2010年03月23日
西表&石垣採集
先週は石垣島と西表島の2つの島に行ってきました!
西表に行くのは5〜6年ぶりです。
開発されていない島には、多くの森林が残る、素晴らしい島です。
いつも通り、午前6時の飛行機で石垣島へ向かいます。
出発して数分で富士山が見えてくるのですが、この日は雲が少なく、いつも以上に綺麗に見えました。
石垣空港に到着したら、急いで荷物を受け取りタクシーで石垣港へ!
この船を乗り過ごすと、次は90分後なのです。
無事に午前の船に乗ることができ、約1時間の船の旅です。
久々の西表島に到着です。
レンタカーを借りて、すぐに山に向かいます。
久々の西表ですが、島の雰囲気はまったく変わっていません。
車で走っていると、だんだん採集場所も思い出してきました。
林道を歩くことにしました。


緑色に輝くナナホシキンカメムシ。
2匹でデート中でしょうか?



歩き始めて数分で、茂みでガザガザと大きな音がして、よく見ていると、巨大なキシノウエトカゲが現れました!
最大で40cmにもなる日本最大のトカゲです。
この時期は繁殖期なので、のどが赤く発情したオスが活発に動き始めます。
この日だけでも、数え切れないほど沢山のキシノウエトカゲを見つけることができました。
キシノウエトカゲは警戒心が強く、とても素早いのですが、観察するコツがあります。
人の気配に気がついたトカゲは、茂みに隠れますが、しばらくすると同じ場所から出てくるので、ひたすら待ち続けます。
この時は絶対に動いてはいけません。
5分も待てば、近くで観察をすることができます。
キシノウエトカゲの観察を終えて、再び山を登ります。
しばらくすると、僕の大好きな場所に着きました。
ここからは、西表の広大な大自然を眺めることができます。

すごい森です。
西表島を地図で見ると、道路は島の端にあるだけで、中心部分は手つかずになっていることが分かります。
そのおかげで、イリオモテヤマネコなども生き延びてこれたのでしょう。
この周辺の森にも、多くのイリオモテヤマネコが生息しているのが確認されています。
森の中に入りアリを探します。
いましたいました!!赤みの強いアシナガアリです。
太陽の下では、本当に真っ赤に見えるほど美しいアシナガアリです。
歩いている働きアリの、後をつけて巣を見つけました。
巣は大きな朽木に作られていたのです。

とてもきれいな働きアリです。


木に着生するオオタニワタリです。
新芽のくるっと巻いている部分は、やわらかくて炒めて食べると、すごくおいしいのです。
人が入る場所では、新芽部分は切り取られていることが多いほど人気があります。
沖縄ではスーパーでも売られています。

茂みの中からガザっと音がしました。
一見何も見えませんが、じっと見ていたらセマルハコガメがいました!
森林から民家付近にまで、幅広い環境で暮らす陸棲のハコカメです。
野生のセマルハコガメは警戒心が強く、一度甲羅の中に入るとなかなか出てきません。
とっても可愛いカメです。


木の葉にはヘリジロツケオグモがいました!
このクモは同じ場所で、獲物を待ち伏せするのでしょう、すぐ隣には、捕食した後のハエとクモが糸で張り付けられていました。
物凄く長い前足をしています。

林道にできた、わずかな水たまりにもたくさんの生き物が暮らしています。
サキシマヌマガエルでしょうか?カエルの卵、おたまじゃくし、ゲンゴロウなどを見つけることができます。

リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウが泳いでいます。
夕方になったので、2日間お世話になる、民宿パインアップル館へ向かいます。
この民宿では、カヌー、夜の森、ホタル観察など、様々な自然を感じることのできるツアーを行っていて、ホタル観察は無料で行っています。
民宿の方が夜の林道を案内してくれるので、初めて夜の山に行く方にもお勧めです!
ホタルに限らず、珍しいヘビや、サキシマハブにも出会えるかも?
夕飯もとってもおいしかったです。
ご飯も食べ放題です。
満腹になったので、再び山へ向かいます。
気温もだいぶ高くなっていて、多くの生き物の気配がします。
地面を慎重に見ながら歩きます。

