2015年04月25日

オオワラジカイガラムシ1
真冬から活動していたオオワラジカイガラムシ Drosicha corpulenta。
この時期は1〜2mmと小さな幼虫でした。

オオワラジカイガラムシ
意外と可愛い顔をしています。

オオワラジカイガラムシ
そして現在は成虫になっていてメスは1cmと大型です。
オスには翅があり小型です。
今年は特に数が多いようで、そこらじゅうオオワラジカイガラムシだらけ。
そんなカイガラムシの群れを観察していると、息子が「このカイガラムシ、ギザギザしてるね」と言うので見てみると、それは一見カイガラムシに似た別の生物だったのです。
ベニヘリテントウ Rodolia limbata
その生物がこちら。
たしかにカイガラムシと比べると体の淵がギザギザしています。

ベニヘリテントウ Rodolia limbata
左がオオワラジカイガラムシで、右がギザギザの虫。
実はこれ、カイガラムシではなくベニヘリテントウ Rodolia limbataと言うテントウムシの幼虫なのです!
このテントウムシはオオワラジカイガラムシを専門に捕食し、この日も多くのカイガラムシが襲われていました。

ベニヘリテントウ Rodolia limbata
オオワラジカイガラムシに噛みついています。
アブラムシを食べるテントウムシなどは、丸ごとムシャムシャ食べるのに対して、このベニヘリテントウは、一度噛みついたら動くことなく、そこから体液を吸っているようで、徐々にカイガラムシの体かシワシワに小さくなります。

ベニヘリテントウ Rodolia limbata
無抵抗のカイガラムシを次から次に襲う光景は、見ていて恐ろしく感じますが、人間にとっては植物の害虫駆除に役立つ益虫です。
人間が勝手に決めた、害虫か益虫という分け方は好きではありませんが。
そもそも地球から見れば、環境を破壊し、多くの資源を消費する人間が最大の害獣ですから・・・。

ナナホシテントウ
ナナホシテントウ
アブラムシを丸ごと食べるナナホシテントウ。

ムーアシロホシテントウCalvia muiri
小型で可愛いムーアシロホシテントウCalvia muiri。

ナミテントウ Harmonia axyridis
一見ナナホシテントウのようですが、ナミテントウ Harmonia axyridis。
テントウムシも種類が多くて、食性も様々で面白いですね。

antroom at 05:15コメント(0)アリ以外の生き物 

2015年04月24日

春になり様々な生き物たちが活動を再開して、毎日出歩くのが楽しい時期ですね。
それと同時に、息子の生き物好きも加速していて、朝から晩まで活動時間の多くを虫探しに費やしています(笑)
毎朝6時ごろに起床、朝食を食べたら息子と近所の公園に行くのが最近の日課。
一番の目的はトカゲです。
朝は気温が低く、トカゲは体が温まりきっていないので動きが鈍くて捕まえやすいです。

カナヘビ
草むらではカナヘビがたくさん見つかります。

ニホントカゲ
ニホントカゲもいます。
地元目黒区ではカナヘビは少なく、ニホントカゲが生息しているのですが、ここ板橋区ではカナヘビの方が多くてニホントカゲは少なめです。
もう少し大きな公園に行けば、どちらもたくさん生息していますが、場所によって住み分けています。
カナヘビ
この日見つけた色白で美しい個体。
特に頭部から尾にかけての背中面がとても白いです。

ヒゲボソゾウムシ
ピカピカに輝くヒゲボソゾウムシの一種。
ストロボを使ったらこんな感じになりましたが、実物はもっとキレイです。

ナナホシテントウ
息子の大好きなテントウムシ。
ナナホシテントウはサナギがたくさんあり、どんどん新成虫が羽化しています。
昨日はナミテントウがたくさん付いている木があり、幹に産卵していました。
森の中ではオオワラジカイガラムシが大発生していますが、それを捕食するベニヘリテントウの幼虫も多く見られます。
ベニヘリテントウは飼育中ですが、無抵抗のオオワラジカイガラムシを次から次へと襲う光景は、まるで怪獣のようです。

antroom at 11:47コメント(0)採集・野外 

2015年04月23日

おとこラジオ
NACK5「おとこラジオ」の収録で大宮にあるスタジオに行ってきました!
クロシジミ
ムネアカオオアリと、クロオオアリと暮らすクロシジミを持って行きました。
勢太郎さんもケイザブローさんも生き物好きで、アリ話で盛り上がりとても楽しかったです。
スタッフの方に、以前の職場ハチクラ大宮店でウーパールーパーを購入して飼育している方もいました。

