レッドソックスのワールドシリーズ優勝、東北楽天ゴールデンイーグルスの日本シリーズ優勝。

上原浩治投手の経歴を改めて見た。
高校時代は控え投手、体育教師を目指して大阪体育大学を受験したが不合格、浪人中はジムに通い、家計への負担を減らす為に夜は道路工事のバイト、その後の活躍は周知の通り。
座右の銘は雑草魂。
背番号19はこの浪人中19才の一年間を忘れない為だと言う。
そして最近は
「ワールドシリーズ優勝は確かに嬉しいが済んだこと。まだ自分に可能性を感じる」
といった内容のコメントをしていた。
何故か、宮村美紀選手を思い出す。
宮村選手は中2までバトミントン一筋で全国大会にも出場した後、テニスに転向。
それから数年後にインカレ単複優勝しプロに。
二人共にいいなあと感じる。
報われない人、出遅れた人が「頑張ろう」と思えるいろんなストーリーがあっていい。

そして田中将大投手。
“あの”日本シリーズ160球完投負け翌日の志願リリーフで優勝をうけての気持ちのこもった新聞手記。
そのままここに載せたい位だ。
『数字は、自分でコントロールできるものと、できないものがある。勝ち星は投げて必ずつくわけじゃない。ただ、「どこまで勝つんだ」という周囲の声が、「いつ負けるんだ」となるとつらかった。でも膨らむ期待に応えるのがプロ。何を言われようが、僕はずっと勝ち続けてやろうと思っていた。負ける恐怖なんて、全くなかった』
『先発投手は、ローテーションで決められた登板日に向けて調整する。そこに調子を合わせるのが仕事だし、合わせる責任がある。大事な仕事に対して「もういいや」と投げやりになる気持ちを抑え、「自分のためにやらないと」と思えるかどうかは、その人の意識の差だ』
武骨な素直さとでも言えば良いのか。
ここにも「頑張らないと!」と奮い立たせられるものがある。

今週一週間有明に通い詰めた。
全日本テニス選手権に出場した穂積絵莉選手の応援。
シングルス優勝、ダブルス準優勝。
負けたダブルスの表彰式のコメントがとても良かった。
表彰式のスピーチは誰が話しても型通りとも言えるが、そこにその人なりのストーリーや、心からの想いが溢れる。
WTAに舞台を移して行くであろう穂積選手が、更にテニスに真摯に、そして周りの皆とポジティヴでアグレッシヴな良いチームを造り上げて行く事を願う。

帰りの電車の中でKISSの”God Gave Rock’n Roll To You 2”を聴いた。
勿論サビは”God gave tennis to you,God gave tennis to everyone”と聴こえて来た。