2018年11月22日

わがまま

39826259.jpg「死にたい。早く死にたい。」
それがおばあさんの口癖でした。
91歳のおばあさんは、娘さん夫婦と新築の2世帯住宅で暮らしていました。
しかし、新築の家に1年も住まないうちに、施設に入りたいと言い、施設に入ってしまいました。
その施設の自室で手首を切り、自殺を図ったのです。手首にためらい傷はありません。一気に骨まで達する深い傷をつけ、命を亡くしました。
意識が遠のくまでは、かなりの激痛と出血だったに違いありません。
娘さんは、まだ信じられないのでしょう。気が動転している様子でした。
深い切り傷は手当をして、包帯を巻いて差し上げます。検視が入り、裸でグレーのシートに包まれているおばあさんを温かいタイルで拭いていきます。
髪の毛や手足に乾いた血液がこびりついていました。
娘さんと一緒に丁寧に拭いていきます。白い経帷子にお着替えをして、髪の毛を綺麗に拭き整え、支度が整いました。
歳を重ねると、あちこちが痛くなる、人の手を借りないと何も出来なくなってくる、それが辛く苦しく、死にたい、死にたいと言っていたそうです。
でも、おばあさんは自分の足で歩き、トイレに行けます。
自分で食事をし、着替えも出来ます。
歳を重ね、一つ一つ出来ないことが増えていったとしても、それは当たり前のことです。
おばあさんは、子供たちを育ててきました。年をとったら、子供たちに面倒をみてもらったとしても当たり前の事だと思うのです。
長い人生の中で、子供が親の世話をするのは、ほんの僅かな時間だけです。
その僅かな時間が、親孝行なのです。
人の世話になりたくない、身体のあちこちが痛い。だから、自ら命を絶つというのは、おばあさんの「わがまま」ではないでしょうか。
残された娘さんの悲しみを思うと、そう思えてなりません。
高齢化が進む昨今、長生きすることが必ずしも幸せとは限りません。
でも、天命を全うしなければならないのです。悲しむ人がいる限り。
それが、この世に生まれた者の務めだと思うのです。



angel0425 at 18:44コメント(0) 

2018年11月06日

後悔

4efb5936.jpg「後悔がたくさんあるの・・・・」
娘さんは亡くなったお母さんの亡骸の前で、泣きながらおっしゃいました。
お立合いになるのはお二人の姉妹だけです。
お母さんはご主人と離婚し、女手一つでお二人の姉妹を育てて下さったそうです。
お二人にお母さんのお身体を温かいタオルで拭いて頂きます。
サバサバとしたお姉さんとは裏腹に、妹さんは涙が止まりません。
着替えをし、お化粧を施し、髪型を整え、お支度が整いました。
妹さんは、シクシクと泣きながらずっと傍でご覧になっていました。
そして、支度が整うと、お母さんにしがみついて大きな声で泣きました。
「私ね、結婚が遅かったのは、ずっとお母さんと二人でいたかったからなんだよ。お母さんが大好きだったんだよ。だけど、だけど・・・ごめんね。ごめんね。」
10年ほど前にお母さんは認知症になりました。その頃、妹さんの二人のお子さんは保育園児で、子供にも手が掛かるので、お母さんを施設に入れてしまったそうです。そして、そのままお母さんは施設で最期を迎えることとなりました。その事を妹さんはとても後悔しているのです。家で面倒を見てあげられなかったこと。施設の入れてしまったこと。たくさんの後悔で押しつぶされそうになっていました。
きっと、誰もがたくさんの後悔を抱えているのでしょう。
不本意の『死』を前に、きっと誰もがたくさんの後悔に襲われるのでしょう。
でも、その時はそれが最善と思ってしたことならば、後悔する必要はありません。
お母さんも、そう思っているに違いありませんよ。


