2015年08月30日

「アリのくらしに大接近」「アリの巣のお客さん」
ご紹介が遅くなってしまいましたが、「アリのくらしに大接近」と「アリの巣のお客さん」の2冊が同時出版されました!
文章は丸山さん、写真は小松さんと僕が担当となります。
この本で初めて紹介される写真も数多くあります。
写真絵本となりますが、内容がとても濃いので大人が十分楽しめる本となっています。
「アリの巣の生きもの図鑑」は、その名の通り図鑑要素が大きかったのですが、この2冊では外見や生態が面白い種が中心で紹介されていますので、こちらの方が楽しめる方が多いかもしれません。
そして完成したものを見て、写真印刷の美しさにも驚きました。

アリのくらしに大接近
「アリのくらしに大接近」
表紙は沖縄本島で見つけた珍しいメダカダルマアリです。
クモの卵を専門に捕食する変わったアリで、卵のうにもぐりこんで卵を抜き取ったところを撮影しました。
海外のアリも多数紹介されていて、数ヶ月前にマレーシアで撮影した写真も紹介されています。

バクダンオオアリが粘液を出す場面も紹介されていますが、このアリは、この本で紹介するために、丸山さんと小松さんと3人で滞在場所から離れた場所へ車で行き見つけたものです。
マレーシアでアリ探し
3人でバクダンオオアリ探し(マレーシア)。

マレーシアでアリ探し
楽しかったな〜。

バクダンオオアリ
巣を守るために自爆するバクダンオオアリ。

マレーシアでアリ探し
無事にバクダンオオアリを観察した後は、街で冷えたココナッツを食べました。
小松さんはココナッツが大好物で、堅い殻まで食べているのではないかと思うほど集中して食べ続けています。
このように、写真一枚一枚に、いろいろな思い出が詰まっています。

アリの巣のお客さん
「アリの巣のお客さん」
その名の通りアリと関係を持つ好蟻性生物が紹介されています。
表紙はアリノタカラを顎でくわえて結婚飛行に飛び立つミツバアリの女王アリです。
こちらにも海外の種が多数紹介されていて、小松さんが撮影したアリから口移しでエサをもらうヒゲブトアリヅカ虫の一種や、アリノスササラダニを運ぶダニトモカドフシアリ、凶暴なツムギアリに噛まれても気にせず交尾をしている、インドシナエグリホソハナムグリの写真には感動です。
ツムギアリは東南アジアでは最も普通に見るアリの一つですが、そのアリと関係を持つインドシナエグリホソハナムグリはとても珍しいのですが、その理由は本にも書かれている幼虫時代の生活場所を知ると納得です。
小さなアリだけではなく、まさかあんな巨大生物とも関係を持っていたとは・・・。

アリと関係を持つ生物については、ぜひ!以下の本もご覧ください。
アリとくらすむし
ポプラ社「アリとくらすむし

アリの巣の生きもの図鑑
東海大学出版会『アリの巣の生きもの図鑑

antroom at 16:07コメント(0)アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など)新商品 

2015年08月29日

ニコニコ生放送
6時間半も生放送出演した「ニコニコ生放送」。
この番組はインターネットで配信され、一番の特徴は視聴者の方がコメントを書くことができ、率直なコメントが瞬時に画面に表示されます。
僕が登場した時の、「髪型がアリみたい」のコメントが最高でした。
たしかにクロオオアリの兵隊アリのようです(笑)
髪型やファッションと言うものに興味0で、髪は伸びて邪魔になったら切るのですが、年に2〜3回しか切りません。
だいぶ伸びてきていますが、そろそろ前髪は自分で切るので、まだ1ヶ月以上は大丈夫です。
そして僕の中で最高のオシャレは、靴+長ズボン+穴の開いていない服!つまり普通の人にとっては普通の格好です(笑)
1年の10ヶ月ぐらいをサンダル+短パン+穴あきTシャツで過ごしている僕にとっては、これが最高のオシャレなのです。
そして、オシャレ服(というか穴の開いていない服)は1〜2着しかないので、過去のテレビ番組などを見て頂いている方はお気づきだと思いますが毎回同じ格好です。
たとえば2年前の生き物にサンキューや、4年前のタモリ倶楽部などなど。
自分でも驚くほど見事に上下の服装が一致!!
しかもこのズボンなんて、妻が学生時代に履いていたものですし(笑)
子供のころから同じような格好で過ごしてきて、当時は大人になったらちゃんとした服とか着ているんだろうな、と思っていましたが、人間(というか僕)は大人になっても何も変わらないということを知りました(笑)

ニコニコ生放送
正直、どんなコメントがあるのか最初は怖かったのですが、嬉しいコメントばかりで話をしていてとても楽しかったです。
そして、この仕組みのすごいところは、放送中に見ている方とやりとりができること。