さっそくハブを発見です!
とぐろを巻いてじっとしています。
西表はサキシマハブがとても多く、茂みに限らず、アスファルトの道路にも普通に出てくるのです。
この日は6匹のハブを見つけることができました。


続いて現れたのは、アルビノかと思うほど美しいサキシマハブです。
サキシマハブには、上の通常の個体以外に、このように黄色やオレンジの色彩変異個体が多くいるのです。

比較的おとなしいサキシマハブも、ちょっかいを出せば激しく噛みついてきます。
あまりに美しかったので、白い紙の上に乗ってもらい撮影しました。
続いて森を歩いていると・・・でた〜!!
ハブよりも恐ろしいあの生き物が、楽しそうに地面を歩いています。
しかもこちらに向かってきています!
ついに、この生物の時期がやってきましたね。
世界でもっとも恐れられている(僕に)特大ケムシ!!
マツカレハでしょうか?この毛虫だけは何度見てもなれません。
もし茂みから出てきて、肩などにこれが付いていたら気絶するかもしれません(笑)


これくらいの小さな毛虫は慣れてきたのですが、10cm近くにまでなるマツカレハやクヌギカレハだけはダメですね。
なぜ毛虫が苦手なのか、自分でも理由が分かりません。
一般的に嫌われ者の、ゴキブリ、ムカデ、ナメクジ、クモなどは大好きなのですが…
思い出す理由としては、小学6年のころに森で虫探しをしていて、ふと手の甲を見るとチャドクガの幼虫が付いていたのです。
そのときに、初めは「あっケムシか」と思いじっと見ていたのですが、突然恐ろしく見えてきたのです。
きっと、自分から近づいたのではなく、気がつかないうちに手に乗っていて、明らかに毛虫が有利な状況(逃げられない)だったので、突然怖くなったのかもしれません。
ケムシが苦手というのは、茂みに入ることが多い僕にとっては、かなり困ったことです。
そして、数年前にケムシ嫌いを克服するために、マイマイガの幼虫を飼育してみたのです!
大きくて毒々しいケムシですが、毒はありません。
毎日眺めていると、徐々に恐怖心は薄れてきて、餌を与えていると可愛く見える時もありました。
そして最終的には、手に乗せることができたのです!!
それでも、ある日、サナギになるためなのか、飼育場所から脱走していなくなった時はかなり焦りました(笑)
自分から近寄ることはできても、予想外の場所から突然現れることは耐えられないのです。
苦手な生き物は、頭で理解しようとしても、体が拒絶するものなんですね。
今まで変な生き物を好きな方に、たくさん出会ってきましたが、ほとんどの方に苦手な生き物はいるようです。
その中でも、圧倒的に多いのはなぜかケムシなのです。


夜行性のコバネコロギスとタイワンクツワムシです。
コバネコロギスは、夜に樹上を徘徊して、小昆虫を捕食する肉食バッタです。
その前脚の内側には、まるでカマキリのようなトゲトゲが生えていて、抱きつくようにして虫を捕らえます。
イリオモテヤマネコも暮らしている森です。
帰り道に突然の土砂降りが!
あいかわらず島の雨は台風のような勢いです。
こんな雨でも、すぐにやみました。
そして、夜中の2時頃に宿に戻ると、宿泊している方たちがお酒を飲んでいて、一緒に飲みませんか?と誘われたので泡盛を頂きました。
仕事で来ている方、一人旅で来ている方などがいました。
アリの話でかなり盛り上がり、朝5時ごろまでいろいろな話をしていました。
もっといろいろ話したかったほど、とても楽しい時間でした。
珍しいアリを見つけたときも嬉しいですが、旅先での出会いも楽しみの一つです。
翌日も早起きして山に行きます。
西表では見つけたいアリがいました。
それは日本に2種類いるうちのひとつ、西表にのみ生息するヒメサスライアリです。
過去に見つけたものは、すべて働きアリのみで、女王を見たことがないのです。
大きさは2mm以下なので、集中してアリ探しをすることにしました。
2mm以下の小さなアリを探すときは、じ〜っと見つめることが大切です。
一見何もいないように見えても、実はアリがいることがあるのです。
しゃがんでじっとしていると、カ、ブユ、ダニがたくさん集まってきますが、気にせずアリ探しです。

