2014年09月01日

トビイロシワアリに乗るダニ
どこでも普通に見ることのできるトビイロシワアリ Tetramorium tsushimae 。
巣の中を観察中に、幼虫やサナギが置かれている部屋を動く小さな生物がいることに気が付きました。
あまりに小さすぎて形が良く分からなかったのですが、動き方が南西諸島のオオズアリの巣で暮らすムクゲキノコに似ていました。

トビイロシワアリに乗るダニ
拡大してみると、その正体はダニでした。
全身が毛深くて初めて見る種類です。

トビイロシワアリに乗るダニ
このダニは、サムライアリ、ヤマアリ、オオアリの巣で暮らすダニと同じように、アリの体の上に乗るのです!
この写真では腹部に乗っていますが、頭部に乗ることも多くて見ていて可愛いです。
他のアリの巣から見つけたことがなく、行動からも、おそらくトビイロシワアリ専門のダニだと思われます。

吸血するダニ
同じ巣のトビイロシワアリには、他にも足に寄生するダニを見つけました。
これは吸血性イトダニで、他のアリにも寄生するのと同じだと思います。

antroom at 11:25コメント(0)アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など)採集・野外 

2014年08月31日

本日、ショッピングカートを更新しました。
キイロケアリ
様々なアリが入荷しました。

antroom at 06:41コメント(0)新商品 
毎週日曜日はアリの採集、アリの巣の製作などを行うため、発送やメール返信の業務をお休みさせて頂きます。
そのため、月曜到着(北海道や離島など到着に2日かかる地域は火曜到着)ができなくなります。
到着日のご指定は月曜(北海道や離島など到着に2日かかる地域は火曜)以外でお願い致します。

antroom at 03:30コメント(3) 

2014年08月30日

サムライアリ
2匹のサムライアリ Polyergus samurai 。
左が働きアリで右が女王アリ、に見えますが、実はどちらも働きアリです。

サムライアリ
胸部に翅が抜けた痕がない以外は、体のつくりはまるで女王アリに見えます。
この大型個体は、以前紹介したスエヒロシリアゲアリの大型個体のように、卵巣が発達していて無性卵(オス)を産むことができるようです。

antroom at 10:33コメント(0)採集・野外アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など) 

2014年08月29日

今年は自宅近所の公園で、サムライアリの巣を注意して探してみたところ、かなり狭い範囲で6つのコロニーを見つけることができました。
そして7月は結婚飛行が行われましたが、巣の規模によって、飛び立つ羽アリの数が異なり、さらにオスしか飛ばない巣などもありました。
飛ぶ日はほぼ同じだったのですが、茂みの日陰にある巣は少し遅れて飛びました。

サムライアリの結婚飛行
たくさんのクロヤマアリが出入りしていて、一見普通のクロヤマアリの巣に見えます。

サムライアリの結婚飛行
巣穴から顔を出す大きな頭。
この湾曲した太くて大きなアゴは!?

サムライアリの結婚飛行
サムライアリ Polyergus samurai の女王アリです!

サムライアリの結婚飛行
オスアリもたくさん出てきました。

サムライアリの結婚飛行
脚と翅が白くて美しいオスアリ。

サムライアリの結婚飛行
サムライアリの新女王と働きアリ。
結婚飛行の時はサムライアリの働きアリたちも、女王を見送るかのように巣の入り口に出てきます。

サムライアリの結婚飛行
結婚飛行は気温が上がる午前中から始まり、昼頃までに多くの女王とオスたちが巣から飛び立ちます。

サムライアリの結婚飛行
サムライアリの結婚飛行
草に登って飛び立とうとする女王アリ。
サムライアリの女王は、交尾を終えて翅を落とすと、クロヤマアリの巣に侵入して女王をころして巣を乗っ取ります。

antroom at 10:04コメント(2)採集・野外ヤマアリ亜科 

2014年08月28日

山でアリを探していると、ヤマトシロアリの巨大なコロニーを見つけました。
副女王
この巣には、数十匹もの副女王がいました。

副女王
副女王を撮影していたら、偶然ヤマトシロアリの巣で暮らすシロアリハネカクシ Trichopsenius japonicusが写っていました。
イエシロアリの巣で暮らすイエシロアリハネカクシ Sinopilus yukoaeは飼育をしたところ、シロアリから口移しでエサをもらうことが分かりましたが、シロアリハネカクシはまだ捕食場面を見たことがありません。

ターマイトボール
そして、いくつもの卵部屋があり、無数の卵が置かれています。
この卵、よく見ると卵ではない物体が混じっています。

ターマイトボール
白くて楕円なのはシロアリの卵ですが、茶色っぽくて球体なのは、過去にも紹介した卵に擬態する菌のターマイトボールです。

シロアリの巣も面白いですね!

antroom at 11:21コメント(0)採集・野外アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など) 

2014年08月27日

ツノゼミ
山を歩いているとき、道沿いの草にアリが登っていました。
このような場合、茎に付くアブラムシから甘露を集めていることが多いのですが、ここにいたのはアブラムシではなくツノゼミでした。

