2015年07月02日

トビイロケアリ
夜間にトビイロケアリ Lasius japonicusを観察すると、繭を運ぶ行列を見ることができます。

トビイロケアリ
この大きな繭は新女王の繭。

トビイロケアリ
大きく重いので、数匹で協力して運びます。
このような行列を見ると、引っ越しをしているように見えますが、これは引っ越しではなく繭を移動させているのです。
観察していると、地中の巣穴から木の幹の巣穴へ移動させているのですが、アリは繭をやや乾き気味の場所に置くことが多いので、おそらくそのような場所に運んでいるものと思われます。

トビイロケアリ
羽化したばかりの新女王も移動していました。

ハリブトシリアゲアリ
ハリブトシリアゲアリ Crematogaster matsumurai も幼虫を移動させていました。
このように幼虫や繭を外に出すのは危険な行為でもあり、アリの幼虫やサナギに寄生するアリヤドリバチなど、この瞬間を狙う虫もいくつか存在します。
それでも、このように移動させるのはほとんど夜間のみで、それは昼行性のアリヤドリバチやアオオビハエトリなどの攻撃を避けるためかもしれません。

antroom at 09:33コメント(0)採集・野外ヤマアリ亜科 

2015年07月01日

南の島
7月8日〜7月12日まで臨時休業とさせていただきます。
暖かい南の島に行ってきます。
休業中は商品の発送や、メール返信をすることができません。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

antroom at 08:00コメント(0) 
Calosipha brunnicollis
自宅近所の公園で見つけたベッコウヒラタシデムシ Necrophila brunnicollis。
街中の公園では、形が似ていて黒いオオヒラタシデムシはたくさん見つかりますが、ベッコウヒラタシデムシは少ないのであまり見つかりません。
幼いころに町田市の雑木林で初めてベッコウヒラタシデムシを見たときは感動しましたが、トラップを仕掛けたらすごい量が集まってきて驚きました。
ちょとした雑木林にはたくさん生息しています。

antroom at 06:37コメント(0)アリ以外の生き物 

2015年06月30日

キシノウエトタテグモ
去年から飼育をしていたキシノウエトタテグモ Latouchia swinhoeiに事件発生!
今までは巣の入り口にエサを置けば、すぐに飛び出してきて捕食していたのですが、ある日からまったく出てこなくなったのです。
脱皮や産卵でもしたのかと思い、出てくるのを待ちながらエサを置き続けたのですが、いつまでたっても出てきません。
そして数週間が経った頃、飼育ケースを見て驚きました。

クモタケ
巣穴から出てきたのはトタテグモではなく、白く粉っぽいものだったのです。
これはキシノウエトタテグモに寄生するクモタケです!

クモタケ
まさか飼育個体から出てくるとは。
この個体は去年の秋から飼育をしていたので、採集した時にはすでにクモタケに寄生されていたのですね。

クモタケ
クモタケ
掘りだしてみました。
ゲッチョ先生の冬虫夏草ハンドブックに、成長が早く、最後にエサを食べて2週間後に伸びたのが観察された例があると書かれていますが、今回のも同じくらいだと思います。

antroom at 11:43コメント(2)アリ以外の生き物 

2015年06月29日

カタツムリ
飼育中のカタツムリの交尾。
お互いが白くて長いものを出して繋がっています。
しばらくしたら、相手に突き刺すという白く長い矢も出てきました。

↓この時、とても複雑で興味深いことをしているようです。
カタツムリの「恋の矢」が相手の寿命短縮

antroom at 17:55コメント(0)アリ以外の生き物 

2015年06月28日

クロアリヅカエンマムシ
アリの巣で暮らすクロアリヅカエンマムシ Hetaerius optatus。

アカアリヅカエンマムシ
ヤマアリの巣で暮らすアカアリヅカエンマムシ Hetaerius gratusと同属で、形はよく似ています。

アシナガアリ
クロアリヅカエンマムシは本来ヤマトアシナガアリの巣で暮らしているのですが、この個体はアシナガアリ Aphaenogaster famelicaの巣から見つかったのです。

クロアリヅカエンマムシ
寄種を間違えてしまったのでしょうか?

クロアリヅカエンマムシ
時々アリに噛まれたり、運ばれたりすることがあるのですが、その時はこのように脚や触角を折りたたみ丸くなります。

クロアリヅカエンマムシ
こちらは本来の寄種であるヤマトアシナガアリ Aphaenogaster japonica。

クロアリヅカエンマムシ
クロアリヅカエンマムシ
クロアリヅカエンマムシ
アリの巣でどんな暮らしをしているのか気になります。

クロアリヅカエンマムシ
飼育をしたところ、アカアリヅカエンマムシと同じく、アリが巣に運びこんだ虫の脚を食べる場面を見ることができました。
あと気になったのは、アリが近くに来ると前脚を高く上げて立ち上がるような体勢で動かなくなるのですが、この時アリはエンマムシの体や口などを舐めたりするのです。
この行動の意味も気になります。

antroom at 06:16コメント(2)アリと暮らす生物(好蟻性昆虫など)採集・野外 

2015年06月27日

毎日のように通っている近所の公園。
夜に行くと日中には見られない生き物に出会えます。
コクワガタ
樹液、朽ちた倒木、街灯などいろいろな場所で見つかるコクワガタ。
鼻水出てるよ(笑)

