2017年03月30日

2017年03月29日

ヒメサスライアリ
マレーシアで見つけたヒメサスライアリの一種の引っ越し行列。

ヒメサスライアリ
幼虫たちをアゴでくわえて新居へ移動中です。
ヒメサスライアリは移動期は毎日引っ越しをするので、ヒメサスライにとっては数十万匹の家族全員で引っ越しをするのは日常的なことです。
うちも最近、家族四人全員で引っ越しをしましたが、あまりに大変だったのでもう二度としたくないと思ったのに、アリたちは毎日引っ越すなんてすごいですね(笑)

ヒメサスライアリ
そんな引っ越しをするアリたちを見ると、全員が大切な妹である幼虫を運んでいるのですが、その運び方(咥え方)は正確に決まっているようです。

ヒメサスライアリ
全個体がこのように幼虫を仰向けにして、頭部の少し下辺りをアゴで咥えます。

ヒメサスライアリ
ちなみにサナギを運ぶ時も咥え方は決まっていて、仰向けにして腹部をアゴで咥えます。

アリは仲間をアゴで咥えて運ぶこともあり、この時の咥え方も種類によって決まっています。
クロオオアリの引っ越し
クロオオアリなどのヤマアリの仲間は、このように向い合せになります。

デコメハリアリ
デコメハリアリはこのように背負うように運びます。
フタフシアリもこの形で仲間を運びます。

ツムギアリ
すべてのアリが運び方が決まっているのかと言うと、実はそうではなく、中には適当に咥えて運ぶアリもいます。
そのアリの一つがこちらのツムギアリです。
ツムギアリの仲間の運び方については、またご紹介します。

アリの幼虫や仲間を運び方を、種類ごとに調べてみるのも面白そうです。

2017年03月28日

セマルハコガメ
石垣島と西表島に生息する天然記念物のセマルハコガメ。
林道を歩いていると足元で発見。
驚いたセマルハコガメは甲羅に入って閉じこもりました。
沖縄のリュウキュウヤマガメとセマルハコガメは、水中ではなく陸上で暮らしています。

日本のアリを飼育していると、冬場は活動が鈍くなり、幼虫の成長も止まり、女王アリも産卵をしなくなるので観察していて少し寂しい時期です。
秋以降にムネアカオオアリなどの飼育を始めた方は、アリの数も増えないし、エサもあまり食べないし、アリの飼育って退屈だな、なんて思っている方もいるかもしれません。

暖めれば成長や産卵が再開されるのかというと、実はそう単純ではなく、アリたちは温度以外で冬を感じているため、多くの場合暖めただけでは成長や産卵は再開されません(再開時期は早まりますが)。
アリたちは、春から秋まで子育てやエサ集めに大忙しだったので、冬休みだと思ってゆっくり休ませてあげましょう。
冬場の管理ではエサは少なくて問題ありませんが、一番気をつけることは乾燥です。
気付いたらケース内の水分がなくなっていることがあるので十分気をつけてください。

ムネアカオオアリ
待ちに待った産卵の再開です。

ムネアカオオアリ
産卵した卵を、大切に世話をする女王アリ。

ムネアカオオアリ
働きアリもこれからの時期、エサ集めや子育てに忙しくなります。

ムネアカオオアリ
美しい卵

ムネアカオオアリ
働きアリから口移しでエサをもらう女王アリ

無加温で飼育をしている方も、もうすぐ産卵が再開されます。
これからの時期は、産卵する女王アリや、幼虫たちのために多くの栄養が必要となります。
春に与えるエサの量で、コロニーの増える数に大きく差が出てきます。
栄養が不足してしまうと、女王の産卵数が減少したり、せっかく産卵した卵や、幼虫を食べてしまう事があるのです。
アントサプリメント、果実、コオロギやレッドローチなどの小昆虫を与えます。
オススメのエサ

クロオオアリやムネアカオオアリの場合、去年結婚飛行を終えた若いコロニーでも、この春からの与えるエサの質がよければ夏ごろには働きアリ50〜100匹以上のコロニーへと成長して、体の大きな兵隊アリも育ちます。
これからアリ飼育の楽しい時期になります。