angel0425 at 17:07コメント(0)悲しみ 

2018年10月06日

勇気

50b5d487.jpg我慢しなくて良いのです。
死んでしまったら、全ておしまいです。
頑張らなくても良いのです。我慢しなくても良いのです。

若者が自ら命を絶ちました。
勤務先の寮の6階から飛び降りました。遺書を残して、全てをおしまいにしてしまいました。
まだ19歳という若さだったのに・・・

地方から出てきた若者は、会社の寮で生活をし、仕事に頑張っていました。
希望に胸を膨らませながら、入社したに違いありません。
まだ幼さの残るお顔は擦り剝いて傷だらけでした。
お顔に似合わず、がっちりとしたお身体でしたが、その手足は無残に折れてしまっています。
すすり泣くお母さんと一緒に彼のお身体を拭いて差し上げます。
会社の悩みは、ご両親にも相談していたようです。
「頑張ってね。」そう励ましながらも、「帰って来ても良いからね。」そんな言葉も掛けて見守っていたそうです。
夏の長期休暇で帰って来た時には、会社を辞める決心を両親に伝え、ご両親も了承していたというのです。
しかし、休暇が明け、仕事が始まると、お母さんに1本のメールが届きました。
今、ここで会社を辞めても、次の職場で同じような事があるだろうから、辞めずにもう少し頑張るという内容だったそうです。
それから数日後、若者は6階から飛び降りました。

死んでしまったらおしまいです。
見栄も世間体も関係ありません。我慢しなくて良いのです。
逃げても良いのです。
「こんな事をする勇気があるのなら、仕事なんて辞めれば良かったのに・・・」
お母さんは震える声で呟きながら、少年の手を握りました。

そう、逃げる勇気があれば良かったのに・・・
時には逃げることも勇気なのです。我慢する事だけが勇気ではないのです。
死んでしまったら、全ておしまいです。


angel0425 at 09:10コメント(3)悲しみ 

2018年09月01日

行ってらっしゃい!

aa7432c5.jpg45歳のお嫁さんは腹水が溜まっていました。
妊婦のように少し膨らんだお腹が苦しそうです。
足は浮腫み、身体が重くてだるくて大変だったことを伺わせます。

お部屋には大勢の親族の方々が集まっていました。
彼女に着せてあげるお洋服を選んでいます。
彼女は死後の自分を綺麗にして欲しいと言い残して天国へ旅立ったそうです。
農家の一人息子の元へお嫁に来た彼女。
ご主人のご両親は、気立ての良い彼女をまるでご自分の娘のように可愛がっていました。とりわけお舅さんは、彼女が闘病中もずっと手を握り続け、励まし続けたそうです。
「お父さん、大好き!」
いつもそう言っていたお嫁さん、お舅さんは可愛くて仕方なかったことでしょう。
ご家族皆さんが、温かいタオルで彼女のお身体を拭いて下さいます。
ミニスカートのワンピースにフリルの付いた可愛らしいブラウスをジャケットのようにはおり、ストッキングと歩きやすいペタンコの靴を履き、腕にはいつも持っていた布製のバックを掛けました。
まるで、今からお出かけするようです。
薄くお化粧を施し、髪型を整え、お支度が整いました。
『行ってらっしゃい!』
そう声を掛けたくなるようなお姿でした。

ご家族に涙はありません。
それだけ、闘病中の彼女は頑張り、ご家族も精一杯の看病をして差し上げたのでしょう。
わずか2年の結婚生活だったそうですが、彼女は紛れもなくこの家の一員です。
心の底からご主人のご両親に愛され、ご主人からもたくさんの愛を注いでもらっていました。
「行ってらっしゃい!」
そう声を掛けて、送り出してあげて下さい。
いつか必ずまた逢えます。皆さんが精一杯天命を全うしたら。



