〜LA DOLCE VITA〜

イタリア雑貨店・元店主のつぶやき

オススメ<映画・本・芸術>

誤読のイタリア、と寺社の花

アニマータをやめてしまったことや、
コロナ禍だからというのもあるけれど、
何よりなかなか痛みから解放されないことで、先々の自分の姿のイメージが描きにくいことが大きくて、引いては悲しいことにイタリアへの思いも随分変わってしまった。

日々楽しみにしていたイタリア在住者の方々のブログやSNSもほとんど見なくなってしまったし、現状のニュースにもここ数か月目を通していない。
もちろん、イタリア語の学習欲も推して知るべし。

今年発売されてすぐに購入したのに、読みたい欲が日に日にしぼむ中、今、斎藤幸平氏の”人新世の「資本論」”を読んでいて、テーマはすごく興味深いのだけど見知らぬカタカナ専門用語の連続や、脱成長なんて絶対無理じゃん、とつい無力感に襲われてなかなか先に進めず、そんな時に軽い読み物をはさんでみようと手に取ってみたら、あっという間に読み終えた。

20210925a
プーリア州出身の著者はまだ35歳ながら、ローマの大学で日本文学を研究し、奨学生として東京外大や東大に留学、今は翻訳家として活躍されているだけに、完璧な日本語で非常に読みやすいエッセイだった。
いわゆるステレオタイプのイタリア人やイタリア料理に対するイメージとは、実際違うよという話。
内容的には目新しい発見はなかったけれど、今まで現地で出会ったイタリア人たちを思い浮かべては、確かに確かに、と納得したり、ま、人によるよね、と当たり前のことを思ったり。
また、敬語に関するくだりでは、逆に日本語の奥深さを思ったり。(だから、外国人が日本語をちゃんと話すのを見ると本当に尊敬する)
あとは、私がイタリアを愛した理由のひとつに、私とは真逆で言いたいことをちゃんと言って情緒豊かな彼らは羨望の対象で、時に短所には苛立ちと憎しみを募らせ、常にココロをかき乱す存在だったからだった、と思い出したりw

恋愛関係のくだりで、イタリア人は情熱的だという内容の中に出てきたイタリア語の諺に「Lontano degli occhi,lontano del cuore」という一文が紹介されていた。
目から離れると心も離れる、という意味なんだけど、まさに今の私とイタリアだ。
21年前にアニマータを始めて10年くらいは、寝ても覚めてもイタリアのことを想い、全てを投げ打ってでも住みたいと願っていたくらい大好きだったのに。
せめて、痛みが和らいでいる瞬間だけでも、また元気にあの町々を闊歩する自分を思い描いて、今のイタリアを追いかけるかな。

それにしても、眞子さまにはこの諺は通用しなかったようで・・


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続・初秋の花めぐり。
いつも美味しいお水でお世話になっている梨木神社は、境内中が萩一色。
あいにく少〜し見頃を過ぎてしまったのと、花が小さいのであまり映えないのが少々残念ではあるけれど。


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こちらも、知る人ぞ知る萩の寺、出町柳駅そばの常林寺さん。
やはり少し枯れ気味で〜 ススキが秋らしさを演出。

20210925b
意外だったのが、西陣界隈の妙蓮寺さん。
門前の彼岸花に目が留まって近づくと、大ぶりの芙蓉の花がてんこ盛り。つられて初めて足を踏み入れたら、広い境内には白にピンクの芙蓉があちこちで満開だった。
まだまだ知らんとこありますな〜




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「すぐ死ぬんだから」

20210824
今年1月にメルカリで買って、”近々読む本のコーナー”に並べたままだった「すぐ死ぬんだから・内館牧子著」をなにげに手に取り、ぱらぱらと読み始めたら止まらなくなって2日で読了。(つい先日文庫本が出たみたい・・)

タイトルがちょっと衝撃的だし、帯に”新・終活小説”なんて書いてあるのに買ったのは、ちょうどその頃、脚腰の治る見込みのなさを悲観して、人生観を見直そうと思ったからかもしれない。