このアリは、体長2mm以下のカクバラアリです。
目が慣れてくると、今までは気がつかなかった、コツノアリ、ウロコアリ、アゴウロコアリ、トフシアリ、カクバラアリ、クビレハリアリなどの小型種が見つかりましたが、残念ながらサスライアリは見つからず・・・
お腹がすいたので、焼きたてパンが食べられる「マナの店」に行きました。
西表島は店が少ないので、おいしいパンが食べられるこの店には、毎回行きます。


お店の入り口は少しわかりずらいですが、通り沿いに看板が出ています。

この日に食べたのは、ふわふわのカスタードが入ったクリームパンと、甘酸っぱい桑の実がたっぷりのった、桑の実カスタードパンです。
山で食べるパンは最高でっす!(手がきたない…)
これは、山に設置されているイリオモテヤマネコの調査のための箱です。


中は2段式になっていて、上段にはヒヨコを入れて、それを食べにきたヤマネコを自動撮影カメラで撮影します。
この場所には多くのヤマネコが生息しているのです。
続いてはシロアリ探しです。
タイワンシロアリの女王と、巣に同居をしているハエを探すために、土を掘ります。
やっとの思いで巣を発掘したと思ったら、菌園がとても小さく、シロアリも全くいませんでした。
タイワンシロアリは、巣が拡大すると、菌園がいくつも作られるので、女王の場所はなかなか見つけることができません。
残念です・・・
これが過去に採集したタイワンシロアリの女王と王様です。
この種類は、女王がとても大きくなり、最大で3〜4cmにもなるそうです!!
一日に数百もの卵を産卵します。
飼育も比較的簡単で、プラケースに菌園を入れて、チューブでエサ場につなぎ、朽木を与えて飼育します。
朽木を食べた働きアリは、菌園に糞を出し、この糞を栄養分に菌糸が成長します。
楽しい西表の旅も、あっという間に最終日です。
宿を発つ前に、宿のお母さんと、スタッフの方と生き物の話をしていました。
ここのお母さんも、西表の自然が大好きな方で、アリの話でも大盛り上がりです。
そしてスタッフの方は埼玉から数か月前に西表に来て、海水魚にとても詳しく、よく話をしていると、以前同じ職場で働いていた知人と同級生だということが分かったのです!!
世間ってせまいですね。


そして、しばらくすると一人の方が話に加わってきました。
再びみんなで生き物の話で大盛り上がりです。
すると、この方はなんと!南西諸島を旅をする方なら知らない人はいないほど、有名な、あの「沖縄離島情報」を作っている方だったのです!!
島の情報はもちろん、船の時間なども載っている旅には欠かせない本で、僕も沖縄に行き始めたころは、お世話になった本です。
今回の西表では、本当にたくさんの方と出会えて、とても楽しい旅となりました。
パインアップル館さん、西表に行ったら次回もお世話になります!!
船に乗って石垣島に戻ります。
この日は波も穏やかで、それほど揺れなかったです。
石垣島で夕飯を食べる場所を探していたらオシャレな店を発見!


タコライスとマンゴージュースを注文しました。
そして夜の山に出発です!
海岸沿いのヤシガニポイントに行くと、この場所だけで5匹ものヤシガニを見つけることができました。


右の写真の個体は、久々に見た特大サイズです!
穴の奥に入ってしまい、計ることはできませんでしたが、最近こんなに大きな個体は滅多に見つかりません。
翌日は海で漂着種子を探します。
この場所はけもの道を抜けて、崖を降りて行く場所にあり、人もめったにいない場所です。
とても青い海で、サンゴやクマノミなども浅瀬にたくさん生息しています。
そして砂浜にはたくさんの漂着物があります。
ゆっくり浜を歩いてマメを探します。


この中に紛れて、かわいいタネたちが混じっています。
ゴバンノアシ、ヤエヤマヒルギ、テリハボク、アダン、ソテツ、モダマ、サキシマスオウ、シナアブラギリなどを見つけました。
そして一番うれしかったのは、このモダマの一種です!


