2014年08月30日

サムライアリ
2匹のサムライアリ Polyergus samurai 。
左が働きアリで右が女王アリ、に見えますが、実はどちらも働きアリです。

サムライアリ
胸部に翅が抜けた痕がない以外は、体のつくりはまるで女王アリに見えます。
この大型個体は、以前紹介したスエヒロシリアゲアリの大型個体のように、卵巣が発達していて無性卵(オス)を産むことができるようです。

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2014年08月29日

今年は自宅近所の公園で、サムライアリの巣を注意して探してみたところ、かなり狭い範囲で6つのコロニーを見つけることができました。
そして7月は結婚飛行が行われましたが、巣の規模によって、飛び立つ羽アリの数が異なり、さらにオスしか飛ばない巣などもありました。
飛ぶ日はほぼ同じだったのですが、茂みの日陰にある巣は少し遅れて飛びました。

サムライアリの結婚飛行
たくさんのクロヤマアリが出入りしていて、一見普通のクロヤマアリの巣に見えます。

サムライアリの結婚飛行
巣穴から顔を出す大きな頭。
この湾曲した太くて大きなアゴは!?

サムライアリの結婚飛行
サムライアリ Polyergus samurai の女王アリです!

サムライアリの結婚飛行
オスアリもたくさん出てきました。

サムライアリの結婚飛行
脚と翅が白くて美しいオスアリ。

サムライアリの結婚飛行
サムライアリの新女王と働きアリ。
結婚飛行の時はサムライアリの働きアリたちも、女王を見送るかのように巣の入り口に出てきます。

サムライアリの結婚飛行
結婚飛行は気温が上がる午前中から始まり、昼頃までに多くの女王とオスたちが巣から飛び立ちます。

サムライアリの結婚飛行
サムライアリの結婚飛行
草に登って飛び立とうとする女王アリ。
サムライアリの女王は、交尾を終えて翅を落とすと、クロヤマアリの巣に侵入して女王をころして巣を乗っ取ります。

antroom at 10:04コメント(2)採集・野外ヤマアリ亜科 

2014年08月28日

山でアリを探していると、ヤマトシロアリの巨大なコロニーを見つけました。
副女王
この巣には、数十匹もの副女王がいました。

副女王
副女王を撮影していたら、偶然ヤマトシロアリの巣で暮らすシロアリハネカクシ Trichopsenius japonicusが写っていました。
イエシロアリの巣で暮らすイエシロアリハネカクシ Sinopilus yukoaeは飼育をしたところ、シロアリから口移しでエサをもらうことが分かりましたが、シロアリハネカクシはまだ捕食場面を見たことがありません。

ターマイトボール
そして、いくつもの卵部屋があり、無数の卵が置かれています。
この卵、よく見ると卵ではない物体が混じっています。

ターマイトボール
白くて楕円なのはシロアリの卵ですが、茶色っぽくて球体なのは、過去にも紹介した卵に擬態する菌のターマイトボールです。

シロアリの巣も面白いですね!

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2014年08月27日

ツノゼミ
山を歩いているとき、道沿いの草にアリが登っていました。
このような場合、茎に付くアブラムシから甘露を集めていることが多いのですが、ここにいたのはアブラムシではなくツノゼミでした。

ツノゼミ
ツノゼミの幼虫。
ケアリが甘露を出すのを待っていました。

ツノゼミ
成虫のツノゼミも発見!
成虫にもケアリたちが集まっていました。

ツノゼミ
猫の耳のような形の角が生えていて、とても可愛い顔をしています。

antroom at 09:34コメント(0)アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など)採集・野外 

2014年08月26日

休日は目黒の実家に帰りました。
猫
実家のネコです。
数年前に3階のベランダから落下したのですが、落ちた場所が土だったので奇跡的に軽いケガで済みました。
若々しく見えますが、僕が中2の時から飼育をしているので20歳のおばあちゃんです。

木がなくなる
生まれ育った家の周辺は、元々自然のない場所でしたが、わずかに残された木のある場所もどんどんマンションに変わっています・・・。
この空き地になった場所も、少し前まで大きな桜の木があり、人工の池などもあってヒキガエルが繁殖したりしていたのですが、マンションに変わってしまうようです。
セミすら生き延びるのが大変な場所です。
うちの小さな庭では、現在もヒキガエルが生息しています。