ツノゼミ
ツノゼミの幼虫。
ケアリが甘露を出すのを待っていました。

ツノゼミ
成虫のツノゼミも発見!
成虫にもケアリたちが集まっていました。

ツノゼミ
猫の耳のような形の角が生えていて、とても可愛い顔をしています。

antroom at 09:34コメント(0)アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など)採集・野外 

2014年08月26日

休日は目黒の実家に帰りました。
猫
実家のネコです。
数年前に3階のベランダから落下したのですが、落ちた場所が土だったので奇跡的に軽いケガで済みました。
若々しく見えますが、僕が中2の時から飼育をしているので20歳のおばあちゃんです。

木がなくなる
生まれ育った家の周辺は、元々自然のない場所でしたが、わずかに残された木のある場所もどんどんマンションに変わっています・・・。
この空き地になった場所も、少し前まで大きな桜の木があり、人工の池などもあってヒキガエルが繁殖したりしていたのですが、マンションに変わってしまうようです。
セミすら生き延びるのが大変な場所です。
うちの小さな庭では、現在もヒキガエルが生息しています。

清水池公園
歩いて5分ほどの場所にある池のある公園。
ザリガニ釣りをしたり、セミの羽化を観察したり、ライポンを捕ったり、アブラコウモリを観察したりと、幼いころから遊んできた思い出の場所です。

池を見ていると、何とギンヤンマを発見!
小学生の頃も、ここでギンヤンマ捕りをしていましたが、この近くには他に池はないし、水は墨のように黒くて汚いし、今でもここで生き続けていることが嬉しかったです。
2匹のギンヤンマが飛んでいました。
ギンヤンマを待つ
ギンヤンマを見たことがない息子のために捕ってみることにしました。
実は昔から網で虫を捕るのは得意ではないので自信はありません。
一緒にいた父は、なぜかトンボ捕りに詳しく、「トンボが近くに来たら丸めた紙を投げるといい」と言うので、紙はなかったので小石を投げてみることにしました。
それほど大きな池ではないのですが、ギンヤンマは2匹しかいないし、なかなか近くに来ません。
待つこと5分ほどで、最初のチャンスがやってきました。
2〜3mほどの距離に来たので、小石をポイっと投げたところ、ギンヤンマはエサと間違えて石の周りでホバリングしたりします。
今だ!と網を振るも逃げられてしまいました・・・。
「この網枠が小さいし、力強く振ると柄が曲がるから早く振れないよ。」とか、いろいろ言い訳を言ってしまいました(笑)
再びトンボを待ちますが、なかなか近くに来ません。
網を持って待つ瞬間は、何歳になっても緊張しますね。
小学生の夏休み、ここで毎日のようにトンボ捕りをしていたのを思い出しました。
当時からギンヤンマは、この池一番の大物でした。
そして2回目のチャンス!今度はさらに近くに来たので、ちょうど頭上に石を投げたところギンヤンマも頭上に来ました。
網を振るも、またしても入らなかったのですが、2〜3回連続で振ったら網に入ったのです!!

ギンヤンマ捕獲!
美しくて立派なギンヤンマです!すごく嬉しい。

ギンヤンマ捕獲!
息子も初めて見るギンヤンマが嬉しそうでしたが、間違いなく僕の方が嬉しかったです(笑)
この場所では貴重な個体ですので、観察後はすぐに逃がしました。
自然のない場所ですが、いつまでも生き続けてほしいものです。

antroom at 11:53コメント(2)採集・野外 

2014年08月25日

アリノスアブ
地中に作られたトビイロケアリ Lasius japonicusの巣。
部屋には幼虫や繭がたくさんあります。

アリノスアブ
この巣にはアリスアブも一緒に暮らしていました。
春に成虫になり産卵するアリスアブですが、この時期にはこんなに大きく成長しています。

アリノスアブ
巣穴の奥にもいました。
アリの幼虫やサナギを食べて成長します。

antroom at 10:01コメント(0)アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など)採集・野外 

2014年08月24日

トゲアリのダニ
トゲアリ Polyrhachis lamellidensを観察中に、面白いダニを見つけることができました。

トゲアリのダニ
この個体の腰のトゲの裏にダニが付いています。
専門家の方からトゲダニの一種と教えて頂きました。
トゲアリのトゲに寄生するトゲダニなので、和名を付けるとしたら「トゲアリトゲトゲダニ」がいいです(笑)

トゲアリのダニ
複数の個体を見つけることができましたが、ほとんどがこの場所に、この体勢で寄生しているのです。
おそらく、関節の隙間から吸血しているのではないかと思います。
太くて鋭いトゲの裏は安全な場所でもあります。

トゲアリのダニ
若い幼虫は色が白いです。
これに近い種類と思われるダニは、クロオオアリに寄生していることがありますが、今回の種類は特定の寄生場所や体勢があることから、トゲアリ専門のダニだと思います。

antroom at 13:15コメント(4)アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など)採集・野外 
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