このモダマは海外のもので、モダマとしては小さくてコロコロした形をしています。
珍しいので、滅多に拾えないモダマなのです。
タネ探しを終えて再び山へ。
そして、去年の石垣島で見つけた、ヤンバルオオムカデに似た謎のオオムカデを、2匹見つけることができたのです!!
前回の1匹だけでは、もしかしたらタイワンオオムカデの色彩変異かとも思ったのですが、今回新たに2匹採集したことで、別種の可能性が高くなりました。
色だけではなく、頭部の大きさなども違います。
写真の左上の個体がタイワンオオムカデで、その他の3匹が謎のオオムカデです。

この日の昼ご飯は、タコライス弁当と卵ポーク弁当です。
2個で500円の、とても美味しい弁当です。
高いお店で食べる料理もいいですが、山歩きの後に、山で食べる弁当は1番おいしい!!
今回もとても楽しい採集になりました。
西表に行くのは5〜6年ぶりです。
開発されていない島には、多くの森林が残る、素晴らしい島です。
いつも通り、午前6時の飛行機で石垣島へ向かいます。出発して数分で富士山が見えてくるのですが、この日は雲が少なく、いつも以上に綺麗に見えました。
石垣空港に到着したら、急いで荷物を受け取りタクシーで石垣港へ!
この船を乗り過ごすと、次は90分後なのです。
無事に午前の船に乗ることができ、約1時間の船の旅です。
久々の西表島に到着です。
レンタカーを借りて、すぐに山に向かいます。
久々の西表ですが、島の雰囲気はまったく変わっていません。
車で走っていると、だんだん採集場所も思い出してきました。
林道を歩くことにしました。


緑色に輝くナナホシキンカメムシ。
2匹でデート中でしょうか?



歩き始めて数分で、茂みでガザガザと大きな音がして、よく見ていると、巨大なキシノウエトカゲが現れました!最大で40cmにもなる日本最大のトカゲです。
この時期は繁殖期なので、のどが赤く発情したオスが活発に動き始めます。
この日だけでも、数え切れないほど沢山のキシノウエトカゲを見つけることができました。
キシノウエトカゲは警戒心が強く、とても素早いのですが、観察するコツがあります。
人の気配に気がついたトカゲは、茂みに隠れますが、しばらくすると同じ場所から出てくるので、ひたすら待ち続けます。
この時は絶対に動いてはいけません。
5分も待てば、近くで観察をすることができます。
キシノウエトカゲの観察を終えて、再び山を登ります。
しばらくすると、僕の大好きな場所に着きました。
ここからは、西表の広大な大自然を眺めることができます。

すごい森です。
西表島を地図で見ると、道路は島の端にあるだけで、中心部分は手つかずになっていることが分かります。
そのおかげで、イリオモテヤマネコなども生き延びてこれたのでしょう。
この周辺の森にも、多くのイリオモテヤマネコが生息しているのが確認されています。
森の中に入りアリを探します。
いましたいました!!赤みの強いアシナガアリです。
太陽の下では、本当に真っ赤に見えるほど美しいアシナガアリです。
歩いている働きアリの、後をつけて巣を見つけました。
巣は大きな朽木に作られていたのです。

とてもきれいな働きアリです。


木に着生するオオタニワタリです。
新芽のくるっと巻いている部分は、やわらかくて炒めて食べると、すごくおいしいのです。
人が入る場所では、新芽部分は切り取られていることが多いほど人気があります。
沖縄ではスーパーでも売られています。

茂みの中からガザっと音がしました。
一見何も見えませんが、じっと見ていたらセマルハコガメがいました!
森林から民家付近にまで、幅広い環境で暮らす陸棲のハコカメです。
野生のセマルハコガメは警戒心が強く、一度甲羅の中に入るとなかなか出てきません。
とっても可愛いカメです。


木の葉にはヘリジロツケオグモがいました!
このクモは同じ場所で、獲物を待ち伏せするのでしょう、すぐ隣には、捕食した後のハエとクモが糸で張り付けられていました。
物凄く長い前足をしています。

