2003年12月26日
体温を維持するのは大変です。
体重5gほどの小さな哺乳類、モグラの仲間のワタセジネズミです。哺乳類や鳥類は、食物を消化するときに発生する代謝熱で体温を維持しています。
体重あたりの一日に食べる食物の量は運動量や食物の栄養価などによって変わりますが、一番重要なのはその動物の体重です。
体が小さくなればなるほど、熱を発生させる体積よりも、熱が奪われる表面積のほうが大きくなります。
つまり体が大きな動物のほうが一度上げた体温を長い時間維持できるのです。
このためジネズミのような小さな動物は活動時間のほとんどを食物を食べ続けなければ40度近い体温を維持することはできないのです。
ジネズミの主食である昆虫の栄養価が低いせいもありますが、体重5.5gのワタセジネズミが24時間で食べるエサの量を測ってみたところ、なんと5gにもなりました!
一日に自分の体重と同じくらいの食物を食べているのです。