ナガチャコガネ
赤くて美しいナガチャコガネ Heptophylla picea。
幼虫は植物の根を食べるので害虫として有名なコガネムシ。
生まれ育った目黒区にもたくさん生息していて、通っていた小学校の塀にたくさん付いていたので、毎日学校帰りに集めるのが日課でした。

ナガチャコガネ
苔を食べているように見えました。

ミナミイシガメ
池の中のカメ。
あれ?このカメは??

ミナミイシガメ
南西諸島では見慣れていますが、本来東京には生息しないミナミイシガメでした。

ヒラタクワガタ
なんとヒラタクワガタも発見!
この公園で見つけたのは初めてです。

そして、池の周りの石には、羽化しようと上陸したトンボのヤゴがたくさんいたので、持ち帰って羽化を観察することにしました。
コシアキトンボ Pseudothemis zonata
深夜に羽化したので息子は見れませんでしたが、無事に成虫になりました。

コシアキトンボ Pseudothemis zonata
コシアキトンボ Pseudothemis zonata

コシアキトンボ Pseudothemis zonata
翌朝、トンボを見た息子は大喜びでした。
もうすぐセミの羽化も始まりますね。

antroom at 10:29コメント(2)採集・野外 

2015年06月26日

クロナガアリの結婚飛行
クロナガアリ Messor aciculatus の結婚飛行。

クロナガアリの結婚飛行
巣穴から出てきた新女王とオスアリは、近くの草などに登り、少し高い位置から空中へ飛び立ちます。

クロナガアリの結婚飛行
クロナガアリの結婚飛行
すごい数の羽アリたちが飛び立ちます。

クロナガアリの結婚飛行
女王アリ。
クロナガアリの結婚飛行
置いてあった白い紙の上に偶然登ってきたので白背景で撮影。

クロナガアリの結婚飛行
オスアリ。

クロナガアリの結婚飛行
結婚飛行は敵に襲われることが多く、空中ではツバメやトンボに捕食され、地面に降りればアリやクモに捕食されます。
時には、このように同種のクロナガアリに襲われることもあります。

クロナガアリの結婚飛行 その1
クロナガアリの結婚飛行 その2

antroom at 05:35コメント(0)採集・野外フタフシアリ亜科 

2015年06月25日

カナブンの蛹室
カナブンを飼育しているケースから出てきた土の塊。
これはサナギになるときに幼虫が作る蛹室です。

カナブンの蛹室
幼稚園時代に自宅でカナブンの幼虫を飼育していて、時々土を掘っては観察していたのですが、ある日この土の塊が出てきて、蛹室とは知らず指で強くつまんでしまい、潰れて中から白い体液が出てきました。
よく見ると中にはサナギが入っていて、とても悪いことをしてしまったと罪悪感を感じたのをはっきりと覚えています。
この蛹室を見るたびに、あの日のことを思い出します。

antroom at 06:20コメント(0)アリ以外の生き物 

2015年06月24日

サムライアリの結婚飛行
アスファルトの路上に、アリが地中から掘り出した土が散らばっています。
このような場所にあるのはクロヤマアリの巣が多く、この巣も一見クロヤマアリの巣に見えるのですが、これはサムライアリ Polyergus samurai の巣です。
今月から奴隷狩りも始まっています。
この巣は毎年観察している大きな巣で、春までは去年と同じ場所に巣があったのですが、少し前に道路を横断して、この場所に引っ越しをしたのです!
何が気に入らなかったのかは分かりませんが、こんなにも巨大なコロニーになっても、長年住んだ場所から引っ越しをすることがあるのです。
見た感じ、今まで住んでいた方が大きな草むらで良さそうな環境に見えるのですが・・・。

天気の良い日、外に出た瞬間に今日はサムライアリが結婚飛行をしそうな気候だなと感じたので、まだ早いとは思ったのですが一応巣へ行ってみたところ。
サムライアリの結婚飛行
結婚飛行が行われていたのです!
翅が白いのはオスアリです。
無数の羽アリたちが空中へ飛び立っていきました。
この巣は去年も結婚飛行を観察していますが、今年はだいぶ早かったです。

サムライアリの結婚飛行
サムライアリの結婚飛行
新女王も次から次へと飛び立っていきました。
交尾を終えた女王アリは、クロヤマアリの巣に侵入して、クロヤマアリの女王をころして巣を乗っ取ります。

antroom at 13:56コメント(0)採集・野外ヤマアリ亜科 
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