ミステリブックエンド

2006年02月27日

ジェローム・チャーリン三部作

チャーリン1チャーリン2チャーリン3

 

 

 

 ジェローム・チャーリン
 『ショットガンを持つ男』 Blue Eyes 1975 
番町書房 if Novels12 1977.5
 『狙われた警視』 
Marilyn the Wild 1976 
番町書房 if Novels21 1977.8
 『はぐれ刑事』 Education of Patrick Silver 1976  番町書房 if Novels28 1977.12
 版元は主婦と生活社内に一時期あった。この叢書、新作に関してはチャーリンのシリーズの他には目ぼしいものはなかったと思う。
 この三冊、探せば、まだネットオークションなどで手に入るようだ。価格も高騰はしていない。
 新装版を出す価値は充分あるが……。
 『北米探偵小説論』増補決定版(インスクリプト刊) 788-798p 参照



ango at 08:58|Permalink

2006年02月20日

フェアウェル・ソング

chan1chan2レイモンド・チャンドラー
『さらば愛しき女よ』 Farewell, My Lovely 1940  HPB247 
 この本はバラバラになっているので、裏表紙が喪われ、奥付はない。表紙だけはかろうじて剥がれた状態だが残っている。
 周りの連中が読みまわした頻度におうじて痛んでしまった。
 ペンギン版は映画化記念だったと思う。
 ロバート・ミッチャムのマーロウは悪くなかった。ただし「二十年前ならね」とため息をつきたくなるところも……。じつをいえば、この映画、シャーロット・ランプリングのヴェルマがすべて。あとはどうだって良かったのだ。
 『北米探偵小説論』増補決定版(インスクリプト刊) 417-420p 参照

 Goodbye is too good word babe, so I just say Farewell.

さらば愛しき女よ



ango at 09:24|Permalink

2006年02月19日

ウールリッチ=アイリッシュ

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 コーネル・ウールリッチ『黒衣の花嫁』 The Bride Wore Black  1940  HPB103  1956.2 黒沼健訳
 ウィリアム・アイリッシュ『妄執の影』 HPB186  1956.11 黒沼健訳
 ウールリッチ=アイリッシュ本は、『暗闇へのワルツ』以外ほとんど全部そろっているはず。
 あと創元推理文庫の短篇セレクション、および『夜千』があるが、こちらが主力。
 夢中になって集め読んだ。再読する機会はないし、何かを語りたい欲求もよみがえってはこない。
 読んでいるときからワンパターンは鼻についていたのだけれど。

踊り子探偵―コーネル・ウールリッチ傑作短篇集〈2〉



ango at 09:24|Permalink

2006年02月18日

ハーレム探偵小説

4a06718f.jpg チェスター・ハイムズ『狂った殺し』 The Crazy Kill  1959 HPB1136  1971.2
 『イマベルへの愛』 For Love of Imabelle  1957  HPB  1971.4
 一時期、映画化作品は特別カバーがついていた。頑固に造本スタイルを変えないシリーズとしては珍しい。この二点だけ残っている。
 ウールリッチ『暗闇へのワルツ』も、トリュフォー映画『暗くなるまでこの恋を』公開を期に、再版が出たが、惜しいことにだれかに持っていかれてしまった。ジャン=ポール・ベルモンドカトリーヌ・ドヌーヴのカバーだった。
 ハイムズ作品翻訳は、この頃がピーク。角川文庫版でも何冊かがあった。
 本国ではまだ復刊があるようだが、こちらでは、雑誌にときどき短篇が載るくらいだ。
 『北米探偵小説論』増補決定版(インスクリプト刊) 575-578p 参照

The Harlem Cycle: A Rage in Harlem; The Real Cool Killers; The Crazy Kill
The Harlem Cycle: The Big Gold Dream; All Shot Up; The Heat's on



ango at 08:49|Permalink

2006年02月17日

『赤い収穫』『ガラスの鍵』

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 ダシェル・ハメット
『赤い収穫』
 1929  HPB102 1954.6 3版
『ガラスの鍵』 1931 HPB169 1956.9 3版
 この版では、あまり活用していない。
 ハメット作品は他に、
  『デイン家の呪』 236 1975.10 再版
 短編集『探偵コンティネンタル・オプ』586 1975.2 再版 
      『悪夢の街』642 1961.6
 『北米探偵小説論』増補決定版(インスクリプト刊) 122-135p  270-272p 参照 

ガラスの鍵
ハメット短編全集 (1) フェアウェルの殺人
ハメット短編全集 (2)



ango at 08:46|Permalink

2006年02月16日

旧版オビ 第二ヴァージョン

6def208b.jpg 文庫化作業を進行中。資料をまた探したりする必要が出てくる。
 このオビもどこかに行方不明だったが、「頭脳練成」のコピーといっしょに再発見。
 ゲラにチェックを入れていたら、あちこちに誤記が見つかって……。トホホ。
 固有名詞がけっこうあって、これは諦めもつくけど、引用の間違いになるとお手上げのものがある。図書館で原本を筆写し間違っていたら、もうダメです。昔はコピーなんて手軽にできなかったからね。
 増補版作製のさいに完璧を期したはずなのに。諸行無常の響きあり、だな。
 三分の一でこれだ。全体ではどうなるものやら。
 書いたときより疲れる気分。


ango at 09:14|Permalink

2006年02月15日

闇のなかの犯人当てゲーム

頭脳2頭脳3

頭脳1

 

 

 

戦時下の頭脳練成の記録
 『北米探偵小説論』増補決定版(インスクリプト刊) 426p 参照
 坂口安吾「真珠」 (『文芸』1942.6)
 大井広介「頭脳練成」 (『現代文学』1942.1)
 平野謙「平野探偵の手記」
 みなそれぞれ自分の的中率が一番だったと自慢している。さてどなたの言い分が正しいのか。
 ,覆鼻安吾による証言は有名なので割愛。
 △蓮◆峺渋緤験悗琉童たち」 (『文学界』1955.9)にも同趣旨の回想がある。事実に近いと判断して、こちらを引用した。
 は平野謙全集13から。



ango at 09:12|Permalink

2006年01月28日

虚無への供物、いと少し

虚無1虚無2虚無3

 

 

 

 

 

 

 



 塔晶夫『虚無への供物』初版  講談社 1964.2
 布装の立派な本だが、保存状態はあまり良くない。帯もだれかに失くされてしまった。
 口絵裏に「ーその人々に」という献辞がある。意味がわかったのは、ずっと後、西陣五番町に住んでからだった。
 もう一点は、異色作家短編集15『嘲笑う男』月報から。
 『北米探偵小説論』増補決定版(インスクリプト)913.915p参照

虚無への供物



ango at 08:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)