林道にできた、わずかな水たまりにもたくさんの生き物が暮らしています。
サキシマヌマガエルでしょうか?カエルの卵、おたまじゃくし、ゲンゴロウなどを見つけることができます。

リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウが泳いでいます。
夕方になったので、2日間お世話になる、民宿パインアップル館へ向かいます。
この民宿では、カヌー、夜の森、ホタル観察など、様々な自然を感じることのできるツアーを行っていて、ホタル観察は無料で行っています。
民宿の方が夜の林道を案内してくれるので、初めて夜の山に行く方にもお勧めです!
ホタルに限らず、珍しいヘビや、サキシマハブにも出会えるかも?
夕飯もとってもおいしかったです。
ご飯も食べ放題です。
満腹になったので、再び山へ向かいます。
気温もだいぶ高くなっていて、多くの生き物の気配がします。
地面を慎重に見ながら歩きます。

さっそくハブを発見です!
とぐろを巻いてじっとしています。
西表はサキシマハブがとても多く、茂みに限らず、アスファルトの道路にも普通に出てくるのです。
この日は6匹のハブを見つけることができました。


続いて現れたのは、アルビノかと思うほど美しいサキシマハブです。
サキシマハブには、上の通常の個体以外に、このように黄色やオレンジの色彩変異個体が多くいるのです。

比較的おとなしいサキシマハブも、ちょっかいを出せば激しく噛みついてきます。
あまりに美しかったので、白い紙の上に乗ってもらい撮影しました。
続いて森を歩いていると・・・でた〜!!
ハブよりも恐ろしいあの生き物が、楽しそうに地面を歩いています。しかもこちらに向かってきています!
ついに、この生物の時期がやってきましたね。
世界でもっとも恐れられている(僕に)特大ケムシ!!
マツカレハでしょうか?この毛虫だけは何度見てもなれません。
もし茂みから出てきて、肩などにこれが付いていたら気絶するかもしれません(笑)


これくらいの小さな毛虫は慣れてきたのですが、10cm近くにまでなるマツカレハやクヌギカレハだけはダメですね。
なぜ毛虫が苦手なのか、自分でも理由が分かりません。
一般的に嫌われ者の、ゴキブリ、ムカデ、ナメクジ、クモなどは大好きなのですが…
思い出す理由としては、小学6年のころに森で虫探しをしていて、ふと手の甲を見るとチャドクガの幼虫が付いていたのです。
そのときに、初めは「あっケムシか」と思いじっと見ていたのですが、突然恐ろしく見えてきたのです。
きっと、自分から近づいたのではなく、気がつかないうちに手に乗っていて、明らかに毛虫が有利な状況(逃げられない)だったので、突然怖くなったのかもしれません。
ケムシが苦手というのは、茂みに入ることが多い僕にとっては、かなり困ったことです。
そして、数年前にケムシ嫌いを克服するために、マイマイガの幼虫を飼育してみたのです!大きくて毒々しいケムシですが、毒はありません。
毎日眺めていると、徐々に恐怖心は薄れてきて、餌を与えていると可愛く見える時もありました。
そして最終的には、手に乗せることができたのです!!
それでも、ある日、サナギになるためなのか、飼育場所から脱走していなくなった時はかなり焦りました(笑)
自分から近寄ることはできても、予想外の場所から突然現れることは耐えられないのです。
苦手な生き物は、頭で理解しようとしても、体が拒絶するものなんですね。
今まで変な生き物を好きな方に、たくさん出会ってきましたが、ほとんどの方に苦手な生き物はいるようです。
その中でも、圧倒的に多いのはなぜかケムシなのです。


