簡単な昼食程度のものであれば、食べることのできるサキカ達1-Sは、昼時ということもあり賑わいを見せていた。因みにここに来る男子生徒の目的は、大半が1-Sに突如として現れた謎の美少女であるのであれ――つまり、目的はサキカ。謎の美少女――もといサキカが、昼食をとるために学食にいた間、サキカ目的の男子生徒達はしっかりと列をなして並んで待っていた。勿論、本来の列とは別の列に。どうしてこのような列ができたのか。疑問に思ったサキカが後々尋ねてみたところ、レジ係であった女子生徒が答えてくれた。それによると、一人の男子生徒に噂の謎の美少女はいるかと尋ねられ、今はいないと答えたところ、肩を落とした男子生徒は教室の出入口でサキカの帰りを待っていたらしい。同じ目的の生徒が次々に現れていき、いつの間にか列になってしまった、とのこと。閑話休題。サキカが姿を現した途端、列をなした男子生徒達から野太い歓声があがった。それを耳と目で感じ取ったサキカは、嫌な鳥肌が立つのを感じつつ、引き攣った微笑みを浮かべる。「お、お帰りなさいませ、ご主人様」用意された接客用台詞を述べた。すると、皆一様に顔を赤らめたり悶えたりしだす男達。……流石に気持ち悪いにもほどがある。しかし、笑顔を崩してはならない。サキカは全力で笑顔のキープに徹した。.