ROGER DUBUIS
2007年10月01日
新興ブランドは実力重視?
↑ROGER DUBUIS↑
お世話になっているS君から、「ロジャー・ブディエってどんな時計?」と聞かれた、S君のお父様所有のこの時計、皆さんご存知ですか?
「ROGER DUBUIS」<ロジェ・デュブイ>は、比較的新しい時計・ジュエリー工房ですが、ここもまたスイスの首都ジュネーブに本拠を置くまじめな会社です。
フランク・ミューラー、ウブロ・・・この古い業界に出現する数少ない新しい会社は、相当な実力を持っていると考えてよいです。
ロジェ・デュブイとカルロス・ディアスのタッグがまず求めたのは、当然マニュファクチュール(自社一貫生産)。いきなり一線級で老舗と戦うには、ここに挑戦することがある意味不可欠なのかもしれません。
このブログでよく書きます、「ムーブメントは○○社製採用で・・・」という多くのブランドは、ゼロから完成までを、自社のみで行えません。業界内ではそこに、ブランドの「格」みたいなのが生じています。
彼等の時計作りのこだわりはそれだけでなく、ジェネバ・スタンプ取得にも表されています。これはジュネーブ州検査機関の全11項目における高度検査をパスした製品称号であり、全製品においてこれを取得しているブランドは世界中でロジェ・デュブイだけ。
しかも廃止されていく天文台検査へこだわりつづけ、フランスのブザンソン天文台の精度検査を通過したものを世へ送り出しているんです。
しかし、個人的に僕は、このブランドの最近の「デザイン」の秀逸さに心惹かれてしまいます(カルロス・ディアスCEOが統括)。すでに時計界トレンドの震源地となりつつあるこのブランド、今年のバーゼルでも実に洗練された時計を発表しています。
文字盤カラーの世界的トレンドがブラックからブラウンに移行し始めているこの時期、このブランドはその先のサンドベージュを提案してます。
特に630万円!のトゥールビヨン、「ゴールデンスクエアG34」はかなりイケてますので、ご覧になる機会があれば是非!
クラシックをこれほど洗練されたデザインに昇華するメーカーはないと言ってよいかもしれません。フランク・ミューラーおじさんは大好きですが、もし買うとしたらボクはこっちです。
加えて、ジュエリーライン。これまた可愛いんですよねえ〜。
機械は最高!デザイン大好き!価格も最高!買えませ〜ん!!