主人公は78歳の女性、ハナ。
自営の仕事や子育てで60代まで見た目を全くかまってこなかったけれど、実年齢より老けて見られたことで奮起して外見を磨くようになり、自他ともに若くておしゃれで美しいと認められるほどに。ところが、夫が倒れてから思いもよらない人生の変転が・・

ハナの毒舌ぶりは痛快爽快。共感したり同調する点がいくつもあったり、え?!と驚く展開にのめり込む一方、途中、あまりのハナの毒さにややうんざりもして読むのやめよか・・と思ったりもしたけど、その先が、いい。面白い!
人間って、いと可笑し。

私はハナよりは20以上若いけれど、40代終盤から目が見えにくい、集中力が切れやすい、物忘れがひどい・・など一気に加齢を感じつつもなかなか現実を受け入れがたく、「みんな同じ」という言葉なんかなんの慰めにもならなかった。更年期の症状にも苦しみ、同年代には症状が出ない人も一定数いて、彼女たちの心ない言葉に傷ついたりもした。それらに抗うように、まだまだ体力があることを誇示するかのように走って走って、それが直接の原因ではないけれど、今では情けない有様に・・
今もまだ明るい展望が見えずに沈んだままだけど、ハナのように達観するにはまだまだ青くて若造だけど、ちょっとだけ元気がもらえたかな。
とりあえず、自分の外見に対して意識を高くもつことについては大いに賛成派。

個人的には、ハナと同い年の義母に読んで欲しいんだけど・・
義父が3年ほど前に亡くなってから、まさにちょっとしたセルフネグレクト化していて、淋しいアピール、心配してほしいアピールばかりで、自分の人生なのに人任せ。なんでも年だけのせいにして、まさにハナが最も嫌う年寄りそのもの。
私はと言うと、この30年間のチリツモ感情も加わって心底ガッカリ。そこそこきれいな顔立ちだったのにすっかり辛気臭くなってしまった顔が直視できず、脚腰を理由に数えるほどしか手伝いに行かず、基本オット任せにしている冷酷な嫁だ。さらに、自分達の母親のそんな現状を打開することもなく先延ばしにしているオットと義妹にもイライラ。はぁ・・ つい愚痴がぁ・・

人生100年時代って、やっぱりいろいろ恐ろしい。




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辻仁成さんの人となりにちょとはまる

6月中ごろ、たまたまNHK BSで「ボンジュール!辻仁成 春のパリごはん」を観た。
辻さんの作品で読んだもの・・・正直に言うと、かれこれ20年も前に出版された「冷静と情熱のあいだBlu」のみ。(何度も読んで何度も泣いて随分ハマったなぁw)
なので、本当にたまたま見かけたので観た、んだけど・・・

パリ暮らし20年。17歳の息子さんとの2人暮らしは8年目。
その息子さんのために作る普段のごはんづくりをメインに、パリでの暮らしの様子、海の近くの別宅のこと、コロナ禍で色々と奮闘する1人のアーティストの顔・・などを自撮りや身内の撮影などで終始リラックスした雰囲気で綴られた、温かい番組だった。

それ以来、彼の人となりに魅了され、日々辻さんのTwitterを見ては、様々なテーマで毎日、日に何本も書かれる日記も読んでいる。(おはようとおやすみ前のつぶやきも、時にしみる)
他にも音楽やもちろん作家としての仕事もある中、さすがに文章を書くプロ。どの日記も実に読み応えあり。1つの物語のようにテンポよく流れる息子さんはじめ登場人物との会話に笑ったり涙したりしんみりしたり、父親としてアーティストとして齢60を超えた1人の中年として、様々な葛藤を抱える姿がとても身近に感じるものだったり、はたまた冷静な視点で欧州のニュースを検証、考察されているものだったり。

直近では、”ヴェネツィア日記”というカテゴリーが新しくたった。
次の小説の舞台がヴェネツィアで、その取材のために数日滞在されていたのだ。
冷静と情熱〜ではフィレンツェとミラノが舞台だったけど、イタリアが登場するのは実に20年ぶり。
辻さんならでは視点で撮られたヴェネツィアの美しい写真にうっとりすると共に、辻さんの中で徐々に物語の構想が積み上げられていく過程が伝わって、新しい小説へのワクワク感も一層大きくなってくるというものだ。

そして、長らく見てなかったマイ本棚の奥の方をごそごそと・・・

あった!!!

