ホットメッセージ

2011年02月22日

ペット、悪質ネット販売−栃木県、業者の処分検討。

 ペットのインターネット販売のトラブルが相次いでいる。栃木県は、劣悪な環境で猫を飼育し、ネットで販売していた県内のペット販売業者を、動物愛護管理法違反の疑いがあるとして、猫では全国初の動物取扱業登録の取り消し処分を検討している。こうしたトラブル急増を重く見て、環境省も犬や猫のネット販売規制に乗り出す方針だ。

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 関係者によると、栃木県は22日にも、同県鹿沼市でペット販売仲介業などを営む女性の登録取り消し処分をする方針だ。動物愛護管理法(動愛法)で定められたペット売買の記録やその保管をしないまま、少なくとも22匹の猫を販売。同様に、定められた変更届を出さずに、転居を繰り返した疑いがある。

 県によると、この業者をめぐっては、2008年ごろから県外も含め、各地から「ネットで購入した猫が衰弱している」「約束の血統書が付いてこない」などの売買をめぐるトラブルがあり、苦情が寄せられていた。10年には地域住民から「不衛生な状態で猫を飼っている」との通報もあったという。

 県は20回以上の立ち入り検査を実施。記録の管理の徹底や、トイレの清掃、クーラーを修理し猫の部屋を適温にすることなどを求め続けてきたという。

 かつてこの業者が取り扱う猫が掲載されていたネットのサイトには、この業者への注意を訴える「被害者の会」の文章と連絡先が載っている。会の代表の女性(64)によると、既に四国や北陸、関西地方などから10件ほどの被害の相談があったという。

■国、規制強化へ
 トラブルの背景には、動物取扱業の登録のしやすさと、飼育の現場やペットの状態を見せないまま販売が可能なネット販売の問題がある。

 自治体により違いはあるが、動物取扱業は基本的には事業の責任者の氏名や事業所の所在地などを記載して申請すれば登録できる。氏名が実名かなどの確認もしていないという。行政から注意を受けて自主廃業したとしても再登録できる。取り消し処分が出ても、2年たてば登録申請が出来る。

 環境省がネット販売規制の対象として考えているのは、ネット上に犬や猫の写真を掲示して購入者を募り、電話などによる説明だけで、実物とは一度も対面させないまま販売している業者。客の購入前に必ず犬や猫と対面させ、特性や飼い方の説明を義務づける方向で、動愛法の改正も視野に検討を進めている。

 環境省の調査によれば、ネットオークションだけでも07〜08年の2年間で犬計1万2641匹、猫計1887匹が落札された。このうち何匹が対面しないで販売されたかは把握できていない。
ネットを主とするペットの通信販売をめぐっては、購入者側と販売側がトラブルになるケースが急増。国民生活センターのまとめでは、犬や猫などを中心に00年度の71件から、09年度には329件に増えた。犬や猫にとどまらず、「プレーリードッグを買ったが、届いて2日で死んでしまった」「『飼いやすい』と言われて買ったフクロウがなつかなかった」といった訴えもあった。トラブルの広がりを受け、環境省は中央環境審議会の小委員会で対応策を検討、3月をめどに規制の概要を固める。

ネット販売の規制は動物愛護団体が求めているほか、ペット小売店などでつくる全国ペット協会(事務局・東京)も「購入後のフォローが十分にできない」と規制に賛成。一方、ペットのネット販売サイトを運営する業者からは「繁殖家から消費者へペットを直接譲り渡しており、動物愛護の観点から理想的。まず禁止すべきは(ペットにストレスを与える可能性がある)ショップの陳列だ」と反論があがっている。

(朝日新聞2011年2月22日付)

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2011年02月14日

政党も動物愛護を政策に。

「犬ネコ殺処分ゼロへ動物愛護」
 国内で飼育されている犬やネコは約2200万匹。今やペットは大切な家族の一員です。一方で、飼い主のいない30万匹に迫る犬やネコが殺処分されている厳しい現実があります。
 公明党は2006年の動物愛護管理法の改正で、動物虐待への厳罰化などをリード。命を大切にする社会を実現するために、公明党は犬やネコの殺処分ゼロをめざします。
 また、犬が自由に走り回れるドッグラン施設の整備なども進め、ペットとともに暮らす優しさあふれる地域づくりを推進します。
                            (公明新聞2月13日付け3面より)

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2011年02月07日

[イベントのお知らせ]

『 協 働 で め ざ す 殺 処 分 0 』

日時:平成23年2月12日(土)14:00〜17:00
会場:立川市女性総合センター・アイム
入場無料(定員180名)

〔第Ⅰ部 講演会〕                            
演題1.「殺処分ゼロに向けた取り組みと組織づくり」
講師:熊本市動物愛護センター 
所長 松崎 正吉氏
演題2.「協議会の取り組みと組織運営」
講師:熊本市動物愛護推進協議会
熊本市獣医師会
会長 松田 光太郎氏

〔第Ⅱ部 パネルディスカッション〕
テーマ: 「動物問題の共通認識から地域猫まで」
熊本市ボランティア代表(熊本市動物愛護推進協議会 副会長)
動物愛護推進員 西川 真里子氏
パネリスト:松崎 正吉所長、松田 光太郎会長、西川 真里子副会長ほか