清水池公園
歩いて5分ほどの場所にある池のある公園。
ザリガニ釣りをしたり、セミの羽化を観察したり、ライポンを捕ったり、アブラコウモリを観察したりと、幼いころから遊んできた思い出の場所です。

池を見ていると、何とギンヤンマを発見!
小学生の頃も、ここでギンヤンマ捕りをしていましたが、この近くには他に池はないし、水は墨のように黒くて汚いし、今でもここで生き続けていることが嬉しかったです。
2匹のギンヤンマが飛んでいました。
ギンヤンマを待つ
ギンヤンマを見たことがない息子のために捕ってみることにしました。
実は昔から網で虫を捕るのは得意ではないので自信はありません。
一緒にいた父は、なぜかトンボ捕りに詳しく、「トンボが近くに来たら丸めた紙を投げるといい」と言うので、紙はなかったので小石を投げてみることにしました。
それほど大きな池ではないのですが、ギンヤンマは2匹しかいないし、なかなか近くに来ません。
待つこと5分ほどで、最初のチャンスがやってきました。
2〜3mほどの距離に来たので、小石をポイっと投げたところ、ギンヤンマはエサと間違えて石の周りでホバリングしたりします。
今だ!と網を振るも逃げられてしまいました・・・。
「この網枠が小さいし、力強く振ると柄が曲がるから早く振れないよ。」とか、いろいろ言い訳を言ってしまいました(笑)
再びトンボを待ちますが、なかなか近くに来ません。
網を持って待つ瞬間は、何歳になっても緊張しますね。
小学生の夏休み、ここで毎日のようにトンボ捕りをしていたのを思い出しました。
当時からギンヤンマは、この池一番の大物でした。
そして2回目のチャンス!今度はさらに近くに来たので、ちょうど頭上に石を投げたところギンヤンマも頭上に来ました。
網を振るも、またしても入らなかったのですが、2〜3回連続で振ったら網に入ったのです!!

ギンヤンマ捕獲!
美しくて立派なギンヤンマです!すごく嬉しい。

ギンヤンマ捕獲!
息子も初めて見るギンヤンマが嬉しそうでしたが、間違いなく僕の方が嬉しかったです(笑)
この場所では貴重な個体ですので、観察後はすぐに逃がしました。
自然のない場所ですが、いつまでも生き続けてほしいものです。

antroom at 11:53コメント(2)採集・野外 

2014年08月25日

アリノスアブ
地中に作られたトビイロケアリ Lasius japonicusの巣。
部屋には幼虫や繭がたくさんあります。

アリノスアブ
この巣にはアリスアブも一緒に暮らしていました。
春に成虫になり産卵するアリスアブですが、この時期にはこんなに大きく成長しています。

アリノスアブ
巣穴の奥にもいました。
アリの幼虫やサナギを食べて成長します。

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2014年08月24日

毎週日曜日はアリの採集、アリの巣の製作などを行うため、発送やメール返信の業務をお休みさせて頂きます。
そのため、月曜到着(北海道や離島など到着に2日かかる地域は火曜到着)ができなくなります。
到着日のご指定は月曜(北海道や離島など到着に2日かかる地域は火曜)以外でお願い致します。

antroom at 16:55コメント(3) 
トゲアリのダニ
トゲアリ Polyrhachis lamellidensを観察中に、面白いダニを見つけることができました。

トゲアリのダニ
この個体の腰のトゲの裏にダニが付いています。
専門家の方からトゲダニの一種と教えて頂きました。
トゲアリのトゲに寄生するトゲダニなので、和名を付けるとしたら「トゲアリトゲトゲダニ」がいいです(笑)

トゲアリのダニ
複数の個体を見つけることができましたが、ほとんどがこの場所に、この体勢で寄生しているのです。
おそらく、関節の隙間から吸血しているのではないかと思います。
太くて鋭いトゲの裏は安全な場所でもあります。