2017年03月26日

ハチクラ
息子とコクーンさいたま新都心で『映画ドラえもん』を観てから、爬虫類倶楽部大宮店に行ってきました。
息子は大好きな大橋さんと奥ちゃんに遊んでもらい嬉しそう。
爬虫類はキタアオジタトカゲやセマルハコガメ、そして採集したヤモリやトカゲを飼育していますが新たに飼育することにしました。
世話をするのは息子なので、与えるエサの種類、扱いやすさ、成体になった時の大きさなどを考えると、やはり初心者向きである種類になってきます。

アフリカウシガエル
ハチクラで購入したアフリカウシガエル。
丸くて可愛いですね〜!
何でもよく食べて、子供でも世話ができます。
ベルツノガエルやイエアメガエルもいいなと思ったのですが、ここは僕の好みで選びました。
息子は「ウーちゃん」と名付けました。

目の前で動くものは何でも口に入れてしまうので注意することは・・・。
アフリカウシガエル
このように口の前に指を出さないこと。

アフリカウシガエル
バクっと食べられます(笑)
今は小さいから痛くもないですが、アフリカウシガエルはとても巨大になるので、そんな巨大な個体に噛まれたら大変です。
そう考えると、やはり5歳の子供向きとは言えませんね・・・。
すいません、本当は僕が飼いたかったのです(笑)
でっかいカエルが好き!

ヒョウモントカゲモドキ
そして、ヒョウモントカゲモドキの飼育も始めました。

ヒョウモントカゲモドキ
こちらも最高に可愛いですね!
以前から飼育しようと考えていたのですが、尾が切れやすく子供が触るのは難しいと思っていたのですが、5歳になった今では優しく扱えると思い飼育をすることにしました。
エサもよく食べてどんどん成長しています。
息子は「ヒョウちゃん」と名付けました。
成体になっても20cmくらいだし、性格も穏やかなので子供でも飼育できます。
アフリカウシガエルも成体は同じく20cmくらいなのですが、横幅も20cmくらいになるので超巨大です。

アリを飼育している方にも、これらの爬虫類や両生類の飼育はオススメです!
その理由はエサです。
アリだけを飼育している方が最も悩むのが、エサに与える小昆虫をどうやって入手するかです。
近所の草むらでバッタなどを採集できる方は問題ないと思いますが、時間や環境の問題で年中採集するのも大変です。
ペットショップではコオロギやレッドローチなどのエサ昆虫が販売されているのですが、どれも販売単位が50匹とか100匹とかで、少量しか食べないアリでは消費しきれないのです。
しかし、このような昆虫食の爬虫類や両生類を飼育すればアリに分け与えることができます。
実際、爬虫類や両生類などの昆虫を食べる生き物を飼育している方が、同じエサで飼育できるアリを飼い始める方も多く、このような方はエサ昆虫を豊富に与えられるためアリの状態もとても良いです。
何より爬虫類や両生類は可愛いですし。

アフリカウシガエルは将来的にネズミを食べるような巨大なカエルに成長してしまうので、もしアリにエサを分けるのであれば、それほど大きくならず、成体になっても小昆虫で飼育ができる種類がよいと思います。

2017年03月25日

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
東南アジアに生息するモトサスライアリ Dorylus laevigatus。
赤い体に湾曲した大顎など、最高にかっこいいアリです。
生息地では、それほど珍しいアリではないのですが、この種はとにかく地中性が強くて、行列も地下を通るため観察の難しいアリです。
巨大な女王アリと、膨大な数の働きアリで地下に巨大コロニーを作ります。
そして、数々の好蟻性生物が同居をしていて、いろいろな意味で魅力的なアリ。

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
サスライアリはアフリカに数多く生息するアリで、南米のグンタイアリのような暮らしをしています。
世界最大のアリといえば、3cm前後のパラポネラ、ブルドックアリ、ギガスオオアリ、ディノポネラなどが有名ですが、実はサスライアリの女王アリが体長50mmを超えるので世界最大のアリなのです。

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
そして働きアリには大小様々な大きさがあり、各サイズを並べてみるとこんな感じです。
一番小さな個体が2mmほどで、最大サイズは10mmほどとなります。

