2014年10月29日

トゲアリ
9〜10月に結婚飛行をするトゲアリ。

トゲアリ 結婚飛行
日没に暗くなった直後から巣穴から羽アリたちが出てきます。

トゲアリのオス
トゲアリのオス。
夜の間は巣穴付近にいて、明るくなった午前中に飛び立つのです。

トゲアリのオス
巣穴近くのクモの巣に引っかかったオス。

トゲアリの女王
結婚飛行を終えたトゲアリの女王はクロオアリの巣に侵入して、その巣の女王をころして巣を乗っ取ります。
今までもトゲアリの女王の写真をたくさん紹介してきましたが、女王は体毛が少なく全身ピカピカ・・・。に見えたのですが、実はこれは本当の姿ではなかったのです。
光の使い方を変えて撮影してみたところ、実はとても毛深いことが分かったのです。

トゲアリ女王
これがトゲアリ女王の本当の姿です!
全身毛だらけで、とても毛深いアリだったのです。
この毛はとても細いようで、普通に撮影しても写りにくいようです。

トゲアリ女王
マクロ撮影では、肉眼では分からない細部まで見ることができますが、それがすべてではないということがはっきりと分かりました。
本当の姿を写すためには、ただ大きく拡大して撮影するだけではダメなのですね。

antroom at 10:11コメント(0)採集・野外ヤマアリ亜科 

2014年10月28日

ヤドリカニムシ
昨日紹介しましたヒメバチに乗るヤドリカニムシについて、たくさんの方から同じような状況を見たとのご連絡を頂きました。
皆さま情報ありがとうございます。

青森の工藤さんがCelastrina No. 48(2013年8月発行)で紹介されている、「クロホソコバネカミキリの後脚についていたカニムシについて 工藤 忠」で紹介されているのも、今回僕が見たものと同じ状況だと思われます。
工藤さんのブログ、青森の蝶たちでも、その時のカミキリムシの後脚に付くカニムシが紹介されています。

dx-9様から送って頂いたカミキリムシハチに付くカニムシの写真。
これを見るとカミキリムシは脚に付いていますが、ハチは触覚に付いていますね。

小松さんの「祁邉」でもハエブユに付くカニムシを紹介されています。

そして、昆虫カメラマンの海野さんが「海野和男のデジタル昆虫記」で紹介されているテナガカミキリの飛翔の瞬間の動画を見ると、翅を開くと腹部に付くカニムシを見ることができます。

oikawaさんが「ぱぷあ日記(アルゼンチン編)」で紹介されているカニムシには、木の幹に止まるハチに多くのカニムシがハサミでつかむ場面が紹介されています。
カニムシを見ると脚で必死に幹にしがみついているので、おそらくこれは便乗するためではなく、捕食しようと襲っているのだと思います。
南米には以前紹介したメクラカニムシParatemnoides nidificatorのように集団で狩りをするカニムシもいます。
しかし、このように襲いかかった時に、獲物の力が強すぎて抑えきれなければ、結果的に運ばれてしまうということもあると思います。

antroom at 10:04コメント(0)アリ以外の生き物 

2014年10月27日

雑木林で虫を探しているときに、クヌギの木にヒメバチの一種(ホシクロトガリヒメバチ?)がいました。
いつもなら気にしない虫なのですが、何かが脚に付いていることに気が付きました。
アリでも噛み付いているのかと思って近くで見て驚きました。
ハチに乗るカニムシ
なんと、ハチの右後脚に付いていたのはカニムシだったのです!!
カニムシが移動手段として他の生物に付く話は知っていたのですが、実際に見たのは初めてです。

ハチに乗るカニムシ
樹皮の裏などで見つかるヤドリカニムシの一種だと思います。
他の生物に乗るカニムシは、モグラやネズミなどの哺乳類に付くオオヤドリカニムシや、南米のテナガカミキリの翅の裏に入る種類などもいるようです。

ハチに乗るカニムシ
がっちりハサミでつかんでいるのが分かります。
カニムシはハサミに毒針を持っていますが、おそらくこのように大型で外骨格の硬い虫には刺さらないのだと思います。
移動が目的だとすると、乗る相手を毒でころしてしまっては意味がないですし。

