サブタイトル 「episode I-IV blunder」
うみねこのなく頃に Episode1:Legend of the golden witch 2 (ガンガンコミックス)
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サブタイトル 「episode I-IV blunder」
うみねこのなく頃に Episode1:Legend of the golden witch 2 (ガンガンコミックス)
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あらすじ
絵羽と秀吉の死体を前に、騒然となる一同。
両親を殺された譲治は大声で泣き叫び、「殺してやる!」と犯人への怒りを爆発させる。
警察が来るまで客室にカギをかけておくことにした夏妃。
どこからか異臭が漂い、嘉音と熊沢が様子を見に行くことに...
居間に戻り、今回の殺人について考える戦人と朱志香。
部屋は内部からチェーンでロックされており、完全な密室だった。
犯人が部屋の外から、僅かに開いたドアの隙間から絵羽の額を突き刺したとは考えられないか?...
しかし絵羽の死体はドアから離れたベッドの上にあり、バスルームで秀吉が殺されたことの説明がつかない。
頭を傾げる戦人を嘲笑うように、説明する真里亜。
今回の事件は魔女の仕業であるとわかるように、人間にはできない事をベアトリーチェがやってのけた...
客室の扉のペイントは月の一の魔方陣で、「いかなる方法によって閉ざされた扉でも開けることができる」という意味...
様子がおかしい真里亜を疑い始める朱志香。
彼女はベアトリーチェの正体を知っていながら、それを隠しているのではないか、と...
異臭の元である地下のボイラー室にやって来た嘉音は、熊沢を残して先に中へ入る。
スイッチを入れても電灯が点かず、鉈を手に暗闇を見渡す嘉音。
周囲に次々に現われる黄金の蝶...
「親方様は天文学的に低い的中率に懸けて的中する事を奇跡と呼び、与えられる配当を魔法と呼んでいた...」
紗音を殺した犯人がベアトリーチェだと確信し、何も見えない闇に向かって言い放つ嘉音。
「地獄にてさらに千年、次の召還者を待て! ベアトリーチェっ!!」
嘉音は鉈を振り上げるが、後方からカラカラという金属音のようなものが聞こえる。
ハッと後方を振り返るが何も無く、再び彼が前を向いた瞬間、嘉音の胸に杭のようなものが突き刺さった。
ボイラー室に飛び込んで来た夏妃たち。
わずかに呻き声を漏らす嘉音。
ボイラー室には中庭に通じる扉が設けられており、戦人はそこから犯人を追おうとする。
しかし、中庭に人影らしきものは見当たらない...
源次の修理により、ボイラー室の明かりが灯る。
異臭の正体は、ボイラーで焼かれていた人間だった。
頭に杭が突き立てられた上に黒く焼け焦げ、誰の死体かもわからないような状態だったが、
6本指の足という特徴が、死体が金蔵であることを物語っていた。
だが、死体の指からは頭首の指輪が消えていた...
嘉音の手当てのために南條と朱志香がボイラー室に残り、戦人たちは居間へ戻る。
ボイラー室の階段側の鍵は常に施錠されていたが、中庭に繋がる扉には鍵が無かったと言う源次。
ある考えが戦人に浮かぶ。
最初に殺された6人のうちどれかが偽物で、実際には6人の誰かが生きているのではないか、と...
そこに南條と朱志香が戻って来る。
だが、泣き伏せる朱志香の態度が、嘉音の死を告げていた。
犯人はなぜ屋敷の中を自由に動き回れるのか?
