仙台往診専門動物病院 「移動アニマルクリニック浜口」  

仙台唯一の往診訪問専門の動物病院です 少しでもみなさんに知っていただきたくブログやってます よろしくお願いします

仙台唯一の往診専門動物病院です
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先日下記のようなニュースがワイドショーなどで取り上げられ
話題になりました
 日頃ペットショップ(生体販売、サロン)やブリーダーさんと関わることが
多い獣医師として活動している立場として、
触れずにはいられなかったので
批判覚悟で今回話題にしてました。

 内容はペットショップの店員が販売用PR動画の撮影中に、
うまく撮影できないことから仔猫の胴体を鷲掴みにしたり、揺さぶったり、
声を出して怒ったりしているのを見たお客が動画を撮影し、虐待映像扱いで
自身のSNSに店名付でアップしたというものです。

記事内容
ペット店員が子猫をわしづかみ、揺さぶり... 動画に「虐待」批判→運営会社が謝罪
https://www.j-cast.com/2018/07/19334175.html

投稿者のコメント
ペットショップのアルバイト従業員が写真を撮るために猫を乱暴に扱って懲戒処分される
https://togetter.com/li/1248373

実際この記事は患者さんに聞いたもので、動画映像は見てません(もう削除されています)
から、どんな扱いをしていたのかはわかりませんが、
最初はこの投稿者に腹が立って仕方がありませんでした!

 でも、この投稿者も正々堂々と主張し顔出しでツイッターやってるし、
単なる陰湿なキチガイという訳ではないみたいですね。
 
 ココからは個人的見解を書きます
仔猫を鷲掴み→幼い動物は首から背中のところの皮がダブついています
          これは、母が子を移動させるときにくわえやすくするために
          こういう構造をしています。
          体を鷲掴みではなく首根っこを掴んでいたならば、これは正当
          な抑え方です。
           あと猫は触られることを凄く嫌うタイプが多いです
          仔猫のときでも例外ではなく、抱き上げると大騒ぎする子もいます
           そういう猫を押さえるときは力ずくで押さえないと、
          こっちが怪我をしてしまうこともありますので、少々手荒な感じに見えて
          しまうこともあるんです。

嫌がってるのに写真や動画を撮る
        →仔犬や仔猫の可愛さ知ってもらうために、写真や動画をアップすることは
          販売戦略としてはとても重要だと思います。勿論店舗に行って見ることが
          最重要かもしれませんが、ペットを探してる方が気軽に動画で確認できる
          というのは、決断の助けにもなりますし、良いサービスではないでしょうか?
           ただ、相手は幼い動物ですから「動かないで!」といっても難しいし
          可愛さをアピールできる動画をとることはとても大変でしょうね。
           この店員さんも余った時間に気軽に撮影していればなんの問題も
          なかったのでしょうが、業務中の多忙な中でのノルマ撮影だったのでしょうか?
           少々あせりや苛立ちがでていたんでしょうね。
           これはサービス業として失格ですよね。
          たかが写真や、動画撮影じゃないですか?
          そんなことより笑顔で接客!
           こうすれば問題はなかったのでしょう。

投稿者が店員さんに「こんなことしたらかわいそう」と注意したら
「1時間も撮ってるですよ」と返答された

    →お客さんに対してこの対応はマズイかもしれません
     ただ、この投稿者の注意に「申し訳ありません」といってますから非を認めてる訳だし、
     そこは一先ず引き上げてもよかったんじゃないでしょうか?
      収まり効かないなら、後日お店の責任者の方に直接抗議すればいいことです

      
 ここまで読んで下さった方は、「お前はペットショップのまわしモノか!」と思うかもしれませんね
確かに私はペットショップ寄りの考えになりがちです
 そんなをともふまえて 
言わせてください!
 
 大切な売り物を粗末に扱ってなんの得がありますか!
このショップは関わったことはありませんが、私が今まで関わってきたペット関連の事業者さん
たち(生体販売、サロン、ブリーダ)は決して命を粗末や乱暴に扱ったりはしてませんでしたよ!!
 皆さん一生懸命世話や体調管理、お手入れなどをしてます!!
少しでも動物の体調が崩れ気味だったりすると、どんな小さなことでもすぐに私に相談してくれます
 

 この投稿者さんのSNSを拝見しましたが、かなり動物好きで、書いていることも的を得てる
と思います。
でも、アップ→実名拡散の前にもっとやるべきことは無かったのでしょうか?

