2017年08月17日

サムライアリ
飼育中のサムライアリ。
たくさんのクロヤマアリに囲まれています。
一見、サムライアリの女王のように見えますが・・・。

サムライアリ
実はこれは、胸部を見て分かるように女王ではなく働きアリの大型個体となります。

サムライアリの大型個体
この大型個体は以前も紹介しましたが、体長はほぼ女王アリと同じくらいあり、野外で見つけると一瞬女王アリと間違えてしまうほど。
今年はサムライアリの巣の入り口で、うろうろ歩いている個体を数匹発見することができたので、持ち帰ってクロヤマアリと同居をさせて飼育をしています。
数年前も同じことをしたら産卵してオスアリが誕生しました。

サムライアリ
ちなみに、こちらが本物の女王アリです。
胸部に厚みがあって翅の抜けた痕があります。

サムライアリ
サムライアリの女王アリは、結婚飛行を終えるとクロヤマアリの巣を乗っ取ります。
クロヤマアリと同居をさせる時、女王よりも大型個体の方が、クロヤマアリからの攻撃もまったく受けずにあっさり同居に成功していました。
サムライアリの大型個体、いろいろ気になる存在です。

2017年08月06日

ヤマカガシ
数日前に小学5年生がヤマカガシに噛まれて一時意識不明の重体になったようです。
その後、無事に回復したようでよかったです。
ヘビを探しに山に行き、リュックに入れて持ち帰っていることから、この子はヘビが好きだったのではないかと思っています。
同じ年齢のころからヤマカガシに触れてきた自分としては他人事とは思えない事故です。

ヤマカガシ
ヤマカガシは田んぼや川などの水辺に普通に生息しているヘビで、以前は無毒だと思っている方も多かったようですが、現在は多くの人が毒ヘビだと知っています。
ある程度ヘビに知識のある人なら、性格は穏やかで、そんなに噛みついてくるようなヘビではないと知っているはず。
しかし、数多くのヤマカガシと出会っている人なら、一部の個体や、扱い方によっては威嚇してきたり噛みついてくることもあり、過去にヤマカガシに噛まれて死亡例もあるなど、決して油断してはいけないヘビだとご存知かと思います。
性格が穏やかな個体が多いからと言って、安易に素手で扱ったり油断してはいけません。

ヤマカガシは決して危険な毒ヘビではありません!(無理に触らない限り)
もし近くにヤマカガシが暮らしていても、そっとしてあげてください。

僕が初めてヤマカガシに出会ったのは、たしか6〜7歳のころでした。
当時、よく父に虫採りをするために連れて行ってもらっていた横浜市にある山で、田んぼを泳いでいたところを父が網ですくって見せてくれました。
そして、ヤマカガシは毒があるとも教えてもらい、もちろん触ったりもしませんでした。
それから何年か経ち小学5年生くらいになると、爬虫類に興味を持ち、毒ヘビを含めたヘビにも興味を持ち始めました。
このころから、山に行きヤマカガシもよく捕まえていました。
卵から孵化したばかりの小さくて可愛いヤマカガシを見つけた時の喜びは忘れられません。
当時から自宅では様々な生き物を飼育していましたが、ヘビが苦手な母からは「ヘビだけは絶対に採らないで」と言われていましたが、山でヘビを見つけるたびに捕まえていたし、こっそり飼育もしていました(笑)
子供の好奇心は親に注意されたくらいでは抑えられないのです。
今回のヤマカガシの事故は、生き物に興味を持つ子供であれば誰にでも起こる可能性があります。

アオダイショウ
こちらは噛み付くことはありますが無毒のアオダイショウ。
ちなみに息子もヘビが好きですが、ヘビについては約束をしています。
それは、もし自分でヘビを見つけても絶対に触らず、必ず父さんに知らせること。
もし近くに父さんがいない時は、見つけても絶対に触ってはいけないと伝えています。
その理由としては、日本にも危険な毒ヘビがたくさんいて、今の息子には見分けるのは難しいため。
そして、たとえ毒のないヘビでも噛んでくる場合があり、噛まれれば血がたくさん出てすごく痛いとも伝えています。
さらに、ヤマカガシやマムシやハブの生息する山に行ったときは、山を歩く前に「この場所には毒ヘビがいるから、ヘビを見つけても絶対に触ったらだめだよ」と説明してから山を歩きます。
幼いころから約束させているので、近所でたとえ見慣れたヒバカリを自分で見つけても、触らずに確認をしてきます。
これだけは命にかかわることなので繰り返し伝えています。

生き物に興味のある子供には、危険な生物を「気持ち悪い」や、「怖いから」を理由に触るのを止めるのではなく、何がどのように危険なのかを正確に伝えてあげることが大切なのだと思います。
気持ち悪いや怖いは、その人の感情であり、好きで興味を持つ子供にとっては、やめる理由にはならないからです。

自然の中で遊ぶことは楽しくてとても良いことだと思います。
しかし、山や海など自然の中には、ヤマカガシに限らず危険がたくさんあります。
特に小さなお子さんが事故や怪我などしないように、十分気をつけてあげてください。

