先日の
A&R日乗で書いた、Cello a.k.a. Massanからの新曲デモが到着。
Cello a.k.a. Massan
青森県三沢市出身。東京都内を中心に各地で活躍中の実力派MC。ジャズを感じる天性のフロウ、スタイルは、ヒップホップ・シーンだけでなくクラブ・ジャズ系にも知名度、評価を高めている。02年GAGLE 1stアルバム『3 MEN ON WAX』(FILE / NEXT LEVEL)にゲスト参加。03年自身のミニ・アルバム『SING』をリリース、04年にはASAYAKE PRODUCTION「OTO-NO-HOSOMICHI」(HIGH CONTRAST / HCR-9613)に参加、05年2月、満を持してWSFF2102とのコラボレーション「ウラクラ」を先行7インチ・リリース。
WSFF2102のエイジくんに“ノーダウトな才能”として紹介されて(←そんな風には言ってないけど)、もう何年が経つでしょうか。その間に何度かライヴに足を運び、彼の自主制作のアルバム『
SING』を聴き即ZEROで扱い、WSFF2102『
Overdub The River』に「
ウラクラ」で参加してくれたりと、これまで間接的には関わってきました。
自作のトラックに、チェロのごとく中低域を活かした声、シルクのようにスムースでボクサーのように軽やかなライムのフロウ(ラップだけでなく、歌も)。見た目&聞いた目ゴリゴリのハードコアなラップには全くリアリティを感じない(それ自体を否定はしません)僕にも、彼の音楽はスッと入ってきました。それこそ“ラップを聴いている”なんてことを意識させない、音楽作品としてのクオリティ、そして志の高い作品――。
そんな彼から、「新曲をエンジェルズ・エッグからリリースしたい」と言われ、びっくりはしたものの、すごく嬉しかったです。
そんなわけで届いたデモ。これがまたこちらの予想を大きく裏切る内容でさらにびっくり&嬉。
彼曰く「ボビー・ブラウンな感じ」なのだそうだけど、あまりR&Bを通っていない僕からするとSpacekなんかに通じる密室浮遊ソウルなトラックと、彼のラップと歌を行き来する声が最高に気持ち良い曲です。
カップリングの曲は、なんとバラード。でも全く違和感ないし、赤面もしない、あまり聴いたことのないタイプ。
最終的な仕上げ(楽器&歌を録り直し&ミックスダウン&マスタリング)をして、7インチで夏前にはリリースできるでしょうか。新しい価値観、スタイルを提示できるかと思います。とにかくお楽しみに!
そうそう、それに合わせて、WSFF2102 feat. Cello a.k.a. Massanのラバダブ・スタイルでのライヴ(04年)音源もCD化して流通させる予定です。
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Cello a.k.a. Massanインタビュー
posted by: angels_egg at 21:09│
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A&R日乗