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何度も読み返したとは思えないほどきれいな状態で保管されていた(笑)

フィレンツェのドゥオーモのクーポラに実際に上って、2人の再会のシーンを妄想したのは私だけではないはず(笑)
20年経って、また違う感じ方をするかも知れないし、久しぶりにまた読んでみようと思う。他の作品も読みたいな。何がいいだろう・・

ちなみに、次の作品も江國香織さんとの合作、かも??


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続・あじさいと、締めはパニーノ

去年は春以降、コロナと腰痛情報ばかりに気を取られ、正直ゆっくり読書をする余裕がなかった。
今年に入ってからは、諸々諦めモードというか達観モードで、現実逃避も込めて1か月に2〜3冊を目標に(それでも少ないが)。今月はもう3冊読んだぞ👍

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遅ればせながら、今はまっているのは”原田マハ”さん。
随分前に読んだ「一分間だけ」も泣けて泣けて感動したもののハマるまではいかなかったが、久々に手にした「本日は、お日柄もよく」で激ハマリ。
それからは、「たゆたえども沈まず」「独立記念日」「まぐだら屋のマリア」、そして、この「旅屋おかえり」と順調に読み進めている。

各物語のプロット自体ももちろん秀逸だけど、彼女の言葉の描写はいつも、ややこしくてこんがらがった私の思考を解きほぐしてくれる。そして、出てくる人は、みんなやさしい。

昨日読了した「旅屋おかえり」では、自分のイタリアの旅について多くの気付きをもらった。
買付けの旅と称した過去40回近い旅は、もちろん自分の仕事も兼ねながら、趣味も兼ねながらも、なかなかイタリアまで行けないからと毎回旅日記を楽しみにしてくださっている方たちに向けての想いもかなり占めていたなぁと。
なのに、行けない体になってしまって・・(涙)って、また負のループになっちゃうわ

「一分間だけ」「まぐだら屋のマリア」「旅屋おかえり」は、涙腺崩壊必至なので、出先で読まないことをオススメしますww

さて。
週末ライドで、京都プチプチ旅の巻〜〜

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続・紫陽花の祭典。本日は、東山区の智積院へ。
金堂の裏手に実は大きなあじさい苑があり、しかも、無料
智積院は、紅葉の名所でもあり、ゆえに青もみじも素晴らしい。
ここのお隣の大学に4年も通いながら、京都に住むまでそんなことちーーっとも知らず。ま、そんなもんです。

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東福寺の通天橋を、臥雲橋(がうんきょう)から望む、の図。
新緑の雲海がみごと。
この臥雲橋は東福寺三名橋の1つで、100%木造。とても風情あり。

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東福寺塔頭、光明院へ。
昭和の作庭家・重森三玲の手による枯山水庭園「波心庭」を眺めながら、呆ける、の図。
気温が上がると苔が茶色になってしまうらしく少々残念だったけど、この立石達の並び方がユニークで、観る場所によって表情も変わり見ていて飽きない。

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またパンじゃ〜〜!!

(上)東福寺にほど近い”ぱんなり。”さんのイートインスペースにて、古代米・健幸食パンセットをいただいた。自分で焼くのもなかなか楽しい。各種バターやジャムなど選べるトッピングもいい。
(下)御所東のイタリアンレストラン、IL PIANOさんがいつの間にか閉店していて、その後にOPENした”御所DeLino”さんで、茄子とミラノサラミのパニーノと、ガトーショコラをテイクアウト。
他にも、レバーパテやラザーニャなどテイクアウトメニューがどれも美味しそうだし、アルコールが解禁になったらランチにも来たい!外でプロセッコも飲みたいの〜

さて、次の京都プチプチ旅は、どこ行こう。

     

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イタリア映画祭2021

長らく映画館に行っていない。

どの映画館も、緊急事態宣言下の休館以外、ちゃんと感染対策を講じたうえで常時開館されているので行く気になれば行けたんだけど。

番組や誰かのblogなどで「これ観たい!!」と目に留まった作品の、劇場と時間までチェックするのに、いざ行こうとすると途端に億劫になって、上映期間が終わるとなぜかホッとする。<ヘンナヤツ