夜行性のコバネコロギスとタイワンクツワムシです。
コバネコロギスは、夜に樹上を徘徊して、小昆虫を捕食する肉食バッタです。
その前脚の内側には、まるでカマキリのようなトゲトゲが生えていて、抱きつくようにして虫を捕らえます。
イリオモテヤマネコも暮らしている森です。
帰り道に突然の土砂降りが!
あいかわらず島の雨は台風のような勢いです。
こんな雨でも、すぐにやみました。
そして、夜中の2時頃に宿に戻ると、宿泊している方たちがお酒を飲んでいて、一緒に飲みませんか?と誘われたので泡盛を頂きました。仕事で来ている方、一人旅で来ている方などがいました。
アリの話でかなり盛り上がり、朝5時ごろまでいろいろな話をしていました。
もっといろいろ話したかったほど、とても楽しい時間でした。
珍しいアリを見つけたときも嬉しいですが、旅先での出会いも楽しみの一つです。
翌日も早起きして山に行きます。
西表では見つけたいアリがいました。
それは日本に2種類いるうちのひとつ、西表にのみ生息するヒメサスライアリです。
過去に見つけたものは、すべて働きアリのみで、女王を見たことがないのです。
大きさは2mm以下なので、集中してアリ探しをすることにしました。
2mm以下の小さなアリを探すときは、じ〜っと見つめることが大切です。
一見何もいないように見えても、実はアリがいることがあるのです。
しゃがんでじっとしていると、カ、ブユ、ダニがたくさん集まってきますが、気にせずアリ探しです。

このアリは、体長2mm以下のカクバラアリです。
目が慣れてくると、今までは気がつかなかった、コツノアリ、ウロコアリ、アゴウロコアリ、トフシアリ、カクバラアリ、クビレハリアリなどの小型種が見つかりましたが、残念ながらサスライアリは見つからず・・・
お腹がすいたので、焼きたてパンが食べられる「マナの店」に行きました。
西表島は店が少ないので、おいしいパンが食べられるこの店には、毎回行きます。


お店の入り口は少しわかりずらいですが、通り沿いに看板が出ています。

この日に食べたのは、ふわふわのカスタードが入ったクリームパンと、甘酸っぱい桑の実がたっぷりのった、桑の実カスタードパンです。
山で食べるパンは最高でっす!(手がきたない…)
これは、山に設置されているイリオモテヤマネコの調査のための箱です。


中は2段式になっていて、上段にはヒヨコを入れて、それを食べにきたヤマネコを自動撮影カメラで撮影します。
この場所には多くのヤマネコが生息しているのです。
続いてはシロアリ探しです。
タイワンシロアリの女王と、巣に同居をしているハエを探すために、土を掘ります。やっとの思いで巣を発掘したと思ったら、菌園がとても小さく、シロアリも全くいませんでした。
タイワンシロアリは、巣が拡大すると、菌園がいくつも作られるので、女王の場所はなかなか見つけることができません。
残念です・・・
これが過去に採集したタイワンシロアリの女王と王様です。この種類は、女王がとても大きくなり、最大で3〜4cmにもなるそうです!!
一日に数百もの卵を産卵します。
飼育も比較的簡単で、プラケースに菌園を入れて、チューブでエサ場につなぎ、朽木を与えて飼育します。
朽木を食べた働きアリは、菌園に糞を出し、この糞を栄養分に菌糸が成長します。
楽しい西表の旅も、あっという間に最終日です。
宿を発つ前に、宿のお母さんと、スタッフの方と生き物の話をしていました。
ここのお母さんも、西表の自然が大好きな方で、アリの話でも大盛り上がりです。
そしてスタッフの方は埼玉から数か月前に西表に来て、海水魚にとても詳しく、よく話をしていると、以前同じ職場で働いていた知人と同級生だということが分かったのです!!
世間ってせまいですね。


そして、しばらくすると一人の方が話に加わってきました。
再びみんなで生き物の話で大盛り上がりです。
すると、この方はなんと!南西諸島を旅をする方なら知らない人はいないほど、有名な、あの「沖縄離島情報」を作っている方だったのです!!
島の情報はもちろん、船の時間なども載っている旅には欠かせない本で、僕も沖縄に行き始めたころは、お世話になった本です。
今回の西表では、本当にたくさんの方と出会えて、とても楽しい旅となりました。
パインアップル館さん、西表に行ったら次回もお世話になります!!
船に乗って石垣島に戻ります。
この日は波も穏やかで、それほど揺れなかったです。
石垣島で夕飯を食べる場所を探していたらオシャレな店を発見!


