2009年04月27日

花咲ける青少年 第4話

サブタイトル 「長き夜の明ける日」 
花咲ける青少年オリジナル・サウンドトラック花咲ける青少年 OST

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あらすじ

ユージィンの20歳の誕生日に、ヴォルカン邸を訪れた花鹿
だがユージィンはこれまでになく機嫌が悪かった。
素直な感情を示す花鹿に応えるようにユージィンは告げる。
「キミの声が好きだった。 ボクを酔わせたのはこの19年間でキミの声だけだった...」

執事の話では、不自然な様子のユージィンが今夜自殺するかもしれないと言う。
というのも、ユージィンの母・クリスティンが20歳を迎える前日に自殺したからだった。
執事は花鹿がユージィンにとって特別な存在であると感じ、ユージィンの魂を救って欲しいと助けを求めた。

ヴォルカン家の内情は複雑だった。
ユージィンの父・オーギュストは、政略結婚でクリスティンと結婚。
オーギュストには美形の弟アランがいたが、女に手が早く金使いが荒い彼を憎んでいた。
アランはその不徳のせいか、早くに事故で亡くなった。

夕食の席で、ユージィンは花鹿と結婚することはないと断言する。
それは、自分が20歳を迎えることがないから...
やはり彼は母と同じ運命を辿ろうとしていたのだ。

ユージィンは、自身の出生の秘密を知っていた。
自分はオーギュストの本当の息子ではなく、母とアランとの間に生まれた子なのだ、と...
アランはユージィンが生まれる10年前に亡くなっていたが、その数年前までは植物状態で、身体機能を維持していた。
アランを溺愛していたユージィンの祖母は、ヴォルカン家の後継をオーギュストに託すことを拒んだ。
オーギュストはアランの凍結精子を使い、アランに似た美形の息子を得たが、
それはアランを人間として認めたくないとの思いからだった。
ユージィンは9歳の時、母の日記を盗み見て、自身の真相を知ってしまったと言う。

オーギュストはアランそっくりの人間を造り上げるためだけに、
クリスティンの家系を破産寸前まで追い込み、彼女を後妻にしたのだった。

子供を身篭ったクリスティンは常に恐怖に怯え、ユージィンを出産直後に自ら命を絶った...

血の繋がっていない父を厳しく非難するユージィン。
「ボクたちは共犯者だ。 あなたとボクとで、1人の少女をなぶり殺しにしたんだ!」
これまでユージィンが無為に暮らしていたのは、人生を無駄に終えようと決心していたからだった。
母の悲鳴に苛まれ続けたユージィンは、自分を殺して欲しいと、オーギュストに銃を渡す。

クリスティンもユージィンも愛していると、床に伏して侘びをするオーギュスト。
だがユージィンは部屋を飛び出し、母が自殺を遂げた場所へと駆け上る。
話を聞いていた花鹿は銃を手にユージィンを追い、彼が向き合った窓ガラスを撃ち抜いた。

ユージィンが見ていた母の幻影は消え、力を失ったように彼はうな垂れた。
「ずっと死にたがっていたユージィンは、私が殺したよ。 だから、お前はもう死ななくていいんだ!
もう苦しまなくていいんだ。 おいで...ムスターファ...!」

両腕を広げ、呆然としたユージィンを抱きしめる花鹿。 涙をこぼしながら抱き合うふたり。
「ユージィン... 誕生日、おめでとう...!」

翌朝、ユージィンの顔はこれまでになく穏やかだった。
オーギュストはユージィンを助けてくれた礼を花鹿に述べつつ、自らの行いについて懺悔する。
花鹿はオーギュストを慰める。
ユージィンの放蕩は、自分を殺してくれる人間を探すためだったのかもしれない...
それは、父に自分を殺させるのが嫌だったからに違いない、
と...
慈愛に満ちた花鹿を、天使のように思うオーギュスト。

自宅に戻った花鹿は、他の候補者にも会うことを決意するのだった。
〜続く〜
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いやぁ、なかなかいいエピソードでしたね。
最後はリーレンまでがユージィンにムスターファが宿っているかもしれないと感じたようです。
最初は花鹿がユージィンをムスターファ呼ばわりしていたのが奇妙でしたが、綺麗な形で締めくくってくれました。


理解しがたいオーギュストの心理
しかしよくわからないのがオーギュストの行動。
アランを憎んでいたのは理解できますが、
愛していた妻に憎んでいた弟の子を身篭らせるというのは、”男の本能”とは真逆のように思います。

また、ユージィンはアランへの恨みの象徴だったはずです。
ユージィンの兄たちではなく、無為に暮らしていたユージィンに会長の座を譲ろうとした理由も明確にされていません。
(まあ、その辺りは大体予想できますが...)

クリスティンの実家を破産にまで追い詰めていたのですから、オーギュストが彼女から嫌われていて当然でしょう。
彼女の美しさに惚れたのならば、もっとまともなやり方で口説くべきでしたね。
いろんな意味で、オーギュストは「人付き合いが苦手な人間」だったんじゃないでしょうか。


聖母の慈愛
オーギュストが花鹿に礼を述べるシーンが象徴的。
懺悔するオーギュストに対し、許しを与える聖母・花鹿...のようなシチュエーションでした。
しかし花鹿が行っていたのは「罪を許すこと」ではなく、「前向きな考えを示した」だけで、
誰よりもポジティブなのが彼女の最大の魅力かもしれませんね。

(放送日 2009/4/26・深夜、BS)

公式サイトはこちら


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