angel0425 at 12:11コメント(0)悲しみ 

2018年08月05日

死に様は生き様

59876690.jpg80代のお父さんの湯灌をしました。
通夜直前という事で、ホールの控室には大勢の親族が集まっていました。
ご挨拶をすると、長男である息子さんが丁寧に対応して下さいます。
とてもきれいなお顔をされていて、少し歯を見せて微笑んでいるように見えました。
お部屋に大きな浴槽を運び込み、お湯を張ります。その間に皆さんに入浴剤を選んでいただきます。
5種類ほどある入浴剤の匂いを代わる代わる皆さんで嗅ぎ、悩んだ挙句にラベンダーの香りの入浴剤に決められました。
その間も、後ろの方でお孫さんがハンカチで目頭を押さえ、真っ赤な目で涙を拭っています。
かなり泣いたのでしょう。目の周りが真っ赤にただれていました。
良いおじいちゃんだったに違いありません。
皆さんの目の前で、お身体が見えない様にバスタオルを掛け、湯船に浸かります。暫くお風呂に入れなかったそうで、気持ち良さそうに私たちに洗われています。背中を洗う時、次男の息子さんがおっしゃいました。
「背中を洗わせてもらって良いですか?」
私たちがお父さんの身体を横に向け、息子さん達にお背中を洗って頂きます。
最期の親孝行です。涙を流しながら、お二人の息子さんはお父さんの背中をゴシゴシ洗って下さいました。
白い経帷子にお着替えをして、お顔の色を血色良く整えて、お支度が整いました。
皆さんにそのお姿を見て頂きます。
すると、次男の息子さんがお父さんの足にすがりつき、
「お父さん!お父さん・・・」
まるで子供のように大きな声を上げて泣きました。
すでに50歳近いであろう息子さんですが、小さな子供のようにお父さんにすがりつき泣きました。
長男さんも、それにつられて溢れ出す涙をこらえながら、肩を震わせました。
お孫さん達も皆、大粒の涙を流しながら小さな声で呼んでいました。
「おじいちゃん・・・おじいちゃん・・・」
お父さんは良きおじいちゃんであり、良き父親でもあったのでしょう。

死に様は生き様。
その瞬間、お父さんの生き様を垣間見たような気がしました。


angel0425 at 10:01コメント(3)湯灌悲しみ 

若作り

0a8d6c14.jpg90歳のおばあちゃん。身なりに気を遣っていたのでしょう。髪の毛も真っ黒に染め、マニキュアも塗っていました。
枕元の遺影写真も、とてもきれいにお化粧をしていました。

着ていたパジャマを脱がし、お身体を拭こうとご家族に声を掛けました。
傍にいらっしゃるのは男性のお孫さんひとりだけです。
お孫さんは、おばあちゃんの身体を、涙を流しながら拭いて下さいます。
声を殺して、涙を流しながら黙々と拭いて下さいます。
「おばあちゃんに可愛がってもらったんですか?」
私の問いかけにぽつりぽつりとお話をして下さいます。
お孫さんは、3歳の時にお母さんを亡くしたそうです。
それからは、おばあちゃんが母親代わりとして育ててくれ、感謝してもしきれないと唇を噛みしめながらおっしゃいました。
学校の保護者会におばあちゃんが来るのが恥ずかしかったそうです。
畑仕事で真っ黒になった手で、周りのお母さんたちと比べるとかなり歳をとったおばあちゃんが来ると、恥ずかしくて隠れたくなったそうです。
そんな孫の心を知り、おばあちゃんはお化粧をし、マニキュアを塗り、若い洋服を着て精一杯の若作りをしていたというのです。
孫の為に、一生懸命に身綺麗にしていたおばあちゃん。
そのおばあちゃんが、突然トイレで倒れて亡くなりました。
おばあちゃんのお化粧は、精一杯、若く見えるように施して差し上げました。
はげかけたマニキュアを塗りなおし、髪型もきちんと整え、お支度が整いました。

可愛がって育てたお孫さんも家庭を持ち、ひ孫もその手に抱くことが出来ました。
私がいなくても、もう大丈夫。私の役目はこれで終わり。
そう呟きながら、おばあちゃんは天国への階段を上がって逝ったのかもしれません。
天国に逝っても、おばあちゃんは間違いなく、これからのお孫さんの行く末を見守っているのに違いありません。


angel0425 at 09:57コメント(0)癒し悲しみ 

2018年06月05日

幸せ

e93347a4.jpg「幸せ」って何でしょう?
「幸せ」ってどういう事でしょう?

