2016年06月26日

夜の公園で生き物探し
通いなれた自宅近所の公園でも、夜に行くと日中には見れない生き物たちに出会えます。

夜の公園で生き物探し
その代表でもある夜行性のヤモリ。
写真を見て分かるように、息子はヤモリが大好きです(笑)

夜の公園で生き物探し
街灯に集まる虫を狙うため、その近くの手すりや壁を探すとたくさん見つかります。

夜の公園で生き物探し
大きなヒキガエルたちも出歩いています。

夜の公園で生き物探し
夜の公園で生き物探し
ハムシの幼虫。
腹部先端に付く黒くて大きいものは抜け殻です。
ジンガサハムシの仲間は、このように脱皮後の抜け殻を背負って身を守ります。

続いて池で遊ぶことに。
夜の公園で生き物探し
たった一回すくっただけで、これだけ大量のスジエビが入ります。

タナゴ
他にもヌマエビ、小さなハゼ、大きなタニシ、タナゴなどが採れます。

夜の公園は楽しいです。
そろそろセミの羽化が観察できる時期ですね。

2016年06月25日

ヒメルリイロアリスアブのサナギ
アズマオオズアリの巣で暮らすヒメルリイロアリスアブ Microdon simplex
こちらは赤い角が生えていますのでサナギです。
全身にイボイボの突起があり、幼虫時代はアズマオオズアリの幼虫の体液を吸います。
「アリとくらすむし(ポプラ社)」にも登場していて、見る人によって「怖い」と「可愛い」で意見がはっきり分かれる存在です。
今回サナギを見つけたことで面白いことに気が付きました。
それは、サナギになる場所です。
通常、アリスアブの幼虫は、アリの巣で、幼虫やサナギがたくさん置かれている育児部屋で暮らしているのですが、今回見つけたサナギは育児部屋からは離れた場所だったのです。

ヒメルリイロアリスアブのサナギ
実際の上下はこの向きとなります。
これは石の下にあったアズマオオズアリの巣で、アリスアブは頭が上を向いています。
さらに石の色を見ていただきたいのですが、アリスアブの頭部の少し上辺りが地面に埋まっていた場所で、それよりも上の苔の生えた部分は地面から出ていた部分となります。
つまり、アリスアブは地面すれすれの場所で、羽化したらすぐに地表に脱出できる位置でサナギになっていたのです。
アリスアブの仲間が、アリから攻撃されないのは幼虫からサナギまでの間で、成虫に羽化するとアリから攻撃をされるので、大急ぎでアリの巣から脱出する必要があるのです。
これはアリの巣で暮らすクロシジミなども同じです。
そのことは知っていたのですが、野外でこのようにすぐに脱出できる場所まで移動してサナギになっているのは初めて見ることができました。

2016年06月24日

近所の公園で、洞のある切り株を発見。
持っていたスコップで洞の中の泥を掘ってみると、中にはトビイロケアリの育児部屋がありました。
こんなに水分の多い泥の中にも巣があるのかと掘り進めていくと、何やら別の生物がいることに気が付きました。
ホリカワクシヒゲガガンボ Ctenophora bifascipennis
左の黒いのが頭部。
腹部先端には棘があります。
狭い範囲で20〜30匹ほど見つけることができました。

ホリカワクシヒゲガガンボ Ctenophora bifascipennis
かなり大きいです。
どう見ても人から愛されることのさなそうな姿をしているのですが、これを見た息子は「おうちに持って帰って育てる!」と嬉しそう。
一体誰に似たのでしょうか(笑)
ガガンボの幼虫であることは分かりましたが、種類は分からなかったので持ち帰って育てることに。

