ハイブリッド・コルデシィ

ジョン・カボット

■憧れのバラ苗■ジョン・カボット
                        カナダ生まれの超耐寒バラ

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ハイブリッド・コルデシィ
1969年 カナダ

ガクから覗く花びらは黒いほど濃い色
黒~いツボミがほどけると
パープルの溶け込んだチェリー・ピンクの花
咲き進むと明るいピンク色に変身します

ほんわか花びらが
明るいミドリの葉っぱの上に浮かびます
葉っぱはちょっとツヤあり
茎はツルリンとした感じで
トゲは時折ポツポツ程度

樹高のめやすは1.5メートルから2.5メートル
切り詰めればシュラブ樹形 
伸ばせばつるバラになります

耐寒性の非常に高いバラなんです
栽培最適ゾーンはゾーン3以上
 
ゾーン3は標準的な気候の冬に
最低気温が華氏-40度から-30度になる地域

摂氏に換算すると -39.9℃から-34.5℃ です
こういうバラはそうそうザラにはありません
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カナダの農業研究機関の
研究プログラムから生まれたバラです

耐寒性の強いバラの作出に
公共の研究機関が参加するとは!
う~ん すご~い うらやまし~い

作出はスゥエジャー博士 
東ヨーロッパ系の苗字みたいです
カナダには民族いっぱい 才能もいっぱい
これまたうらやましいです

スゥエジャー博士はスーパー・ハーディ
つまり大変寒さに強いバラを数多く作出しています
博士の作出したスーパー・ハーディなバラには
カナダを探検した探検家の名前がつけられたものがあり
それらは「探検家シリーズ」と呼ばれています
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このバラが捧げられた探検家ジョン・カボットさんは
ジェノバ出身
ジョヴァンニ・カボットが本名みたいです

30代でイギリスに渡っていますから
そのときからジョン・カボットと
名乗ったのかもしれませんね

時は15世紀  
ヨーロッパの強国が香辛料を求めて
インドへの航路を探した時代

イギリスにもポルトガルにも
援助を拒否されたコロンブスが
新大陸を発見したのは1492年のことでした
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コロンブスの生還後、「しまった!」と思ったのか
イギリス国王も北西航路の探索に乗り出します

カボットさんはヘンリー7世から
特許状を与えられて出航

現在のカナダの東海岸付近にたどり着きました
1497年にはニューファンドランドの領有を宣言

これがイギリス最古の植民地とも呼ばれるそうです
植民地としてのカナダのスタートは
カボットさんの探検から始まるのですね

アジア大陸に到着したと考えていたカボットさんは
一旦、英国に戻った後は「ジャパンまで行く!」
と宣言して新しい特許状を取得しました

グリーンランドの方に行ったらしいですが
途中で消息をたっってしまったとのことです
 
この時代にカボットさんが日本に到達していたら
世界の歴史はどうなっていたでしょうか?
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ジョン・カボットさんに捧げられたバラは
耐寒性が強いだけでなくとってもヘルシーです

お母さんバラは寒さに強いハイブリッド・コルデシィ
ヒップができないと言われていたバラに
奇跡的にヒップがつき
そこから生まれた耐寒バラです

お父さんバラはフロリバンダとワイルド・ローズの交配種
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『ジョン・カボット』のように
寒さに強くて育てやすいバラがこれからも
もっともっと誕生してくれると嬉しいな~
と思っていたのですが
カナダの農業研究機関は
今後バラの研究開発は民間に任せる
という決定をしてしまいました

あ~らら~
カナダの農業研究機関発の超耐寒バラは
もう出てこないのです
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すでに発表されている品種でも
日本では初登場というバラもありますから
コツコツ集めてみたいと思っています

とりあえずは既に上陸済みの『ジョン・カボット』を
お手元にいかがでしょうか?

このバラの周りだけ空気の温度が違うのかい?
と思うほどの耐寒性にびっくり!
可愛い花と葉っぱも楽しんでいただけます

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だいぶ咲き進みました


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ウイリアム・バフィン

■憧れのバラ苗■ウイリアム・バフィン
       超耐寒・超耐病ハイブリッド・コルデシィ

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とても寒さに強いバラです!

とても病気に強いバラです!

モントリオールの植物園が行った
バラの耐病性のテストで

黒点病・うどんこ病に対して
0から5%という驚異の結果を残したそうです

寒さに強いことは世界各地から
報告されています


【報告その1】 
標高1500メートル最低気温マイナス20℃

昨年 北海道で桜満開!のニュースが流れた日に
まだ庭の桜が5輪だけ開花だった日本の某所
(↑我が家です)

鉢植えのままで防寒対策なしでも
何事もなかったかの様子で越冬します

『キミだけ冬を経験しなかったのかい?』
と聞きたくなるような感じなんです


【報告その2】 
標高2500メートル最低気温マイナス30℃以下

雪もそれほど降らないロッキー山脈のあたり

ここでも無事に越冬するそうです


『みんなが欲しがるから置いてるよ』
というアメリカのナーサリーさんがあります

『こんなにヘルシーなバラは
世界中どこでも手に入るようになるべきだ』と
ピーター・ビールズさんは考えているそうです

日本ではあまり知られていないですよね~

花弁数20枚程度のセミ・ダブルの花

多いときには一房に30輪くらいの花を咲かせます

つやのある葉っぱです

つるバラとして育てることもできます

強い剪定でこんもりシュラブ樹形に
育てることもできます

日照の少ない場所での栽培も可能

寒すぎるからとバラ栽培をためらっている方には
まず試していただきたい品種です

手間いらずのピンク系のバラを
お探しの方も是非どうぞ!