春の恒例イタリア映画祭が今年も始まった。
去年は東京も大阪も会場での公開上映を断念、11月になってオンライン上映に切り替えられた。
オンラインかぁ〜とぼやぼやしているうちに終了してしまった

今年も、ちょうどGW期間中上映予定だった東京は、緊急事態宣言下でまた中止に。
大阪は6月5日と6日なので、今のところは実施予定。
ただ、東京の中止が決まってほどなくオンライン上映も決まり、只今新作絶賛配信中。

決算作業も無事に終わったので(万歳!!)、日中100分くらいはデスクの前でぢーっとできるww

まずは、ちゃんと視聴できるかの確認も含めて、無料の短編映画を2本観る。
そのうちの「あなたの不幸はわたしの幸せ(IO SI TU NO)」は、なんと「いつだってやめられる」シリーズのシドニー・シビリア監督の作品だ。贅沢〜

たった12分間だけど、高学歴にもかかわらず就職難にあえぐ若者(グレタ・スカラーノもリーノ・グアンチャーレももう若者じゃないと思うけどたちの必死さを描く、シビリアワールド全開のコメディで、面白くて2回観た。

そして、新作の中から選んだ最初の1本は、「靴ひも(Lecci)」。
好きな俳優が3人も出ているから。アルバ・ロルヴァケル、ルイジ・ロ・カーショ、そしてジョヴァンナ・メッツォジョールノ。
lecci
内容は・・・ちょっとしんどい。
どこの夫婦、家庭にでもまま起こりうることながら、闇が深くて怖い。
靴ひもは家族を結びつけるものではなく、ただただ縛り付けるものだった?

体が元気じゃないとついネガティブモードに陥るもんで、やっぱりコメディ系を観た方がいいかも。
それにしても、ジョヴァンナ・メッツォジョールノの印象が激変で驚いたのは私だけ?(笑)

ほんとはスクリーンで観るのが好きだけど、デスクのまま観られるのはやっぱり楽チンすぎて、特に迫力を求める内容じゃなければオンラインでもいい気がしてきた。
映画業界にとってはこの流れはどうなんだろう。
でも、このイタリア映画祭に関して言えば、東京・大阪近郊以外の方も思う存分観られるいい機会と言える。

イタリア語の授業に行かなくなって1年以上、イタリアにも1年半行けてないし、たまーにメールする以外使う機会がめっきり少なくなってしまった。
ヒアリングはまだ少しは大丈夫。でも、きっともう話せない。


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大河の一滴

今を時めく吉村知事が、いつも会見の際に来ておられるミズノのジャンパー。
左胸にはEXPO2025のロゴが入っていて、右胸には、ついこの間まで大阪マラソン2020のロゴも入っていたはずなんだけど・・・

いつの間にか、消えてる
やっぱり無理かぁ・・(今現在、4月に受付け開始だったエントリーが延長状態)

既に、例年11月に開催される大会の一部も早々に中止を決定しているし、少なくとも年内いっぱいはどの大会も厳しいだろう。
当日、何千人何万人ものランナーが参加すること自体もさることながら、ボランティアさんや地域住民の方々、ランナーのもしもの時のためにスタンバってくださる医療従事者の方々・・など多くの方々のご協力なしには成り立たないということ、更には大会の何か月も前からの準備にも自治体含めて多くの方々が関わってくださってるということなどなど、どう考えても今の状況では数か月先にこれらがクリアになるとは思えない。

こんなイチ市民ランナーでさえ、自分の力が試せる大会の見通しが立たない・・と思うだけでブルーなのに、貴重で短い青春ど真ん中にいる中高校生たちが、総体や高校野球中止と言われた時のつらさ、悔しさたるや察するに余りありすぎる

日本での感染者数が目に見えて減って、自粛も解除されつつあり、AFTERコロナというかWITHコロナと覚悟を決めて動き出したはものの、様々な問題に直面してなかなか気持ちが上がりにくいのが現実。
今できることをやるのみ!!
って、言うは易く、心からそう思って行うはとても難しだ。
それでも、前に進むしかないんだけれど。

200523
そもそも春になると断捨離をするのが恒例になっていて、
今年も決算作業が終わった後、バタバタといろんなものを片付けた。
古着は、区のリサイクルステーションでの受け入れがいったん中止になってしまった。
古着の大半がアジア諸国などへ輸出されてリユースされるのが,今はそれができず受け入れ拠点が満杯になってしまったから。(全国的にそのようですね)
(それとは別にプラごみも、随分前から中国が受入れをストップしたことで日本で溜まりにたまっているという報道もあったけど、その後どうなっているんだろう、この作業に意味はあるんだろうかと思いつつ、せっせと分別するしかない現実...)