50歳の女性は知的障碍者でした。
少女のようにおかっぱの髪型に可愛らしいお顔でお人形のように眠っていました。ただ、病気のため、黄疸が出て、頭に癌がこぶのように出来ていました。
介護福祉士の方がすでにお洋服を着せて下さっていたので、出ている手足とお顔をご家族が温かいタオルで拭いて下さいます。
泣きながら、それでも笑顔で話し掛けながら拭いて下さいます。
黄疸を目立たなくお化粧をして、初めての口紅塗って差し上げます。
頭の癌は、毛染めで肌を黒く塗り、髪の毛で隠してあげると、ほとんどわからなくなりました。
初めてのマニキュアを塗り、お支度が整いました。

彼女はご家族にとても愛されていたようです。
お姉さんが布団の横に彼女の頭を腕枕して横たわり、泣きながら頭を撫ぜています。
お父さんもお母さんも、小さな子供に話しかけるように優しく話しかけ、頭を何度も何度も撫ぜて下さいます。

知的障害を持った50歳の女性、結婚をする事も子供を持つことも、人並みの生活を送ることも出来ませんでした。
人から見れば、それは不幸な人生と思えるかもしれません。
でも、彼女に接するご家族の様子を見ると、彼女は幸せだっただろうな〜と思えます。
だって、こんなにご家族に愛されて、大切にされていたのですから。
「幸せ」の形は人それぞれ違うものです。
人から見れば「不幸」に見えることでも、その人にとっては「幸せ」なのかもしれません。

「幸せ」って何でしょう?

きっと誰もがその手の中に持っているものだと思うのです。
「幸せ」の形は人それぞれ違うものなのですから。


angel0425 at 11:19コメント(1)悲しみ 

2018年05月06日

生きる

211d7d21.jpg「起きてよ!この間は起きてきたじゃん。起きてよ―!!」
彼が棺に納まると、お母さんは大きな声を上げて泣き崩れました。
そのお母さんを、後ろからお父さんが黙って抱きしめました。
声を殺して、涙を浮かべて抱きしめました。
彼は、つい半年前にも自殺未遂を起こしていたのです。

24歳の若者は自ら命を絶ちました。半年後には結婚を控えていたそうです。
彼の傍にはお嫁さんになるはずだった彼女が、涙をポロポロと流しながら彼の変わり果てたお顔を見つめていました。
黒紫色に変色したお顔をだらりと横に向け、舌を噛みしめていました。
強く歯で噛みしめた舌は黒く変色していました。
検視が入り、裸のお身体を彼女とご両親が拭いて下さいます。
お父さんは、彼が幼少だった時にオムツを替えた事を思い出したようです。
足をゴシゴシ拭きながら、こうして拭いてやったなあ〜と呟きながら拭いて下さいます。
お母さんは、黙ってゴシゴシと胸のあたりを拭いています。
彼女は涙をポロポロ流しながら、丁寧に何度も何度もお顔を拭いて下さいます。
24歳の若い彼には似合いませんが、白い経帷子を着せて差し上げます。
独り暮らしをしていた彼は、死ぬ直前、全ての荷物を段ボールに荷造りして、お部屋をきれいに掃除し、そして、自分の死後、口座が凍結されるのを知っていたのでしょう。
全ての貯金を現金にして、お部屋に置いてあったそうです。
覚悟の上での『死』だったようです。

顔色の悪くなったお顔はファンデーションで血色よく整え、強く噛んだ舌を口の中に納めます。髪型を整え、お支度が整いました。
彼女は彼の胸に抱きつき、声を上げずにシクシクと涙を流しています。
その涙は、彼の胸に流れ落ち、涙のシミとなりました。
とうとう彼は棺に入らなければなりません。大きな体を皆で持ち上げ、棺の中に沈み込みます。
お母さんが大きな声で泣きました。彼女の涙の粒は一層大きな粒となりました。
お父さんも声を殺して泣きました。

