平成19年にアフリカのタンザニア沖で雌のシーラカンスが捕獲された際、体内で見つかった稚魚のゲノムを解読。普通の魚類にはなく、哺乳類や爬虫類などの陸上動物が持つタイプの遺伝子を多く持っていることが分かった。ゲノムのサイズはヒトに匹敵する約27億塩基対もあった。
遺伝子配列の比較から進化の過程を推測した結果、シーラカンスと陸上動物は一緒に魚類から分かれたことが判明。その後、シーラカンスだけが陸とは無縁の道をたどった。
シーラカンスは、ひれの根元に手足のような太い骨があり、陸上動物との関連性が指摘されていた。
遺伝研の藤山秋佐夫教授(ゲノム科学)は「魚類と分かれたときに働いた遺伝子を調べれば、陸上進出に関係する遺伝子が見えてくるだろう」と話している。⇒rank
ソース msn産経ニュース 2011.12.28
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111228/scn11122814160001-n1.htm
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