2008年03月12日

「鳳リーとチョコレート工場」〜冶葉・番外編5〜

vチョコ3編の行方v

カカオマス学長先生から、チョコよしゐと兄アンダンテのことを聞かされたわたしは、それからの学生生活を、チョコホースの研究に賭けることにしました。2年間かけて、手に入るチョコというチョコ全てを食し、あらゆる文献にあたってみましたが、先行研究というものがあまりにも少なく、途中何度も挫折しそうになりました。

わたしをなにより悩ませたのは、洛陽一の蔵書数を誇る「洛陽図書資料館」の閉鎖でした。数年前、洛陽伝統の放火祭の厄払いとして、いわゆる稀覯本の類も一緒に焼却されてしまったのです。

ほうかさい・・・なんという悪しき伝統なんだろう。

チョコに関する様々な本もこのときに一緒に処分されたものと考えられ、卒業論文の結論づけの決め手になるような資料がどうしても見つからなかったのです。

チョコ学を究めるために避けては通れない3つの書物・・・すなわち『チョ古書』『キャラメル大図鑑』『チョコ英雄伝』を「チョコ3編」といいます。どれもいまでは入手困難な名著です。Amazonで探しても出回っているはずもなく、途方に暮れていました。この広い世界のどこかに残存するともしれない3つの書物!!せめてどれか1つでも目にすることができれば、わたしの卒論は学界を震撼させるものになるに違いない!!なにより、わたしに課せられた謎を解く糸口になるかもしれない。

卒論提出の締め切りが1週間後に迫ったある日のこと、本気で行き詰まってしまったわたしは、気分転換に歓楽園を訪れていました。

行き詰まり













ここに聳え立つ「チョコレー塔」は、チョコ道を極めたものだけが踏破できるという伝説の塔です。わたしなんかはまだ足元にも及びません。今までは畏敬の対象でしかなかったのですが、藁にもすがりたい一心で訪れてみたのです。

美人発見




















入り口に綺麗な女性が立っています。

チョコ女:このチョコレー塔になんの御用ですか?

やよ:わたしは天下第一製菓の末裔で冶葉といいます。天下第一製菓の再興という祖母の遺志をついで、洛陽製菓学院で学んでいるものですが、「チョコ3編」が見つからず、途方に暮れているのです。

チョコ女













やよ:それでは、あとの2つ『キャラメル大図鑑』と『チョコ英雄伝』は、自分から探さずとも、出会える運命にあるということですね??

チョコ女:はい。卒論には間に合わないかもしれませんが、ゆくゆく目にすることができるでしょう。あなたの行く先々にチョコの祝福がありますように。

やよ:ありがとうございました!!すぐに華山派に向かいます。

     ・
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華山派周辺



















やよ:わたしは、華山派に伝わる『チョ古書』を求めてやってきました。

門番:ここはあなたのような者が来るところではありません。立ち去りなさい。

やよ:そういうわけにはいきません。わたしは自分の使命を全うするためにここに来ました。クエでもなんでもやりますから見せてください。

門番:では聞きますが、あなたは受付嬢ですか??

やよ:えw

門番













やよ:わたしは一介の学生にすぎません。

門番:むむ・・・そうでしたか・・・(彼女でもなかったのかぁ;;まぁこの子まだガキんちょだもんな〜俺はもっと色気のある妖艶なのが好みだからな〜)

やよ:ともかく事は急を要します。あ、そうだ。この人に言われてここに来たんですよ。

チョコ女の写真











門番:(あら〜vめちゃタイプやん)こ、この女性はど、ど、どこにいるんですか??

やよ:お教えしますから、代わりに『チョ古書』をほんの少しでよいので見せてください。

門番:うむ・・仕方ないですね。ほんのすこしですよ・・・。


わたしは、華山派門番をうまく丸め込んで、ついに『チョ古書』との対面を果たしたのです。


チョ古書











『チョ古書』【(書名)ちょこしょ】

その序文によれば、紀元前105年、千代古甘萬侶(ちょこのあままろ)によって献上された最古のチョコ書である。
巷間に伝承されていた「チョコ王の系譜」「古い伝説」を千代古甘萬侶が書き記し、編纂したものとされている。
『チョコ史』のような勅撰の正史ではないが、序文にブルーム王が、「きのこの山を撰録し、たけのこの里を討覈して、偽りを削り、カカオの実を以て、後葉に流(つた)へむと欲(おも)ふ」と詔していることから、勅撰と考えることもできる。
『チョ古書』は、帝紀的部分と旧辞的部分とから成り、『きのこの山編』が、初代皇帝から第13代皇帝までの名、皇帝の后妃・皇子・皇女の名、およびその子孫のチョコ製作者など、このほかチョコの種類・風味・賞味期限・原材料・製法・工場所在地、およびその治世のチョコザイな出来事などについて記している。『たけのこの里編』は宮廷内・民間に伝わるチョコ逸話・伝説、チョコ名家やチョコの起源に関する話をまとめたもので、同じ頃書かれたものである。
本文はいわゆるチョコ語(チェコ語ではない)を主体とし、正確にかつ効率よく記述することで悩んでいた編者・千代古甘萬侶の涙ぐましいまでの苦心の跡がみられる。


この『チョ古書』の概要だけで1つの論文になってしまいそうな壮大な内容!!わたしは、門番が鼻の下を伸ばしている間に、1ページ残らず撮影し(違法行為)、華山を後にしました。

残された1週間、わたしはこの『チョ古書』を、なにかにとり憑かれたかのように読みふけり、とうとう卒論を書き上げることができたのです。(つづく)

angel_yayo at 01:55│Comments(4)TrackBack(0)鳳リーとチョコレート工場 

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この記事へのコメント

1. Posted by ほーかさい   2008年03月12日 02:18
キタ━━━━━━━━━(・∀・)♪+.゚

こ・・・これは・・・。
長きに渡る鳳チョコ執筆史における傑作記事な予感@p@

真面目に目が覚める出来だと思いますwいつものしっかりとした文の中に、アンさんや妖紫さんや小薇さんのセンスがミックスされた感じw(自分のセンスは入ってないのかって?あ!入ってなかったから良い出来なのか・・・そうか_ノ乙(、ン、)_)

鳳チョコの命運を握る番外というか、裏本編なのでよろしくですーw
2. Posted by 真理   2008年03月16日 18:52
そのセリフーーーーーーーw

どこかで見た気が
( *´艸`)プププ♪
3. Posted by やよ→しゃちょう   2008年03月18日 13:38
そこまで褒めていただけると、がんばって書いてる甲斐があります(・∀・)ノ

はやく本編につなげたいなぁ・・・ノ(´д`*)
4. Posted by やよ→真理さん   2008年03月18日 13:39
けっこうやよは行き詰まることが多いのでwこれからも使わせていただきま〜す^^

真理さん自身もそろそろ登場させなくちゃね(≧∇≦)b

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