生きていくのは大変な事なのです。死ぬ事よりも大変な事なのかもしれません。
それでも、生き続けなければいけないのです。
悲しむ誰かがいる限り。


angel0425 at 19:04コメント(0)悲しみ 

2018年04月10日

交通事故

3a357a4b.jpgその日もいつもと変わらない朝だったに違いありません。
いつもと同じように夫を送り出し、子供たちを送り出す。いつもと何も変わらない朝だったに違いありません。
しかし、夫が帰ってきたのは物言わぬ変わり果てた姿でした。
交通事故に遭ったのです。夫は横転した車から投げ出され即死しました。

お家にはまだ30代の夫の友人たちがたくさん集まっていました。
皆、奥さんと同じように悲しみ、奥さんを励ましていました。
納体袋に包まれた夫の傍には、おじいさんが茫然と座っています。
納体袋のチャックを開け、お顔を確認すると・・・額が割れ、片目を見開いた夫が泥だらけで横たわっていました。
大きな体を袋ごと浴槽の担架の上に運びます。
そして、傷の確認をしながら全身をきれいに洗っていきます。
お身体はほとんど無傷なのに対し、頭部の損傷はひどいものでした。
後頭部は陥没し、頭蓋骨は粉々に割れ、そこからは肉片や脳がはみだしています。泥だらけのお顔や髪をきれい洗い流し、頭部をシートで包みます。
ご用意してくださったお洋服に着替え、ニット帽をかぶせ、頭のシートを隠します。
額の傷は綿花で埋め、肌色テープを貼り、その上からワックスで肌を作ります。
開いていた目を閉じ、折れた歯を綿花で作ってお口を閉じます。
元通りには程遠い姿であったに違いありません。
それでも、皆さん、きれいになったと喜んで下さいます。
ショックが大きすぎるからと、別室でお待ちになっていた奥さんとお子さん達も傍にいらっしゃいました。
お別れが出来ました。
ちゃんとお顔を見て頂きながらお別れが出来ました。
手を握り、声を掛け、最期の時間を共に過ごすことが出来ます。

いつもと変わらない朝が、最後の朝になる可能性は誰にでもあります。
ハンドルを握る手は慎重に安全運転を心掛けなければなりません。
今日が最後の朝にならないために。


angel0425 at 10:36コメント(1)悲しみ 

2018年03月09日

小さなレディ

7fdc322f.jpg小さな身体には、たくさんの点滴の痕がありました。
6歳の少女は懸命に病と闘いました。
そして、短い人生の幕を下ろしました。
次に生まれ変わって来る時には、人一倍丈夫な身体を頂けるはずです。

少女はお人形のように可愛らしい姿で眠っていました。
可愛らしいピンクのパジャマに真っ白な肌。
生え始めた永久歯を覗かせて少し口を開き、大きく目を開いていました。
その目はお人形のように潤んだ瞳でした。
ドライアイスで冷えたお身体を、ご家族と一緒に温かいタオルで拭いてあげます。
たくさんの点滴の痕が手の甲、足の甲、首元・・・あちこちにたくさん残っています。
頑張りました。本当に頑張りました。
少女にはアナと雪の女王のドレスを着せてあげます。
足はがに股に広がり、手は曲がったまま麻痺しています。
それでも、痛くない様にそっとドレスを着せてあげます。
お母さんやおばあちゃんと一緒に、大切に大切に着せてあげました。
お化粧は普通にして欲しいとのお母さんの要望で、大人の女性と同じようにお化粧してあげました。
小さなレディの出来上がりです。
少女は走ることも、歩くことも出来ませんでした。
言葉を発し、自分の意志を伝えることも出来ませんでした。
ただ一つ、嬉しいと足をバタバタする事だけが少女の感情表現だったそうです。

小さな身体で、よく頑張りました。
小さな身体で、よく我慢しました。
今度、生まれ変わったら、人一倍丈夫な身体に生まれ変われるはずです。
今度、生まれ変わったら、たくさん走ったり、笑ったり泣いたり、大きな声で叫んだり・・・
たくさんの事が出来るはずです。


angel0425 at 10:26コメント(0)悲しみ 
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