 そしてお店のほうも、写真や動画を1時間も撮らせるのやりすぎですよね
1時間もそんなことしたら、疲れちゃっていい写真撮れるハズがないです!
 それがもしノルマだったなら言語道断です。
でも、売れなきゃ意味がないのが生体販売、努力の空回りをしちゃいましたね
 ただ、適度なストレスは丈夫な精神を作るために必要なことなので、そんなに
弱いもの扱いをする必要はないと思います
 
 最後に
持ち方が乱暴だということが、虐待では?と言ってますが
これは大きなお世話です!

 首を絞めるとか、叩くとか、餌水を与えない、便尿を片付けないという行為ならともかく
  持ち方が悪いということだけで、虐待というのは明らかにおかしいです!!
 その動物の安全な押さえ方は毎日世話をしている人が一番知ってます。

  その人が作業をしやすいように押さえてることのどこがいけないんですか?

これだけは強く言います!!!

 何でもかんでも虐待だの、訴えるだのって
いい加減にしなさい!!
 そんなことを言う人が増えてるから、何をするにも同意書を書かされる世の中に
なってるんですよ!!! 
 
 
この投稿者さんがクレーマーかどうかは定かではありませんが、
一部の動物愛好家がモンスター飼主になって、
住みづらい世の中にしていることは間違いありません
 
私はモンスターには絶対に屈しません
あくまで、飼主さんと心と心の信頼を気づき続けるよう今後も本音で活動し続けたいと
思っています
 
*今回の記事の動画は見てないため、あくまでも想像の中で意見を書かせていただきました。
 ただ、このことでペットショップは虐待集団みたいにマスコミや世間に傷つけられるのが
 耐えられなかったので批判を覚悟で書きました。
  
                                    浜口 純
 
 

         
            


こんな言葉をよく聞きます

つまりは延命させて苦しい状態を長引かせるのはかわいそうだから

治療はしたくありません


ということです

 
 重症時の治療には大きく分けて2つあると思います

.完治することを目標に病気と闘うタイプの治療

.完治は望めないが、その都度苦しい部分に投薬して

 苦痛を取り除くタイプの治療

 

1は、手術や抗がん剤治療などが例としてあげられ、「闘病」という言葉が適切では

 ないでしょうか?

 闘病というだけあって、困難に立ち向かいながら完治や寛解(一時的に治ること)

 を目指して、動物自身にもがんばってもらう必要があります。

2は完治を目的とするものではありません。

 延命とよばれることが多いですが、
 我々は「終末医療」という言葉を使います

 これは、苦しいところを治療して少しでも苦痛を和らげ、穏やかに日々を

 過ごせるように配慮するのが目的となります。

 

当院に相談がくるケースはほとんどが2になります


例として、
「かかりつけで手術入院等してきたが、
いったんは良くなったもののまた再発してしまって、
これ以上できることはないといわた」というものが挙げられます

 そういったとき、私はまずどういった最後を迎えたいか?ということを確認します

「安らかな最後をむかえさせてあげたい」
といわれた場合は終末医療の説明を行います。

でも、治療=かわいそう という風になってしまっている方も多いので

結構説明に時間がかかるものです。

 「苦しませるような治療はさせたくない」
「できるだけ自然に逝かせてあげたい」

といわれますが、

終末医療の治療は苦しむことを防ぎながら、
最後まで全うさせるものですので、
苦しませるような治療ではなくラクにさせてあげる治療です。

動物というのは、苦痛を取り除きながら最後まで全うさせてあげれば、
苦痛を伴う時間はそれに応じて短くなるものです。

 

 また、「自然に逝かせてあげたい」という願いは、

治療しないで安らかに看取ってあげたいという意味でしょうが、
これはまず無理です

 自然に逝かせるというのは、
なにもしないで苦しい状態で最後まで見届けるというものなので、
絶対に苦しがります


なにも治療しないで安らかに・・・なんて
そんな都合のいいことあるはずはありません


 ただ飼主さんによっては、治るかダメかというところにしか
興味を示さない方がいるため、
治療=闘病というイメージになっているのでしょうね

 