ニコニコ生放送
ニコニコ生放送
アリについて様々な質問があり、それをその場でお答えすることができてしまうのです。

ニコニコ生放送
帰宅時間となり、一時退出することを伝えると画面はこんな感じに。

ニコニコ生放送
6時間半もアリの話をさせて頂き、そしてそれを聞いて頂いた皆様、本当にありがとうございました!!

antroom at 11:26コメント(2)イベント情報 

2015年08月28日

放送を終えて帰宅しました。
昨日から今日にかけて、番組を見て頂いた皆様本当にありがとうございました!!
24時間アリを観察するという前代未聞の番組。
途中メンテナンスで2時間半放送が途切れてしまい、その分は延長となったので出演者やスタッフの方々は26時間半も撮影を続けました。
関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。
初日の2時間、本日4時間半、合計6時間半も生放送に出演させていただき、思う存分アリの話をさせて頂きました。
時々テレビやラジオでアリの話をさせていただく機会がありますが、やはり時間に限りがありますので、あまり深い部分までご紹介できないことが多いのですが、今回は思う存分話すことができ本当に本当に楽しかったです。
飼育5年目のクロオオアリ、アリヅカコオロギ、クロシジミや、他にもいろいろなアリをスタジオに持っていき、実物と写真で詳しくご紹介することができました。
僕の長いアリ話を聞いて頂いた皆様、本当にありがとうございました。
一人でも多くの方に、アリや好蟻性生物の面白さや奥深さがお伝えできていたら幸いです。

そして!9月19日に上映される映画「アントマン」!
スパイダーマンやアイアンマンなどの製作をしているマーベル・スタジオによる作品。
主人公が特殊なスーツを着て、身長1.5cmに変身するというもの。
最初この話を知った時、小さいからアントマンと呼ぶのかと思ったのですが、実はそれだけではなかったのです。
なんとアントマンのパートナーは蟻!しかも超リアルで驚きました。
アリが映画などに出るのは珍しくはありませんが、今まで見てきたものは種類が分からなかったり、体のつくりが偽物っぽかったりするのですが、このアントマンに登場するアリは忠実に再現されたものすごくリアルなアリです。
クロオオアリ、アカカミアリ、パラポネラなどが登場します。
アリ好きの皆様には、絶対に楽しめる内容になっていると思います。
早く映画を見てみたいです。

映画「アントマン」公開記念 アリさん24時間観察

「ニコニコ生放送」映画「アントマン」公開記念 アリさん24時間観察に出演します。
番組は24時間続くのですが、出演するのは最初の2時間と最後の2時間となります。
9月19日(土)2D/3D公開、1.5cmのヒーローアントマン面白そう。
1.5cmだと、クロオオアリの兵隊アリよりも少し大きいくらいですね(笑)

antroom at 00:12コメント(0)イベント情報 

2015年08月27日

アギトアリ Odontomachus monticola
先日紹介した関東で見つかったアギトアリ Odontomachus monticola。
アギトアリの特徴は何と言ってもこのアゴです。
威嚇するときや獲物を狩る時は、アゴを180℃に開いて襲います。

アギトアリ Odontomachus monticola
オキナワアギトアリより大型で色は黒です。

オキナワアギトアリ
こちらがオキナワアギトアリ Odontomachus kuroiwae。

アギトアリ Odontomachus monticola
アギトアリ の女王アリ

antroom at 10:59コメント(2)ハリアリ亜科 

2015年08月26日

ヨロイオオムカデの食事
3年間飼育をしているヨロイオオムカデ。
巨大な毒牙を開いてヤスデの口を探します。

ヨロイオオムカデの食事
口に毒牙を差し込みヤスデの動きを封じて、頭部から捕食します。

antroom at 05:44コメント(0)アリ以外の生き物 

2015年08月25日

アメンボ Aquarius paludum
息子が川で採集したアメンボ Aquarius paludumを飼育しています。
脚先で水面に浮かぶ姿は見ていて面白いですね。
水面に浮かんでいる理由は、水面に落ちた獲物を狙うため。
アメンボはカメムシと同じく半翅目(はんしもく)の昆虫です。
そして肉食ですので、昨日紹介したサシガメ同様、鋭い口を刺して体液を吸います。
他にもマツモムシ、コオイムシ、ミズカマキリ、タイコウチ、タガメなどといった水生昆虫たちも半翅目となりカメムシの仲間です。
そして、アメンボ以外の多くの水生カメムシたちは水中で生活をしています。
主な獲物はユスリカなどの幼虫、小魚、オタマジャクシなど水中で暮らす生物たち。
アメンボは水面が生活場所になったことで、他のライバルとの食物争いなどから逃れました。
主な獲物は、水面に誤って落ちてしまった小昆虫と、水中で暮らすカメムシたちとも異なるのです。
アメンボのライバルといえば、同じく水面を生活場所とし、落ちてきた虫を狙うミズスマシ。
しかし近年ミズスマシは激減しているので、ほとんどの場所ではアメンボの独り勝ちですが。
 
