世間さまはとてつもなく広そうで・・、でもよくよく自分を中心に考えると、そんなに広くもないもので・・。
私は職場の、それもほんの一部の部署内と言う狭い世界の中だけで切磋琢磨していると言うのが現状だ。
思えば異常とも言える職場。でも狭い世界しか知らないから、こんなことはあまり特別なことなのではないのかもしれない。
私の肉体を弄び、精神をもボロボロにした男。
そして、男としての愛する喜びを教えてくれた彼女。
過去と現在、そして未来の全てが身の回りに存在して、日常が流れている。
挨拶をするとかしないとか、誰々と口をきくとか聴かないとか。
そんな些細な毎日の中に、忌まわしい過去も、多少なりとも夢のある未来が混在している。
脅えていないと言ったら嘘になる。でも、安堵感がないと言えば、それも嘘になる。
要するに私は世間が狭いんだ・・と言うところに落ち着くのかもしれない。