譲治の疑問に対し、考えを述べる源次。
犯人は郷田か紗音が持っていた合鍵を使っているかもしれないと言う。
これでは屋敷のどこにいても安全ではない。
しかし源次は安全な場所があると、一同を金蔵の書斎へと導いた。
書斎のドアノブにはサソリの魔方陣が刻まれており、ここにはベアトリーチェも入って来れないと説明する真里亜。
全員が書斎に入り扉を閉めると、オートロックにより鍵が閉まる。
書斎の鍵は源次と金蔵が持っている2つだけだが、金蔵の鍵は死体から源次が回収したと言う。
絵羽たちが殺された客室に残されていたベアトリーチェからの手紙を、ようやく開く夏妃。
そこには、『我が名を讃えよ』とのみ記されていた。
戦人と夏妃に問い質され、ベアトリーチェと金蔵の関係を明かす源次。
金蔵は政略結婚で娶った妻には心を開かず、ベアトリーチェのみを愛し、彼女を囲っていた。
だがベアトリーチェが亡くなると、金蔵は彼女を蘇らせるために黒魔術に傾倒していたと言う。
金蔵とベアトリーチェの間に子供はいなかったようだが、金蔵は孤児のための施設に多額の援助をしており、
その施設からこの屋敷に何人かを集め、黒魔術の実験や生贄に使っていたという噂がある。
生贄という言葉から碑文を思い出した戦人は、書斎の壁に掛けられたベアトリーチェの肖像画の前へ。
一同は再び碑文の内容を確認する。
第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。
第二の晩に、残されし者は、寄り添う二人を引き裂け。
第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ...
「何もかも碑文の通りに進行してるじゃねえか...!」(戦人)
「まさか、お爺様は生贄の頭数を揃えるためにボクたちを呼んだんじゃ...?!」(譲治)
「『第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。』...
するとオレたちはみんな殺されちまうって事か?!」(戦人)
「キッヘッヘッヘ... 誰も生き残れなくていいんだよ...
第10の晩には黄金の郷に辿り着くって書いてあるじゃない。
与えられる宝が『全ての死者を蘇らせ、失った愛さえも蘇らせる』って」(真里亜)
碑文を作ったのは金蔵だが、彼が殺された今、それを実行しているのは別の人物のはず。
真里亜がテーブルの上に新たなベアトリーチェからの手紙を見つける。
テーブルの近くにいた源次、熊沢、南條、真里亜に銃を向ける夏妃。
夏妃に促され、手紙を開く戦人。
『金蔵様の碑文の謎をお楽しみ頂いているでしょうか。
皆様方には時間が多く残されておりません。
どうか嵐が過ぎ去れば逃げ出すことができるという甘い考えをお捨て下さい。
このゲームには私と皆様方のどちらが勝つかの結果しかない。 時間切れは私の勝ちとなる。
そこをどうか誤解無きようお願い申し上げます』
先ほどまではテーブルの上に手紙など無く、
テーブルの近くにいた4人の誰かがこの手紙を置いた犯人だと、夏妃は源次たちを問い詰める。
身に覚えの無い事で責められ、困惑する熊沢たち。
「誰が手紙を置いたのか答えられないなら、4人全員この部屋から出て行ってもらいます!
答えられないなら、4人全員が犯人ということになりますよ?!」(夏妃)
仕方なく南條たちは書斎の外へ。 書斎の鍵の他、合計3つの鍵を置いてゆく源次。
「心配しなくていいよ... もうすぐ黄金郷の扉が開かれる... そして全ての死者が蘇る...
みんな幸せになるんだよ...!」 不気味な目を戦人に向ける真里亜。
戦人は「これ持ってけ!」と、真里亜に魔除けのお守りを返す。
「あの時ゃ意地になって嘘付いたんだよ」(戦人)
4人を追い出し、これで安全だと言う夏妃。
しかし出て行った4人の中に犯人ではない者がいたら、その命が危ないと指摘する朱志香。
戦人は、ベアトリーチェからの手紙に2枚目があることに気付く。
2枚目の便箋には、魔方陣らしきものが記されていた。
書斎にある黒魔術の本で、その魔方陣の内容を確認する戦人。
火星の三の魔方陣... それは「内部分裂を煽り、敵を自ら瓦解させる」という効能を持つもの...
「じゃあこの手紙は、私たちを仲違いさせる罠だったってことか!?」(朱志香)
「だとしたら、ボクたちは敵の手にまんまと嵌ったことになる...」(譲治)
突如、壊れていたはずの電話が鳴り出す。
恐る恐る夏妃が受話器を取り上げると、少女の歌声が聞こえてきた。
慌てて居間に下りる戦人たち。
そこには、凄惨な光景が広がっていた。
源次、南條、熊沢の3人は殺され、またも彼らの顔はグチャグチャに潰されていた。
部屋の隅にある電話の受話器が外れて垂れ下がり、その横で壁に向かって歌を歌う真里亜。
思わぬ事態に唖然となる夏妃たちだった...
