読書
2010年04月13日
本「告白」

「告白」
湊かなえ【著】
双葉文庫 619円
(10/04/11 第1版)
(← 見事なデザイン!)
本屋大賞を受賞して、映画化された小説です。
中学生教師の娘が事故で死んだ。だが真実は教え子の
中学生に殺されたのだった。真実を知った中学生教師が
復讐を実行するという物語。
教師が教え子達に、復讐の事実を告げるところから
始まっているのだが、その復讐方法は地味なもので、
盛り上がりはない。
その後は、同級生や後任先生の物語や、犯人の中学生の
物語や、その母親の物語などなどが続く。
事件の全体や背景が、一人称に近い文章で、じわじわと
描かれて行くという、珍しい雰囲気に引き込まれてしまった。
そしてラストも、期待どおりの静かな(?)終わり方
だったので、私としては読後感が良かった。
この著者は、これがデビュー作とのこと、今後が楽しみです。
PS:でもなぁ、この小説をそのまま映画化したら、
一般受けはしないだろうなぁ。
*** 日記 **(晴れ)**********************************
昨日の21:00から、朝の8:00まで仕事で、
夜の19:00に仕事へ向かった、平凡な1日。
**(今日の夕飯:スパゲティ)**************************
♪♪ 今日の独り言 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
糖尿病の原因は、炭水化物だという本を立ち読みした。
カロリーよりも糖分が問題とのこと。だからパンは
よくない、米もよくない、さらにはソバもよく
ないらしい。イモはよくて、豆なんかいいらしく
肉も悪くないらしい。う〜ん、私も将来は糖尿病に……。
2010年03月30日
蒲公英草紙

「蒲公英草紙」
恩田陸【著】
集英社文庫 476円
(09/06/06 第4版)
(← タイトルそのもの)
恩田陸さんの“常野物語”シリーズ番外といった内容かな。
登場する一族は“しまう”の能力をもつ一家。
舞台は戦前の、東北の田舎農村で、穏やかに展開していく。
事件は、物語の中盤で、書見台の記録に飛ばされる子供と、
終盤の台風災難の2ヶ所だけで、物足りない感じもするが、
仕方のないこと。
常野一族の活躍を期待すると残念に感じるが、
昔しの懐かしい風景に浸って読めば、まあまあ楽しめるだろう。
*** 日記 **(晴れ)**********************************
今日も午前中はPCに向かい、午後の14:00から、
夜の22:00まで仕事の、平凡な1日でしたぁ。
**(今日の夕飯:キツネソバ)**************************
♪♪ 今日の独り言 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
寒い日が続いたが、ようやく暖かくなるらしい。
桜の満開が近いので、あちこちへ出かけてみたくなる。
まずは、出勤前に近所をウロウロと歩き周ってみよう。
2010年03月11日
地球樹の女?

「地球樹の女?」
平井和正【著】
アスペクト 930円
(97/09/12 第1版)
(← 内容と違うデザイン)
1巻2巻をまとめて見つけてから、何ヶ月がたつのだろう?
今日、偶然3巻をブックオフで発見!
さっそく、飛ばし読みで、いっきに読んでしまいましたぁ。
そうなんですよ、平井和正の「地球樹の女神」ですよ!
なんとか版にこだわらず、文庫本なら、すぐ手に入りそうな
気もするのですが、そんなに急いで読む気にもないので、
なんとなくこだわっているシリーズ本なのです。
で、そのお話しですが、あいかわらず人物描写が多くて、
話しが進みませんねぇ〜。
でもでも、3巻にしてようやく、1巻の冒頭に描かれた
「誘拐事件」の話しに至って、とりあえずの決着がついたのです。
独鈷所を操り、神札を使い、誘拐犯を倒して、
地球樹の女神である後藤由紀子を、四騎忍が救いだしたんですぅ。
でもまだ、真の黒幕への展開があるはずなので、
4巻目も楽しみですな。
さてさて、次の4巻目が見つかるのは、
いつになるんでしょうねぇ〜♪
*** 日記 **(晴れ)**************************************
今日も普通に起きたので、午前中はノンビリPCに向い
午後の14:00から、夜の22:00まで仕事の、
まあまあの1日でしたよ。
**(今日の夕飯:メンチサンド)****************************
♪♪ 今日の独り言 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
日中なのに、なんだか学生の人が多かった。
もしかしたら、春休みが始まったのかな?
う〜ん、卒業式らしき学生はいなかったので、
そうなんだろう。もうすぐ春なんだなぁ。
2010年03月01日
「オール」

「オール」
山田悠介【著】
角川文庫
552円
(09/11/25 第1版)
(← おバカなデザイン)
「リアル鬼ごっこ」や「親指さがし」を書いた
作者の、新たな分野への挑戦と、期待して読んだのだが……。
情けない主人公が、「何でも屋」でバイトしながら、
成長していくという物語で、その「何でも屋」の
仕事が「奇妙な仕事が多い」という本の宣伝文句。
ところが、この奇妙な仕事というのが、たいしたことなくて
「少しヘンかな?」という内容で、面白味がなかった。
しかも、主人公は成長物語の定番どおりに、
ダメダメ人間でスタートするのだが、最後までダメダメの
ような気がする。
(物語的には、成長しているらしいが、性格が変わって
いないので、愛着感が出てこなかった)
なので、終始イライラしながら読んで、
読後感もイマイチだった。つまらん!!
*** 日記 **(曇り)**************************************
今日は朝から有楽町へ行き、映画を1本観たあと、
午後は少し昼寝をして、夜の19:00に仕事へ行った1日。
**(今日の夕飯:餃子)***********************************
♪♪ 今日の独り言 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ミュージカル「ライオンキング」も11周年なんだ
そうですが、私はまだ観ていない。ジャングル大帝の
話題があって、行く気になれなかったのだが、
いまになっても、あまり興味が湧かない。面白いのだろうか?
2010年01月27日
フィッシュストーリー

「フィッシュストーリー」
伊坂幸太郎【著】
新潮社
514円
(09/02/01 第1版)
(← 簿妙なデザイン)
4編の短編集。
深夜の動物園で、地面に横たわる男。
洞窟にこもる風習。
曲の途中に無音の箇所がある曲。
空き巣の男。
珍しいとか、驚くようなストーリーではない。
ドキドキハラハラするような話しでもない。
なるほどなるほど、これが伊坂ワールド
なのかと、妙に惹かれる内容の物語であり、
穏やかな文章で、つづられている。
読後に、爽快感とまではいかないが、
良い気分が残る小説でした。
(他の作品も、読んでみたくなりましたネ♪)
ちなみに「フィッシュストーリー」は
映画化されてるそうです。
*** 日記 **(晴れ)*******************************
今日も少し遅く起きた朝、午前中はPCに向い、
午後の14:00から、夜の22:00まで
仕事で、またまた平凡な1日だった。
**(今日の夕飯:トマトサンド)**********************
♪♪ 今日の独り言 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ついに見た!電車内で、サラリーマンの2人づれが、
駅弁を食べている風景を。旅行風の対面シートの車両
ではなく、通勤風の長いシートの車両で食べていた。
まあ、宇都宮線という長距離路線だからいいのかも
しれないが、やはり10人近くの人を対面にして、
食事をするのはヘンな行為だと思う。
“公共”という意識は、どんどん低下している現代だ。