カニムシがどのようにこの状態になり、何が目的で虫につかまるのかが気になります。
樹皮の上を歩くハチを獲物と間違えて挟んでしまい、そのまま付きっぱなしになっているのか、それとも噂通り移動能力の低いカニムシが、どこか新しい地で暮らすため旅立ちのためなのか。
この状態で一度だけ観察しただけでは判断するのは難しいので、持ち帰ってしばらく観察してみることにしました。
予想では持ち帰る間にはハチから離れてしまうのではないかと思ったのですが、自宅に帰ってからもハチに付いたままでした。
カニムシは時々ピクピクと動くのですが、脚は折りたたんでいてほとんど動きません。
もしエサだと思っているのなら、両腕で挟んだり、食べられないと分かればすぐ降りると思うので、やはり移動のために付いているようにみえます。
数日経ってもハチに付いていたので、このままの状態でカニムシに詳しい吉田さんに送りました。
そして採集して約1週間でハチが死んでしまいましたが、カニムシは死んで動かなくなってからもハチから降りようとしなかったようです。
移動が目的なら、動かなくなった虫に付いている理由はありません。
それどころか、死んだ虫は野外ではアリなどに巣に運ばれて捕食されてしまう危険もあるため、一刻も早く降りた方がよいはずです。
ハチが死んだことに気が付いていないのでしょうか?
カニムシの考えが知りたい・・・。

antroom at 13:11コメント(2)採集・野外アリ以外の生き物 

2014年10月26日

毎週日曜日はアリの採集、アリの巣の製作などを行うため、発送やメール返信の業務をお休みさせて頂きます。
そのため、月曜到着(北海道や離島など到着に2日かかる地域は火曜到着)ができなくなります。
到着日のご指定は月曜(北海道や離島など到着に2日かかる地域は火曜)以外でお願い致します。

antroom at 15:59コメント(3) 
群れるカギムシ
飼育中のカギムシたち。
そこそこ広いケースで飼育をしているのですが、このように同じ場所に群れていることが多いです。
偶然お気に入りの隠れ家を使っている気もしますが、群れる習性があるのかもしれません。

antroom at 15:11コメント(0)アリ以外の生き物 

2014年10月24日

会員登録をされている方で、今月中旬までにご注文を頂いた方へのポイント加算を行いました。

antroom at 11:07コメント(0) 
少し前につくば市にある研究所に遊びに行ってきました。
待ち合わせまで時間があったので、つくばの山や昆虫館を散歩することに。

ゆかりの森昆虫館
ゆかりの森昆虫館

ゆかりの森昆虫館
ゆかりの森昆虫館
ゆかりの森昆虫館
昆虫標本の数々。

ゆかりの森昆虫館
天井を見上げると、眼が赤く光る巨大カブトムシが!!
小さな子供たちは怖くて泣くのではないかと思うほど巨大です(笑)

アリノスシジミ
一番見たかったのかこちら。
東南アジアで、幼虫時代をツムギアリの巣で暮らすアリノスシジミです。
このシジミチョウの幼虫は、ツムギアリの幼虫を食べて育ちます。

アリノスシジミ
シジミチョウの中でも最大種のようで信じられないほど巨大です。
数いるシジミチョウの中で、アリの幼虫を食べるという特殊なチョウが最大種とはすごいですね。

伊藤さん
森で何かを撮影中の伊藤さん。

アマガエル
アマガエルでした。

サムライアリ
サムライアリ Polyergus samurai の奴隷狩り。

坂本さん
秋のサンマと坂本さん。

筑波山を登ったり研究所で貴重なものを見せてもらったりと、とても充実した一日でした。

antroom at 10:27コメント(0)採集・野外 

2014年10月23日

柿
出産を終えたばかりの妻と子は、しばらくは自宅で安静にしないといけないので、最近は息子と二人で出かける日が増えました。
絵本にオナモミの絵が書いてあり、「これはオナモミって言って、洋服にくっつくんだよ」と話していたので、この日はオナモミ探しの旅に出かけました。

さいたま市の田んぼ
向かったのは、以前勤めていたハチクラファーム近くの田んぼや畑のある場所。
自宅から車で30分ほどの場所に、こんな広々した場所があるのです。

さいたま市の畑
この周辺には田んぼが広がり、用水路など水辺も多いのですが、過去に農薬などもかなり使っていたようで水生昆虫などはほとんどいません。
この場所から1時間ほど離れた場所には、ミズカマキリやタイコウチなども生息しているのですが。

雑草集め
ペンペン草
最初の獲物はペンペン草!
息子はひたすら集め続けていました。

大きなガ
木の杭に付いていた大きくて立派なガ。

しばらくオナモミを探しましたが見つかりません。
オナモミはたくさん生えていたのですが、まだ花で肝心の実が生っていなかったのです。
時期が少し早すぎたようです。
「くっつき虫ないね〜」と言うと、「くっつき虫がいいの〜!」と残念そうな息子。
仕方ないので、別のくっつき虫を教えました。
草むらに入ると必ずと言ってよいほどズボンに付いてくる、あの邪魔なくっつき虫。
名前を知りませんでしたが、コセンダングサというのですね。
コセンダングサ
コセンダングサ
それでも息子は、「くっつき虫だ!」と嬉しそうに自分の服にペタペタと張り付けて喜んでいます。
しかし、しばらくして「くっつき虫チクチクするよ! 取ってよ!」と言うので取り外しました・・・。
やはり、このくっつき虫ではダメなようです(笑)

オナモミ発見
しばらく探すと、何と枯れた枝先にオナモミ発見!!
去年の実がそのまま残っていたのです。
1番の目的のくっつき虫を発見できて息子はとても嬉しそうでした。
無事に見つけることができて一安心。