〜続く〜
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第2の晩に7人が殺され、残りは5人に!
やっぱり全員が殺されちゃうんでしょうか?
金蔵が焼かれた理由
前回の記事に書いた私の推理では、最初の晩に殺された6人のうちの1人が金蔵となっています。
犯人が金蔵を焼いたのは、金蔵の顔が潰されているのをごまかすためなんでしょうか?
しかし今話で殺された3人の顔も潰されており、犯人がそんな配慮をするとは思えません。
おそらく犯人は、金蔵がいつ殺されたのかわからなくするために、彼を焼いたのでしょう。
私の考えが正しいならば、金蔵は最初の晩に他の5人とほぼ同じタイミングで殺されたはず。
検死結果でそのようなことが判明すれば、「第一の惨劇の翌朝、夏妃が会った金蔵は偽者だったのではないか」とか、
「最初の晩に殺された6人のうち、1人が金蔵だったのではないか」という疑念を、
生き残った者たちに与えてしまうことになります。
従って犯人は、金蔵がいつ殺されたのか判断できなくする必要があった。 と、そのように考えられます。
この仮定が正しければ、現時点で庭園の倉庫には死体が5つしか残っていないはずです。
誰かが何かに気付いて倉庫内を確認すれば、犯人を特定できるように思えるのですが...
絵羽と秀吉の顔が潰されなかった理由
殺された13人のうち、嘉音と金蔵を除けば絵羽と秀吉のみが顔を潰されていなかったことになります。
従って、考えられるパターンは以下の4通り。
a 絵羽と秀吉を殺した犯人だけ、他の殺人の犯人とは異なる
b 部屋の外部から殺したため、絵羽と秀吉の顔を潰すことができなかった
c 絵羽たちの客室に顔を潰せる道具が無かった
d 顔を潰す時に大きな音が発生するので、その行為を避けた
前回の記事で私が犯人の最有力候補として挙げたのが蔵臼です。
絵羽と秀吉が殺された時点で生き残っていた者たちが、
互いを監視している状況の中であれだけのことをできるとは考えにくく、
従って現時点では犯人は1人だと見られます。 従って a は排除。
部屋の外から絵羽たちを殺したというケースも前回の記事に書きましたが、絵羽が倒れていた位置や、
バスルームに窓らしきものが描かれていない点から、b のケースも排除すべきでしょう。
というわけで、上記 c または d のケースが有力ですね。
少なくとも「犯人が被害者の顔を必ずしも潰す必要は無い」ということだけは明らかでしょう。
前回の記事に書きましたが、絵羽と秀吉を殺した犯人は、
嘉音が部屋に飛び込んだ時点でベッドの下辺りに隠れていたものと思われます。
郷田か紗音から合鍵を奪った犯人は、事前に金蔵をボイラーに放り込んでおいてから絵羽たちの部屋に潜伏し、
秀吉がバスルームに入ったところで犯行を働いた。
犯行後ベッドの下に隠れていた犯人は、廊下が静まったのを見計らって中庭経由でボイラー室へ向かった...
と考えておきます。
書斎のテーブルに手紙を置いたのは誰?
真里亜がテーブルの上に手紙を見つける直前まで、そこに手紙らしきものは描かれていません。
物理的に考えると、あの手紙を置けるのは身長の低い真里亜ぐらいでしょうか。
しかし彼女が絵羽と秀吉が殺された部屋に手紙を残すことは困難だったはず。
だとすると、今回の手紙も含め、一連の手紙はベアトリーチェ本人によるものと考えるべきでしょう。
なぜ碑文の通りに進まない?
