今日のアテネ五輪日本代表は、ホスト国ギリシャと戦いしました。
序盤、小笠原(日本ハム)の適時打で1点を先制するも、中盤まで無得点の拙攻に苦しみます。
後半に入った7回に打線爆発しました。先頭の和田一(西武)が中安打で一塁に進み、藤本(阪神)倒れ、福留(中日)が右翼席に2ラン。次の宮本(ヤクルト)も中安打を打ち、高橋由(巨人)がだめ押し左翼席に飛び込む2ランで勝負を決めました。
その裏に清水が右翼席へのソロ本塁打を打たれますが、失点はこの1点のみ。後を岩瀬、三浦、小林雅の継投で、6−1の圧勝でした。
打線に関しては、概ね問題ないと思いますが、ピッチャーに若干不安な選手がいます。オランダ戦を1回2/3で交代された岩隈(大阪近鉄)と、オーストラリア戦を中継ぎ登板して3失点の安藤(阪神)です。決勝、準決勝で中継ぎ登板させるつもりなら、ほぼ勝ちが決まった8回と9回に調整登板させても良かったのですが、そうしませんでした。あくまでも勝利にこだわり、いわゆる“長嶋ジャパン勝利の方程式”に従った継投です。岩隈は先発なので仕方がないとしても、安藤は中継ぎです。この場面で使わないと使う場所なんてないですよ。
準決勝、決勝は当然一発勝負。投手は、一番調子の良い選手を使うのが常識です。岩隈と安藤を見ていると、お世辞にも調子が良いと言えません。特に安藤は、シーズン中の悪いところが見事に出ている印象があります。阪神ファンのちさとさんには残念ですが、試合の展開によっては、もう安藤の出番はないかもしれません。