タコライスとマンゴージュースを注文しました。
そして夜の山に出発です!
海岸沿いのヤシガニポイントに行くと、この場所だけで5匹ものヤシガニを見つけることができました。


右の写真の個体は、久々に見た特大サイズです!
穴の奥に入ってしまい、計ることはできませんでしたが、最近こんなに大きな個体は滅多に見つかりません。
翌日は海で漂着種子を探します。
この場所はけもの道を抜けて、崖を降りて行く場所にあり、人もめったにいない場所です。とても青い海で、サンゴやクマノミなども浅瀬にたくさん生息しています。
そして砂浜にはたくさんの漂着物があります。
ゆっくり浜を歩いてマメを探します。


この中に紛れて、かわいいタネたちが混じっています。
ゴバンノアシ、ヤエヤマヒルギ、テリハボク、アダン、ソテツ、モダマ、サキシマスオウ、シナアブラギリなどを見つけました。
そして一番うれしかったのは、このモダマの一種です!


このモダマは海外のもので、モダマとしては小さくてコロコロした形をしています。
珍しいので、滅多に拾えないモダマなのです。
タネ探しを終えて再び山へ。
そして、去年の石垣島で見つけた、ヤンバルオオムカデに似た謎のオオムカデを、2匹見つけることができたのです!!前回の1匹だけでは、もしかしたらタイワンオオムカデの色彩変異かとも思ったのですが、今回新たに2匹採集したことで、別種の可能性が高くなりました。
色だけではなく、頭部の大きさなども違います。
写真の左上の個体がタイワンオオムカデで、その他の3匹が謎のオオムカデです。

この日の昼ご飯は、タコライス弁当と卵ポーク弁当です。
2個で500円の、とても美味しい弁当です。
高いお店で食べる料理もいいですが、山歩きの後に、山で食べる弁当は1番おいしい!!
今回もとても楽しい採集になりました。
コメント一覧
1. Posted by のぶ 2014年08月14日 12:51
四匹のムカデの画像についてなのですが
あの四匹の中にタイワンオオムカデは含まれておらず、すべてヤンバルオオムカデやハブムカデとよばれるやつらです曳航脚(一番後ろの爪みたいな足)の脚の付け根から一節目の裏側に刺が歩かないかで種類がわかりますよ
二対あればオオムカデ(ハブムカデ)、なければヤンバルオオムカです
2. Posted by taku 2014年08月15日 01:31
南西諸島で最も良く見る大型ムカデがタイワンオオムカデの名前で流通していて、この記事でもそう書いてしまっていますが、本当のタイワンオオムカデは中型の曳航脚が太い種類ですね。
この写真では、左上のが最も普通に見るオオムカデ、その他の3匹がヤンバルオオムカデと呼ばれるオオムカデとは別種のさらに大型になる種類ですね。
この写真では、左上のが最も普通に見るオオムカデ、その他の3匹がヤンバルオオムカデと呼ばれるオオムカデとは別種のさらに大型になる種類ですね。
3. Posted by のぶ 2014年11月08日 19:47
いつぞやコメントさせていただいたのぶというものです。
画像のオオムカデはおそらく、左上がオオムカデ、それ以外はサイズがわからないのであれですが、外見からしてアオズムカデではないかと思えてきましたし
画像のオオムカデはおそらく、左上がオオムカデ、それ以外はサイズがわからないのであれですが、外見からしてアオズムカデではないかと思えてきましたし
4. Posted by taku 2014年11月10日 10:25
ご覧頂きありがとうございます!
オオムカデ以外の3匹は、アオズではないのです。
これ以降も、オオムカデより巨大な個体も見つけていて、間違いなく沖縄北部に生息するヤンバルオオムカデと呼ばれる種の仲間です。
アオズは個体数もとても多く、8cm前後と小型なのです。
オオムカデ以外の3匹は、アオズではないのです。
これ以降も、オオムカデより巨大な個体も見つけていて、間違いなく沖縄北部に生息するヤンバルオオムカデと呼ばれる種の仲間です。
アオズは個体数もとても多く、8cm前後と小型なのです。