アメンボ Aquarius paludum
脚先で水面を自由自在に移動できるってすごいですね。

アメンボ Aquarius paludum
レッドローチを水面に落としたところ、すぐに寄ってきて捕食しました。

アメンボ Aquarius paludum
サシガメと同じく、鋭い口を突き刺しています。
こうやって見ると、顔もサシガメに良く似ていますね。
そう言えば少し前に近所の公園の池にオオアメンボ Aquarius elongatusがいたのですが、普通のアメンボと比べるとものすごく巨大です。

antroom at 05:34コメント(2)アリ以外の生き物 

2015年08月24日

ベニモンオオオサシガメ
鋭い口で昆虫を捕食するベニモンオオオサシガメ。
昔から肉食性のサシガメが大好きです。
中学生のころ、多摩動物園でシロモンオオサシガメとベニモンオオオサシガメの2種が展示されていて、ものすごく憧れのサシガメで何度も通ったのを覚えています。
展示ケースにはクワガタの産卵木のようなものが止まり木として入っていて、エサはシャーレに入れたミルワームのみ。
このケースに大小様々な大きさが高密度で入っていて、地面にはナナフシと同じような形の卵が落ちていました。
シロモンは早い段階でペットルートで入荷があったのですが、このベニモンはなかなか入荷がありませんでした。
最近ではトウモンオオサシガメという、さらに大型でトゲトゲのすごい種まで日本に入荷があります。

P8242084
サシガメが好きになったきっかけは、朝日新聞社の「動物たちの地球」で紹介されていたヨコヅナサシガメの記事。
こんなにも大型で美しく種が日本にいて(外来種ですが)、しかも集団生活という変わった習性を持つサシガメがいるとは!当時かなりの衝撃を受けました。
この記事を数え切れないほど繰り返し読み、そして実物を見つけた時は本当に嬉しかったです。

ヨコヅナサシガメ
ちなみにヨコヅナサシガメは、自宅近所の公園にもたくさんいたり、見つけるのは全然難しくもないのですが、当時(約20年前)は情報も少なく見つけるのに苦労したのです。
このように、写真などを見て、好きで見たい気持ちだけが大きく膨らみ、そして実際に見れて感動したりすると、その生き物への想いは一生忘れられないほど強いものになります。

antroom at 10:25コメント(0)アリ以外の生き物 

2015年08月23日

息子と虫採りをしているときの出来事。
車で昼食を食べていました。
息子は大好物のメロンパンを食べていたのですが、食べカスが地面に落ち、それを黒くて大きなアリが運んでいたのです。
大きさからして一見クロオオアリかと思ったのですが、それにしては細身でハリアリのような体型。
しかしこんなに大きなハリアリはこの辺りには生息していません。
気になったので近くで見てみると・・・。

アギトアリ Odontomachus monticola
えっ!こ、こ、このアリは〜!?

アギトアリ Odontomachus monticola
なんとメロンパンを運んでいたのは、本来九州や屋久島などに生息しているはずのアギトアリ Odontomachus monticolaだったのです!!
以前苦労して屋久島の森まで見に行ったアギトアリが、突然目の前に現れたのです。
実はここ数年、各地でアギトアリの定着が確認されているのは知っていたのですが、まさか何年も通っているこの場所にもいたとは。

アギトアリ Odontomachus monticola
その周辺を探してみたところミミズを捕食していて、巣の入口も見つかりました。

アギトアリ Odontomachus monticola
アギトアリ Odontomachus monticola
まさか関東でこんな光景が見れるとは。

アギトアリ Odontomachus monticola
女王アリも働きアリと一緒に狩りに参加していました。
おそらく未交尾個体だと思われますが、野外でこのような場面を見たのは初めてです。
ハリアリの仲間は、飼育下で新女王が羽化することがよくありますが、その場合しばらくすると翅が抜け、まるで働きアリのように行動することがあります。
しかし、これは結婚飛行ができない密閉容器での行動かと思っていたのですが、もしかしたら野外でも行われていることなのかもしれません。

それにしても、どうやって関東まで来たのでしょう?
短期間で各地で見つかっているのも不思議です。
土や植物と共に運ばれて来たのでしょうか?
そして、なぜアギトアリが??
他にもっと環境に適応力のありそうなアリはたくさんいるのに・・・。

antroom at 10:03コメント(6)採集・野外ハリアリ亜科 

2015年08月22日

数日間山へ行っていました。
その間、音信不通となり申し訳ありませんでした。
ノコギリクワガタ
夜の山ではノコギリクワガタやミヤマクワガタに出会えました!

antroom at 10:58コメント(0)採集・野外アリ以外の生き物 
幼虫
息子がベランダの芝生の生えた土から見つけた謎の幼虫。
大きさは22mmと大型で、ハエやアブの仲間だと思われますがよく分かりません。
最近あまり動かなくなってきたので、そろそろサナギになるかもしれません。

antroom at 10:57コメント(2)アリ以外の生き物 
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