クシヒゲガガンボ
しばらくするとサナギになりました。

クシヒゲガガンボ
アリスアブのサナギと同じように、一対の角が生えています。

ホリカワクシヒゲガガンボ Ctenophora bifascipennis
ホリカワクシヒゲガガンボ Ctenophora bifascipennis
そして羽化したのは、ホリカワクシヒゲガガンボ Ctenophora bifascipennisでした。
まるでハチのように派手で大型なガガンボで、オスの触角はクシ状になります。
去年は自宅のベランダでもたくさん見つけました。
調べてみると、「幼虫は朽木や腐葉土で育つ」との情報が見つかりますが、普通にイメージするような腐葉土や朽木ではなく、今回見つけたような、かなり水気の多いベチャベチャした泥のような環境を好むのではないかと思われます。

2016年06月18日

アリ採集に行くため6月18日〜20日は臨時休業とさせていただきます。
休業中は商品の発送や、メール返信をすることができません。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

antroom at 16:23コメント(0) 
クロナガアリの働きアリ誕生
現在販売中のクロナガアリの女王アリは、すべて4月末の同じ日に結婚飛行をしました。
数日前から働きアリの羽化が始まりました!
卵、幼虫、サナギもたくさんありますね。
クロナガアリはサナギになるときに繭を作らないので、サナギの形がよく分かります。
色の濃いサナギは羽化間近です。
働きアリが誕生したら、エサ場を取りつけて、エサとなるタネを与えてください。
クロナガアリはタネを一度に大量に与えると、巣の中にたくさん貯めてしまい、腐敗したり発芽してしまうので、1回に数粒を与えて、ある程度食べきってから次を与えるのがお勧めです。
石膏飼育ケースの場合は水分補給もお忘れなく。

クロオオアリ
ちなみに、現在販売中のクロオオアリは、5月のほぼ同じ日に結婚飛行を終えた女王たちで、現在繭がたくさんある状態ですので、あと少しで働きアリが誕生します。

2016年06月17日

そう言えば、村上信五さんと、マツコ・デラックスさんの「月曜から夜ふかし」に少しだけ出演しました。
知人からたくさん連絡があり、意外にも見ている人が多くて驚きました。
夜ふかしな方が多いのですね(笑)

月曜から夜ふかし2
マツコさんにオススメです!

月曜から夜ふかし3
「買う」じゃなくて「飼う」ですね。

2016年06月15日

携帯電話(パソコンからの場合もあります)からご注文をされる方で、迷惑メールの受信拒否設定で、こちらからのメールが送信できないことが多くなっています。(特にドコモとauからのメールの場合が多いです)
通常ご注文をすると、すぐに自動送信メールが届きますが、届かない場合は記入したメールアドレスが間違えているか、受信拒否されている場合があります。
si2ro
こちらのアドレスになりますので、ご注文前に、登録、確認をお願いします。
ご注文後の自動送信メールが届かなかった場合は、こちらのアドレスを登録、または迷惑メールフィルターを解除してからご連絡ください。

antroom at 15:07コメント(0) 

2016年06月12日

アリとくらすむし
『アリとくらすむし』ポプラ社が第62回 青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(小学校低学年の部)に選ばれました!

シロオビアリヅカコオロギ
前脚でアリの頭部を叩いて、エサの口移しを要求するシロオビアリヅカコオロギ。

アリの巣には数多くの生物が暮らしていて、生き方や外見が特殊なものも多く、本当に面白い世界です。
しかし、今まで好蟻性生物の存在すらあまり知られていませんでした。
自分も幼いころから昆虫図鑑ばかり見て育ちましたが、アリヅカコオロギやクロシジミなど多少は紹介されていたので、アリと関係を持ち暮らしている虫がいることは知ってはいましたが、その他多くの好蟻性生物のことは存在すら知りませんでした。
3年前には世界初となる好蟻性生物専門の「アリの巣の生きもの図鑑」が出版されたことで、その存在は多くの方に知られたと思われますが、こちらは専門書なので大人向けです。
これから自然や生き物に興味を持つ子供たちにも、好蟻性生物の存在や面白さを知ってもらいたい!と長年思い続けていたので、「アリとくらすむし」が出版できた時は本当にうれしかったです。
この本が出版できたことでも、大きな夢がひとつ叶ったのですが、さらに課題図書に選んで頂けたなんて・・・。
本当にうれしく思います。
たくさんの子供たちにアリと虫の関係を知ってもらえること、そしてどんなことを感じてもらえるのか、今からとても楽しみです。