2017年07月29日

現在、大変多くのご注文を頂き、発送作業が追いつかない状況となっています。
ご注文されると日時指定ができますが、ここで選択できる日が最短到着日となります。

無題
お届けに時間がかかってしまい申し訳ありません。
準備に時間のかからないものは、もう少し早く発送できる場合もありますので、お急ぎの方は到着日を「指定なし」にして頂けると早くに受け取りができる場合があります。
製作に時間のかかる蟻マシンなどは、指定なしにして頂いた場合でも発送には時間がかかってしまいます。

そして、飼育相談やお問い合わせメールも毎日数十件頂いているのですが、こちらも返信にとても時間がかかっていて大変申し訳ありません。

このブログも、日々たくさんの方が見て頂いているようでありがとうございます。
更新を楽しみにして頂いている皆さま申し訳ありません。
今まで毎日更新をしてきたブログですが、もうしばらく更新ができそうにありません。

いろいろご迷惑をおかけいたしますが、一刻も早く通常通りの仕事ができるように急ぎますのでよろしくお願い致します。
ずいぶん前から思っていたことですが、何もかも一人でやるには限界を感じてきています。
アルバイトで手伝っていただける方に来てもらいたい・・・。

antroom at 05:55コメント(0) 

2017年07月09日

コシアキトンボの羽化
暗くなってから池の周りを探すと、羽化のため上陸したトンボのヤゴを見つけることができるので、持ち帰って羽化の観察をしました。

コシアキトンボの羽化
上半身が出てくると、最初は腹部だけでぶら下がっていますが、しばらくすると起き上がって抜け殻につかまります。

コシアキトンボの羽化
そして腹部を抜きます。
このままの体勢でじっとしていると、翅や腹部がどんどん伸びてきます。

コシアキトンボの羽化
抜け殻と比較すると、頭部の大きさが全然違いますね。

コシアキトンボの羽化
羽化を興奮していた息子ですが、この時は23時です。
さすがに眠気が限界のようで、目が閉じかかっています(笑)

コシアキトンボの羽化
だいぶ翅が伸びてきました。

コシアキトンボの羽化
半透明だった翅が透明になりました。
翌日に採集した公園に逃がしました。

先週から近所の公園では、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミが鳴き始めました。
そろそろセミの羽化観察の楽しい季節になりますね。

2017年07月06日

ムネアカオオアリ
結婚飛行を終えた直後のムネアカオオアリの女王アリ。
地面に降りて翅を落とすと、巣の作れそうな場所を探して歩き続けます。
たくさんの仲間がいた巣を飛び出した瞬間から、無事に巣を作り働きアリが誕生するまでが、女王アリにとって最も危険な時期です。
ほとんどの女王は、巣を作る前に他のアリや様々な生き物に襲われしまいます。

2017年07月04日

ヒガシニホントカゲ
山梨県の山で日光浴中のトカゲを発見。
先日紹介した、都内で採集した飼育中のトカゲが、生息地から考えればヒガシニホントカゲなのに、鱗の特徴を見るとニホントカゲに見えてから、見つけるたびにどちらなのか意識するようになりました。
この山梨県産も調べてみることにしました。

ヒガシニホントカゲ
逃げられないようにゆっくり近づいて撮影。

ヒガシニホントカゲ
おっ!これは!!
頭部の鱗(前額板)がはっきり離れています。
ヒガシニホントカゲの特徴に一致しました。
やぱり都内で採集したのはニホントカゲだったのでしょうか?
今後も意識して観察していこうと思います。

ヒガシニホントカゲ
何枚か撮影すると、くるっと回って洞の中へ入っていきました。

2017年07月02日

オニコツノアリ
沖縄に生息するオニコツノアリ。
働きアリの大きさが1mmほどと、小さなアリの中でもとても小さなグループです。

オニコツノアリ
オニコツノアリの兵隊アリ。
働きアリに比べると3.5mmと大型です。
関東にはこれに似たコツノアリが生息していて、同じく兵隊アリがいるのですが、兵隊でも2mmほどですので、コツノアリを見慣れてからオニコツノアリを見るととても巨大に見えます。

超小型!コツノアリの仲間

2017年07月01日

2014年に公園を散歩中に偶然に発見したコブアリスアブ。
都内の街中に生息しているものの、今までほとんど発見のされていないアリスアブ。
どんな種類なのか、そして初めて発見した時の話は公園でコブアリスアブ発見!!をごらんください。
そして2014年以降毎年観察することができていて、2015年には産卵場面の撮影にも成功しました。

そして2017年。
今年も成虫のでる季節に公園に通う日が続きました。
コブアリスアブ
気温が高くなり始めた5月の午前中、毎年観察している発生木を見に行くとコブアリスアブを発見!
今年初めて見つけた個体です。

