さるはじき作りが忙しくなってきました。でも今年は三代目のおかげでずいぶん楽になりました。力のいる本体はすべて削ってくれますので、微妙なバネ作りを私がやっています。思えば以前はすべて一人で削っていたんですが、われながらよく作ったと感心?しています。
この時期は時計修理も、わずかにしか出来なかったのですが、そういう訳で、修理の仕上がりも順調です。新作がなんと8本出来上がりました。準備できしだいネットショップのほうにアップしますので、お楽しみ下さい。まずは1960年代の綺麗な紳士用・テクノスの落ち着いた手巻き時計をご紹介します。
美しい外観、綺麗な機械、そう、デッドストックの美品です。オーバーホールをして、快調に時を刻んでいます。また私の病気?が始まったようで、今回のデッドの商品すべて、自分用にしたい心境で贅沢な悩みをあじわっています。
昨日、青森県のお客様から修理の依頼の電話がありました。ホームページをひらいていなければ、一生、お知り合いにはなれなかったでしょう方々と、こうして仕事を通じて、お話できたり、お付き合いできますのは私にとって無上の喜びになっています。今後も仕事を通じていろんな地方の方々とお付き合いさせていただきたいと思っていますが、そのためにも、いい仕事をしなければなりません。60歳になっても、日々勉強のつもりで修理技術の腕を磨いていきたいものです。
青森のそのお客様のお話では、毎日雪の多い日が続いているとのことですが、雪のあまり降らない私どもの方では、少し羨ましい気がしますが、多いとなると、また、大変なんでしょうね。でも温泉好きの私にとりましては、雪がしんしんと降りしきる露天風呂でのんびりとお湯に入って、2,3日過ごしたい夢は捨てられません。
2月、3月は忙しい時期ですが、いつか三代目にすべてまかせられるようになったら、と期待をもって頑張っていこうと思います。
青森を含め、日本海側は寒い日が続くでしょうが、どうぞ、み・な・さ・ま、風邪をひかれませんように・・・