トゲアリのダニ
若い幼虫は色が白いです。
これに近い種類と思われるダニは、クロオオアリに寄生していることがありますが、今回の種類は特定の寄生場所や体勢があることから、トゲアリ専門のダニだと思います。

antroom at 13:15コメント(4)アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など)採集・野外 

2014年08月23日

虫を撮影する人たちの間で話題になっているOlympusのTG-3を先月から使っています。
普段使用している一眼は、とにかく大きくて重いので持ち運びが不便で、「今日は写真撮るぞ!」と気合を入れないといけません。
カメラを持っていない近所の散歩などでも、撮影したい場面は多いので、常にポケットに入る大きさで虫を撮影できるものを探していました。

TG-3
別売りのLEDライトガイドを取り付けています。
これ自体が発光するのではなく、ストロボ横にあるLEDの光をレンズ周辺のリングに引っ張ることでマクロ撮影の時に明るく撮ることができます。

ヤドリバエ
スズメガの幼虫に寄生するヤドリバエ。
コンデジでここまで撮れるとはすごいですね!

チョウ
アブ
チョウ
ハエ
すべてTG-3で撮影。

面白い機能としては深度合成モードがあります。
トゲアリの蛹
深度合成モードで撮影したトゲアリ新女王のサナギ。

マクロ撮影では被写界深度が浅くなり、ピントが合う範囲が狭くなりますが、この機能では、撮影するとピントをずらしながら複数撮影して、カメラが自動で合成することで広範囲にピントがあった写真になります。
連写撮影をするので、手ぶれする場合や、動く虫は上手く合成できませんが、停止している虫であれば手持ち撮影でも使えます。
深度合成モード
深度合成モード
深度合成モードで撮影
深度合成モードで撮影
上の4枚は深度合成モードで撮影

今時のカメラらしくGPSやWi-Fiが使用でき、スマートフォンに写真を転送したりできます。
ワイヤレスで外部ストロボなども使用できるようですが、そこまで頑張るなら普段の一眼を使った方が良いので使いませんが、いつでも持ち運べる小さなカメラでここまで撮影できれば満足です。

この時期に嬉しい機能もあります。
防水なので濡れても平気
完全防水なので、プールや海でも使用することができます!

防水なので濡れても平気
採集では雨が降ることも多いので防水は嬉しいです。

antroom at 10:52コメント(4)採集・野外 

2014年08月22日

セミ捕り
夏と言えばセミ捕り!

アブラゼミ
アブラゼミ
一番多いアブラゼミ。

ツクツクボウシ
ツクツクボウシ。

虫ポーチ
毎日大漁です。

セミ捕りは楽しいですが、セミ撮りも楽しいです。
最近夜になるとカメラを持って公園に行き、ストロボやデュフューザーを色々変えながら撮影の練習をしています。

セミの羽化
セミの羽化は撮影の練習に最適な被写体だと思います。
数が多いので短時間で様々な場面が見れるし、動かないので色々設定を変えて撮影でき、何より美しい瞬間なので楽しく撮影ができます。

セミの羽化
羽化を終えて翅を伸ばしているところ。
この写真は、少し離れると↓こんな感じで撮影しています。
セミの羽化
上と後ろから光を当てています。

セミの羽化
セミの羽化
後ろからの光が強めだとこんな感じ。

セミの羽化
人気の羽化場所は抜け殻がたくさんあります。
デュフューザーは市販のを数種類試してみましたが、やっぱ自作のが一番いい感じ。

セミの羽化
小さなニイニイゼミ。

セミの羽化
本当は三脚を使って、公園を背景に入れて撮影がしたかったのですが、毎回短気な息子も一緒で、急いで撮影していたので撮れませんでした(笑)

セミの羽化
セミの羽化
セミの羽化
いろいろな方法で撮影していると、一体どれが自分で良い写真だと思うのか分からなくなってきます。
どんな場面で、何を伝えたいかによって良い写真は変わるのだと思います。
いつでも、どこでもイメージ通りの写真が撮れるようになりたいです。

死んだセミ
死んだアブラゼミを食べるクロオオアリ。
羽化するセミの数が減り、死んだセミが目立つようになってきました。
まだまだ暑い日が続きますが、少しずつ秋が近付いてきています。

antroom at 09:52コメント(2)採集・野外アリ以外の生き物 
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