MARC GAUVIN
Nadja
2006.04.26 OUT
11trks CD /
16Pフルカラー・ブックレット / DDCA-5033 / \2520 (tax in)
フランス発ブリストル行き
ムーンフラワーズやポーティスヘッド周辺と交流を持ちながら、これまで3枚のアルバムを発表してきたフランス人ブリストリアン、マーク・ガヴァンの最新作。タミー・ペイン、ジム・バー(ポーティスヘッド)、ピート・ジャッジ(オーガネルズ/ビッグ・フィッシュ)ら、ブリストル屈指のプレイヤーがサポート。ブリストルとフランスの退廃ムードが絶妙のバランスでミックス。
01.
Nadja
02.
Ce qu'elle sait
03.
Le chanteur qui s'taille
04.
En France
05.
Turnham Green Street
06.
J'vois des mirages
07.
Gros Popof
08.
Dors bien darling
09.
Relations Publiques
10.
Un ete
11.
Un bel appatrement
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購入 DISC SHOP ZERO特典付
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MARC GAUVIN
Marc Gauvin(マーク・ガヴァン)
■フランス北西部ブルターニュ地方出身。95年「どうにか自分の言葉をダンスさせたい」とブリストルへ向かった彼は、THE INVISIBLE PAIR OF HANDS(IPOH)と出会い、中心人物であるJim Barrと
Jesse Morningstarと出会う。以降、IPOH周辺のサポートを経ながらアルバムを3枚制作し、ワーナー・フランスから発表している。
■エンジェルズ・エッグからは2000年に、KAMA AINA(青柳拓次/LITTLE CREATURES)とのスプリットで7インチ『
TROPICALIA 2000』をリリースしている。
■ALBUM →
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Maline Cloe(3984-27114-2 / EW 868)1999
Maline Cloe 2nd edition(8573-81917-2 / EW 868)2000
La Femme Legere(8573-89586-2)2001
Les Tam-Tam De L'amour 2002
■SINGLE
Ukelele w/ THE RAINBOHEMIANS(MFSBAE043S)2000
■APPEARANCE
La Balancoire by THE INVISIBLE PAIR OF HANDS
JIM BARR 本作のプロデューサーで、ほとんどの作曲も手掛けている
■90年代の初めからブリストルのジャズ・シーン活動をスタートし、PORTISHEADのライヴやPeter Gabriel、UP, BUSTLE & OUT、
THE BIG FISHなどのアルバムで演奏する実力派ベーシスト。Tammy Payne(SMITH & MIGHTY)とのJUKESのアルバムは英Twisted Nerveからリリースされ、ソング・ライターとしても高い評価を獲得。エンジニアとしても
ORGANELLESやGOLDFRAPPなどの作品で手腕を発揮しています。
■Tammy Payneとのもうひとつのユニット
SISSIのアルバム『The Voice Of The Ocean』は5月25日発売(DDCA-5035)。
アルバム『Nadja』について
■フレンチ・テイストのライトなステッパーズ・レゲエで幕を開ける通算4作目は、彼の持ち味である繊細な囁き系ヴォーカルにこれまで以上に焦点をあてたもの。シンプルで美しいメロディーと、得意な言葉遊びが散りばめられた歌詞。60年代のゲンズブールや、ブラジルのトロピカリズモへのオマージュを感じさせるアレンジは、現代的なコンテクストを踏まえつつ、上品かつキッチュ。嫌みのない異国情緒も漂わせ、センスの良いユーモアに溢れています。
■アートワークはビッグ・フィッシュ『レディ・トゥ・イート』を担当した、人気ファブリック/陶器ブランド〈ART HOME〉のデザイナー
北山笑理。アーティスト本人の「音からイメージを広げてもらいたい」という希望から歌詞は掲載せず、1曲ごとにひとことの言葉と北山によるイラストが添えられます。
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CLUB CULTURE JAPAN レビュー http://www.clubculture.jp/diskreview/
フランス発ブリストル行き、バランス感覚に優れたポップス
マーク・ガヴァンの4作目。生楽器の温かみを最大限に活かしつつも、その中に確実に流れているグルーヴ。凝ったサウンドプロダクション。フランス語ならでの独特の歌詞のイントネーション。フレンチポップスかと思いきや、それだけでは終わらない面白さがこの作品の中にぎゅうっぎゅうに詰め込まれている。バックを支えるのはポーティスヘッドのライブメンバーなどブリストルの凄腕ミュージシャンと聞いて大いに納得。ジャンルの枠に縛られるのが嫌なこだわりを持つユーザーに是非聞いてもらいたい作品。日本盤のブックレットには面白い仕掛け(と素敵なイラスト)があり、視覚的にも楽しめる作品にもなっている。