続いて向かったのは、何度も通ったことのある森。
当時、この近くに住んでいたので虫を探しによく行っていた場所です。
森といっても、それほど広くはないのですが、シロアリハネカクシ、ミカドオオアリ、フクロウなどが生息していました。
森がなくなる
森がなくなってる・・・。
端から木を切り、すでに半分以上の面積がなくなっていたのです。

草むらがなくなる
何かを建設中のようで、そのすぐ横でも草むらがなくなりグランドができていました。
街中に残されたわずかな森も、どんどん消えていってしまうのですね。

最後にハチクラファームにも立ち寄りました。
アマガエル探し
温室で何かを指さす伊藤さん。

アマガエル
そこにいたのはアマガエルでした。

アマガエル
たくさんのアマガエルを見つけることができました。
温室内の水辺で産卵もしているようで、上陸したばかりの幼体やオタマジャクシも見ることができました。

雑草だけで十分楽しめた一日でした。

antroom at 11:52コメント(6)採集・野外 

2014年10月22日

ガの幼虫
トゲアリの巣の入り口付近で、茶色く細長い袋のようなものを見つけました。
この袋を見ていると少しずつ動いているようで、良く見ると先端から虫の顔が出ています。
これはガの幼虫のミノだったのです。
同じ場所に3匹のミノがありました。

ガの幼虫
観察していたら、ミノに気が付いたトゲアリの働きアリがアゴで咥えて遠くに運んでしまいました。
おそらくトゲアリとは無関係だと思いますが、他の巣にもいないか気にしてみようと思います。

アリグモ
こちらもトゲアリの巣の入り口付近にずっといたアリグモの一種。
このアリグモは他のトゲアリの巣の入り口でも見つけましたが、何を狙っているのかは分かりませんでした。

このように、アリの巣を見ていると周りに様々な生物が見つかるのですが、近くにいるからと言ってアリと関係しているとは言えません。
好蟻性であるかの判断は難しいです。
特に朽木内のアリの巣には、ダニ、ハネカクシ、甲虫の幼虫などの生物が見つかり、一見アリと関係を持っているように見えるときがあるのですが、これらの大半は同じ朽木に住んでいただけで、アリとは無関係の種類がほとんどです。
しかし、そんな生物の中にも実は好蟻性の生物がいる可能性もあります。
複数のアリの巣から見つかったり、幼虫などが置かれた巣の中心部に入り込んでいたり、アリと同居させるとアリを意識した動きをする場合は好蟻性の可能性が高いのですが、アリの巣の周りで、アリと少し距離を離して関係を持つ生物もたくさんいるので、気になった生物はとにかく観察することが大切です。

そういえば思い出したことが。
少し前にモリシタケアリの巣の中から、巣材とアリを採集しました。
持ち帰って見ていたところ、中から見たことのないハネカクシが現れたのです。
中型で翅が赤っぽくて美しく丸みのあるハネカクシで「アリの巣の生きもの図鑑」にも載っていない。
観察しているとアリも襲う様子はないし、アリが近くに来ると腹部先端をアリの方へ向けたりしています。
巣材にも入るし、行動を見る限り好蟻性に見えます。
しかも、この時は巣の中に手を突っ込んで巣材のみを持ち帰ったので、巣の中にいた可能性が高いのです。
巣材の破片が多少地面に落ちて、それも拾い集めたので、その時土にいたところを拾ってしまった可能性もありますが巣の近くにいたことは間違いありません。
とりあえず撮影して丸山さんや小松さんに見てもらおうと思い、夜中にカメラを準備していたら、息子が起きてしまい「パパと寝たい」と言うので寝付くまで一緒に横になったら、気が付いたら朝になっていました(笑)
ハネカクシ!と思いだし見に行くと、いくら探しても容器の中で見つからず・・・。
容器にはアリが脱走しないように壁に粉を塗っていたのですが蓋はしていませんでした。
どうやらハネカクシはどこかに飛んでいってしまったようです・・・。
あれが好蟻性だったのかが気になって仕方ありません。
本当に好蟻性だったなら、そのうち追加で採れるだろうと諦めるしかありません。

antroom at 12:35コメント(0)採集・野外アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など) 

2014年10月21日

最近、公園から山まで、どこに行っても見かけるケバエの集団
秋は特にケバエが見つけやすい気がします。

ケバエの集団
この集団はアスファルトの林道に出てきてしまったようで、アスファルトの割れ目に必死で潜ろうとしています。
集団でいることで、外敵から身を守ったり、エサを占領できたりなど、何らかのメリットがあるのだと思いますが、このような失敗をしてしまうと全滅する危険もありますね。
そもそもアスファルトの道は、ケバエたちにとっては想定外のものだとは思いますが・・・。

antroom at 03:25コメント(0)採集・野外 
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