のうち、唯一「ブロードウェイでの出演経験がない」ことを明かしたが、「私にとってこのコンサートは本当に特別な機会になったと思います。『ブロードウェイが逆に来てくれた、それも東京で！』と、すごく楽しい体験をしています」と彼にとっても今回のコンサートが大きな出来事であることを示した。
★インタビューに答える「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」出演のマット・ローラン（撮影・阪清和）
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昨年１０月の「キンキーブーツ」来日版での熱演の印象もまだ記憶に新しいアダム。「数カ月前に日本に来て感じたことなんですけど…」と来日経験を踏まえて語り出したのは「言葉の壁があったとしても音楽というのは普遍的なものなんだなと思いました。どこにいても音楽を通して気持ちや感情は伝わるんだっていうことが分かりました」と音楽が世界共通の「言語」であるということ。「楽曲を自分の体験や思い出に結びつけることができることがミュージカルの魅力。私は個人的には、指揮者のダウンビートで音楽が始まったとき、観客の皆さんが『あ、あの曲！』と分かって反応する瞬間を見るのがすごく好きなんです」とキャスト側からの意外な楽しみ方を明かし、観客の心理・感情と一体になる喜びを語った。
★「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」リハーサル風景。熱唱するアダム・カプラン（撮影・阪清和）
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ミュージカル界での絶対的な評価を持つハワードは「ブロードウェイでは絶対に歌えない楽曲が披露できることは、こうしたコンサートでの素晴らしい体験ですね。僕は決してブロードウェイでは『シスター・アクト（天使にラブソングを）』なんかにはキャスティングされないわけですからね。すごく楽しいですよ」といたずらっぽく微笑んだ。そして「日本に招待していただき、舞台で歌えて音楽の喜びをみんなでシェアできる。それはすごく幸運なことだと思います」と結んだ。
★インタビューに答える「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」出演のハワード・マクギリン（撮影・阪清和）
【写真転載・無断使用厳禁】＝ダウンロードできません
「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート 2017」は１月７〜９日に東京・渋谷の東急シアターオーブで、１月１１日に大阪市のフェスティバルホールで開かれる。大阪公演では、宝塚歌劇出身の湖月わたるが特別参加する。
★チケット情報（東京公演・大阪公演）はこちら＝残席状況は各自でお確かめください
2016年09月29日
【Topics】 ピコ太郎の動画が世界を席巻中、ジャスティン･ビーバーら世界のスターも熱狂激推し（2016）
「アッポーペン」「パイナッポーペン」と、シンプルな言葉遊びで歌い踊るわずか１分ほどの動画が、世界を席巻しつつある。日本の「シンガーソングライター」と自称する「ピコ太郎」による動画で、先月８月下旬に投稿された後、日本の若者を中心に人気が出てきつつあったが、アジアをはじめ世界中のアーティストらがこれに追随。さらには今月９月２７日になって世界のトップアイドル、ジャスティン・ビーバーが８８００万人のフォロワーを持つ自身のtwitterで「お気に入り動画」として紹介したところ、爆発的な広がりを見せているのだ。今やＣＮＮも報道する世界の一大事。英語の習得に四苦八苦する日本人の「なんだかなー」という思いを逆手にとったような内容に、日本人は複雑な心境になるが、既に世界的な大ヒットとなった「江南スタイル」に続く第２の「世界的爆笑動画」として今後も注目度はさらにアップしそうだ。
★ジャスティン・ビーバーが「お気に入り動画」として紹介したtwitter
りんごとペンでアッポーペン、パイナップルとペンでパイナッポーペンと歌いつつ、踊っているのは、ピコ太郎こと元コメディアンで今やＤＪとしてもその名をとどろかせている人物。
８００万回と言われている動画の再生回数はこうして書いているうちにもどんどん増加しているほどの勢い。
ピコ太郎の目標は「紅白歌合戦とサマソニ」への出演というが、あっさり実現しそうな気配もしてきた。
今後の推移を見守ろう。
★ジャスティン・ビーバーが「お気に入り動画」として紹介したtwitter
My favorite video on the internet 😂😂😂😂😂😂😂😂 https://t.co/oJOqMMyNvw
— Justin Bieber (@justinbieber) 2016年9月27日
りんごとペンでアッポーペン、パイナップルとペンでパイナッポーペンと歌いつつ、踊っているのは、ピコ太郎こと元コメディアンで今やＤＪとしてもその名をとどろかせている人物。
８００万回と言われている動画の再生回数はこうして書いているうちにもどんどん増加しているほどの勢い。
ピコ太郎の目標は「紅白歌合戦とサマソニ」への出演というが、あっさり実現しそうな気配もしてきた。
今後の推移を見守ろう。
2016年06月28日
【News】 バッド・スペンサーが死去、マカロニ･ウエウスタンのスター（2016）
１９６０、７０年代に量産され、日本でもヒットしたイタリア製の西部劇「マカロニ・ウエスタン」の全盛期を支えたイタリア人俳優、バッド・スペンサー（Bud Spencer）がイタリア時間６月２７日、ローマの病院で死去した。８６歳だった。家族がスペンサーの公式twitterアカウントで明らかにしたとＡＦＰ電が報じた。
★AFPBBNews
ＡＦＰ電によると、スペンサーは１９２９年、ナポリ生まれ。イタリアの俳優テレンス・ヒル（Terence Hill）さんと１６作品で共演したという。伊紙レプブリカによると、スペンサーさんの訃報を受け、インターネットには追悼のコメントがあふれ、マッテオ・レンツィ（Matteo Renzi）首相が「さよなら #BudSpencer 私たちはあなたが大好きでした」とツイートするなど、国民的俳優の死と受け止められているようだ。