ポプラ社
本の製作で数年間もの間、何度も細かいところまで打ち合わせをして頂いた、ポプラ社の江崎さんと掘さんありがとうございました!
そして、何と言っても課題図書に選んで頂けたのは虫たちのおかげです。
僕は公園や野山の虫たちを撮影して紹介しただけですから。

この本を見て、アリの巣で暮らす生き物について、もっとく詳しく知りたくなった方は以下の本もぜひご覧ください。
「アリのくらしに大接近」と「アリの巣のお客さん」
あかね書房「アリのくらしに大接近」「アリの巣のお客さん」

アリの巣の生きもの図鑑
東海大学出版会「アリの巣の生きもの図鑑」

2016年06月11日

南米は、ハキリアリ、パラポネラ、ディノポネラなど有名なアリたちの宝庫ですが、今回の一番の目的は何と言ってもグンタイアリでした。
巨大で湾曲したアゴを持つ兵隊アリに、百万匹にも達する巨大コロニーを作り、すさまじい群れで狩りをする様子は、まさに南米のジャングル最強のアリ。
グンタイアリだけでも見に行く価値があるのですが、さらに面白いのがグンタイアリと共に生きる好蟻性生物たちです。
膨大な数のコロニーを作るグンタイアリの中には、数え切れないほど多くの生物たちが共に暮らしているのです。
前回のペルーでも様々な種類のグンタイアリと、その中で暮らす好蟻性生物を見つけることができました。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
フレンチギアナで最初に出会ったグンタイアリ属は、ハマタグンタイアリ Eciton hamatumでした。
ペルーでも何度も出会った種類。
森から宿泊していたロッジのすぐ横まで行列が続いています。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
狩りの行列で、次から次へと獲物が運ばれてきます。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
こちらはアリの幼虫を運んでいますが、グンタイアリの幼虫ではなく、獲物である他種のアリです。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
アリのサナギ。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
大型なオオアリも捕えられていました。
大きな獲物は仲間と協力して運びます。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
シロアリもたくさん運ばれていました。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
IMG_9314
こちらもシロアリ。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
そんな狩りの行列近くを徘徊するハネカクシがいました。
観察していると、グンタイアリが運んでいる獲物を横取りしていました。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
釣針のように鋭く湾曲した大顎を持つ兵隊アリ。
かっこいい・・・。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
アゴで挟む力は弱いので、血は出ますが見た目ほど痛くはありませんが、深く突き刺さると引っ張っても抜けないので取り外すのが大変です。
無理に引っ張ると皮膚が切れるので、それはさすがに痛いです。

ハマタグンタイアリ Eciton hamatum
東京から片道35時間かけて、このアリに会いに来たのです。
幸せ・・・(笑)

そして数日後、このコロニーの女王に出会うことができたのです!
百万匹の娘たちの母親。
ハマタグンタイアリの女王
その姿は想像を超えるほどすごいものでした。

つづく・・・

2016年06月10日

初めてアリを飼育するときに、悩むのがアリの種類や飼育ケースだと思います。
アリと言っても、種類はとても多く、エサや住む環境なども様々です。
今回は、初めてアリを飼育する方への、アリの選び方と、飼育に必要なエサや、用品などをご紹介します。

AntRoomで初めてアリを飼育する方に、最もオススメしている種類は、日本最大種である、クロオオアリとムネアカオオアリ、この2種よりは小型ですがクロヤマアリ、またはタネを主食としているクロナガアリなどです。
もちろん、他のアリだって素晴らしい種類はたくさんあるのですが、外見、観察のしやすさ、飼育のしやすさ、寿命の長さなどを総合して考えると、これらが初めて飼育をする方にオススメなのです。

