2009年08月08日

うみねこのなく頃に 第6話

サブタイトル 「episodeII-I middle game」 
ナビゲーションドラマCD「うみねこのなく頃に」 黄金蝶の見る夢はナビゲーションドラマCD「うみねこのなく頃に」 黄金蝶の見る夢は

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あらすじ

1986年の惨劇の少し前。
譲治紗音は水族館でのデートを楽しんでいた。
2人だけの時は本当の名前で呼びたいと、紗音を紗代(さよ)と呼ぶ譲治。
幸せすぎて怖いと心情を吐露する紗音。
「思う力にはね、魔法が宿るんだよ。 魔法がきっとボクらを近づけてくれたんだ」(譲治)
「そうですね。 本当に魔法だったんだと思います...」(紗音)

1985年12月。
紗音は六軒島の岩礁にある祠(ほこら)を訪れ、そこに封じられていた鏡を手に取る。
「これを割れば、私は自分の運命を打ち砕くことができる!」
鏡を叩き割った紗音は、雷雨に叫んだ。
「約束は守りました... 今度はあなたが約束を守る番です... ベアトリーチェ様ぁっ!」

1984年10月。
六軒島に絵羽たちが訪れ、親族たちにお茶を出す紗音。
スプーンを落としたことで、紗音は夏妃から叱責される。
しかし譲治が機転を利かし、その場の雰囲気を和ませた。

これまでにも様々な場面で自分を助けてくれた譲治に、紗音は惹かれていた。
ふたりの関係を後押しする朱志香
しかし譲治と楽しそうに話していた紗音を見つけた絵羽は、彼女に厳しい言葉を吐き捨てる。
「低学歴で無能で無教養な使用人風情が出る幕じゃないの。 身の程をわきまえなさい!」

譲治に見合いの話が持ち上がっている事もあり、
ショックを受けた紗音は、ベアトリーチェの肖像画に向かって恋の悩みを漏らす。
すると驚くことに、ベアトリーチェ本人が紗音の前に現れた。

「星の導きで現れた1人の男が、ついに世界を構成する1なる元素を説明した...
そなたの悩み...それは愛ゆえよ。 それこそがつまり、世界の1なる元素。 この世の全てだ。
そなたは愛を知り、人となった。 わらわの力でそなたの願望を叶えてやってもよいぞ?

「は?...」
「そなたを思い人と添い遂げさせてやってもよいと言っている。 その代わり、1つ頼みがある...」
と、ベアトリーチェは交換条件を持ち出した。
この島の近くの岩礁に祠があるが、そこにある鏡を割って欲しい...
鏡が割れれば、ベアトリーチェは力を取り戻すことができると言う。
平和な島に魔女が蘇ることを恐れた紗音は、その提案を断る。
「鏡を割らねば、今日までと同じ日々が続こうぞ? 永遠にな...!」

紗音が苛められていると思い、ベアトリーチェに突っ掛かる嘉音
「わらわは敬う者に対しては寛大だが、そうでない者には残酷であるぞ!?」(ベアトリーチェ)
ベアトリーチェは紗音に蝶のブローチを授けた。
「それを持っていれば、そなたの願いは成就するであろう。
しかし鏡を割らぬ限り、ただの装飾品に過ぎぬがな... ゆっくり考えるがよい...」

1986年8月。
譲治との沖縄旅行から島に戻って来た紗音は、これまでに無い幸せを感じていた。
彼女の話を聞いて興奮し、喘息持ちの朱志香は咳き込んだ。
彼女の様子から、朱志香にも思い人がいることを知る紗音。

譲治と親しくなれた紗音は、これから先は自分たちの力で恋を成し遂げたいと感じブローチを返そうとする。
しかしベアトリーチェは友情の証として持っていて欲しいと、ブローチを突き返した。
「わらわに頼る者は多いが、願いが叶った後まで感謝の気持ちを持ち続けてくれる者は少ないでな...
この島でわらわの姿を見る事ができるのは、そなたと嘉音の2人だけ...」(ベアトリーチェ)

「でも、親方様は昔ベアトリーチェ様を呼び出して、黄金を授けられたと...」(紗音)
「才能も無いくせに、必死にわらわを呼び出そうとしていたのだ。 それでつい、からかいたくなったのが運の尽きよ。
この島に何十年も縫い留められるハメになった...
大昔、悪い歪みを旅の東洋魔術師が社で封じ込めたらしい。 それがあの鏡だ。
おかげで未だに力が戻らず希薄な存在だ...」
くすんだ色の海も青く見える紗音。
しかしそう思えるのは、彼女が人間になった証拠だと言うベアトリーチェ。

紗音は朱志香の思いを遂げさせようと、彼女の高校の学園祭に嘉音を向かわせる。
一見楽しそうに見える学園祭も、嘉音にとってはつまらないものだった。
しかし彼は気付いた。 ステージで歌う朱志香が、屋敷にいる時とは違った表情をしていることに...

