2004年08月22日

この後、岩隈と安藤の出番は無し?

 今日のアテネ五輪日本代表は、ホスト国ギリシャと戦いしました。
 序盤、小笠原(日本ハム)の適時打で1点を先制するも、中盤まで無得点の拙攻に苦しみます。
 後半に入った7回に打線爆発しました。先頭の和田一(西武)が中安打で一塁に進み、藤本(阪神)倒れ、福留(中日)が右翼席に2ラン。次の宮本(ヤクルト)も中安打を打ち、高橋由(巨人)がだめ押し左翼席に飛び込む2ランで勝負を決めました。
 その裏に清水が右翼席へのソロ本塁打を打たれますが、失点はこの1点のみ。後を岩瀬、三浦、小林雅の継投で、6−1の圧勝でした。
 打線に関しては、概ね問題ないと思いますが、ピッチャーに若干不安な選手がいます。オランダ戦を1回2/3で交代された岩隈(大阪近鉄)と、オーストラリア戦を中継ぎ登板して3失点の安藤(阪神)です。決勝、準決勝で中継ぎ登板させるつもりなら、ほぼ勝ちが決まった8回と9回に調整登板させても良かったのですが、そうしませんでした。あくまでも勝利にこだわり、いわゆる“長嶋ジャパン勝利の方程式”に従った継投です。岩隈は先発なので仕方がないとしても、安藤は中継ぎです。この場面で使わないと使う場所なんてないですよ。
 準決勝、決勝は当然一発勝負。投手は、一番調子の良い選手を使うのが常識です。岩隈と安藤を見ていると、お世辞にも調子が良いと言えません。特に安藤は、シーズン中の悪いところが見事に出ている印象があります。阪神ファンのちさとさんには残念ですが、試合の展開によっては、もう安藤の出番はないかもしれません。  

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2004年08月17日

岩隈くん炎上、でも勝ったのは……

 今日未明のアテネ五輪野球・日本−オランダ戦は、「ここは千葉マリンスタジアムですか?」と言いたくなるほどの強風の中始まりました。
 日本の先発岩隈くん(近鉄)は、初回にミリアード、キングセールと2連打をくらいランナー一三塁のピンチから、次のコフィーの二塁ゴロから先制点を取られました。しかも、懸念されていたボークまで取られて……。その裏に2死一塁から城島(ダイエー)が左二塁打で同点。岩隈くんの調子はちょっと悪いけど、取られた取り返せばいいのですよ。
 と、気楽に考えられたのは一瞬でした。強風吹き荒れる中、初めてオリンピックという大舞台の先発マウンドに立った緊張もあったのでしょう。岩隈くんは、制球が定まりませんでした。2回表は、先頭のバレンティエンを三振に仕留めるも、その後2安打2四死球で1点勝ち越し。1死満塁、小笠原(日本ハム)がコフィーの一塁ゴロを処理しきれず、併殺崩れでさらに1点献上。次のアドリアナをストレートの四球で1死満塁になり、ピッチャーの交代を告げられました。
 しかし、交代した石井(ヤクルト)が好投。黒田(広島)もロングリリーフして8回まで0点。野手は5回裏に押し出し四球で勝ち越し。そして、8回には、あの……じゃなくて藤本(阪神)が、シーズン中でも滅多に見ないだめ押し2ランホームランをライトスタンドへ。阪神ファンのちさとさんが「キタ━━━ヽ(≧▽)人(∀゚ )人(≧▽≦≡≧▽≦)人( ゚∀)人(▽≦)ノ━━━!!」と叫ぶ声が聞こえそうでした。
 結局試合は、先制点を取られるも、打線の奮起と好継投で0点に抑え、9回を岩瀬で締めて3−8の逆転勝利。オランダは格下だと思っていましたが、これからはいかなる相手も侮ることなく、日本を勝利へ導いていかなくてはいけませんね。

追記
 といいますか、オランダ側にメンバー表記入の不備があって、それに中畑ヘッドコーチが抗議し約25分間の試合中断。主審の他にオフィシャルも巻き込みますが、抗議は通らずもうぐだぐだでした。

参考ニュース
逆転勝ちの日本、中畑ヘッド炎の猛抗議!(SANSPO.COM)
岩隈大乱調、アタフタ日本を藤本が救った(SANSPO.COM)  
Posted by angel_hearts at 23:00Comments(0)TrackBack(0)