セイタロウ&ケイザブロー おとこラジオ
◆放送日時:4月24日(金) 24:00〜25:00
インターネットラジオ radikoでも聴けるようです。

antroom at 12:02コメント(1)イベント情報 

2015年04月22日

日本のアリを飼育していると、冬場は活動が鈍くなり、幼虫の成長も止まり、女王アリも産卵をしなくなるので観察していて少し寂しい時期です。
秋以降にムネアカオオアリなどの飼育を始めた方は、アリの数も増えないし、エサもあまり食べないし、アリの飼育って退屈だな、なんて思っている方もいるかもしれません。

暖めれば成長や産卵が再開されるのかというと、実はそう単純ではなく、アリたちは温度以外で冬を感じているため、多くの場合暖めただけでは成長や産卵は再開されません(再開時期は早まりますが)。
アリたちは、春から秋まで子育てやエサ集めに大忙しだったので、冬休みだと思ってゆっくり休ませてあげましょう。
冬場の管理ではエサは少なくて問題ありませんが、一番気をつけることは乾燥です。
気付いたらケース内の水分がなくなっていることがあるので十分気をつけてください。

飼育中の多くのアリたちで産卵が再開しています。
ムネアカオオアリは最も早いコロニーは1月28日から産卵が再開し、越冬した幼虫たちは繭になり、すでに羽化しています。
ムネアカオオアリ
待ちに待った産卵の再開です。

ムネアカオオアリ
産卵した卵を、大切に世話をする女王アリ。

ムネアカオオアリ
働きアリもこれからの時期、エサ集めや子育てに忙しくなります。

ムネアカオオアリ
美しい卵

ムネアカオオアリ
働きアリから口移しでエサをもらう女王アリ

無加温で飼育をしている方も、もうすぐ産卵が再開されます。
これからの時期は、産卵する女王アリや、幼虫たちのために多くの栄養が必要となります。
春に与えるエサの量で、コロニーの増える数に大きく差が出てきます。
栄養が不足してしまうと、女王の産卵数が減少したり、せっかく産卵した卵や、幼虫を食べてしまう事があるのです。
アントサプリメント、果実、コオロギやレッドローチなどの小昆虫を与えます。
オススメのエサ

クロオオアリやムネアカオオアリの場合、働きアリ10〜20匹ほどの去年結婚飛行を終えた若いコロニーで、与えるエサの質がよければ今年中には働きアリ50〜100匹以上のコロニーへと成長して、体の大きな兵隊アリも育ちます。

これからアリ飼育の楽しい時期になります。

antroom at 04:03コメント(4)アリの飼育ヤマアリ亜科 

2015年04月21日

クロナガアリ、ヤエヤマサソリCB.、チリ産ムカデ、ヒメオオズアリなど入荷しました。

クロナガアリ
今年もクロナガアリの結婚飛行が行われました。
タネで飼育ができる飼いやすいアリです。

ヤエヤマサソリ
ヤエヤマサソリ
ヤエヤマサソリの繁殖個体です。
指先に乗るほどの大きさですが、獲物を毒針で捕えるところは立派なサソリ!
可愛くて、飼いやすく、小型で安全なサソリ。
単為生殖で増えるので、1匹で出産します。

チリ産オオムカデ
チリのムカデです。
全長9cmほどと中型種ですが、脚が青くて美しいです。

antroom at 11:38コメント(0)新商品 
オオクロケブカジョウゴグモ
石垣島や西表島に生息するオオクロケブカジョウゴグモ Microthele gigas。
ものすごく巨大になるクモで、その姿はまるでタランチュラです。
「このクモは日本に生息しています」と人に見せると、誰もが驚くほどの迫力があります。
森の中の倒木や岩の隙間などに巣を作って獲物を待ち伏せします。