自分の中に、本当に好きになれるもう1人の自分を作ったのだと言う朱志香。
だが彼女の言葉を聞いても嘉音の気が晴れることは無い。
家具である自分は未来も可能性も夢もない存在。 朱志香のように別の自分を作ることなどできない...
朱志香の思いを知りながら、それを受け止めることができない嘉音。
「ボクを人間と思ってくれて、ありがとうございます。 そのお気持ちだけで十分です...」

朱志香に別れを告げた嘉音の前に、ベアトリーチェが現れる。
紗音から受け取ったブローチを、足で砕く嘉音。
「今わかった。 お前は恋のキューピッドなんかじゃない。 
結ばれる当てのない者たちに無駄な希望を持たせて弄んでいるだけだ! 消えうせろ、魔女めっ!」
「フフフッ... 我が魔力もいずれ満ち、わらわは必ず蘇る。
そしてこの島の真の主として、すべてを支配する。
そしてその時こそ、再び黄金郷の扉が開かれるのだ。 アッハッハッハ!」

肖像画に懇願しながら泣き崩れる金蔵
その姿を眺めながら、ベアトリーチェは呟く。
「恋に狂う...黄金に狂う... そのどちらにも狂わぬ者など、人間にあらず。
撒きたる恋の種は3つ... どのように実るか楽しみでならない。
熟しすぎて腐り落ちる果実の液に、黄金の蝶たちは舞い降りる。 
今より収穫の日が待ち遠しい。 宴の時はまだか...? アッハッハッハ!」
〜続く〜
***********

何なんだ、あの歌は!(笑)

魔女が撒いた種
「恋に狂う...黄金に狂う... そのどちらにも狂わぬ者など、人間にあらず。
撒きたる恋の種は3つ... どのように実るか楽しみでならない」
「フフフッ... 我が魔力もいずれ満ち、わらわは必ず蘇る。
そしてこの島の真の主として、すべてを支配する」

今エピソードでは、1986年の惨劇以前の様子が描かれていました。
上に挙げたベアトリーチェのセリフからすると、やはり彼女の目的は自身の復活にあり
そのために「恋と黄金」という人間の本能や精神に訴えるネタを仕込んでいたようです。

第5話までで描かれた惨劇における犯人の動機は、
一見すると「隠し黄金をひとり占めするため」に思えます。 (私は前回の記事でその動機を否定していますが)
つまりベアトリーチェは「黄金」というエサをチラつかせることで、今回のような惨劇が起きるよう促したわけですね。
だとすると、彼女が撒いたもう1つの種である「恋」というものが動機になるケースもあり得たことになります。

今後の展開を予想するのはなかなか難しいのですが、もし「ひぐらし」のように惨劇が繰り返されるならば、
恋愛感情が引き金になるようなパターンも描かれるのかもしれません。


やはりベアトリーチェは犯人ではない
碑文によれば、ベアトリーチェが復活するには多数の生贄が必要です。
しかし単に死人を集めればよいというものでもないでしょう。

ベアトリーチェが紗音の体を操ってブローチを受け取らせるシーンがあったように、
魔法の力によって人間の体をある程度動かすことは可能なようです。
ベアトリーチェにとって、彼女がそのつもりになれば人間を殺すことなど容易いのでしょう。

右代宮家の親族会議は毎年行なわれており、
人数が揃ったタイミングでベアトリーチェ自らが殺人を実行する機会は多々あったはずです。
惨劇が1986に起きたのは、ベアトリーチェが上記したような種を撒いたからであり、
それは「ベアトリーチェ自身の手による殺人が、生贄を得る方法としては不適切」であることを意味しています。
以前の記事にも書きましたが、ベアトリーチェは飽くまでも「生贄を貰う側」ですからね。
従って、今回の惨劇における殺人の実行者がベアトリーチェであるという可能性は、ほとんどゼロなんじゃないでしょうか。

「熟しすぎて腐り落ちる果実の液に、黄金の蝶たちは舞い降りる。 
今より収穫の日が待ち遠しい。 宴の時はまだか...? 」
ベアトリーチェがこう述べていたように、
彼女は自分が撒いた「恋と黄金」という種が殺意へと発展するのを待っていたのでしょう。
生贄を得るには単に人間に殺人を行なわせればいいようにも思えますが、
本来魔女の復活には「人間の情から生まれた怨念や執着心」のようなものが必要なのかもしれません。

私は犯行現場に残された赤いペイントや手紙はすべてベアトリーチェによるものだと考えています。
この考えが正しいかどうかはまだわかりませんが、
こうした演出によって被害者たちの恐怖心が増幅され、それがベアトリーチェの糧となっているようにも思えます。


ベアトリーチェの力も絶対ではない?
ベアトリーチェが自身の復活を望んでいるのは、以前彼女の力が封じ込められたからのようです。
「悪い歪みを旅の東洋魔術師が社で封じ込めた」と説明がありましたので、
当時ベアトリーチェは良からぬ事を繰り返していたのでしょう。

前回のエピソードで「ベルンカステルがラムダデルタを退けた」という説明があったように、
魔女同士が敵対するようなケースもあるようです。
ベアトリーチェも東洋魔術師にしてやられたのですから、
魔女・魔術師世界の中では彼女が絶対的な存在というわけでもなさそうですね。


この記事を書いている管理人は、原作は未プレイ、コミック既巻は既読です。

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(放送日 2009/8/6・深夜、地上波)

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前回までの展開から一転。今回からは魔女ベアトリーチェも頻繁に登場して、事件が起こるまでの過去の経緯が描かれるようですね。今回は、紗音と嘉音にスポットが当たったお話でした。...
うみねこのなく頃に #6【日々の記録】at 2009年08月08日 14:49

家具と人間。
うみねこのなく頃に 第6話「Episode2-1 middle game」【ミナモノカガミ】at 2009年08月08日 19:30

新章-----------!!今度は恋人たちの話が中心になるのか?ベアトリーチェが本格参戦したことで、話が面白くなってきましたね(^^)今日は譲治と水族館でデートする紗音。本名で呼び合ったり、めちゃしあわせそう♪なんだかデレ始まりで、ものっそみてる方がテレるわ〜...
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この記事へのコメント
>野次馬アニメさん

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Posted by tom-yan at 2009年08月12日 04:46