書籍は、ブックオフに出すものが100冊ほど出た。
その区分け作業の中で、久しぶりにまた目を通そうと思ってよけておいたり、オットが買って私が未読のものだったり、新たに買ったりで、計13冊をこの自粛期間の間に読むぞ!と思っていたけど結局まだほぼ手付かずで・・とほ(ちなみに「おもしろ雑学552」はなんと30年前発行のものww。今でも通用するか興味津々

この中で、今この時に読んでおきたいと最初に手に取った「大河の一滴」。大ロングセラーですが未読です(恥)

「人はみな大河の一滴」
はい。まだほんの40頁で.... 
心して読みます。


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結局観てきたカラヴァッジョ展

毎週くっちゃべってるだけで全然上達しないのに、惰性で通い続けているイタリア語スクールですが、年に1回ちょっとしたセミナーを授業の代わりに企画してくださることがあり、今回は、なんと、大好きな”カラヴァッジョ”

阿倍野で1時間半ほど「永遠のカラヴァッジョ」と題した講義を受けた後、あべのハルカスで絶賛開催中のカラヴァッジョ展のチケットが配布され、個々に鑑賞に行くというもの。ラッキ〜♪



というか、例の札幌展での作品遅延を受け、その後も成り行きを見守っていたら、大阪展での目玉になるはずだった「ホロフェルネスの首を斬るユディト」と「瞑想するアッシジの 聖フランチェスコ」の2点とも来ないっていうじゃーないですか。
もういいや!と思っていたらこの企画。しかも、セミナーの講師が、カラヴァッジョ研究者として名高い宮下規久朗先生。

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2010年頃に購入したこの画集の著書でもあり。(前夜これで予習済み)

開口一番、(今回、帰属作品含めて一応10点とされているカラバッジョ作品の中で)「真作は2.5点です」と言われ、唖然。
(2.5点とは、ボルゲーゼ美術館蔵「執筆する聖ヒエロニムス」(大阪展のみ)と「洗礼者聖ヨハネ」、残る0.5は個人蔵「悲嘆にくれるマグダラのマリア」(大阪展のみ)(ルーブル美術館蔵「聖母の死」の習作。大阪展の目玉の代わりになった「法悦のマグダラのマリア」は数多あるコピーの1つとか)

多少のショックを覚えつつも、カラヴァッジョの特異な人間性から時代考証、同時期の画家達の作品紹介も織り交ぜながらの先生独自の辛口解説は、非常に興味深くて面白かった。

20200208b
そっか、この2点は違うのかぁ・・(まだ戸惑ってる
真か偽か、自身の目で確かめる?(そういわれればそんな気も・・って一般ピープーはその程度だけど)

でも、カラヴァッジェスキ(カラヴァッジョ絵画に影響を受けた画家たちの総称)の常連さん達の作品も見どころありで、よい機会をいただきました。あと1週間で終わっちゃいますよ〜
カラヴァッジョ展 大阪展

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残念なカラヴァッジョ展

あちゃ〜、結局来ないんですって。

<カラヴァッジョ展・札幌展 到着遅延作品 展示断念のお知らせ>

8点遅延していて、うち2点がカラヴァッジョ自身の作品です(「女占い師」と「瞑想する聖フランチェス コ」)
現場の方々は大変だぁ。。

8月の開催時に「到着遅延」のニュースを見て、イタリア人の夏休みは仕事にならないからねーと思っていたけど、そういうわけではなかったのか

カラヴァッジョ好きなもんで、年末からの大阪展(あべのハルカス美術館にて)に行こうかと思っていたけど、未見の2作品が来ないんじゃなぁ・・・(札幌展と名古屋展のみ、という作品もちらほら