〔熊本市動物愛護センター・熊本市動物愛護推進協議会について〕
「殺処分0」の課題にチャレンジするため、行政、地域住民との協働による、熊本方式での昨年度の成果は、殺処分数、2009年度(収容中の病死などを除く)は、僅か犬1頭、猫6頭である。全国では、年間30万頭以上が殺処分されている。
熊本市では、炭酸ガス処理機による、苦しい窒息死処分は全く行われておらず、麻酔薬での安楽死による。 熊本市動物愛護センターでは、犬や猫を安易に引き取らず、話を十分に聞き、再考を促すべきケースかどうかを判断し対処している。 また、熊本市獣医師会、動物取扱業者団体などで構成する、熊本市動物愛護推進協議会も、同じく「殺処分0」をめざし、熊本市動物愛護センターと協働で犬の譲渡会など様々な活動を展開、今年度「第2回日本動物大賞」を受賞した。
同市では、動物愛護推進員の活動も活発で、譲渡、啓発イベント開催、地域猫活動、動物取扱業者の自主研修と多岐にわたり、推進員活動においても全国トップレベルとの声も高い。 これら先進的活動により、しばしばテレビ放映され、見学者が絶えないなど全国的に注目されている。

問合せ:A.L.I.S

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2011年01月10日

ALIVE(地球生物会議)からの催し物お知らせ。

【東京都文京区】勉強会★
1月14日(金)18:30〜21:00
文京シビックセンター5F会議室A
講師:小島望氏(川口短期大准教授)

【静岡県浜松市】パネル展
1月15日(土)〜16日(日)10:00〜16:30
浜松市総合産業展示館2Fクラフトフェア会場
(浜松市東区流通元町20−2)

【兵庫県姫路市】パネル展
1月23日(日)10:30〜17:00
姫路駅地下道(JR、山陽電鉄)

【神奈川県藤沢市】動物実験・勉強会★
1月29日(土)13:00〜16:00
資料代(参加費)500円
かながわ女性センター第一研修室
(神奈川県藤沢市江ノ島1−11−1)

【東京都渋谷区】ワークショップ★
2月5日(土)10:30〜12:00
ルナローマ
(渋谷区本町3)

★印は、事前の申し込みが必要です。
詳しい問合せは、ALIVE事務局へ。
TEL03−5978−6272


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2010年09月23日

小笠原の自然保護、駆除ノネコの里親探し。

 金網越しに小さな体をすり寄せ、すき間から入れた指をペロペロとなめた。7月末、東京都稲城市の新ゆりがおか動物病院。「おかちゃん」は黒いトラ柄に白い手足、長い尾が特徴の雌ネコだ。推定で生後4〜5カ月。1000キロ離れた小笠原諸島・父島(東京都小笠原村)の山中で捕獲された。

 サッカー・ワールドカップで日本代表が活躍した直後だったので、当時の岡田武史監督のニックネームを拝借した。鼻の傷跡に、飼いネコにはないたけだけしさがのぞく。「僕にはまだなれてないんだけど、このままうちにいてもらおうかな」。おりをのぞき込んだ小松泰史院長(53)が話しかけた。

 ヤシ科のオガサワラビロウが傘のような葉を幾重にも広げて生い茂る父島南部の山林。7月6日、かご状のわなにかかったおかちゃんは、体を小刻みに震わせていた。近づくと突然、攻撃的になる。地元の自然ガイド、原田龍次郎さん(57)は手慣れた様子で「そんなに怖がるなよ」となだめ、かごを布で覆った。

 大陸と地続きになったことがない小笠原。ノネコなどの外来種の多くは人が持ち込んだものだ。自然保護目的とはいえ、それらの駆除には反対意見もある。ネコのような愛玩動物ならなおさらだ。「だからここではネコの幸せも考えるんだ」と原田さんは言う。

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 それは1本の電話から始まった。「ノネコを安楽死させる方法を教えてください」。05年6月、現地のNPO法人「小笠原自然文化研究所」で鳥類の生態を研究する鈴木創さん(45)は思い悩んだ末、受話器を取り、東京都獣医師会に相談した。直前に母島でカツオドリの繁殖地にノネコが侵入しているのを確認。父島でも天然記念物のアカガシラカラスバトが襲われている危険性が指摘されていた。「手を打たなければ絶滅は時間の問題だ」と思った。だが、電話口の獣医師は依頼をきっぱりと断り、逆にこう提案した。「そこまで決心したなら、こちらに送って。ネコも救おう」

 それが小松院長だった。「言ってはみたが、こっちも半信半疑。凶暴なノネコが簡単になつくとは思えなかった」と打ち明ける。だが最初に送られた雄ネコのマイケルは今、丸々と太り、おとなしく小松院長の腕に抱かれている。これまで捕獲された約160匹は、都内70ほどの動物病院や一般家庭で飼われている。

 「なぜ小笠原のネコだけ守るのか」。そんな批判もある。全国では毎年20万匹以上のネコが殺処分されているのだ。小松院長は言う。「みんな悩みながらやっている。これがベストではないし、ワーストでもない。自然や命を考える一つの通過点になればいい」

(毎日新聞9月21日付より抜粋)


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