★AFPBBNews
ＡＦＰ電によると、スペンサーは１９２９年、ナポリ生まれ。イタリアの俳優テレンス・ヒル（Terence Hill）さんと１６作品で共演したという。伊紙レプブリカによると、スペンサーさんの訃報を受け、インターネットには追悼のコメントがあふれ、マッテオ・レンツィ（Matteo Renzi）首相が「さよなら #BudSpencer 私たちはあなたが大好きでした」とツイートするなど、国民的俳優の死と受け止められているようだ。
2016年06月19日
【News】 ブロードウェイのスターらが歌の収録･販売でオーランドのLGBT支援へ（2016）
米フロリダ州オーランドにあるゲイたちの社交場になっていたナイトクラブで米国時間６月１２日未明発生した銃乱射事件を受けて、ブロードウェイのスター俳優らがオーランドのＬＧＢＴ（レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー）コミュニティーを支援するため、ジャッキー・デシャノンが１９６５年に歌ってヒットした「世界は愛を求めている」を収録して、インターネット上でダウンロード販売することが分かった。収益金はすべてフロリダ州のＬＧＢＴセンターに寄付されるという。ピープル誌が１５日報じたとロイター電が伝えている。
★REUTERSNews
乱射後治安当局に射殺されたオマール・サディク・マティーン（Omar Saddiqui Mateen）容疑者は、同性愛者を嫌悪していたという説と、その真反対の説があり、さらにはイスラム国（ＩＳ）に忠誠を誓っているとの報道もあって、動機が今ひとつ確定できない状態が続いているが、他ならぬゲイコミュニティーのためのナイトクラブが標的にされたことは間違いなく、現地や全米のＬＧＢＴは傷心のまま。既にさまざまなにスターやセレブ、関係団体などから多くの支援が寄せられているが、日頃から人権やＬＧＢＴの権利擁護に積極的なブロードウェイからのチャリティー支援は、大きな支えとなるだろう。
ロイター電によると、参加するのは、ブロードウェイで爆発的な人気を誇り、先日の第７０回トニー賞でも１１部門を制したミュージカル「ハミルトン」のクリエイターで主演も務めるリン・マニュエル・ミランダや、テレビシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」の主演ヴェロニカ・マーズ役でブレークした女優クリステン・ベルのほか、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で知られる女優サラ・ジェシカ・パーカーら。
ロイター電によると、ダウンロード料金は１．９９ドル（約２１０円）だという。
★REUTERSNews
乱射後治安当局に射殺されたオマール・サディク・マティーン（Omar Saddiqui Mateen）容疑者は、同性愛者を嫌悪していたという説と、その真反対の説があり、さらにはイスラム国（ＩＳ）に忠誠を誓っているとの報道もあって、動機が今ひとつ確定できない状態が続いているが、他ならぬゲイコミュニティーのためのナイトクラブが標的にされたことは間違いなく、現地や全米のＬＧＢＴは傷心のまま。既にさまざまなにスターやセレブ、関係団体などから多くの支援が寄せられているが、日頃から人権やＬＧＢＴの権利擁護に積極的なブロードウェイからのチャリティー支援は、大きな支えとなるだろう。
ロイター電によると、参加するのは、ブロードウェイで爆発的な人気を誇り、先日の第７０回トニー賞でも１１部門を制したミュージカル「ハミルトン」のクリエイターで主演も務めるリン・マニュエル・ミランダや、テレビシリーズ「ヴェロニカ・マーズ」の主演ヴェロニカ・マーズ役でブレークした女優クリステン・ベルのほか、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で知られる女優サラ・ジェシカ・パーカーら。
ロイター電によると、ダウンロード料金は１．９９ドル（約２１０円）だという。
2013年09月15日
【Topics】 トム・ハンクスの陪審員まさかの強制終了 (2013)
世界的なトップスター、トム・ハンクスが、DV裁判の陪審員に選ばれて出廷したが、休憩中の検察官の不適切な行為で、裁判が打ち切られていたことが分かった。
ロサンゼルスの裁判所に12人の陪審員の一人として召喚されたトム・ハンクスは、法廷から出て階段付近を歩いているところを、DV事件には直接関係のない女性検察官に話しかけられた。会話の内容はAFP電などによると、「陪審員の責務を果たすことをほめた」という程度のものだったようだが、これが裁判所の規則に引っかかった。規則では陪審員への干渉を防ぐために、検察官も弁護士も陪審員には法廷外で一切話し掛けられないことになっているのだ。
この出来事はすぐ裁判所が知るところとなり、検察側が機敏に対応。男性が恋人に暴力を振るったという禁固刑の可能性もある事件だったが、それ以上の審理をせずに司法取引で罰金刑に持ち込んだのだ。つまり陪審員が評決を下すところまで行かずに裁判は終了。トム・ハンクスの陪審員としての勇姿は、ここで終わってしまったのだ。
検察官が処分される可能性もあるという。彼女にしてみれば、スターに舞い上がってしまったゆえのミーハーな行動だったのか、それとも司法への協力にひとこと感謝を伝えたかったのか、いずれかだろうが、なんとも後味の悪い終わり方になってしまったものだ。
普通ハリウッドスターは、多忙を理由にして断ったり、評決を下すことのリスクなどを考えるところだが、「フィラデルフィア」など数多くの社会派映画に出演しているトム・ハンクスは、務めを果たすことを最優先したのだ。
法廷では、真剣な表情でメモを取る姿もあったトム・ハンクス。熱心に裁判に参加していたようなので、きっと、こんな形での裁判終結は望んでいなかっただろう。
それにしても、陪審員席にトム・ハンクスが座っている絵柄って、映画のいちシーンにしか見えなかったことだろう。見てみたかった。