なら、ローマ(いずれもカピトリーノ美術館蔵)に観に行けば?って言われそうだけど、いつになるやら。

caravaggio
2010年に没後400年記念でローマで開催された時も見ごたえがあったけれど、2017年にミラノで観たこの企画展↑↑も素晴らしかった。。

大阪展までに和解して届きますようにww


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映画と桜で心を鎮める

先週からコンピュータが絶不調でトホホのほ。。
買い換えてからまだ1年半しか経ってないのにー
ネットショップやってるくせにITリテラシー低めだけど、頑張って復旧したった どやっ多分だけど

そんなさなか、珍しく今月は2本も映画を観てきてしまった。
京都シネマさんが名画リレーで最終作を上映してくれたおかげで、やっとこのシリーズが完結。

smettere

落ちこぼれインテリたちによる奇想天外、痛快コメディ「Smetto quando voglio:いつだってやめられる」の3部作。
日本での上映は一昨年と去年のイタリア映画祭が最初で(2回とも行けず)、その後ミニシアターで、しかもばらばらで期間も1週間くらいしかなく、タイミングが難しくて第1部から順に観るのがなかなか大変どしたヮ・・
はースッキリした。

高学歴で優秀な頭脳を持ちながらも不遇な状況下にいる研究者達が、それぞれの才能を思いがけない方向で活かしていくという、イタリアが得意とする風刺コメディです。
日本でも、大学への助成金や研究開発予算の削減問題がよく取り沙汰されているので、単純によそさんの事とは思えないし、更にイタリアというお国らしさも相まって、ツッコミどころも満載、まさに痛快逆襲劇!でした。
既に3部作コンプリートDVDも発売されてますけど〜ww



あと、こちらも気になっていたので・・
greenbook
粗野で無教養なイタリア系用心棒と孤高の黒人天才ピアニストの旅を描く、実話を元にした作品です。
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部が舞台で、テーマは非常〜〜に重いのですが、旅の中で様々なトラブルが起こるたびに二人の心がどんどん変化する様が、、泣けます。
久しぶりに長い余韻に浸れた作品でした。
もちろん、見る側の立場によっては賛否両論でしょうけど、あくまでも、この2人の物語に拍手。


さて、京都の桜シリーズ第2弾をちょぴっとだけ。
毎年おんなじとこやん?って突っ込まんといてね〜

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平野神社の魁(さきがけ) 一気に開花が進みました<3月24日撮影>

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水火天満宮の紅しだれ桜!濃いピンク色が本当に艶やか。<3月26日撮影>

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京都御苑・近衛邸跡の糸桜(しだれ桜)もすっかり見ごろに。他の木々も開花が進み、まさに春爛漫の様相です。<3月26日撮影>


映画も桜も、ココロの保養


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あおの世界 東山魁夷展

千葉の友人が、今年春から京大に通う娘さんちに遊びに来たけど、1日バイトで暇なの〜とLINEをくれたので、烏丸御池近くのルナール・ブルーさんで一緒にランチ。

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私にしては珍しくフレンチで。
これだけのボリュームで税込み2,700円は素晴らしい。
もちろん、SONO TUTTI BUONI(全部美味しっでした

そのあと、彼女を誘ってギリギリセーフで行ってきました。
東山魁夷展  at 京都国立近代美術館〜〜

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やっぱり生で観られてよかった。。

恥ずかしながら、今回初めてこの方の存在を知りました。
どの作品も、静謐で優しくて眩しくて・・・心が洗われるものばかりでしたが、やはり圧巻は唐招提寺御影堂障壁画の数々。もうバカみたいに「すごい・・すごい・・」しか言葉が出てこない(笑)
(奈良県育ちなのに、唐招提寺すら行ったことがないかもです・・

寿命が尽きる御年90歳まで、精力的に描き続けたパワーもすごいし、作品のトーンが生涯変わらないのもとても興味深い。
”空気の色”というものを、初めて強く感じました。

京都展はあいにく明日8日までですが、この後10月24日からは東京展が、六本木の国立新美術館で開催されます。
絶対、オススメ。


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