コブアリスアブ
上の方にさらにもう1匹見つけました。

コブアリスアブ
しばらく観察していると、2匹ともメスで産卵しようとしています。

コブアリスアブ
このような体勢のまま木の幹を歩き続け、ハリブトシリアゲアリの巣の入り口付近の樹皮の隙間などに産卵管を差し込んで産卵をするのです。

コブアリスアブ
ハリブトシリアゲアリの巣の入り口から10cmほど離れた場所で、樹皮の溝に産卵管を刺したまましばらく動かなくなりました。
その後、移動したので産卵したと思われる場所を見てみると・・・。

コブアリスアブ
白い卵がありました!
卵を見ることができたのは初めてです。
巣穴からある程度離れていますが、孵化した幼虫はここから自力で巣の中へ入るのですね。

コブアリスアブ
この個体は幹をどんどん下へ歩いていき、最終的には根元付近までやってきました。
こんな下まで来ることもあるのですね。
ここの根元付近にもハリブトシリアゲアリの巣穴があり、同じように産卵管を差し込んで産卵していました。

今年初めて見つけたこの日から、ほぼ毎日のよう通う日が続きました。
コブアリスアブは成虫が出る期間がとても短いのですが、毎年数日間は観察ができています。
しかし、今年はこの日が最初で最後で、いくら通っても見ることはできませんでした・・・。
実は今年最初に見つけた日ですが、この日以前は1週間ほど用事があったり、雨が降ったりで観察に行けなかったのです。
もしかして、もっと早い段階から羽化していたのかなと思っています。

来年も観察できる日が楽しみです。

2017年06月28日

アズマヒキガエル
夜でも気温が高い日が増えてくると、見れる生き物の数も多くなっています。
公園沿いの花壇で見つけたアズマヒキガエル。
地面には無数のダンゴムシが歩いているので食べ放題です。
この写真をよく見ると、地面にはダンゴムシやヤスデが歩いています。
以前、この公園で採集したアズマヒキガエルの糞を調べたことがありますが、花壇で採集した個体はほとんどダンゴムシしか出て来なかったのを思い出しました。

アズマヒキガエル
少し歩いただけで10匹以上見つかりました。

ヒバカリ
普段明るい時間に見ることが多いヒバカリですが、この日の夜は2匹を見つけました。
上のヒキガエルとヒバカリは久々にキャノンEF8-15mmで撮影しましたが、短時間で撮影しないといけない場面や、片手で撮影する場面はやはりAFレンズが便利ですね。
ピントも絞りもマニュアルのLAOWA 15mm F4は片手撮影は難しいです。

コクワガタ
樹液の出ている木を見ると、たくさんのコクワガタが見つかりました。

ヒラタクワガタ
一番の大物がこちら。
息子が発見したのですが、最初「ミヤマクワガタいた!」と大声で叫んでいて、まさか!?と思い近づくとヒラタクワガタでした(笑)
息子は大きなクワガタを見慣れていないので、大きなクワガタ=ミヤマクワガタと思ったようです。
傷のない美しい個体で、手の乗せると鋭い爪が刺さるので今年羽化した個体だと思います。
測ってみたところ体長58mmと大きな個体で、都内でヒラタクワガタをたくさん見てきた方から、東京産としてはかなり大きな個体だと教えてもらいました。
この公園では2年前にもヒラタクワガタを見つけています。

そして数日後。
保育園の帰りに同じ公園に寄ったのですが、太い木の高さ3mほどに樹液の出ていそうな場所を発見。
そこを見ると黒くて大きな虫が!よく見るとヒラタクワガタだったのです。
手が届かなかったので木の枝で落とそうとしたのですが樹皮の下に入ってしまい採集できませんでしたが、あれは間違いなくヒラタクワガタでした。

ヒラタクワガタの思い出と言えば小学生のころ。
毎年夏休みは伊豆の山にある祖母の家で過ごしていましたが、毎日通っていた樹液の出ているクヌギの幹の穴の中でヒラタクワガタの大顎だけが見えたのです。
なんとか採集したくて、毎日通い穴の中に枝を差し込んで出そうとしたものの、すぐに穴の中に入ってしまい採集できませんでした。
枝で穴から出すのは無理だと思ったので、最終的に穴から出ているアゴの間に指を入れて、指を挟ませて引っ張り出すことに成功したのです!
これが人生初のヒラタクワガタ採集でした。
指を挟まれて痛かったですが、そんな痛み以上に、毎日通い続けてやっと全身を見ることができた喜びの方がはるかに大きかったので、痛みはどうでもよかったです。
ヒラタクワガタを見ると、あの日を思い出します。

2017年06月27日

トカゲの子育て
孵化するまで卵の世話をするニホントカゲ。
土の中で卵をどのように扱っているのか見たことがありませんでしたが、母親が卵を口で咥えて移動させている場面を見ることができました。

女王アリ
地中の巣穴に閉じこもって、卵を大切に世話をする姿を見ると、結婚飛行後の新女王の子育てと同じだなと感じました。
アリとトカゲは、まったく異なる生き物ですが、産卵した卵を大切に守るという行動は同じなのです。
姿かたちは違っても、地球上で生きる生き物たちの目的は同じです。

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