種類ごとの特徴

クロオオアリ
クロオオアリ

・大きさ
女王アリの大きさは18mmと巨大で、ムネアカオオアリと並んで日本最大のアリです。
働きアリも8mm〜14mmと大型で、コロニーが大きくなると頭と体の大きな兵隊アリも現れます。

・生息地
北海道から九州までと広く分布しています。

・食性
何でも食べる雑食性です。
専用の粉末飼料のほかに、バナナ、桃、ぶどう、リンゴなどの甘い果実と、動物性タンパク質として小昆虫を与えます。
煮干、金魚のエサなどでも補給できますが、やはり長く状態良く飼育するには昆虫餌が必要です。
公園などで小さなオンブバッタ、コオロギ、ハエなどの小昆虫を採るか、ペットショップでミルワームやコオロギを買うのが良いです。

粉末飼料の与え方はこちらをご覧ください。
与えるエサの種類についてはこちらをご覧ください。

・体色
女王アリ、働きアリ共に黒色です。

・入荷時期
5月に結婚飛行を終えた新女王が入荷します。

ムネアカオオアリ

・大きさ
クロオオアリと同じく、女王アリの大きさは18mmと巨大で、日本最大のアリです。
働きアリも8mm〜14mmと大型で、コロニーが大きくなると頭と体の大きな兵隊アリも現れます。

・生息地
北海道から九州までと広く分布していますが、やや標高の高い山に生息しています。

・食性
クロオオアリと同じです。

・体色
働きアリの胸部は赤くて美しいです。

・入荷時期
6〜7月に結婚飛行を終えた新女王が入荷します。

クロオオアリやムネアカオオアリは、状態よく飼育をすると、結婚飛行を終えた翌年には、働きアリが50〜100匹にまで増えます。
働きアリが50〜100匹ほどになると、兵隊アリが現れます。

クロナガアリ
クロナガアリ

・大きさ
女王アリは9mm、働きアリは3〜5mmと中型のアリです。
通常のアリは、1つの巣に女王アリは1匹ですが、クロナガアリは複数の女王アリが協力して巣を作ります。

・生息地
本州〜九州に分布しています。

・食性
アリとしては珍しく、タネを専門に食べるアリです。
虫をエサに与えるのが苦手な方でも飼育をすることができます。

・体色
女王アリ、働きアリ共に黒色です。

・入荷時期
4月に結婚飛行を終えた新女王が入荷します。

クロナガアリ
タネを運ぶクロナガアリ。

飼育温度について
これらの日本のアリは寒さにはとても強いため、冬は室内であれば無加温で飼育することができます。
暖かい室内で飼育をすると、冬でも活動する姿を観察できます。
アリ飼育で、もっとも気を付けないといけないのが、夏場の高温と、水分不足の乾燥です。
アリは1年中温度や湿度が一定の地中で暮らしているのです。
夏場は30℃以上にならないように気をつけましょう。
特に、直射日光などの当たる窓側などには置かないようにしてください。
また、石膏飼育の場合は、定期的な水分補給も忘れないようにしてください。

飼育容器について
販売中のアリたちは、石膏飼育ケースに入れてお届けしますので、チューブでエサ場などを連結することで、そのまま飼育をすることができますが、部屋の使い分けなど、アリ本来の姿を観察するためには蟻マシーンがオススメです!
蟻マシーンは、働きアリの数が増えてきたら連結タイプで増築することが可能です。

飼育の注意点
クロオオアリとムネアカオオアリは、結婚飛行を終えた翌年の春から一気に産卵数が多くなります。
この時に、エサが不足してしまうと、せっかく産卵した卵を食べてしまうことがあります。
これを防ぐためには、暖かくなって活動を開始する3月以降は、できるだけ頻繁に、そして種類を豊富にエサを与えるようにしてください。
栄養価の高いエサをたくさん与えて大切に飼育をした分、コロニーは繁栄します。

さらに詳しい飼育方法については蟻の飼い方をご覧ください。

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