オオクロケブカジョウゴグモ
気性は荒く、刺激すると立ち上がって牙を開いて威嚇してきます。
威嚇だけではなく、このまま襲いかかってくるのです。
外見がそっくりなシドニージョウゴグモは超猛毒として知られますが、オオクロケブカジョウゴグモの毒の強さはよく分かっていません。
採集するときは素手で採ることもあるのですが、まだ噛まれたことはありません。
聞いた話によると、日本のはそれほど強くはないようですが。

オオクロケブカジョウゴグモ
牙の先端を見ると毒液が・・・。
毒が弱いとしても、これだけ立派な牙が突き刺さっただけでも痛いですよね。
できれば噛まれたくないクモです。

antroom at 10:34コメント(3)アリ以外の生き物 

2015年04月20日

アカボシゴマダラの飼育
夜の公園で見つけたアカボシゴマダラの幼虫は、エノキの葉を食べて順調に成長しています。

アカボシゴマダラの飼育
去年もたくさん育てましたが、丈夫で飼いやすいチョウですね。

アカボシゴマダラの飼育
そして、顔がとっても可愛い!

アカボシゴマダラの飼育
もうすぐサナギになると思います。

アカボシゴマダラとゴマダラチョウは幼虫がとてもよく似ています。
この個体を採集した木からは、去年アカボシゴマダラが羽化したので、アカボシかな?と思っているのですが、同じ公園にどちらも生息しているので、確実なことは羽化するまで分かりまん。
幼虫の腹部先端の突起の開き具合などで区別できるようですが、羽化すれば分かることなので、それまでの楽しみにしようと思います。
ちなみに関東のアカボシゴマダラは外来種です。

ゴマダラチョウ
去年育てたゴマダラチョウ。

アカボシゴマダラ
樹液を吸うアカボシゴマダラ。

antroom at 17:06コメント(0)アリ以外の生き物 

2015年04月19日

IMG_6463
去年もたくさん収穫できたので、今年もベランダで野菜を育てます。
息子は買ってきた野菜よりも、ベランダで収穫した野菜の方が喜んでたくさん食べます。
毎日観察して水を与えて育てた野菜には、愛情もたっぷりつまっていますからね。

野菜
毎年大量に収穫できるミニトマト、キュウリ、ゴーヤの他に、ナス、トウガラシ、枝豆を初めて育てることに。
ナスやトウガラシはどんな姿に伸びるのか?支柱はいるのか?枝豆はポットに3本の苗が入っていたけど、これは分けなくてもよいのか?など何も分かりませんが育つかな?
ちゃんと育て方を調べてみようと思います。
去年から育てているサンショも新芽が出てきて、ブルーベリーにはたくさんの花が咲いています。
IMG_6703
今日の散歩で息子が路上で拾ってきた何かの幼虫。
最初は青虫だと思ったのですが、よく見たらハエやアブの幼虫でした。
1.5cmと大型です。ハナアブの仲間でしょうか?美しいです。

antroom at 16:29コメント(2)採集・野外 

2015年04月18日

イボトビムシ
赤くて美しい石垣島のイボトビムシの一種。
大きさは3mmほどあるので、トビムシとしては大きめ。
歩くのがゆっくりで、とても可愛いトビムシです。

antroom at 16:10コメント(0)アリ以外の生き物 

2015年04月17日

息子が散歩でスズメガのサナギを拾ってきました。
手に乗せてみると、普通はずっしり重たいのですが、とても軽かったので死んで干からびているのかと思いました。
スズメガの寄生バチ
しかし何か様子が変です。
光に透かしてみると、下の方だけ黒くなり何かが入っていたのです。
そして黒い影は動いていたのです。
これは間違いなく寄生バチです!

スズメガの寄生バチ
中の幼虫を傷付けないよう慎重に切り取ると、そこには1匹の大きな寄生バチが入っていました。
おそらくスズメガが幼虫時代から体内に侵入していて、サナギを作った段階で食べつくしてしまうのでしょう。
スズメガはサナギになるまでは生きていたはずですが、ひとかけらも残らず食べつくされています。
まるでエメラルドゴキブリバチのようですね。

スズメガの寄生バチ
そして数日後。
幼虫は茶色の糞をした後に無事サナギになりました。

寄生バチ
それにしても、このような大型種から、寄生バエやコマユバチなど、スズメガの幼虫は天敵が多いですね・・・。

antroom at 09:31コメント(0)採集・野外 
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