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
50mmにも達する女王アリは見たことはありませんが、大きさを比較してイメージしてみるとおそらくこんな感じです(笑)
世界で最も見てみたいアリはサスライアリの女王アリです。

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
アゴを大きく開いて威嚇する兵隊アリ。
働きアリには大小様々な大きさがあり、大型個体は大きなアゴを持ちます。

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
指を近づけると当然噛まれます。

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
東南アジアのサスライアリは噛まれても大して痛くはありませんが、サスライアリの本場であるアフリカの種は、噛まれた瞬間に皮膚が切り裂かれて激痛らしいです。
いつかアフリカのサスライアリに噛まれてみたい!!!!

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
撮影した写真を見返していたら、あることに気が付きました。
この写真の右個体の口をご覧ください。
アゴの間にある口には、他のアリと同じくヒゲがあります。
ここでエサを舐めたりするのです。
そして↓の写真をご覧ください。

モトサスライアリ Dorylus laevigatus
蓋がしまって口髭が完全に収納されています!
左の個体も蓋がしまっている状態です。
モトサスライアリは完全地中性なので、地下に穴を掘る時や移動するときには蓋をしてヒゲを守っているのではないかと思いました。

メクラネズミ コタケネズミ
これをみて、メクラネズミ、タケネズミ、ハダカデバネズミなどの、地中性げっ歯目を思い出しました。
これらのネズミたちは、前歯を使って地下に長いトンネルを掘るのですが、この時に口の中に土が入らないように、唇より前に前歯が出ているのです。
つまり、前歯を開いても唇は閉まっているので中に土は入らないのです。

2017年03月24日

ハマタグンタイアリ
ハマタグンタイアリ Eciton hamatumの引っ越し行列。
このコロニーは停滞期のため本来は引っ越しをしない時期ですが、好蟻性生物を探すために採集したコロニーを人工的に引っ越しをさせたものです。
大量のアリの中に紛れ込む好蟻性生物を肉眼ですべて見つけ出すことは不可能です。
撮影した写真を見返すと、観察時は気が付かなかった虫たちが写っていることがあり、自宅に帰ってから写真をじっくり見て探すのも楽しみの一つです。
どれもピントが合っていませんでしたが、いろいろ見つかりました。

ハマタグンタイアリ
こちらの写真には2匹の虫が写っていました。
左の働きアリが運んでいる繭に張り付いています。
そして右の働きアリの頭部には、まるで帽子のようなダニが張り付いています。

ハネカクシ
こちらの繭にも乗客がいます。

エンマムシ
そしてこちらの繭にはエンマムシが張り付いています!
以前ペールーのバーチェルグンタイアリでも、アリが運ぶ幼虫にエンマムシが張り付いていました。

自ら歩いて新居に向かう虫、アリの体やアリが運ぶ幼虫に乗っかるもの、中にはアリに咥えられて新居まで運んでもらう虫などもいて、行列からは一瞬も目を離すことはできません。
これらの数ミリの虫たちを、素早く走るアリの群れの中から肉眼で見つけて、撮ってから採るのは至難の業です。

2017年03月23日

IMG_5642
石垣島に生息するイシガキキムラグモ Ryuthela ishigakiensis。
南西諸島に生息するオキナワキムラグモの仲間で、島ごとに違う種類が生息しています。
アリを探すために土を掘っているとよく出てきます。

IMG_5648
トタテグモと同じく、蓋付きの巣穴を作って獲物を待ち伏せします。

IMG_5652
キムラグモの仲間はハラフシグモ科に含まれます。
大昔のクモの祖先は腹部に体節があったようなのですが、このキムラグモの仲間は今でも腹部に体節の跡が残っていて原始的なクモです。

2017年03月22日

マガリアリ Gnamptogenys
マレーシアで見つけたマガリアリ。
南米のデコメハリアリと同じデコメハリアリ亜科です。
動きは鈍く独特な雰囲気のアリです。

2017年03月21日

糞虫
南米フレンチギアナで葉の上で見つけた糞虫。
胸部の模様が美しいです。
糞虫がこのように葉の上にいる時は、その後に雨が降ると言われています。

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