★『TROPICAL FISH』レヴューby ROB SMITH

SMITH & MIGHTY、MORE ROCKERSとして“ブリストル・サウンド”の誕生と進化に貢献し、現在もRSDなどの名義で先端を探究しているROB SMITHから、FLYNN AND FLORA presents TROPICAL FISH『COLD WORLD』のレヴューが届きました。

本作はブリストルで最上級のふたりによるとてもクールなプロジェクト。FLYNN & FLORAは、後に世界中のインスピレーションの源となるアンダーグラウンド・サウンドのパイオニアだ。
FLYNNのFRESH 4との初期の活動は、ブリストルを地図に載せることに貢献した。そしてここに収められた曲たちは、エッジーでビタースィートなサウンドにより傾いている。興味深いカット、スクラッチとB-BOYスタイルを盛り込んだ、リズムとメロディ、そして思慮深いプロダクションに満ちている。
聴いている間、ブリストル・サウンドの脈絡を隅々にまで含んでいる、色んな風味に触れることができるだろう。
ANDY SCHOLES（HENRY & LOUIS）、T-ROXS（ブリストルのパーティMC）、そしてCARRIE HANCOCK（現在はMAD PROFESSORとレコーディングしている）が参加。英国西部からのもうひとつの最重要作品だ。
―――ROB SMITH

（前略）ここに懐古的なニュアンスはなく、むしろ80's流儀のエレクトロがダブ・ステップに後ろからブチ込んだような“Breakdance”のように、かの地のサウンドシステムを震わせた音像が無限に輪廻している様子をモダン&ビューティフルに実証する仕上がりなのだ。（中略）……ちょっと格好良すぎる。煙たい。ヤバイ。
―――出嶌 孝次（bounce）


（前略）これがまた激スモーキーなダウンビート作品！ ああ、やはり僕にとってのブリストルとはモア・ロッカーズと彼らなんだなと改めて実感。（後略）
―――DJ INZA

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