超耐寒・超耐病のバラで
気軽にバラ栽培いかがでしょうか?

ヘルシー過ぎてすることがないわぁ~
というバラが一本あるのもいいですよ!


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花びらたくさんで咲くこともあります♪
カップもいいけれど
花びらギュウ~もいいですよね!

 
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イルゼ・クローン・スペリオール

■憧れのバラ苗■イルゼ・クローン・スペリオール
              白いハイブリッド・コルデシィ

 
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『ロサ・コルデシィ』から生まれた
ハイブリッド・コルデシィ

『イルゼ・クローン・スペリオール』は
寒さに強い白のつるバラです

花びらどっさりのゴージャスな花

どっさり花びらを詰め込んだツボミは
コロリンと丸い形

葉っぱはダーク・グリーン

濃いミドリの葉っぱに白い花という
コントラストが美しいです

お父さんバラがミラクルから生まれた
『ロサ・コルデシィ』

お母さんバラは黄色のつるバラ
『ゴールデン・グロー』

ピンクとイエローのバラから
白い『イルゼ・クローン』が生まれて

その『イルゼ・クローン』の枝変わりで誕生したのが
この『イルゼ・クローン・スペリオール』です

『イルゼ・クローン』をしのぐ素晴らしいバラなので
『イルゼ・クローン・スペリオール』!

『スペリオール』が格段に素晴らしいのでしょう

もとの『イルゼ・クローン』は
もうほとんど流通していません

イタリアのカルラ・フィネスチのガーデンと
ドイツのサンガーハウゼンには
植え込まれている様子ですが

その他のガーデンに植えられているというデーターは
今のところみつかりません

一方『スペリオール』はカナダ・ドイツ・ノルウエーと
寒さの厳しい国でたくさんのナーサリーが
取り扱っています

他のバラでは育たなくてもコルデシィなら大丈夫
というケースが多いのでしょうね

データーによりますと栽培最適ゾーンは4から9

ゾーン4が最低気温マイナス30℃程度
ゾーン9はマイナス5℃からマイナス1℃程度

冬は激さむデ~スの地域から
真冬は霜もおりますデスの地域まで
栽培ラクラクという感じです

つるの伸長は3メートル程度

花びらどっさりゴージャスで寒さに強いタフ・ローズの
『イルゼ・クローン・スペリオール』を
ガーデンのお仲間にいかがでしょうか?


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レーヴァークーゼン

■憧れのバラ苗■レーヴァークーゼン
             寒さに強いハイブリッド・コルデシィ

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ハイブリッド・コルデシィ・・・
『ロサ・コルデシィ』を交配親として生まれた
寒さに強くて健康なバラです

『ロサ・コルデシィ』の発見までには
長い年月と努力
そしてちょっぴりミラクルもありました

まず始まりは『マックス・グラフ』

コネチカット州のお庭で発見されたバラです

発見されたバラなので交配親は不明

ルゴサとウイクライアーナから生まれたバラだろうと
推定されているそうです

寒さに強いバラを作り出したかったコルデスさんは
この『マックス・グラフ』に注目しました

推定父さんバラ・母さんバラが
ルゴサとウイクライアーナですから
寒さに強そう~

『マックス・グラフ』は種を結ばないことは
わかっていたのですが

花粉が取れるかも~と
コルデスさんは栽培を始めたそうです

南向きの壁面に植えて数年間栽培

お父さんバラとしても使えないとわかってからも
栽培は続けたそうです

ヒップがつかないのではお母さんバラは不可能
その上お父さんバラにもならないのでは
交配に使うのは絶望的・・・

ああ しかし 奇跡はときどき起こります

ヒップがつかないはずの『マックス・グラフ』に
ヒップがついたのです

1941年には稀少ヒップから2本発芽

一つはウイクライアーナ風の形質を示し
もう一つはルゴサ風の形質を示したそうです

ルゴサ風形質の一本は冬に枯死

残った一本はローズ・ピンクで
セミ・ダブルの花の咲くシュラブ・ローズに育ちました

このバラは新しいスピーシーズと考えられて
植物学の学者さんによって『ロサ・コルデシィ』と
名づけられました

『マックス・グラフ』の染色体数は14 
『ロサ・コルデシィ』のそれは28

『ロサ・コルデシィ』はモダン・ローズと親和性があり
『ロサ・コルデシィ』を交配親として
寒さに強いたくさんのバラが誕生したのです

『ドルトムント』や『カフェ』
そして『レーヴァークーゼン』は
『ロサ・コルデシィ』を交配親とし生まれた
美しくて健康なバラたちです

『レーヴァークーゼン』は透けるような花びらの
レモン・イエローの花

香りまでレモンの香りが漂ってくるような
気分になります

こんな色合いで寒さに強いなんてちょっと不思議

データーによりますと
樹高は2.5から3メートル

コルデスさんの長年の努力と
自然界に起こったミラクルから誕生した
『ロサ・コルデシィ』

その交配種の『レーヴァークーゼン』を
ガーデンのお仲間にいかがでしょうか?

ガーデンに素敵なミラクルが起こるかも!
・・・と期待しながらバラをみつめることが
できますよ!

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