 終末医療は当院で最も重要な業務です

この終末医療の重要性をこの先もどんどん伝えいくことは私のテーマになります

 

PS:最近安楽死の依頼が増えてきまして、2016年のブログ記事よりちょっと誤解を招く

 見解を示す飼主さんが出てきておりますので、改めて追記させていただきました

 詳しくは2016年11月14日の「安楽死追記」の記事をみてもらえるとありがたいです

 

                         移動アニマルクリニック浜口

                                 浜口 純


 
今回のテーマはハエです。

これからの梅雨~夏にかけて大繁殖する嫌な虫ですよね~


 このハエですが、以前記事にしたように肉食系の種類のものは

弱った動物に卵を産みつけ、その幼虫(ウジ)が弱った動物の体に喰いついて
栄養をとるために筋肉に入りこんできます。

そのうち筋肉に穴が開きその中に大量のウジが寄生して、
最終的には弱りきった動物はウジに喰いつかれる痛みに悲鳴を上げながら、
衰弱死してしまいます


 このハエですが、ダニよりもはるかに身近に存在し、
しつこさも強いと思うのですが、
なぜか大量発生に対する対策がありません

 には蚊取り線香をはじめ、バポナ、キンチョールなどさまざまな発生対策が

ありますし、フィラリア予防薬を飲ませたらペットに悪さすることはないですし、

当院で扱ってるフォートレオンというノミマダニ滴下薬は、

蚊が寄り付かなくなるという機能もついています。

 ダニは産卵時に動物の血を吸って栄養を蓄えるのが目的で、
一定期間寄生して満足したら離れていきます。
血を吸ったときにその口から細菌やウイルスが入り込み

それが悪さをすることはありますが、

基本的にダニ(マダニ)は、血を吸うくらいで
動物には傷みを伴うことはありません

 このダニはマダニ予防薬を使えば近づかなくなります。

その他のダニも接触時にアレルギー性皮膚炎を起こす子もいますが、
とくに無害です。

ダニアースみたいなダニの駆除薬もありまよね

 一方ハエにはそういった対策アイテムが乏しいです

うちのマンションのゴミ置き場もハエが凄いですが、

ハエ取りテープ(粘着テープ)が吊り下げているだけですし、

コバエホイホイというものもありますが、所詮コバエですし・・・

 虫コナーズというアロマオイルの発生するタイプのグッズは、

多少ハエがこなくはなりますが、屋外では効果がありません

 

まとめると

 蚊やダニ血を吸うということはありますが、動物の個体に直接傷みを伴う

ような危害は加えてはきません。

 
 しかしハエは、ウジとして動物の肉に喰いつきます
そして激痛がはしります

 それなのに、蚊やダニの対策グッズやアイテムや予防薬は豊富なのに、
ハエの対策グッズは皆無です・・・
ペットコーナーにもハエの対策グッズはありません

 

 蚊はフィラリアになりますし、
マダニは血を吸ったり病原体を運んできたりはしますから、
確かに予防は必要なものです。

 でも、外飼い老犬にとっては、一番怖いのは絶対にハエです!!


なのに、ハエに関する対策グッズはありません

 歳をとってきた外飼いの動物(犬、猫、時にはウサギ)で少しハエが周りを飛んでいる

ときは、ウジ寄生のカウントダウンです

 対策が無い以上、室内飼育に切り替えるしかないです


外飼いだから臭いや汚れに抵抗が・・・
というときは当院はシャンプーや毛刈りのサポートをいたします

 

 ハエウジに寄生されて苦しんでる状況は最も苦しいラストです


多くの飼主さんはそのまま安楽死を希望されます

 

蚊取り線香やコバエホイホイを置いている場合ではありません

 外飼い老犬の最大の敵であるハエに備えて、
いち早く室内飼いに切り替えてほしいです!!!


とくに腫瘍をかかえてる外飼い犬は狙われますよ~~~


             移動アニマルクリニック浜口

 

 

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