金蔵が残した碑文の前半は以下のようになっています。
第一の晩に、鍵の選びし六人を生贄に捧げよ。
第二の晩に、残されし者は、寄り添う二人を引き裂け。
第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。
第四の晩に、頭をえぐりて殺せ。
第五の晩に、胸をえぐりて殺せ。
第2の晩に絵羽と秀吉が殺されたところまでは碑文の通りに進んでいますが、
嘉音、金蔵、さらに源次、熊沢、南條が殺されたのも第2の晩です。
また、9人目以降の被害者が殺された方法が、碑文の指定とは異なります。
ということは、犯人はこの碑文に従おうとしていない事になります。
嵐はいつまでも続くわけがありません。
碑文に従えば10日間も島を孤立させなければならず、そんなことは物理的に不可能と言ってもいいでしょう。
そういう意味では、犯人は一連の殺人を極力短期間のうちに行わねばならないはずです。
しかし碑文の第8の晩(13人目に相当)は「足をえぐりて殺せ」となっており、
そんな被害者は今のところ見当たりませんから、
「警察が来るまでに、犯行を完了せねばならない」という時間的制約を除いても、
結局犯人は碑文に従おうとしていないことになります。
しかし、まだ人数の多かった序盤では、魔女の仕業と見せかけるために演出する必要があった、と見ることもできます。
7/29 追記
「うみねこ」の記事を書く際は、できるだけ早くアップできるように、
木曜深夜の京都テレビのアナログ放送の映像を元にしています。
U局のアナログ波なので、画質はイマイチ良くないんですよね。
で、次の月曜深夜にはサンテレビの地デジ放映があり、そこで本編を見直しています。
驚いた事に、地デジ映像では「南條と熊沢の膝と足に杭らしきものが刺さっている」のがはっきりわかりました。
アナログ映像でもよーく見たら、それらしいものは映ってたんですけどね。
従って、「犯行が碑文の通りに進んでいない」と指摘したうち、時間的要素だけが碑文とは異なることになります。
上記したように10日間も島を孤立させるのは無理ですから、
「犯人は極力碑文に従おうとしている」とも受け取れます。
真里亜は犯人を見たのか?
源次たち3人が殺された現場で、真里亜のみが生き残っています。
「真里亜がサソリのお守りを持っていたから、殺されずに済んだ」と見るのは、
犯人がベアトリーチェである場合に限られます。
しかし以前にも書きましたが、ベアトリーチェはこのゲームの親の立場です。
「生贄を捧げよ」とか「殺せ」と指定している側が勝手に殺してしまうのはルール違反ですからね。
そもそも蘇らせてもらう側のベアトリーチェ自身が愚を犯すとは考えにくいでしょう。
ということは、やはり源次たちを殺したのは一連の事件と同じ犯人のはず。
真里亜は殺人を犯したのがベアトリーチェだと信じており、
「魔女を崇める真里亜が、ベアトリーチェの殺人行為を目視することを避けた」というのはあり得るケースでしょう。
犯人は、「自分が犯人であると真里亜に知られていないなら、まだ彼女を殺す必要は無い」
と考えたのかもしれません。
真里亜はベアトリーチェが犯人だと主張する「撹乱要因」なので、
彼女を最後まで残しておくのは犯人にとって都合が良かったのではないでしょうか。
金蔵の危ない趣向
金蔵は施設に多額の寄付をしており、施設の孤児たちを屋敷に呼んでいたらしいです。
しかし孤児たちを生贄にするというのは殺人行為ですからね。
本当に金蔵がそんなことをしていたのかどうか疑わしいところですが、
その事が今回の殺人に直接関わっているかどうかは現時点では判断できません。
一応は背景情報として頭に留めておくことにします。
公式サイトに新たなキャストが!
公式サイトの「News」のページに、新たに“煉獄の七姉妹”のキャストが公開されています。
キャラ名は「長女・ルシファー、 次女・レヴィアタン、三女・サタン...(以下七女まで)」となっており、
悪魔の名が並んでいます。 魔女ベアトリーチェとの関係はまだわかりません。
ベアトリーチェが魔女となった経緯が描かれるんでしょうか?
どんな展開になるのか、全く先が読めませんね。
この記事を書いている管理人は、原作は未プレイ、コミック既巻は既読です。
当ブログでは、原作経験者のコメントは遠慮頂いております。
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(放送日 2009/7/23・深夜、地上波)
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